2020年12月10日木曜日

東海大学医学部附属大磯病院・廃院の計画は無い よかったです☺!

 昨日の一般質問で「存続について」質問しました。やめるというのは本当? 2020年にやめると、ずいぶん前に聞きました。 ○○病院に代わるって聞くよ、等々。声が届いたのが 9月から11月にかけてでした。 通院している方をはじめ、医療・介護の周辺からの声だったので、町にとってなくてはならない病院という認識の上で、心配払拭のためにと取り上げました。

 中﨑町長は「議員の質問は風評被害をもたらしかねない、重大なものと思うので、それ以上答えない。大学側に確かめたところ、廃院の計画はないということだった」という趣旨の答弁をされました。感情むき出しだなあ・・・と思いながら、私も感情を込めて「私が作り話をしたと思われるなら、違う。心配の声が届いたことは事実。心配払拭のための質問をしている。心配はなくなったとその方たちに伝えればよいと思っている」と言いました。

 中﨑町長が大磯病院長時代に打ち上げた病院の拡張計画のために、町は月京幼稚園ととなりのゲートボール場を売却。土地を買い、たかとり幼稚園を新築する費用とほぼ同額でした。拡張計画が10年以内に履行されない場合は町が買い戻すことができる契約内容になっていたため、大学に意向を確認。今のところ計画は無理という返事があり、町も買い戻す意向もないため、大学側の違約金支払いの件で何度も協議を重ねましたが契約の文章の読み取り方が違い、裁判となりました。私は10年たっていない契約もあるので、話し合いを続けるべきと反対しましたが、議会は町が裁判を起こすことを可決。最終的に町は求めていた違約金の一部を受け取ることで和解しました。

 このような経緯もあるため、町民の一部には廃院しやすい状況になったと言う方もいます。代わればいい、という意見もありますが、手続きは簡単ではありません。大磯町を含む医療圏域は、国の計画ではベッド数が多すぎるとされています。でも、実際は増やす必要があると自治体は要望しています。

 廃院手続きは10日前に届け出を出せばいいことになっていますが、二宮町と大磯町で夜間一時救急、中郡と平塚市でも救急受け入れのために負担金を出し、住民の安心のために協議をする機会があると部長が説明。私は病院の事情も含め、安心のために機会をいかしてほしいと最後に要望しました。

2020年11月21日土曜日

どうしてそうなる!?中学校給食の実施時期は「白紙」‼( ゚Д゚)

 11月19日の教育委員会定例会を傍聴。中学校給食について、何か情報がないか聞いていました。この日は12月定例会に提案予定の補正予算と来年度予算の説明もありました。

 来年度予算で、お弁当を作るのが困難な時の「昼食」の配送予算計上があり、まずはほっとしました。「昼食」の内容については、3月の議会で聞くことになると思います。

 問題は自校方式の中学校「給食」の見通しです。今年度中に教育施設の整備計画を作るように文部科学省は求めていますが、今まで予算計上はありませんでした。職員だけでできるのかと思っていたところ、12月の補正予算で計上。最初から年度内に終了しない宣言(繰越明許)をするので、給食施設の基本設計がどうなるか気になっていました。

 定例会の終盤、ある委員が中学校給食の実施時期について、事務局に質問しました。教育部長の答えは「白紙です」。  私の頭に瞬間よぎったのは「そこまで言う!?」です。

 教育委員会はついこの間まで「自校方式で令和5年度中の実施」を発信し続けていました。いきなり「実施時期は白紙」になった理由がわかりません。基本設計委託料が否決されたのは1年前でしたが、「建設場所」が決まったのが9月だったので、1年遅れることは致し方ないかと思っていましたが・・・部長の「白紙」宣言の裏には何があるのか・・・どこで何がどう決まったのか・・・疑問は膨らむ一方です。

 質問する機会は残念ながらわかりません。教育委員会が議会に説明する機会を持つことを期待します。教委だけでなく、町全体で地に足が着いた進め方が感じられません。大磯幼稚園を保育園の待機児童解消のために「認定こども園」化し、民間に移管することにも違和感を感じます。

 

2020年11月18日水曜日

12月定例会一般質問の通告をしてきました

 情けないくらい、久々の投稿です。FBでのやり取りの時間が原因。反省。通告分は以下の通りです。今回の一般質問の日程は8日と9日、文章の確定と時間割は20日午前中の議会運営委員会で 決めます。


1.東海大学医学部附属大磯病院の存続について

 病院の存続に関する声が届き続けている。救急医療をはじめ、大磯町や近隣自治体にとってなくてはならない医療機関と考える。心配を払拭するために、町として意向確認をする必要があるのではないか。また、存続の手立てを構築する必要があると考えるが、どうか。

2.来年度予算編成方針について

 新型コロナウイルス感染症の影響の元での編成が進んでいると推察する。財源不足の補い方、優先順位のつけ方について問う。また、公共施設のあり方に対する予算計上についてはどうか。

3.第5次定員適正化計画について

 今年度中の策定が求められる第5次定員適正化計画お内容と進捗状況を問う。また、第4次の計画にある定員適正化の方策についてどのような対策を取り、どう評価するのか。働き方改革につながっているのか、職員の意見のいかし方についても、合わせて問う。

