2018年8月30日木曜日

あらら、また町長から着信が その2

 今日は昼休み中の時間帯に、携帯電話が鳴りました。他の用事をしていたので、出ませんでした。その場に人もいましたし。
 いた場所は役場です。ちょうどよいので、用事を済ませた後3階に行き、町長は在室か聞きました。答えは「今日はお休みです」。その後、夕方にもかかってきました。
 町長は携帯を二つ持っていると聞いたことがあります。もし、私にかけた携帯が町の税金で通話料金をはらっている物だとしたら、公務以外で電話をかけたことにならないでしょうか?
 昨日のブログを読んだ人から、「録音したら?」のアドバイスが。誘惑に負けそうになりますが、町長のためを思ってやめておきます。
 「鈴木さんはなぜ私の電話に出ないのか!」と怒らないでくださいね。衆目のあるところで、要件を語ってくださるよう、お願いいたします。
 私の心している言葉の一つに「内緒話は大きな声で」があります。
 

大磯町の「東海大提訴」  住民の利益になるか甚だ疑問です

 町長は、東海大学医学部付属大磯病院に売却した町有地が、協定書の10年を経過しても活用が図られないため、違約金約4900万円を裁判で請求する議案を提案します。
 活用の内容は「高度診断センター整備と病院本体の建て替え」で、この整備計画を当時の三澤大磯町長に示したのが、今の中﨑大磯町長です。
 「自分のたてた計画が履行されていない。違約金を受け取らなければならない。支払いは裁判で決めてもらおうという大学に対し、訴訟を起こす」ということになりますが、町側は議会の協議会で「病院の整備計画と違約金の請求は別物と考えている」と表明しています。釈然としません。
 あれだけ病院整備に情熱を持っていた町長(当時の病院長)が、この10年間どれだけ整備の働きかけをしてきたのか見えてきません。議会に提出された資料では、8年間なにもしてこなかったことになります。
 町長の1期目の選挙公約は、「産科の再開」でした。この件ではかなり要望書を出したり、議会でも決議をあげたり動きがありましたが、今は沙汰止み状態です。

住民の真の利益は「病院の存続」と考えます

 平成28年11月には協定書から「違約金を受け取り、買い戻しをする」「違約金を受け取り、買い戻しはしない」「違約金を受け取り、期間延長をし、整備してもらう」「違約金は受け取らないで期間延長をする」の4通りが考えられると、大学側に伝えています。
 協定書を読み解けば、違約金は発生すると私は思いますが、今回の議案は難しい判断を求められると考えています。本当に「別物」なのか、よく考えます。住民の利益は4900万円の歳入より、病院の存続のはず。監査請求も考慮し、協定書の書き換え(期間の延長)も必要だったのではないでしょうか。
 28日付の朝日新聞に、大学側は取材に対し「書面で町に回答を求めているので、コメントできない」とあります。この件は議会資料にはありませんから、事実確認をしたうえで、質問します。
 議案審査は定例会初日の9月3日です。
 
 


 
 

2018年8月29日水曜日

あら、私の携帯に大磯町長からの着信履歴が!

 今日2時前後に2回、町長の携帯からの着信履歴が残っていました。9月定例会は9月3日から始まるので、議案も送付済です。
 6月定例会で大磯港のにぎわい交流施設の指定管理者の可否についての議案が提案されました。そのときにも複数の議員の携帯に町長が電話をしていたのを知っていたので、確か一般質問の時に「私には電話はかかってきません。よかったと思っています」と言って、執行者(トップは町長)と議会(議員)の間には川が流れていて、行き来するには橋が必要。その橋は町民に見えていなければならないという趣旨の発言をしました。
 議案が送付された今、何が理由であっても、携帯に電話をすることなどあってはならないことだと思います。伝えたいことは議場でせいせいとおっしゃればいいのです。町長の感覚(センス)は私にとって理解の域を超えています。
 もちろんかけ直しなどしません。スマホにどんな機能が搭載されているか、お知りになったほうがよろしいのでは?と思っています。

