2017年3月4日土曜日

大磯町職員の就労管理システムなどに質問集中

 今、国会でも長時間労働解消・過労死根絶の議論が進んでいます。月80時間(20日換算だと1日4時間)が過労死ラインと言われ、亡くなった時の勤務時間が100時間を超えるとほぼ間違いなく過労死認定を受けるとされています。
 大磯町のいくつかの部署で、退出が10時、11時が当たり前と言われる事態が起きています。5時15分が正規の退出時間ですから、9時15分で4時間、10時15分で5時間の計算に。28日の一般質問の内容はほとんどの議員にとっても「ショッキング」なことだったようで、3月3日の予算特別委員会では、3名の委員が本庁の出退記録(就業管理システム)や、H29年度の時間外勤務手当などについて、相次いで質問がだされました。

 職員が庁舎に出入りするときに自分のカードをかざす「就業管理システム」は、時間外の「証明」、「頼みの綱」といわれています。そもそも「就業管理」なので、「タイムカード代わり」のはずですが、そうなっていないことにほとんどの職員が疑問をもっていると思います。
 「出勤データの管理のしかたは」の質問に「時間外は命令簿で管理している。就業管理システムはどの位庁舎にいるかはわかるが、仕事の内容はわからない。大まかな傾向はわかる。」と答弁。職員は何を思うのか・・・機械なので〇時〇分と記録されるのは当然でしょう。一般質問では「仕事の量と質」の調査を求めましたが、特別委員会の総意になるようにしたいと考えています。 
 時間外手当は月20時間から30時間へ増やしましたが、理由を質問しても「秋の所属長聴取の反映」「どうも足らないようなので、実情に近づいている」と、納得できる答弁はありませんでした。もっとがんばらなくては。