2016年4月11日月曜日

お困り「飼い主のいない猫」はまずTNRを!

 2月初めに東小磯のイノシシ調査に同行させてもらった時、あるエリアで野良猫と思しき猫たちを見かけました。
 ずっと気になっていましたが、週末に様子を確認するために何軒かのお宅に伺い、かなりの数(15匹以上!?)がいることがわかりました。さっそくボランティアさんと連絡を取り、TNR(Tはトラップ→補獲、Nはニューター→不妊去勢手術、Rはリターン→元の場所に戻す)をすることになりました。ご近所の方たちもほっとされています。
 動物愛護法が変わり、虐待はもちろん、捨て猫(野良猫を移動することも)も禁止されています。野良猫は、元をたどれば人間が捨てた猫が子孫を増やした結果です。餌を与えるから増えると言う方が多いのですが、生き物なので見るに見かねて餌をやるひとも多いのです。多くの餌やりさんたちはTNRをされますし、知らない方へはTNRをすすめます。こうすることで、4~5年で1代限りの命を終えることになり、数は増えないことになります。
 今、行政は「環境問題」として猫のことを扱うようになってきました。大磯町でも複数の議員たちもかかわり、ボランティアさんたちと協働の取り組みが始まっています。町の広報でも4月号からコラム記事の連載が始まりました。
 お隣の平塚市をはじめ、野良猫をTNR後、適切な餌やり(TNRした猫たちに食べ残しのない量を近所迷惑にならないように与える)で「地域猫」として一生を全うさせる取り組みが始まっています。
 おおいそ地域猫の会 ooiso.nekonikoban.org/htmlにぜひアクセスしてみてください。