2019年11月22日金曜日

大磯駅前広場の法的扱いを調べたら・・・

 昨日の午前中、さっそく平塚土木事務所の「まちづくり推進課」「建築指導課」に、いい機会なので県道整備の件で「道路維持課」、町道に上水道を敷設する件も合わせて調べてきました。

 神奈川新聞を読んだ職員も多いようで、法的扱いをいろいろ聞いたところ、過不足なく答えてくれました。
 ポイントは「建築基準法上の道路の認定状況とその扱い」「道路認定を外すと何が起きるか」「駅前整備は都市計画決定が必要か」です。法律とその解釈と運用の確認をしてきました。
 20日の総務建設常任委員会の答弁ではっきりしない点がかなりありましたので、12月10日の一般質問(私は一番最後に行うルールなので夕刻になりますが、時間割は26日午前中の議運で決まります)で町の法的解釈と考え方を質します

 町長が「町道の扱いについて(認定を外す約束)は、町民に不利益が出ないように慎重に進めたい」旨の認識を示しましたが、この「JRとの関係」をいつ町長が知ったかは重要なポイントになります。課題の整理の仕方によっては、現在進行中の計画策定そのものに影響を及ぼすことは必至です。加えて、計画で検討対象にしてもよいというあらたな「民有地」も、JRと同様な位置づけになると考えます。となると、今年度の「実施設計に向けての計画修正委託」はムダ使いになります。

 町長がこのような重大な事実を公表せず、町民が振り回されたことについては、厳しく問います。同様な情報提供のあり方についても、質問します。


2019年11月20日水曜日

大磯駅前整備で新事実‼ 整備の大前提があやふやな計画は白紙に‼

 今日開かれた総務建設常任委員会の閉会中の審査の議題は「大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業における駅前広場整備について」。最初の質問は、親町長派の議員からでした。キーワードは昭和62年の「建運協定」で、駅前広場の面積の基準、整備の経費の自治体とJR負担割合などの取り扱いを定めたものです。
 なぜこんなに遡るの?と訝しく思いながら読んでいくと、「町道認定」のことが書いてあります。私は20年以上前から駅の東側のマンション計画反対運動をしていた関係で、広場南側部分を町道認定していて、底地がJRであること、維持管理は町が行っていることを知っていました。
 1年くらい前だと記憶していますが「JRから町道認定部分は買い取ってほしいといわれている」と、総務建設の協議会で町が言ったことに対し私は「5億円で建てた駐輪場の利用者のほとんどがJRのお客。町が負担するなら、JRにも負担を求めるべき」と指摘しました。その時の町答弁は「それは無理です」。冗談じゃないと思いました。早い時期から4億円を見直すと言っても、広場を利用しながら工事を進めるための仮設工事費は別だし、町道認定部分を買い取れば、もっと費用は膨らむ」と広く懸念をお伝えしてきました。
 その後、私の一般質問(確か、今年6月)で町道認定部分の面積は1000㎡(今日の答弁は1300㎡に増えました!)、町道認定を相手の了承なく議決したことが初めて明らかになりました。
 現在、中﨑町長の下での協議でJRはなんと宅地並みの金額を要求!どうするのかと問われ「町はとても払えないので、駅前整備構想の中で決めていく。現状維持の立場で極力町民に迷惑がかからないようにしていく」と答弁しますが、このような重要な前提になる話を今までどこにも説明しなかったことについて怒りがこみ上げてきます。振り回された町民に申し訳がたちません。

 今、町長は「測量」と「修正案作成」で私たちの税金を使っていますが、もはや意味がないと言わざるを得ません。JRが「土地の買取をしなければ、平成9年に約束した町道認定をはずすよう求める」なら、「お金と町民の労力をかけて作る計画案」にJRが同意するか不明な中で進める意味がありません。アプローチを根本から変えなくては、堂々巡りです。
 「なぜ今なのか」と問う議員が何人もいましたが、胸に落ちる答弁は皆無でした。町道認定を外す選択はできないと私は思います。広場南側の建築確認がとれない可能性さえ出てきます。町の資料の出し方は、相変わらずアンフェアです。12月の一般質問(8日夕方の予定)では、「白紙にしてやり直し」を求めるために、事実を示しながら迫りたいと思います。
 