明治記念大磯邸園の「?」 都市計画審議会でも指摘される

 昨日午後開かれ大磯町の都市計画審議会を傍聴しました。大学教授など有識者の委員の方たちからどのような意見や質問が出るか、関心があったからです。
 私は「町立都市公園」と、国が管理するとされる「公共空地」の関係をまだ理解できずにいますが、その件については触れられませんでした。

明治記念大磯邸園は「国立」でも「国営」でも「県立」でも「町立」でも無い‼

町長から審議会が諮問を受けているのは、場所と面積と公園の種類ですが、委員の皆さんが土地の取得、整備から維持管理の、国・県・町の分担を気にするのは当然です。
 ある委員から「城山公園は県立だが、ここはどうなるのか」と質問がありました。町の答弁は「国立、国営、県立、町立のいずれでもなく、『明治記念大磯邸園』となると思う」、でした。なるほど、と思った委員はいたでしょうか・・・

 都市計画関連の町民への説明会では、「国営ではない」と、国交省の担当者ははっきり言いました。昨日は「町立」でもないことがはっきりしましたが、「マネジメント主体」「買い上げ」「所有者」についてや、「パークPFI」の対象になるのかなど、質問が出ました。
 「基本計画」を国・県・町で検討中です。姿が見えるのはいつ頃なのか、一般質問します。


2018年8月28日火曜日

どうなる?大磯駅前広場整備 ほとんどの町民は知りませんよ!!

 町長が考えている大磯駅前広場の整備は、広場機能を大きく変えます。町は有識者や公共交通機関、警察、町民代表として各種団体の代表を含む検討会で「安全・安心賑わい創出」の「案」をまとめました。
 案には「駅前広場の整備」と「にぎわい創出施設」があり、先行しているのは「広場の整備」です。
 「広場の整備」にはA案とC案があり、年度当初は予算も計上せず、関係機関と協議を重ね、年度内にどちらかの案に決めるということでした。ところが、8月7日に「A案」を基本に整備を進めると議会に報告があり、唐突さを感じたところです。

計画案の周知徹底と説明会が必要です!!

町民に「およそ4億円かける駅前広場の整備計画をご存知ですか?」と聞くと「え?知りません」と答える方がほとんどです。
 次に「歩道が広くなる分車道が狭くなって、家族を送り迎えする車をおけるスペースが2台ほどに減ってしまいますが…」と言うと、特に車を使う方は「困ります」と言われます。
 歩道を広げる理由は「観光で来た方たちの滞留空間の確保」です。町は「観光」を売り物にしていますが、「観光で町は潤っていない」と、町民の評価は低いのが現実です。東駐輪場の跡地や新駐輪場の海側の土地に誘導して、ゆっくり説明を受けていただければ十分ではないでしょうか。

実証実験も必要です!!

町はパブリックコメント(意見募集)を行うとしているので、計画の図面と説明の周知徹底(あちこちに張り出す)と、実際に車両が通れるスペースがわかるように、歩道部分を工事現場にあるコーンで囲み、実証実験をしたうえで、意見を募集すべきです。
 9月14日、午後3時30分~5時の一般質問で質します。傍聴、よろしくお願いします。


  




2018年8月25日土曜日

大磯町・町長選直近の議会は9月3日から 

 11月18日投開票の大磯町長選。正式に立候補表明をしているのは、現職のみです。俗に「オリンピック町長」と言われる、1期ごとに町長が変わる状況が3人続き、4年前久々に中﨑現町長が再選されました。
 8年前にはしがらみのない政治、4年前には継続がなければ結果につながらないと訴えましたが、結果は町民の納得の得られない「ハコモノ系のムダ遣い」が目立ちます。(評価できる事業もありますが、できない事業が圧倒的!)

