ひとつは私の前出のブログ記事、「熊本地震の米軍支援」についてです。NHKのホームページでどんなニュースを流したか知ることができます。4月17日12時39分、「首相 支援チーム発足 米軍支援受け入れへ」で、他の地震関連のニュースより時間をかけて「在日アメリカ軍の輸送支援の申し出を受け入れる考えを示し、関係閣僚に準備を急ぐよう指示しました」と放送しました。
担当者に「実際は逆で、日本政府が米軍に支援を要請したことが米軍の報道で明らかになっているが、この事実をNHKは報道したか」とたずねたところ、「していません」と返事がありました。
もうひとつは、国際NGO「国境なき記者団」による「報道の自由度ランキング」で、日本の順位が61位から72位に下がったことについて、菅官房長官が「表現、報道、編集、そうした自由は極めて確保されている」と語ったことは報道したか、です。(朝日新聞記事)
ランキングが下がった件は報道したけれども、菅コメントは報道していないことがわかりました。
神奈川新聞は22日、放送現場に息苦しさ 政権の「圧力」相次ぐと題した記事を載せました。「委縮」はいつのまにか始まっていたと嘆くテレビ局員などを紹介しています。19日の大磯でもたれた勉強会で講師の方が「地方紙のほうが頑張って報道している」とおっしゃいましたが、いい例だと思いました。 同時に、何にでも憶さず報道しているしんぶん「赤旗」をもっと読んでいただかなくては、との思いを強く持ちました。