2020年9月28日月曜日

大磯町立国府中学校の給食室の建設場所を決定

 昨年12月定例会の補正予算で計上された大磯・国府両中学校の給食室の基本設計委託料は否決されました。反対の大きな理由が、調査委託で示された建設費5.7億円から9.18億円にふくらんだことでした。

 学校給食を「考える会」では、デリバリー方式が破綻した後、中学校給食の方法について調査が行われた当初から、独自の視点であり方を研究・検討し、情報提供してきました。(株)長大がモデルプランとして提示した施設の規模は大きすぎ、建設費用もかかるとして、独自のプラン新K案を提案。建設費は長大案より4割削減できるという内容でした。

 教育委員会では、長大が示したC案と新K案をPTA会長、学校長、栄養士、調理員で構成する、建設場所について意見交換をする「準備会」で提示。

 準備会の意見を踏まえ、教育委員会の定例会で「C案が議案として提案」され、可決されました。事務局が議案にしたのは想定外でした。新K案は ○設置で見通しが悪くなり車両との接触が心配される ○体育館の外トイレが使えない、コンピューター準備室をなくすことでの学校運営の影響が大きいと考えられる ○使用面積が限られるため、作業における安全面や効率性に疑問が残るという考えです。

 このような指摘は、早い時期に表明できなければならないことではなかったか。それでも、よく考えると漠然としていて、どこがどう危険なのか、工夫はできないのかなど、具体的な説得力に欠けることは残念です。

 新K案に説得力があったからこそ、ここまで検討されたと思います。教育委員等は新K案に敬意を表する、C案に生かすように強調されたので、今回の町民案の提案は行政に一石を投じたと思います。

 今後は基本設計・実施設計と進みますが、まずは文科省の補助金申請の際に必要な学校の整備計画を作らなければなりません。令和5年度中の給食実施の目標は変わっていませんので、急ピッチで進むと期待しています。

 なお、お弁当を作るのが大変な家庭への負担軽減のため、「昼食提供」(パンの購買のイメージ)、牛乳給食は学校と協議の上、来年4月から始めるように準備していると答弁がありました。

   

2020年9月26日土曜日

大磯町・新庁舎建設の進め方 ブラックです‼

 庁舎の建て替えは必要です。でも、その進め方は問題大あり。一言でいうと、町長部局の独占状態なのです。

 昨日、第2回の庁舎建設の基本構想等検討会 (町長の諮問機関)が開かれたので、傍聴しました。町民をはじめ、議員も大勢来ていました。

 私が懸念していたように、どのような庁舎にするか町民の意見を聞く前に、設計者に「大磯らしい庁舎の将来望まれる姿について」など、5項目を提案してもらい、なんと町の幹部だけで、それも非公開で選定するというのです。予算は1980万円です。お手盛りにならない保障は見えません。

 検討会は選定の条件になる言葉の在り方や、透明性の確保について、自由闊達な議論が展開されました。

 町長はことを急ぎすぎています。26億円以上かかるとされる庁舎建設ですから、慎重に進めるべきですが、こうも急ぐとは・・・委員の皆さんからも、直截的ではありませんが懸念が伝わります。予定時間の1時間半ではまとまらず、最後は「議会でも特別委員会が設置されると聞いています」「まだ意見をお持ちの方は事務局に伝えてください」と会長がまとめたように、消化不良のまま、町長部局がすべて仕切り、次回の検討会はなんと年度末・・・これでいいのでしょうか?

 議会が町民とつながって、手続きの透明性の確保をはじめ、町民の意見を生かす庁舎にしなくては。このような大きなプロジェクトの業者選考が町幹部だけというのは、前例がないはず。ここも正していきたいと思います。


2020年9月20日日曜日

大磯町職員の実態把握進まず、決算ショック

9月の議会は決算議会と呼ばれます。決算総括質疑、一般質問、決算特別委員会での審査の答弁から見えたことを報告します。

時間外手当の支給率は約65%、全額支給している(作文状態の命令・報告書による支払いのため、実際とは違います) ◆働き方改革は平成29年度から進めている ◆平成24年から令和元年度、8年間の正規職員の中途退職者数は57人。採用後5年未満が24人、5~10年未満が18人、10~15年未満が7人、15年以上が8人 ◆業務量調査は事務事業評価で行っている(職員一人が受け持つ事業にどのくらいの割合で時間を割いているかわかるだけ。それさえできていない懸念あり。部長は私の「できていない」指摘に、「一向にそんなことはないと考えております」答弁) ◆ 来年には新庁舎に向けて職員アンケートを行う予定(犯人捜しをするようなアンケートでは意味がないという意見も届いています) 令和元年度当初、正規職員は260人のところ、257人。うち、10人は新規採用者。年度末は246人に。メンタルを含む療養休暇は11人。有給休暇取得日は、H30年度の6.9日から7.6日に。 ◆Q.就業管理システムの効果は何か A.セキュリティーと長時間労働の退庁時間との差異をみること。Q.差異があるのか A.ある Q.ダラダラ残っている職員がいるのか A.把握していない(大問題!)が、命令を受けて残業することは徹底している(当たり前のことです) ストレスチェックを受けた295人のうち、高ストレスの判定は54人。その後のフォローは職員任せ。(他委員の質問で判明) ◆職員研修が不十分という指摘をする委員が4名いました。 