●マリア道の整備に約5億円 (通行量1時間50台弱の道を9.5mに新設拡幅。待機場所をつくれば十分です!)
●旧吉田茂邸再建(約5億円)の事業主体に (県に任せることもできたのに。今後の維持管理の赤字分は町の負担に!)
●大磯駅前の新駐輪場に約5億円 (住民の提案を受け入れれば安くでき、駅前用地の残地も多くなったはず!)
●リサイクルセンター整備に約18億円 (機械にお金をかけず雇用を進めれば、安く建設できました!)
●大磯港にぎわい交流施設に約4億円 (漁協の負担部分は約1億円。補助金のつかない商業性の強い施設に約3億円。それをタダ同然で指定管理者に貸し、にぎわいが創出できるかおおいに疑問)
●デリバリー方式の中学校給食 (自校式の2倍の経費をかけました)

これからも課題・問題が目白押し!!

●中学校給食実施 自校方式になる? (1024万円かけている調査では、センター方式が有力になる内容です!)
●駅前広場整備に約4億円 (安心・安全より不便になることは確実)
 大磯駅前の賑わい施設にもお金をかける予定です (まだまだハコモノは続く…)
●明治記念大磯邸園 (役割分担、費用負担はいまだにわかっていません)

9月5・6日の一般質問で質します。時間割が決まるのは27日の議会運営委員会です。 



2018年8月22日水曜日

暑い!エアコン全開のはずが、電力不足ではない?その訳は・・・

 異常気象は世界共通といわれます。異常気象が異常ではなくなるという指摘さえあります。地球温暖化が主な原因であることは、明らかです。身をもって感じている今こそ、私たちは温暖化防止に向けた大きな一歩を踏み出したいものです。

 さて、エアコン全開のはずの日本で、「節電」がニュースになっていないのはなぜ?私が見逃しているの?と思っていたら、答が見つかりました。
 東京新聞8月20日付トップ記事は「太陽光 猛暑に威力」。東京電力管内の電力需要は、深刻な逼迫に陥った日がまだない・・・太陽光発電の発電量が増え、節電の浸透で消費電力事態が減っている、という報道です。

 東海村の再稼働が問題になっていますが、東電管内の原発はゼロ。エネルギー源を自然再生可能エネルギーにもっと求めるべきでしょう。横須賀市では、火力発電所跡地に石炭火力発電所の建設計画があり、問題になっています。リニア新幹線の莫大な電力消費をカバーするためという意見もあります。自然破壊のリニアは不要と私は考えます。

 節電、省エネは必要ですが、健康被害を受けるほどガマンをすることは勧められません。小中学校のエアコン設置に賛否両論ありますが、ぜひ現場を訪れて判断していただきたいと思います。生きているということは、からだ自体が化学反応を起こしている・・・子供たち自体が暖房機!?元気な子どもたちの集まる教室の様子をぜひ体験してください。

 我が家では、エアコンは設置していません。寝苦しくてかなわない夜が続くと、さすがにもうやせ我慢も限界か・・・とも思います。生活の中でどのような形で電力を使っているのか、大磯町には議員提案の条例もありますから、もう一度初心に帰って素朴な疑問を解くことから始めたいと思います。
 室内やビル、車、交通機関などのエアコン稼働をゼロにした場合、排気熱ゼロでどれだけヒートアイランド現象が解消されるのか、どなたか教えてくださいな‼

