2016年1月7日木曜日

鳥獣被害の講習会 イノシシは「ミミズは好物ではない」に一同ざわめき

 7日、午前中はイノシシのえさ場をいかに作らないかの勉強会、午後はミカン畑に集まって効果的で安価な電気柵の設置を参加者みんなで行いました。
 講師は鳥獣被害対策で全国で飛び回っている井上氏。電気柵の悪い例がたくさん示されました。
イノシシが3000ボルト(静電気より弱い)の電気を感じるのは毛の生えていない「鼻先」だけなので、柵(ワイヤー2本・地面から20cmと40cm)の高さが重要なこと、雑草などが触れ放電すると電圧が下がり効果が無いこと、柵の上や下に作物があるようでは、かえってえさ場であることをアピールするので、柵の両側は人一人が作業できるくらい空けること、などです。
 「暑がり・怖がり・なまけもの」なので、生け垣など植え込みの下は見えるくらいに刈り込むこと、
潜む場所を作らないことも大事だそうです。
 午前中の参加者の中には、昨年6月に講習を受けた方(私も参加しました)が、「電気柵を言われた通り張ったら、被害が出ていない」・・・よかったですねえ・・・
「カラスが牛舎に入り込み、餌を食べるので困っていた。教えてもらったカラスが怖がるときに出す声のテープを聞かせたら、何ヶ月かは近づかなかったが、また来るようになった、どうしたらよいか?」井上さんの答は、「カラスは学習能力が高い。音の出所を隠すことと、牛舎に入る前に止まる場所があるはずなので、その上15cmほどのところに糸を張る。止まらなくなるので、試してみてください」・・・知人にカラスよけにテグス(釣り糸)を張っている人がいます・・・
 ご夫婦で来た方は、家の屋根裏にハクビシンがいるのではないか、と相談。県の職員が現地を見に行き、捕獲の対策がとられることになりました。・・・よかったですね・・・
 明日は、農地でなく人家に山が迫っている場所でイノシシが出没する場所での講習です。また、お知らせしますね。