まだまだ続く職場の改善問題。脆弱化の指摘をしましたが、それどころではなく「持続可能」を考えなければ。危険水域と感じます。


2020年9月12日土曜日

後味悪かった(+_+)昨日の一般質問 自省あり、腹立たしさあり・・・

 大磯町議会の一般質問の時間は、質問・答弁合わせて最長90分。今回は議長以外全員13名が質問に立ったため、通告時間が1割カットになり、私の持ち時間は80分でした。

 質問数は5問、項目にすると 14件ほど。時間不足はわかっているため、通告もなるべく簡潔にしています。質問も答弁も「簡単・明瞭」が求められます。

 1問目は「町長の考える町民の悲願とは何か」。町長の思いの丈を語ることができる質問でしたが、考えていた以上に長い答弁になったし、答弁のない事項もあって、後の質問時間と項目を組み立てるのに大変でした。

 2問目は「新型コロナウイルス感染症拡大防止策について」収束が見えない中で、以下の対策が必要と考える。町長の所見を問う。

 ○安心して働くためのPCR検査の拡大 ○消毒等による教育現場の負担増の改善に対する予算計上 ○受診抑制による重篤化の回避 ○インフルエンザ予防接種の推奨 でした。

 答弁は、新型コロナウイルス感染症の発生時から今までの経緯を15分以上延々と述べたため、議論をする時間が無くなりました。私の質問は2分もかかっていません。答弁に前置きが必要なこともありますが、この質問はそうではありません。

 発生日時、感染者数、国・県の外出自粛宣言など、前置きは私の質問の答弁には不要のことがらばかり。聞いていた同僚議員も、「これはひどいね」「悪意を感じる」「町長に申し入れが必要」 傍聴者も「答えを聞きたいのに、なかなか答えないのでイライラした」「自己アピールで、答弁ではない」「正攻法がきかない相手。考えないと」など、声をいただきました。

 時間のコントロールは、答弁者が有利です。議論の場ですから、バランスをとるように、お互い留意しながら進めるのですが、昨日はさすがに「フェアじゃない」と強く感じました。一方、「やられた感」もあって、この矛先は自分に向かいます。自己嫌悪はいちばんくたびれる・・・勝ち負け意識は持ってはいけないのですが、全米オープンの試合を見ながら、それも自分が窮した場合のボディショットで1ポイント奪取したシーン(カレーニョブスタ対ズべレフ)を横目で見ながらの、ブログ書きとなりました。

またすぐ12月議会がやってくる・・・('_')

 

2020年8月22日土曜日

明治記念大磯邸園 滄浪閣の解体費は2億4750万円‼ (゚Д゚)

 新型コロナの影響で、一部公開が遅れている「明治記念大磯邸園」。いよいよ滄浪閣の解体が始まります。

 現存する滄浪閣は昭和初期の建物で、伊藤博文が住んだことはありませんが、大磯町で有形文化財の指定をして、残すようになっています。現在、敷地にある大部分の建物はホテルが建てたため、明治記念としては余分なものになります。なので、解体となります。解体費用を情報公開で入手したところ、2億4750万円の契約書がでてきました。受注者は東京新宿区信濃町にある東鉄工業株式会社。大磯町にもあります。

 滄浪閣の土地・建物(補償)の買取と整備は、全額国が負担します。土地の買取額は東側の古河電工と共にわかっています。古河の建物はほぼそのまま残すので、補償も理解できます。

 でも、「明治記念」で不要な部分は持ち主が解体するか、解体費用は補償費から差し引くのが一般的な考えだと思います。滄浪閣の補償費のわかる資料の情報公開をかけましたが、「のり弁」状態ででてくるのは必至です。全部で450ページ程の資料がどの程度黒塗りされてくるか、近日中に届くのを待って、解析できるかチャレンジします。

 町・県・国が協力して行うとされるこの事業。いずれにしても、私たちの税金が使われるので、しっかりチェックしなければ。

 合わせて、町長の動向の確認を9月定例会の一般質問で行います。二階幹事長との面会が異常に多いので。

2020年8月21日金曜日

中学校給食 国府中学校の建設場所決定の舞台は教育委員会へ

 昨日18日の教育委員会を傍聴しました。昨年12月の補正予算に計上された基本設計委託料は、建設費が1.5倍以上の9.18億円と高くなったこともあり、議会は否決。その後、町民グループ「大磯の給食を考える会」から町の案より4割安い案が提案されたこともあり、学校長、PTA会長、栄養士、調理員らでつくる準備会を2回開いて意見交換をしてきました。

 12日には議会に準備会の報告があり、質疑もしました。それも含めて、教育委員会に報告され、委員が質問。

 公共施設が全国的に建て替えや大規模修繕の時期を迎えている中で、大磯町でも公共施設の総合管理計画や修繕計画をつくっています。新たな建設と計画をどう考えたらいいのか、準備会での意見を踏まえ、費用面での考慮などが語られました。

 委員会では再度「自校方式」を確認、場所を決定します。私の推測では早ければ12月の補正で設計委託が計上されそうです。1年遅れとなりますが、当初と同じ令和5年度中の実施目標は変わっていません。

 牛乳給食やパンの購買がストップしています。考慮を求める委員がいました。9月議会の一般質問で取り上げます。

2020年8月19日水曜日

新庁舎建設で「賑わい創出・日常的なまちづくり拠点」を業者に提案してもらう??