2018年8月13日月曜日

財政危機を反緊縮で乗り越える 大磯町はポルトガルに倣えるか

 興味深い記事がある新聞のコラムにありました。ギリシャ同様、財政危機に陥っていたポルトガルに左派政権が誕生。緊縮財政から一気に反緊縮財政に転じ、債務危機を脱出したという内容です。
 どうやったか・・・ある海岸のリゾート地をバリアフリー、砂丘保護と地域経済活性化を目的に公的資金を投入して、大規模な工事を行ったということです。木製のデッキ伝いに、車椅子で駐車場からビーチまで行くことができ、デッキの遊歩道は1キロにも及ぶ。遊歩道沿いのしゃれた飲食店で地元の若者が楽しそうに働いていたそうです。
 劇的な経済回復を見せたポルトガル。大磯町と重ね合わせることはできるのでしょうか?中﨑大磯町長は、みなとオアシス賑わい交流施設は「町民の長年の夢だった」といいます。夢が叶ったら、それから先は現実、それも厳しい現実が待ち構えています。
 確かに20年以上前から、港の活性化は懸案事項でした。北浜海岸に木製デッキを置く、水族館を作ったらどうか、などの構想が練られたこともありました。長い年月がたった今、夢と現実のすり合わせをしなければなりません。
 夢をみるのにお金はかかりませんが、現実にするにはお金(税金)がかかります。関心がない人がみても「それならいいと思う」といわれる施設建設と運営が求められているはず。大磯町の場合、どう考えてもそうはなっていないと思います。
 ポルトガルは、起死回生のしっかりしたビジョンを持って、税金投入を断行したのだと思います。国民の支持があったはず、と思います。結果が出ていると思います。コラム記事だけでは見えてこないことがあったとしても。
 「観光を推進しなければ町は立ち行かない」・・・呪文のように頭の中で巡る言葉になっていないでしょうか。建設する時点でうまくいかないのでは、という指摘を凌駕するような話はなく、長年の夢がかなった、だけでは実感も説得力もありません。むしろ、町民の不利益につながることを危惧します。
 例えば実現するのに20年かかったら、20年後の姿がはっきりみえる計画でなければならないと考える方は、たくさんいらっしゃると思います。

2018年8月10日金曜日

翁長沖縄県知事死去・日本中で「安倍政権の愚行を語り続ぐ」

 11日の県民集会を前に、翁長武雄沖縄県知事が亡くなりました。オール沖縄で、最後まで政権に対し正面から県民の思いをはっきりモノ申してきた翁長さん。志半ばで逝かなければならなかった思いは如何ばかりか・・・涙が出ます。
 日本共産党の赤嶺政賢衆議院議員は遺体と対面し、「いつものあの毅然とした、記者会見に臨むときのような表情だった」と話しました。(しんぶん赤旗10日付)
 数ある翁長語録の中で私の心をつかむのは、「自然を破壊する辺野古の埋め立て強行は、壮大な愚行として語り継がれないか危惧している」という趣旨の発言です。愚行は後世のために、り継がなければならないし、沖縄県民だけでなく、私たち全員の役目です。
 安倍政権は数を力に「愚行」を繰り返しています。アメリカ追随で軍事費は増える一方。横田基地ではオスプレイが頻繁に旋回飛行やタッチアンドゴーを繰り返しているといいます。
 「愚行」を語り継ぐ一つの方法として、「愚行」を行った大臣ら、賛成した国会議員らの名前を記した石碑を作ったらどうでしょう?広島・長崎・沖縄はじめ、多くの命が失われた証に、石に人々の名前が刻まれています。石は自然の材料としては最も風化されにくい素材です。紙ベースやデータベースはもちろんのこと、大事な案件では「石」に残す。国会議事堂の見学の時に見ることができれば、政治への関心も高まるし、政権の愚行を阻止できる議員たちが考えるのではないでしょうか。
 何をやっても、のど元過ぎれば…で、責任を取らずに過ごしてしまう。制度上仕方がないとしても、甘すぎます。緊張感を持ち、熟考し、判断する。その時の判断の評価も後世では変わるかもしれない。でも「愚行」を少しでも減らすために有効と思うのですが、どうでしょう?
 国政だけではありません。県政も、町政も同じことだと思います。

 大磯町のみなとオアシス賑わい交流施設の建設では、最終的に工事請負費の提案をした町長名と、賛成議員のプレートをつけるとよいと思います。これから経費が明らかになる「大磯駅前 安全・安心にぎわい創出事業」も同じように。
  