大磯町立中学校給食 12月議会の補正で基本設計委託予定

 昨日の議員全員協議会で、12月定例会で提出予定の補正予算の概要資料が配られました。一般会計は約1億3000万円増。なんと法人から1億円、個人から100万円の寄附があったようです。幼児教育・保育の無償化で、あらたに保護者負担となる「副食費」は11~3月分で約85万円。副食費4500円と主食代1000円を合わせると5500円。小学校の給食費4700円より高い‼調理の費用も入れるとこうなるのかもしれませんが、それでいいのでしょうか。
 「ホテルコスト」と称して、「どこにいても食べる分はかかるのだから、払って当たり前」という考え方があります。ずいぶん前に、いままで負担がなかった「入院時の食事代」が導入され、あちこちで次々「○○代」が増えています。障がい者手帳を持つ(医療費は無料)高齢者の家族から「1ヵ月10万円病院に払っているので、生活が大変」と相談があり調べたら、おむつ代、入浴時のタオル代、パジャマ代などが主な内容でした。
 ご家族は「買って持って行ったほうが安いので、そうしたい」と訴えましたが、病院側は「それはできません」 これだから保険会社が「新しい時代に対応する保険」を売り出すんですね"(-""-)"

 さて、中学校給食の設計委託料は1463万円を計上予定。福祉文教常任委員会協議会で示された予定によると、令和5年度から給食が提供予定となっています。調理場の適切な配置と規模は必須。食育と関連して、献立、食材、調理方法を考えた上での設計が求められると思います。
 12月3日の審査となります。傍聴、お待ちしています。

2019年11月18日月曜日

議会報告会 大磯駅前整備に若い世代からも意見が届く!(^^)!

 昨日11月17日の午前と午後2回、大磯町議会の議会報告会に参加された方は約70名、いつもの倍近い人数でした。
 当日のプログラムをはじめ、資料の準備、役割分担、会場設定など「議会報告会推進委員会」の取りまとめ役で忙しい日々を過ごしてきました。今回は、特に新しい議員の意見をいかし、時間を30分延長。報告は「議会であったこと=過去の話」になるので、それよりも「広聴と意見交換」に重きをおきました。うまく展開できるか気をもんでいましたが、まずまずだったかな、と思っています。
 今、町内でホットな話題「大磯駅前広場の整備」は、まさにこれから議会がどうかかわっていくのかが問われる大切な事業になります。あらたに加わった東側の民有地を含む町の所有地(旧駐輪場・観光案内所・県有地の交番)を含む「行政案」を町がつくり、意見募集をするとしています。私は、この町長案について12月議会で質問する予定です。
 
 9月23日に町の2か所で開かれた「説明会」での質疑応答と、その後届けられたお検討は、町がまとめていまて、20日9時半からの総務建設常任委員会の資料に入っています。
 議会報告会でも、同様な意見や疑問などがたくさん出されました。議会報告会を重ね17回目を迎えますが、町民の方々が「議会」と「行政」の役割の違いを理解、発言されていることをうれしく思います。大磯町の自治基本条例は「町民主体」を謳っています。じわじわと町民主体のありように迫っていると思うからです。
 特に子育て世代を主な対象としてアンケートを取り、まとめた方の発言は新鮮でした。アンケートはオンライン(SNS)のみで行い、1週間で約700名の方から回答があったそうです。町長、担当する幹部職員だけでなく、議員にも子育て世代のリアルな声に耳を傾けてほしいと、資料をいただきました。
 まとめに「お金ばかりかかる町民不在の整備ではなく、町民ニーズを最大限にくみ取った最小限の整備で、大磯らしい町並みを残し、次世代、次々世代がいつまでも快適に心地よく暮らしていけるような、持続可能なまちづくりを進めていただきたい」とあります。
 発言を聞いた方から「若い人の発言、どんなことを言うのかと思っていたけれど、立派な説得力のある内容で感心した」と声が寄せられました。

 これから議会がどうかかわるのか、報告会の反省会などで議論していくことになります。町民の付託を受けた議員(議会)の監視役は町民です。「町民」「行政」「議会」の役割を明確にしながら、まちづくりのために全力をあげます(^O^)/

2019年11月15日金曜日

日本共産党の国政要望・大磯町の分も一緒にしてきました

 衆議院の議員会館に県下の議員や当事者たちが集まって、年に一度の国政要求をしてきました。医療、介護、保育、障がい者支援、ジェンダー、教育、災害対策、緑地保全、農林水産業、食の安全、環境、交通、防衛、原発問題など、多岐にわたります。一日かけて、各省庁に分かれて行いました。
 あらかじめ質問や要望を伝えておきます。対応するのは若手の係長クラス、30代が中心の国家公務員の皆さん。回答の後さらにやり取りをしますが、優秀なんだろうなあ、と毎回感じます。決まったことをこなすことに長けているので、思わず本音を語る職員には親近感を覚えます。