  前回の投稿から1ヶ月以上経ってしまいました。FBのやり取りで時間を使いすぎ・・・

 8月17日の総務建設常任委員会協議会で、7月31日に開かれた「第1回大磯町新庁舎整備基本構想等検討委員会」の報告と質疑がありました。

 私は、築約50年の本庁舎はいつかは建て替えをしなければならないと考え、検討会の設置には賛成。町民の意見を聞きながら、しっかり議論をすることを求めました。

 ところが、町長は今年度の当初予算に議会への説明もなく、1980万円の設計委託料を計上。そのうえ、9月中に行う第2回目の検討会で、設計委託業務を公募型プロポーザル方式で決める(選考委員会を作って、非公開で決める随意契約)ための要件を決める予定であることがわかりました。町の資料には要件のテーマの例として「新庁舎を中心として賑わいを創出し、日常的にまちづくりの拠点となる庁舎整備について提案すること」と書かれています。*

 基本構想とは「規模・機能・予算・施設のあり方・基本方針・理念など、設計方針をまとめるもの」と町は言います。こんなことに1980万円(上限)をかける必要はありません。委員の中には大学教授の建築専門家や平塚土木事務所の建築部長も含まれています。じっくり意見を出し合ったうえでの設計委託業務であるべきです。急ぎすぎはかえって不自然、疑念をいだかせます。

 1200万円以上かけた中学校給食の調査委託に酷似しています。お金がないと言いながら、こんなところには平気でお金を使う大磯町。怒り心頭です。

2020年7月11日土曜日

大磯町立小・中学生1人1台のiPad購入 性急な導入に反対しました

 新型コロナで休業中、学校では子どもたちの学びのために、さまざまな工夫をしています。大磯町では94%の家庭がネット環境にあり、オンライン授業なども取り入れられました。家にない場合は、学校でオンラインを経験した子どもたちもいると聞いています。

 7月8日、臨時会が開かれ、補正予算案1件を審査しました。町独自のコロナ対応として、専決処分を含む3件の補正予算が財源も含め整理されました。3回分をまとめると・・・
○国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金 3億3970万円、県補助金400万円、寄附金150万円。歳入の合計は3億4520万円
使ったお金の合計は3億5150万円
不足分の630万円は基金の取り崩し。(町長・副町長・教育長の給料減額605万円を含む・しなかった場合は約1200万円になる)

○コロナ対応の事業は1億5280万円を投入するタブレット端末の購入以外、問題はありません。
○端末はすでに導入しているiPadを2079台購入予定リースでは国の交付金を使えないため
1台税込み7万3500円(債務負担行為で5年間の保守委託料に1台あたり年間約1900円)が妥当なのか質問したら、なんと町が端末を買う企業に、別途直接国から補助金が支払われるというではありませんか‼電通の持続化給付金の中抜きのような構造がある可能性も・・・
○オンライン教育の家庭環境は94%。タブレット端末1人1台を否定はしませんが、使えるようになるのは来年度。性急に導入すると現場が大変になり、かえって子どもたちのためにならないと判断しました。
○5Gの導入で、電磁波が今まで以上に強くなり、健康被害も心配されています。
【結論】
交付金は教員の追加加配、失業・内定取消・派遣・学生などの雇用創出、住宅ローンの返済猶予関連、外出できない高齢者などへの移送販売の整備支援などに使うべき。まだ町には余力があるし、時期は未定ですが、3500万円ほど国の交付金が入る予定なので、再度補正を考えるように求めました。  赤字の()部分を編集しなおしました





2020年7月1日水曜日

中郡医師会(二宮町・大磯町)がPCR検査センターを設置

 昨日、議会に情報提供があったPCR検査センターの概要は、次の通りです。

○第2波以降の患者数増大に備え、検査体制の強化と平塚にある帰国者・接触者外来の負担軽減を図る  ○名称は「中郡地域外来PCRセンター」 ○大磯町内に1か所(場所は非公開) ○7月から毎週水曜日午後、1日4件ほどを想定  ○ドライブスルー方式  ○医師など4名で対応  ○かかりつけ医などから検査が必要とされた方が対象  ○無料だが、初診料がかかる  ○翌日、検査結果がかかりつけ医、帰国者・接触者外来から連絡がある。それまでは自宅待機

 この件数で十分かについて聞いたところ、今のところはこれで対応できると考えているが、件数が増えた場合はまた医師会と調整したいということでした。

2020年6月13日土曜日

大磯町職員・中途退職者に歯止めを! アンケート調査の意向を確認(^^)/

 中途退職者に歯止めがかからない大磯町。消防は定数をかなり下回る中、新年度をスタート。新型コロナ危機で、イベントの準備などの業務がなくなったことがある反面、感染防止にあらたな仕事が発生しているため、執行中の予算がどうなるのかは言えない状況と、一般質問で部長答弁がありました。

 職員の在宅ワークは、一般企業と比べ進みません。守秘義務の生じる個人情報を持ち出すことができないからです。唯一の成果は有給休暇の取得が進んでいること。取得率が低い状況が何年も続いていました。