2018年8月8日水曜日

大磯町の行く末と日本国の行く末が重なります 株価つり上げに公的マネー66.5兆円‼

 今日の「しんぶん赤旗」のトップ記事は「株価つり上げに66.5兆円の公的マネー投入」。ブログで、財政難を標榜する大磯町が不要不急のハコモノに税金を費やすことを問題にしていますが、この数字には気が遠くなります。
 アベノミクスは破たんしていると、多くのエコノミストが警鐘を鳴らし続けていますが、どこ吹く風の安倍政権。国債発行額も国の財政健全化を無視して、日銀が買い支えるシステムは変えていないため、国民も不安に思っています。
 株価が経済の一つの大きな指標とされていますが、しんぶん赤旗の集計によると、株式市場に投入され、株価を支えている公的マネーの総額は、なんと66.5兆円‼
 内訳はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が40.4兆円、日銀が26.1兆円。ほとんどが東証1部上場株式に投入されています。時価総額の10.3%に上るということです。
 見せかけだけの株価では実体経済と乖離しますし、株価下落で損益を出すことが何より恐ろしい。町も国も、うまくいくはずという根拠のない理由で、国民の大切なお金を動かすことはやめるべきです。私たちは毎日生きています。互いに支えあうために税金を払っています。少なくとも消費税は嫌でも払って生活しています。

 儲けの一部が庶民に滴り落ちてくるはずの「トリクルダウン」を実感する人を私は知りません。「アベ政治を許さない」アピールを続けましょう。
 「しんぶん赤旗」は8月から電子版を始めました。ぜひご利用ください☺

大磯駅前広場 町長に4億円整備の是非を町民に問う考えは無い

 経費のカットは可能というものの、計画案では4億円以上かかるとされている整備案が2案あります。今年度の予算計上はゼロ。JRや警察などの関係者と調整したり、社会実験をするなどして1案に絞り込むはずが、町長など町幹部だけでA案に絞り込んだと、昨日の委員会で説明がありました。
 私は、「このような案があること自体をほとんどの町民は知らない。知ったら驚くのではないか。経費も含めて根本から整備自体の是非を問うべきではないか」と町長に質問しました。答弁は「その考えはありません」でした。

 案は町のホームページと役場1階の情報コーナーにあるだけです。町長は、国の交付金(最高5割)を得られたとしても、半分の2億円を使うことはいとわない考えです。財政難など、今後一切言ってほしくありません。本当に安全・安心が得られるのか、町民に直接費用対効果があるか、答を出してもらうべきです。

大磯港にぎわい交流施設 経費は4.1億円以上に!

 昨日の総務建設常任委員会でわかったことは・・・
3.5億円を上限に、町の賑わい交流施設と漁業協同組合の合体した建物を再来年(オリンピック・パラリンピックの開催年)の4月竣工予定で設計する。漁協部分は漁協の意向を設計に反映、費用負担をしていただく。町部分がいくらになるかはわかっていない。商業施設部分(物販・レストラン)に補助金はつかない。30・31年度の継続費3.6億円の他に5000万円を使う。今まで使った費用を含めると、4.1億円以上になる。ただし、漁協部分を差し引かないと、町の税金投入総額はわからない。指定管理者が5年以内に撤退することは想定していない。利用者の駐車場料金を指定管理者ではなく町が肩代わりすることは考えていない。設計で、自然エネルギーを取り入れる義務は課していない。台風の波やゴミによる被害や津波に耐える設計になるかは、現行の法律の基準に合わせるので、わからない。

港と駅の施設建設で町全体を活性化?町民の意識と離れすぎ‼

町は「港の施設建設は町民の長年の願いだった。国、県に助けられてやっとここまできた」「大磯港と駅前の賑わいで町全体のポテンシャルを上げる」考えですが、アベノミクスが国の消費を押し上げない段階で着手することは危険な選択であると私は考えています。
 指定管理者が利益をあげられるかわりに、町の施設(会議室、トイレ、観光案内コーナーなど)の運営と維持管理は指定管理者に持ってもらう方式です。でも、施設建設の費用は町持ちで、町は建設費の回収は考えていません。テナント料は無料です。
 普通なら、利益を上げるビジネスを展開する事業者は、施設の減価償却を必ず考えるところですが、大磯町ではその必要がありません。
 こんなに有利と思われる事業でも、町長がより多くの募集を求めて群馬県川場村まで行かなければならなかった事態を考えれば、雲行きは良くない→立ち止まるべきと強く思うのです。
 最終的に、今年度末に提出される工事請負契約の議案で決まります。
 

