2021年1月24日日曜日

大磯町R3年度予算編成状況を発表「明治記念大磯邸園整備事業」に9億円以上

 1月19日の議員全員協議会で配布された「令和3年度当初予算編成方針について」は、まだ変更の可能性はあるものの、ほぼ全容が見える内容と受け止めていいと思います。

 2年度当初と比較すると、一般会計の総額は11億1400万円増え、106億92300万円です。増える一番の要因は「明治記念大磯邸園整備事業」の9億2500万円。R元年度は13億1500万円(町部分の用地買収と設計委託)2年度は1億200万円(町部分の整備)3年度は滄浪閣西側の西園寺公望が所有していた土地に建つ池田成彬邸部分に着手するようです。当初予算の明治記念事業の合計額は23億円以上、原資は税金です。これで終わりではありません。

 明治記念大磯邸園整備の用地買収の財源については、国と県が保証することになっていますが、町の役割分担とされる緑地の維持管理がいよいよ予算計上されます。古河電工から買い上げた大隈・陸奥邸部分の園地・緑地の草刈り等の実施に840万円を予定。ここは今年度で整備しているのに、草刈りで840万円も?樹木の剪定などが必要な年度はもっと高額になるでしょう。

 池田邸部分の町が受け持つ面積割合は、大隈・陸奥邸より広いと思われます。交流施設も整備方針には載っていますが、建設はこれからの議論になるでしょう。みなとの賑わい交流施設は竣工しましたが、いまだにオープンの日程は決まっていません。コロナ禍の下、何をするのも大変です。前のめりで期待値に依拠して進めることは避けなければ。

 大磯駅前整備の予算計上は特に見当たりません。28日の総務建設常任委員会で進め方がわかる予定です。

 気になるのは新庁舎整備事業。基本構想策定業務委託等の予算、2350万6000円。来年度まで1980万円を債務負担行為で使えるようになっていますが、それに上乗せ!?マリア道にも5814万6000円。

 不要・不急の予算計上がどれだけあるか。逆に重要・緊急な案件に予算がついていないことはないか、3月定例会で質します。