 この機に業務量調査をしないか聞きましたが、前向き答弁はありませんでした。ならば、アンケート調査は?と質問したところ、前回の実施から3年たったので行う方向で考えると答弁がありました。

 アンケートは質問項目と聞き方が重要です。中途退職者に歯止めをかける目標をもった調査になるか、注目しています。申し入れも考えています。

2020年6月11日木曜日

大磯駅前広場整備 修正案に実証実験を求める声が多ければ行う(^^)/

 昨日の一般質問で、町民の関心の高い「大磯駅前広場整備」について質問しました。しばらく動きがないので、計画がなくなったと考えている町民も多くいます。ところがそうではなく、修正案を説明して意見を求める場面が2度あることがはっきりしました。
 具体的には、計画案を固める9月末までに2回案が示され、意見を募集します。新型コロナ危機で町の財政運営が不透明な中、進める必要があるのか質問しましたが、町長は安全・安心のために整備を行うと、相も変わらない主張をしています。町民の声は「どのような状況で人身事故が起こり、どうしたら回避できるのかの説明が必要」「町の案で実際どうなるのかの実証実験が必要」など。

 今まで何度も「実証実験すべき」と議会で求めてきましたが、「今現在、行う考えはありません」という答弁しか戻ってきませんでした。
 今回、初めて「修正案について、実証実験を求めるご意見が多くあれば行っていくことを考える」という前向き答弁がありました。

 遅くても8月初旬に1回目の説明会(新型コロナで会場設定ができるか不明ですが)が開かれると思います。多くの方がご参加され、皆さんの自由な意見を届けていただきたく思います。具体的な日程が決まったら、お知らせします。

デリバリー方式の中学校給食を提案する陳情書は不採択に

 大磯町民の方から、中学校給食の再開に向けて、財政状況も踏まえてデリバリー方式の提案がありました。具体的には・・・
①町内にあるコンビニ、ファストフード店との委託契約を結ぶ
②町内産業の活性化のため、町内にある弁当屋等食材提供業者との委託契約を結ぶ
③月に一度程度は大磯プリンスホテルのデリバリーを検討する
④管理栄養士を含め、折に応じて、委託業者と、きめ細かな打ち合わせ・問題点の共有をする
⑤評価の低い業者の給食提供は回数を少なくし、評価の高い業者は回数を増やす

 6月4日の福祉文教常任委員会で審査、1人が採択、私も含め4人が不採択、一人が趣旨採択で不採択になりました。

 私は自校方式の小学校給食の1食当たりの経費は131円(H30年度決算)かかっていることを確認。「中学校給食の方式は自校方式が望ましいと結論づけられ、実現するまでの間、デリバリー方式を採用。業者が契約を断ってきたためデリバリー方式は中止。違約金を受け取った」「デリバリー方式はどう工夫しても自校方式よりおいしい給食にはならない」
「財政状況の説明は単純ではない。お金をかけても中学校給食は自校方式でよいと考えている」「複数の業者と契約をし、残食率の高い業者を除いて給食を提供する方式は無理と判断する」と討論しました。

2020年5月30日土曜日

新型コロナ対策と同時に首長の給与減額 反対しました

 国の施策が生活者になかなか届かない。10万円の給付金の手続きも自治体任せなので、申請書の送付日や申請書の違いなど、おかしな温度差が出てきます。
 同時に、各自治体では独自の新型コロナ対策の施策を補正の議案や専決処分で行っていて、これも温度差が出ています。大磯町お場合、財源は何にでも使える「財政調整基金」。国は「地方創生臨時交付金」を全国の自治体が使えるように予算措置し、大磯町では9112万6000円とされます。条件付きなのであてはまる事業があるか精査が必要ですが、やる気があればあらたに9000万円を活用した補正を組んで、町としてコロナ対策にあてることも可能です。
 このような状況の中、大磯町では町長、副町長、教育長3役の給与の減額が議案になりました。6月補正(合計額1638万円)のうち、新型コロナ対策事業では保育園、学校への2件。合計額は307万6000円、余った338万2000円は、また財政調整基金に戻します。9000万円の使い方の説明もできないようでは、余らせたお金が有効に使われると判断できない、無駄な事業の財源になりかねないため、反対しました

 使い道がわからない、という理由で反対した議員が多いように思います。13名中、私を含め5名が反対しました。議案は可決。
 今朝の新聞で、山北町議会が1票差で否決した記事を読みました。充てる事業は中学3年生対象の補修塾だそうで、大磯町と様相は異なります。
 隣が行うから、我々も・・・と、横並び。同調圧力ではないにしても、同じにしなくてはならない理由の有無をはじめ、納得させられる根拠が示されない議案は安易に出してほしくありません。
 お金が足りない理由で町3役の給与削減をしなければならない自治体の財政運営は適切なのか、よくみる必要があります。安易なパフォーマンスでは困ります。

2020年5月23日土曜日

6月定例会の一般質問 通告書を提出しました〈10日夕方を予定〉

No.1 新型コロナ危機に対する認識を問う

 新型コロナウイルス感染症は私たちの生き方全般を大きく変える必要性を提起していると考える。大磯町で進行中の事業や新規・改定する計画について、新たな観点から見直すことが求められていると考え、下記の点について町長の所見を問う。