2018年8月6日月曜日

「委託業務」と「直営」の違い 給食とごみ収集で考える

 今朝の東京新聞の「私の本の話」というコラムに吸い寄せられました。コラムの表題は「委託で失われる多くの価値」で、本の題名は「ごみ収集という仕事」です。
 大学准教授で著者の藤井誠一郎さんは、ごみ収集が多くの自治体で委託されているが、自治体職員と、委託で働く作業員のモチベーションの差を感じたといいます。実際、炎天下や雨の中、清掃車に乗って得たことが綴られているようです。
 効率的な行政の追及に異論はないけれど、それによって失うものが多くあることに気が付くべきではないでしょうか、と著者は問いかけています。(大磯町では長らく委託業務になっているので、問題はないと私は考えていますが)

ごみ収集と給食の調理がどう結びつくか


 実は、企業で働いていた時に社員食堂の整備に携わったことのある方の話を伺った中で、驚いたことがあります。「おいしい昼食を社員に提供するために、調理を委託から直営に変えた」というのです。企業なら委託が当たり前では、と考えていた私には衝撃的な話でした。
 もっと詳しく伺いたいと思っていますが、ごみ収集の話と通じるところがあると直感しました。

給食の調理委託は食育から遠ざかる


 1000万円以上の貴重な税金を使って実施調査委託をかけていますが、調査委託の項目をよく読みこむと、調理は自校、親子方式に「直営」の文字はありません。センター方式では「調理・配送は外部委託」のみ、経費算定を明記。
 現在、自校方式の小学校は直営ですが、正規の職員は一人しかいないということです。他の調理員さんたちは、臨時雇用です。経費は最小限になっているはずです。それを委託?委託は会社の利益も税金で払うしくみですよ‼委託によって失われるものは税金だけではありません。他にもたくさんあるはずです。
 まず、偽装請負が発生しないように業務を行ってもらうために、栄養士はじめ、学校関係者が直接調理員さんとやり取りができなくなります。綿密な調整が必要、ということは地産地消などの取り組みに障壁をもたらすこともおおいに考えられます。
 大磯町では国の補助金を使って「図書館の窓口業務委託」を有隣堂に頼んだことがあります。利用者にはいつもと変わりない図書館運営に見えたかもしれませんが、細かいところで困った状況が生まれていたのを私は知っています。
 これと同じことが食を扱う給食の調理で起こることを認めるわけにはいきません。

2018年8月5日日曜日

予算不足で困っています・池田公園のベンチも(-"-)

 町内、歩けば歩くほど、備品などの故障が見つかります。今朝わかったのは、近所の池田公園。今週の金・土曜日に盆踊りがあるので、準備に参加しました。
 ベンチが古く、危険なものもあったため撤去したのはいいけれど、そのままになっていると、町内会の役員さん。実は担当者も承知していますが、新しいベンチを買う予算がないため、そのままになっているのです。新しい木材を張りなおせば使えるベンチもありますから、明日役場に行って話してこようと思います。
 公園の汚いトイレはやっと改修されました。ピカピカのウオッシュレットです。でも、なんだか喜べないわね、と子ども会のお母さんたちと話になりました。他のものとのバランスが悪いのでは?ついでに学校の扇風機も話題に・・・使った人がきれいにするためのブラシがなかったので指摘したところ、置かれたのは良いのですが、2か所のうち1か所だけでした(-"-)
 お金がないわけではありません。現在、何にでも使える貯金、財政調整基金はこの時期としては最高額の6億円超‼もちろん何かあった時のため、特に年度当初の予算編成時には貴重な財源となりますが、大磯町の場合、4億円あればやっていけるはずです。現にこの18年間はやりくりできていました。8月半ばには、昨年度の繰越金の全額が議会に示されます。当初予算では1.5億円計上していますが、執行残が出納閉鎖後にわかるので、増えるでしょう。いつもなら、1億円ほど財源(歳入)がプラスされます。町長にやる気があれば、9月の補正予算で必要な手当てができます。
 どの施設においても、現場を知る担当者(責任者)は必要なものを把握して、予算要求をしているはずです。全部が一気に対応できないのは理解できますが、細かいものでも優先順位をつけて予算をつければよいのに、何年も置き去り状態になっています。
 いったい、だれがカットするのか、または忖度するのか、はっきりさせなくてはなりません。それにつけても、中学校給食の調査費1024万円はムダ遣いの典型だと断言できます。こんなお金があるなら、緊急に手当てすべきことがたくさんあります‼

2018年8月4日土曜日

子どもたちに人気の照ヶ崎プールの噴水が故障・町は直さない!?

