2020年8月22日土曜日

明治記念大磯邸園 滄浪閣の解体費は2億4750万円‼ (゚Д゚)

 新型コロナの影響で、一部公開が遅れている「明治記念大磯邸園」。いよいよ滄浪閣の解体が始まります。

 現存する滄浪閣は昭和初期の建物で、伊藤博文が住んだことはありませんが、大磯町で有形文化財の指定をして、残すようになっています。現在、敷地にある大部分の建物はホテルが建てたため、明治記念としては余分なものになります。なので、解体となります。解体費用を情報公開で入手したところ、2億4750万円の契約書がでてきました。受注者は東京新宿区信濃町にある東鉄工業株式会社。大磯町にもあります。

 滄浪閣の土地・建物(補償)の買取と整備は、全額国が負担します。土地の買取額は東側の古河電工と共にわかっています。古河の建物はほぼそのまま残すので、補償も理解できます。

 でも、「明治記念」で不要な部分は持ち主が解体するか、解体費用は補償費から差し引くのが一般的な考えだと思います。滄浪閣の補償費のわかる資料の情報公開をかけましたが、「のり弁」状態ででてくるのは必至です。全部で450ページ程の資料がどの程度黒塗りされてくるか、近日中に届くのを待って、解析できるかチャレンジします。

 町・県・国が協力して行うとされるこの事業。いずれにしても、私たちの税金が使われるので、しっかりチェックしなければ。

 合わせて、町長の動向の確認を9月定例会の一般質問で行います。二階幹事長との面会が異常に多いので。

2020年8月21日金曜日

中学校給食 国府中学校の建設場所決定の舞台は教育委員会へ

 昨日18日の教育委員会を傍聴しました。昨年12月の補正予算に計上された基本設計委託料は、建設費が1.5倍以上の9.18億円と高くなったこともあり、議会は否決。その後、町民グループ「大磯の給食を考える会」から町の案より4割安い案が提案されたこともあり、学校長、PTA会長、栄養士、調理員らでつくる準備会を2回開いて意見交換をしてきました。

 12日には議会に準備会の報告があり、質疑もしました。それも含めて、教育委員会に報告され、委員が質問。

 公共施設が全国的に建て替えや大規模修繕の時期を迎えている中で、大磯町でも公共施設の総合管理計画や修繕計画をつくっています。新たな建設と計画をどう考えたらいいのか、準備会での意見を踏まえ、費用面での考慮などが語られました。

 委員会では再度「自校方式」を確認、場所を決定します。私の推測では早ければ12月の補正で設計委託が計上されそうです。1年遅れとなりますが、当初と同じ令和5年度中の実施目標は変わっていません。

 牛乳給食やパンの購買がストップしています。考慮を求める委員がいました。9月議会の一般質問で取り上げます。

2020年8月19日水曜日

新庁舎建設で「賑わい創出・日常的なまちづくり拠点」を業者に提案してもらう??

  前回の投稿から1ヶ月以上経ってしまいました。FBのやり取りで時間を使いすぎ・・・

 8月17日の総務建設常任委員会協議会で、7月31日に開かれた「第1回大磯町新庁舎整備基本構想等検討委員会」の報告と質疑がありました。

 私は、築約50年の本庁舎はいつかは建て替えをしなければならないと考え、検討会の設置には賛成。町民の意見を聞きながら、しっかり議論をすることを求めました。

 ところが、町長は今年度の当初予算に議会への説明もなく、1980万円の設計委託料を計上。そのうえ、9月中に行う第2回目の検討会で、設計委託業務を公募型プロポーザル方式で決める(選考委員会を作って、非公開で決める随意契約)ための要件を決める予定であることがわかりました。町の資料には要件のテーマの例として「新庁舎を中心として賑わいを創出し、日常的にまちづくりの拠点となる庁舎整備について提案すること」と書かれています。*

 基本構想とは「規模・機能・予算・施設のあり方・基本方針・理念など、設計方針をまとめるもの」と町は言います。こんなことに1980万円(上限)をかける必要はありません。委員の中には大学教授の建築専門家や平塚土木事務所の建築部長も含まれています。じっくり意見を出し合ったうえでの設計委託業務であるべきです。急ぎすぎはかえって不自然、疑念をいだかせます。

 1200万円以上かけた中学校給食の調査委託に酷似しています。お金がないと言いながら、こんなところには平気でお金を使う大磯町。怒り心頭です。