(1)令和2年度予算執行の見通しは。職員の働き方改革とも合わせ、整理する必要があるのではないか
(2)健康維持(身体・メンタルの両面)と施設利用の制限は従前の方法でなく、工夫が必要ではないか
(3)収束まで時間がかかるとされる。町民目線に立った総合相談窓口設置の考えはないか
(4)第5次総合計画は基本構想と合わせ抽象論にならないか。財政見通しをどう表すのか。実施計画は結局時の町長と議会の関係で執行されることになるのか
(5)本庁舎建設は性急すぎると考えるが、どうか
(6)駅前広場整備を急がなければならない理由は何か
(7)避難所開設時の感染症対策は十分か。仮設住宅建設の規模と運営についても合わせて問う

 定例会の一般質問は9日(火)、10日(水)。通告書の確認と時間割は26日の議会運営委員会で決定します。


2020年5月21日木曜日

大磯上空が騒がしい オスプレイ・対潜哨戒機・ヘリが頻繁に飛んでいる

 先週、野良猫を減らす活動をしていたら、対潜哨戒機が4機一緒に飛んでいるので「4機も!以前は1機だけで飛んでいたけどこの頃は2機で、と思っていたら4機!!初めて見た」というと、一緒にいた方が「私は5機一緒に飛んでいるの、見ましたよ!」と。
 そんな話を聞いた町民の方は「オスプレイが飛んでいるのを見た。海の上でなくて、陸上。結構低かったし、音もすごかった。」と教えてくれました。不安になるよね、と話したのがつい2,3日前。
 今朝は6時過ぎに大きなヘリの音。昨日は運動公園にいたとき、上空に旅客機が飛んでいて、真っ白な機体に期せずしてウルウルきてしまいました。
 新型コロナ危機に学んで、三密回避の新しい生活様式のそのずっと向うを考えたいものです。軍事費削って、生活にまわして!!

2020年5月20日水曜日

大磯町・給付金申請手続きに前向き 間違えても修正可能 ほっ(^^)/

 昨日の臨時会。専決処分の承認4件と議案1件、午前中に終わる予定が閉会したのは5時近く。議員全員が納得するまで質疑するので、予定通りにいかないことがほとんどです。

一人一律10万円の給付金について
○印鑑はシャチハタタイプも可
○記載漏れがあっても、不備がなければ手続きを進める
○不明な点は連絡する(電話に出ない高齢者が多いので工夫する)
○世帯主が入所や署名ができない場合は、柔軟に対応する
○全戸配布(広報と一緒というので、全戸にはならないことを指摘しました)や掲示板で申請し忘れのないように、工夫する
○出し忘れている方がいないように、ある時点で催告状を出す

申請書が届いてから振り込みまで2~3週間かかると答弁がありました。

2020年5月16日土曜日

10万円の給付金申請 注意の声掛けを!!

注意点は二つ。
○申請書のチェック欄、チェックすると給付金は入金されません。
○世帯主の本人確認と口座名義、番号のわかるコピーの添付を忘れずに。

 申請の仕方がわからない、体が不自由なのでコピーに行かれない、間違えた場合など、不利益がでないように19日開催の臨時会で町に求めます。

大磯駅前広場整備 9月中に計画がまとまるとは思えません

 14日に総務建設常任委員会が開かれ、「大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業における委託業務の進捗状況について」議論しました。

 昨年9月23日に行われた町の「説明会」での意見とその後寄せられた意見をもとに、6点に絞り込まれた課題解消に向けて、委託業者が修正案を書いていることがわかりました。
 昨年度中に修正案ができ上がる予定でしたが、事故繰越に。道路の改良、特に県道の拡幅が先だろう、という観点からの質問や意見が多くに委員から出されました。
 県道拡幅は普通に考えれば県の仕事ですが、この部分に関しては県はなかなか動きません。30年ほど前に、県のなぎさプランで大磯港がヨットハーバー機能を持つ構想が提示され、県道拡幅を行う案がありました。その時の町長選で争点となり、なぎさプランは白紙になった経緯があるからです。
 道路拡幅の基本は中心から両側が後退すること。それも、国道まで。駅前洋館は国登録有形文化財なので無理でしょう。一部を後退するとなれば、県と調整のうえ、町が費用を負担することになると思います。

 駅前広場で、東に向かって発進するタクシーが西に向かいたい場合、気を付けてUターンしています。数は少ないですが、一般車両も同じです。このUターンできる場所を新たに加えた飲食店や交番、観光協会を動かしてできないか検討しているようですが、どう頭をひねっても無理だと思います。そもそもこの場所は「ハコモノ」を考えている(国の補助金申請にそう書いてあります)ので、整合性をどうとるのかも問われます。
 最初の修正案を説明、意見を聞いたうえで再度修正し、9月中にはまとめたいと町はいいますが、とても無理でしょう。民有地の了解が得られるかも不明です。