 大磯港の一角にある「照ヶ崎プール」。大人用の25mプールと、子ども用の二つのプールがあります。
 子ども用プールには、直径1.5m、高さ2mほどのステンレス製のキノコのような形の傘が据えられていて、縁から水が流れ落ちる人気の設備があります。
 それが壊れているとの話があったので、今日行ってみました。指定管理者の担当の方の話から
○モーターの調子は指定管理をする前から調子が良くなかったと聞いている
○何とかフル回転をしないで持たせてきたけれど、遂に焼け付くにおいがしたため、使うことを止めた。今シーズンはお客様には申し訳ないけれど、秋になったら町が直すと聞いている
ということでした。
学校の扇風機の首振り機能の故障をはじめ、他の施設でも「現場は把握しているので予算要望をしているのに、どこかの時点でカットされ、予算がついていないために困る」状況が目につきます。
9月は決算の議会。しっかり質問をしていきます。

戦争末期、大磯丘陵に構築された「陣地」について学びました

 郷土資料館の研修室に入りきれないほどの方が参加した「第9回・戦争を語り継ぐ大磯の会」。今年は戦争体験のない市原誠さんが20年以上かけて調査した、戦争末期に本土決戦に備えた大磯丘陵の陣地(壕)について、話を伺いました。
 資料が手元にないため(足りなくなったため、あとで送ってもらうことに)たくさんは書けませんが、地上戦における攻める側、守る側の兵士の損失の数がだいたいわかっていること、相模湾の米軍の上陸に備え、江ノ島近辺や横須賀でも準備をしていたこと、二宮町も含む大磯丘陵だけでなく、西小磯では海岸に汀線で防御するために、丸太を砂で覆った壕も用意されたと聞きました。
 かなりの兵隊が駐屯したため、食料を提供したり、一緒に壕を掘ったりと、町民も大変な苦労をしたと、参加された方から聞きました。大砲や銃器もそれほどないため、解体して運び込むのにたいそう苦労したとも。
 結局、使われることなく敗戦を迎えましたが、あと数ヶ月戦闘が続いていたら、この大磯町も姿が変わっていたことは容易に想像できます。
 技術が凄まじいスピードで発達(?)する時代に、これからの戦争はどんな展開をするのか想像がつきません。AIが戦争をする??武器商人のための戦争はまっぴらだし、そもそも武力で紛争を解決できると考えることは、間違っていると思います。
 攻撃されたらどうするの?の答えを探す前に、攻撃されない外交努力を続けることが何にも増して必要だと思います。
 イージス・アショアなど、いりません!!

2018年8月2日木曜日

大磯港・賑わい交流施設関連の審査と大磯駅前整備の説明の傍聴を!

  8月7日(火)午後1時30分から、役場4階で総務建設常任委員会が開かれます。議題は大磯港みなとオアシス推進事業について。特に、指定管理者となった田園プラザ川場と結んだ基本協定書と、消費税込み1839万4560円で落札された賑わい交流施設の実施設計委託について、審査します。
 田園プラザ川場の申請書の収支計画(支出で消費税の計上がない、有料駐車場の利用者負担軽減がない)と、協定書の整合性をチェックします。この施設は、町が交流施設を建設(漁協の部分は漁協が負担)、維持管理費は田園プラザ川場が持ちます。町長は建設費の回収を考えていません。
 建設費はオリンピック・パラリンピックと同時期なので、高騰することも考えられます。町では茶屋町会館の建設が入札不調で工事が延びています。すでに建設資材が高騰していると考えられます。茅ヶ崎には大規模な道の駅計画が進んでいます。
 観光をしなければ町は立ち行かない、ではなく、かえって観光推進で町が窮地に立たされないか懸念します。
 7日には、4億円以上をかけるとされる「大磯駅前広場の整備に関わる検討方針について」の説明があります。安心・安全のために歩道部分を広げる結果、送迎の一般車両が2台しか止められなくなります。
 また、モニュメントのある「交通島」が半分近く削られるため、風情が変わるでしょう。加えて、検討案には東駐輪場の跡地にもハコモノをつくるイメージ図面が載りました。
 中﨑町長の下でのお金の使い方については、多くの住民が納得していません。
時間のある方は、ぜひ傍聴にいらしてください。
 

