2016年8月16日火曜日

終戦記念日とオリンピック

 オリンピックの熱戦をテレビで見るたび、実際に現地で観戦をしてみたいと、かなわぬことを考えます。特に私の趣味、テニスの錦織選手の粘り強さ、切り替えできる能力、集中力に感服。4大大会はじめ世界大会を連戦していますが、オリンピックの雰囲気は別なのでしょう。「国を背負う」という表現があります。期待するのは自然ですが、どの国の選手でも全力を尽くす姿を見せてくれるだけで十分と感じます。
 私の複雑な思いは日の丸です。先日、大磯町の図書館で平和展で見た日の丸には「武運長久」、出征時の寄せ書きが書かれていました。故人となられた方の「戦争は起こしてはならない」思いが伝わってきます。
 国旗国歌法は、議論が尽くされないまま制定されました。戦前、戦中の写真には日の丸を打ち振って出征する光景や敵兵の殺害時の背景に写る日の丸が見られます。
 今年の終戦記念日で、天皇は「深い反省」を述べられましたが、安部首相は述べませんでした。侵略戦争を認めない・・・世界から孤立する道を選んでほしくはありません。