 どう考えても「お金をかけた上、使いづらくなる駅前」にならざるを得ないこの事業、早く白紙にすべきです。

2020年5月15日金曜日

新型コロナウイルス対策 税の徴収猶予等の概要は

 昨日、町の税務課から新型コロナウイルス感染症緊急経済対策について、資料提供がありました。
○徴収の猶予制度の特例
 今年2月から納期限までの1ヶ月以上の収入が、前年同期比でおよそ20%減った場合で、一時に納付できないと認める場合。担保不要、延滞金免除
○町民税の寄附控除の特例
 国の指定行事が中止になった場合、入場料金を払った人が払い戻しを辞退したときに寄附金税額控除の対象にする
○生産性革命の実現に向けた固定資産税の特例措置の拡充
 事業用家屋、構築物を一定の条件で対象に追加する
○軽自動車税の臨時的軽減の延長
 3種類の税のうち2種類を1%→非課税と2%→1%へ

2020年5月13日水曜日

町独自の新型コロナ対策 二宮町約2.4億円大磯町8600万円強(+_+)

 新型コロナ危機で、生活が一変。何より収入がなくなる中で返済や家賃の支払いなどを迫られる方たちは大変な思いをしています。
 一律10万円の給付は国民の声を届けた結果ですが、これだけで済む話ではありません。政府は医療崩壊を招かないように支援すべきところを、十分な予算計上をしないで終息後のGo Toキャンペーンに大きな予算を付けました。
 国だけでなく、各自治体独自の対応策も注目を集めています。10万円の給付申請の用紙そのものは全国共通と思っていたら、関西のある自治体は給付欄に給付を「希望する」「希望しない」の両方をあげています。独自の工夫ができることがわかりました。
 神奈川県下の町村は、国のひな型通り「給付が必要でない人」がチェックをするようになっています。普通、必要なところをチェックしますから、間違える方も多いのではと心配します。

 さて、町の独自策の合計は8637万3000円。お隣の二宮町の事業を聞いたところ、事業はあまり差がないものの、条件が異なるようで、総額約2.4億円と聞きました。
 二宮町は15日に臨時会を開き、補正予算案を審査します。大磯町は1日も早い執行が必要、専決処分でかまわないという議会の意思もあって、19日に専決処分の承認をする予定です。
 全国どの自治体も財政調整基金を取り崩して財源に充てます。二宮町の財調は約9億円、大磯町は約6.5億円。それに三役の給料カットの条例改正をして、財源に充てる考えも示されました。

 詳しくは19日の臨時会、6月2日から始まる6月定例会の報告をいたします。

 

2020年5月9日土曜日

10万円の給付金受け取り マイナンバーカードを作るより紙申請の方が早い

 いつ受け取れるんですか?一日も早く受け取らないと、生活が・・・という方も。大磯町のスケジュールが見えてきました。
 マイナンバーカードを使うと早い、と喧伝されていますが実際はどうなるでしょう。申請の方法は二つ。郵送とオンラインです。

 大磯町はじめ、神奈川県下の町村で運営する町村情報システム共同運営をする事業体を使って申請書を印刷、郵送するのが5月15日(金)。遅くても18日(月)には各世帯に届くと思います。申請用紙が届いたら振込先を書いて投函。氏名が書かれた右側の欄は受け取らない意思を伝えることになりますから、給付金が必要な方はチェックしないように注意してください

 オンライン方式は5月11日から申請が可能ですが、マイナンバーカードとカード読み取り機(4000円ほどかかるそうです)か、近距離無線通信のNFC機能を持つスマホが必要。
 これからマイナンバーカードを作ろうとすると、1ヶ月半はかかります。カードを受け取るには、役場に本人が行かなければなりません。三密回避のためにも、おススメできません。

 結局、受け取り開始はオンライン申請の場合5月28日から、手書き郵送で6月1日からですので、4日違うだけ。これからカードを作ると、かえって遅くなることだけは確かです。
                              ※上記は「予定」です

2020年5月3日日曜日

大磯町独自の新型コロナウイルス感染症緊急対策9230万円を予定

 5月1日に記者発表した内容は
感染症の拡大防止と町民の健康維持 約1300万円
○小・中学校、幼稚園、保育園、認定こども園、放課後児童クラブ、高齢者施設、障がい者施設等のほか、公共施設や避難所等への衛生物品(マスクやアルコール消毒液等)を配備
○母子保健事業における感染防止
○高齢者の介護予防支援(自宅で過ごす方へ、リーフレットを届ける)
○町民の衛生活動支援(次亜塩素酸水の配布のために生成器を購入)
○多様な手段による情報発信

町民の安定的な生活の確保 約4180万円
○ひとり親家庭・児童扶養手当受給者対象に一律3万円を給付
○放課後児童クラブの保育料の一部支援
○保育園の3歳以上の園児を対象に、給食費を日割りにより還付。一人当たり4500円上限
○保育料の支援 0~2歳児を対象に保育料の一部を支援
○子どもの学習支援 教材等を郵送し学習活動を支援
○就学援助対象世帯(準要保護)の昼食費用支援
○高齢者の見守り支援

町内事業者の経済活動の維持 約3750万円
○事業者の融資に対する利子全額補助(5年間)、県信用保証協会に支払う保証料の全額補助(限度額50万円)
○売り上げが著しく減少した小規模事業者を対象に家賃補助(上限額10万円/月×3ヶ月)
○中小企業者等の経営や相談支援

