2016年3月13日日曜日

安倍政権が大磯町の滄浪閣の買取計画?

 金曜日、F誌の「安倍政権が40億円で購入計画『旧伊藤博文邸』の利用価値」の見出しを見つけ、購入しました。他にもS誌に類似の記事があります。
 二つの記事を読む限り、伊藤博文が住んだことがあるような書き方ですが、実際は違うと思います。町の文献にも「関東大震災で倒壊後再建された」とありますので、現存の建物は伊藤博文暗殺(1909年・明治42年)後の建物ということになります。
 詳細は調べたのちにお知らせしますが、以下の点について疑問があります。

疑問点

・西部から買い取ったのは、社会福祉法人理事長個人(当時)。現在の所有者は社会福祉法人と聞きます。買取価格は40億円、30億円、また35億円とも。40億円で国が買い取れば、この差は何を意味するのか。町長・副町長が国幹部を案内する様子が写真ではっきりわかります。
・政府の建物、それも要人が使用するとなれば相当な警備が必要です。ものものしい雰囲気のある町になりはしないか、心配です。そもそも海に面した土地が適切なのか、おおいに疑問です。旧吉田茂邸も同じ条件の土地で、外国の要人を迎えるには不適切といわれ、見送った経緯があると聞いています。
・10年近く使われていない建物は、相当傷んでいるはずです。使うとなれば、修繕などにいくら必要になるのか、見当もつきません。
・町長が手を挙げ、神奈川県に認定された「観光の核づくり」事業関連で、町は1000万円の費用(全額国負担)をかけ調査。滄浪閣は「道の駅」構想が示されていました。保全したいという考えもありました。でも、国に働きかけることは議会は聞いていませんし、唐突で違和感を覚えます。

 法人は買取に異存は無いのでしょう。仮に40億円で入手したとしても、今の価値はいかばかりか。記事には甘利元大臣の名前も出ています。おかしな動きに町が巻き込まれないようにと伝える必要が出てきました。