神奈川県内、共通項目は多々ありますが、大磯町に関係する主な要望は次の通りです。

○自校方式の中学校給食への補助の充実 ○国として学校給食完全無償化 ○教員の変形労働時間制の計画中止 ○部活ルールの確率 ○国の制度として小児医療費拡充 ○保育所の待機児童解消 ○支援の必要な児童生徒(特にいじめ問題)への支援費の拡充 ○保育園児の副食費を無償に ○学童保育の支援策の拡充 ○国保税の法定外繰入を認めること ○後期高齢者の原則2割負担化の中止 ○東海大大磯病院の産科再開 ○介護職の処遇改善の強化 ○自衛隊、米軍の航空機(特にオスプレイ)による騒音・不安の解消 ○海岸の防潮堤の改修(津波に耐えられる堤に) ○津波早期警報システムの導入 ○耐震化の進まない家屋の居室・寝室のシェルター化への補助 ○JR大磯駅の平塚寄りの屋根の延伸・快速の停車 ○国道1号線(西湘バイパス東インター以西)の渋滞緩和策として、バイパスの無償化 ○コミュニティーバスの支援の継続と拡充

 実現に至らない項目も多くありますが、引き続き粘り強く要望していきます。

 

2019年11月13日水曜日

大磯町・台風15、19号被害復旧に約3300万円

 昨日、町から台風15号と19号で、町の施設が受けた被害の復旧・修繕にかかる費用の報告を受けました。15号の方が被害が大きいと思ったら、19号の方が費用がかかることがわかりました。
 15号の総額は1471万8868円、19号は1820万7481円で、合計3292万6349円になります。災害対策本部や消防団の人件費、倒木等の処理、土砂の撤去、カーブミラーや防犯灯の支柱の修繕、フェンス修繕、鴫立庵の竹垣修繕、小中学校の倒木やフェンスの修理などです。

 当初予算の災害復旧費では賄いきれないため予備費対応で修繕していますが、予備費も使い切る状況なので、12月の議会で補正を組む考えだそうです。国・県から歳入があるのか、19日の議員全員協議会で概要がわかるのではないかと思います。
 農家のハウスなどの修繕も補正で出てくると思います。個人宅については、まだ把握がし切れていないようです。

 台風の大型化、発生の頻度が高くなる原因に地球温暖化があげられます。「○○年に一度の確率」はもはや「数年に一度」、「ほぼ毎年」と考えなければならない状況です。
 電力は足りているのに、石炭火力の発電所を次々に建設する愚。これもストップをかけなければ。

 今回の台風では、避難のタイミングや避難所のありかた等、課題がたくさん出ましたので、必要なことを町に要望していきます。

11月17日開催の大磯町議会の報告会にご参加ください( `ー´)ノ

 久々のブログアップです。11月17日(日)の議会報告会の準備であっという間に毎日が過ぎています。
 新しい議会構成で、今までにない動きが出ています。その一つが、議会報告会です。町民の立場で参加していた議員の率直な意見をいかし、開催時間や内容、周知方法(今回は議会だよりの発行前の開催です)、来られない方の意見の聞き取り、会場のレイアウトなど工夫を重ねています。
 第1部では平成30年度決算について、報告と質疑を行います。
 第2部は「広聴と意見交換」と題して、「大磯駅前安全・安心にぎわい創出事業」と「大磯港みなとオアシス推進事業」について、報告と質疑、意見を伺い、意見交換ができるように設定しました。
 時間が足りるのか、皆さんが参加してよかったと感じていただけるのか緊張しています.

 なお、参加できない方は、町の広報11月号に折り込まれていた水色のチラシの裏面に意見などを書いて、町役場と国府支所の入り口に置いてある専用のハコに入れてください。

 町長の進める事業を執行するには、必ず予算が必要です。町民にとって税金の使い方が妥当か、内容と金額をどう判断するのかが、議会にゆだねられます。議会が町民の意見を聞く機会ですので、ぜひご参加ください。

11月17日(日) 午前9:30~11:30 保健センター
         午後1:30~3:30 国府支所