2015年6月6日土曜日

マイナンバーにご用心

 6月議会でマイナンバー制度の質問をしました。マイナンバーは情報漏えいや成りすましの被害をゼロにすることはできません。125万件の年金機構のサイバー攻撃による情報流出もあります。
アメリカ、韓国では漏えいや成りすましによる被害が甚大と報じられています。
 政府は次々に「紐付け」する情報を増やしています。銀行の預金口座番号(分離課税されているのに・・・)血液検査などの情報を含む特定健康診断の結果などなど・・・なぜここまで?と思います。その先の妄想についてはまたお伝えすることにして・・・
 住基ネットの時にはつなぐ、つながないで騒動がありましたが、この制度はすべての自治体が「右にならえ」しかできない仕組みです。
 それでも、大磯町が個人情報保護で考えなければならない点を指摘しました。
10月から、12ケタの「マイナンバー」が町の責任で大磯町に住民票がある方に送られます。
町は制度の理解を十分していただくために、広報や説明会などを行うことを約束しました。

大事なことは・・・・
○ DV被害などで居場所を知られたくない人は、町にあらかじめしっかり伝えたり、
相談してください。
○ 通知カードは大切に保管しましょう。来年から発行されるマイナンバーカードは「申請」をすると
発行されます。(申請しない方が賢明) 
マイナンバーカードには姓名・住所・生年月日・性別と顔写真、ICチップ、12ケタのマイナンバーが書かれていますので、紛失や悪用に要注意。
「通知カード」と「免許証、顔写真入りの住基カード、パスポート」などの本人確認するものがあればマイナンバーカードのかわりになります。
 「紛失した時にはどうするのか」聞いたところ、「24時間対応の無料ダイヤル通話で対応、紛失の届けがあった場合はただちにシャットダウンすると国の説明にある」と答弁がありました。
 自分の12ケタがすぐわかるのか、特にお年寄りには正確に伝えることが難しいでしょう。それに、電話を受けた国が、どうやって「本人確認」ができるのか・・・(笑)

 いずれにしても、マイナンバー制度は中止しかありません。