67年前の本が借りられる‼
茶色に変色した文庫本は1951年白水社の発刊で、120円! ジルベール・ロバン著・吉倉範光訳、もちろん凸版印刷の細かい文字で、漢字も難しい。訳者は医学博士でパリ大学に学んだ方です。タイトルの「むつかしい子」をはじめ訳が平易で、内容も現代も参考になる本です。もっとも、原本のタイトルも「ENFANTS DIFFICILES」なので、著者の小児精神神経病学のフランス人医師も、親や関係者にわかるように書いたのでしょう。生まれ持った特性と、環境による影響がわかりやすく整理されていると感じます。詳しい内容については他の機会にお伝えすることにしますが、図書館はいいところ‼ 2階部分はなかなか足を運ばないところではありますが、吉田茂文庫、獅子文六文庫や郷土資料の宝庫です。
個人から寄贈された本、もしかしたら(しなくても?)本人自ら手にした本を、今私たちが手にすることができるって、すばらしいことだと思います。図書館の地下で所蔵する吉田茂が使っていたとされる英字のエンサイクロペディア(革表紙!)を見せてもらったことがありますが、感慨深いものがありました。
絶版になっている私の活動の原点「ぼくの村は戦場だった・帰らぬわが子オレーグ」も地下にあり、貸し出しも可能です。
ぜひ、図書館を利用してください。お宝満載ですよ(^^♪