オスプレイ目撃 隣の二宮町でも

 日本共産党二宮支部が発行する「日曜版・まめだより」でも、二宮町上空を通過するオスプレイ2機を、渡辺訓任(くにたか)議員が目撃した記事を掲載。7月16日の午後5時30分過ぎだったそうです。東富士演習場から横田基地に帰る際、飛来したのではないかと、憶測されます。
 「7月26日だったと思うが、二宮駅の北にある吾妻山あたりから海に向かって飛んで行くのを見た。」という方もいました。
 オスプレイの飛行ルートにあたっている??としたらとんでもないことです。今日の赤旗日刊紙には、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備の候補地とされる秋田市と山口県萩市の住民の批判と不安の声を紹介しています。
 ウオッチングを続けましょう。大磯町役場に声を届けることで、防衛省に住民の声が届きます。

2018年8月1日水曜日

大磯中﨑町長と生徒会代表が懇談 相変わらずの町長です(-"-) 

 昨日の福祉文教常任委員会で、中学校給食について、審査をしました。参考資料の中に、7月12日午後1時間行われた「町長と大磯町立中学校生徒代表との懇談会」の概要がありました。町長の基本的な考え方は変わっていないと感じました。
町長の総括として・・・
・頓挫している中学校給食を、皆さんの意見を聞いて早く再開しようとしている。昨年、あのまま順当にいけば今も給食を食べることができていたと思う。準備不足があった。「食育の話」を子ども達にしてこなかった。
・9年間の義務教育の間、バランスよく食べてほしかった。君たちがおじいさん・おばあさんになっても、医者に行かなくてすむようにしたいと考えた。でも、君たちが望む給食ができなかった。ブランクを作ってしまい、大変申し訳ない。
・反省して改善して、全員給食をやりたい。
※町長は準備ができていたら食べてもらえたといまだに思っていられるようですが、そもそもそこが間違いのもとと私は思います。デリバリー方式で急速冷却された食事は、どう工夫しても限界があることを認めなければ、話にならないと思うのです。
 委員会でも、デリバリー方式は早く実施をするためだったと答えていますが、私が実施直後から次の方式(自校方式がベストと位置付けられていた)の検討に入るよう議会で求めていたのに、1年半放置していました。「上から目線」が否めません。

生徒はしっかり意見を言っている(^^)/

・皆と同じものが食べたい。
・休止後にとったアンケートでも、23%が給食、77%が家庭弁当と回答。理由は「スクールランチみたいになるのが嫌だから」。でも、普通においしい給食なら「給食がいい」と思う人は増えると思う。
・小学校の給食のようにおいしければ、皆、食べると思う。
・そもそもスタートの時点で生徒の意見が反映されなかった。聞いてもらえた実感がなかった。
・意見箱の意見も入ったが、町長と会って話す機会もなかったので、不満をもってしまった。
町長・皆さんの意見も入れてあげたいが、取り入れられないものもある。町を信用してほしい。 
※意見を聞くという姿勢と矛盾していますし、信用してほしい・・がむなしい。耳にタコ状態です(-"-)
町長はまとめとして、今度は100%に美味しいといわれなくても、食べる人の意見を聞きたい。教育委員会とともに考えたい。皆が同じものを食べて病気を防げるよう、意見をもっともっと聞ききたい。できるだけ早くしたいと考えている。と「意見を聞く」ことを強調。でも、町長の「意見の聞き方・活かし方」が住民の納得を得られないのはどの事業をみてもあきらかです。どこかが大きくずれています。