財源は主に財政調整基金の取り崩し、町3役の給与削減を充てる予定

議会は一刻も早い支援が届くよう、議決を経ず執行する「専決処分」もあり得ると理解しています。

2020年4月25日土曜日

これは大変‼ 使用料・手数料見直し方針(素案)の内容

 昨年、消費税が8%から10%になったことから、使用料が値上げされました。私はわずかの値上げをするより、町民の活動支援のために値上げ不要。計算の仕方もおかしいと反対したところです。
 今後、全体的な使用料・手数料の見直しの方針をたてると説明していた通り、基本方針(素案)が出されました。「使用料は、物や施設を使用する対価」「手数料は手数をかけたことに対し徴収する料金」と定義。使用料や手数料が人口減少などで収入が減少、「受益者負担の原則」の観点から利用者に適正な負担を求めていく必要があります利用者に原価(コスト)の負担を求め徴収する考えに必ずしも基づいていなかった(反省の弁?)と冒頭に書いてあります。わざわざ「道路や小中学校は受益者負担ゼロ」と断っていますが、当たり前すぎて書くこと自体恥ずかしい・・・この記述は町長も承知しているはずです。
「受益者負担」とは何でしょう。「利益を受ける人はお金を払うのは当たり前」というのなら、そもそも税金で施設をつくることはないのでは?また、50%負担予定の社会教育、保健福祉の活動などは「自分のため」だけに行っていることなのでしょうか?
 スポーツ施設は負担割合100%と書いているのに愕然としました。地方自治体の本旨は「住民の福祉の増進」です。スポーツは福祉の増進に当たらないから、全額利用する人が払ってくださいね⁉冗談じゃありません。大磯町は太極拳も盛んで、たくさんのグループが健康づくりをしています。
 私はテニスが趣味で、一日中コートにいてもいいくらい好きです。2時間1260円の利用料が原価100%で計算すると、いったいいくらになるのでしょう???民間では当然減価償却をしながらお客さんから料金をお支払いいただき利益も上げていくわけですが、「公」は「民」と違って、「儲けを生み出さない」ことが求められます。運動公園は原価計算をすると、民間より高くなるのは必至と思っています。谷戸を造成したので、費用が割高です。100%にすると利用者はいなくなると思います。1時間100円でも安いところで利用する人が多いからです。

 大磯港の賑わい交流施設にこの考えを当てはめると、とんでもないことになります。国の補助金もほとんどもらえない「商業性の強い施設」なのに、ここで利益を生み出す川場村にある指定管理者からのテナント料は「ゼロ」売り場の維持管理、人件費が必要なのは明らかですが、必要なコストを負担してもらうからゼロでよいとする感覚に、開いた口がふさがらない状況です。 
 また一つ、6月の一般質問で取り上げる課題が増えました。増やしていただきたくないのですが・・・

次亜塩素酸水の配布、混乱するも終了 お疲れさまでした('_')

 23、24日に大磯町に寄付された次亜塩素酸水の配布がありました。一日目は昼頃予定していた量が無くなったためその旨放送されましたが、聞きそびれた方が2時の終了時近くに来庁。職員が対応しているところに通りかかりました。
 消毒液があると思ってこられた方への対応がしっかり準備できていたとは言い難く、「密」な状況で説明。担当部署に飛んで行ってバックアップを頼みました。
 役場本庁に行った方は国道にずらっと並び、1時間近く待ってようやく手に入れたと教えてくれました。

 たくさんの方が来たら、杖をつくなど体の不自由な方が来たら、途中でなくなったらなど、想定できることに対応ができないのはどこに問題があるのか、考えてみました。
 職員の在宅勤務シフトが始まる中、通常業務の他に発生するサービスに対応するには今まで以上に準備期間が必要です。消毒液でウイルスの「不活性化」が起きるそうですが、今の町組織が不活性化しているように思えてなりません。いつも行うことではないことに万全を期すためには考える時間が必要です。その時間は確保できていたのか気になります。
 苦情を受け止めるのは担当職員です。横の連携、上司のバックアップがなければますます疲弊するでしょう。最終的には町長の姿勢が問われますので、ご本人の考え方を6月定例会で質す予定です。そういえば「町長を呼んできなさいよ!」という声も耳にしました。
(呼べるはずはありません・・・)
 

2020年4月18日土曜日

大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業と   みなとオアシス推進事業 事故繰越に

  無理に進める事業はムダ使い、町民の利益につながらないとかねてから指摘している二つの事業。「無理の証明」、事故繰越が16日明らかになりました。事故繰越は、予算を使うことになっている年度内に避けられない理由が発生(事故)した場合、次年度に繰越して使えるようにする仕組みです。執行上は避けたほうが良いとされています。

 「大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業」の計画案作りの委託料182万2000円は「駅前広場計画の検討にあたって必要な交通管理者(神奈川県警察)、関係権利者(東日本旅客鉄道株式会社)、道路管理者(県平塚土木事務所および町建設課)との協議に日数を要したため」。
 「大磯港みなとオアシス推進事業」の工事請負費2億9949万円と管理委託料1009万5000円の理由は「漁協施設の解体工事に日数を要したことから、解体後に整備する施設整備工事の着手が遅れたため」となっています。この事業は事故繰越にさえできない部分も発生したために、今年度の当初予算にも計上されました。決算時に整理するのが大変です。
 大磯港賑わい交流施設は工事を進めていますが、新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、運営する川場村にある指定管理者も影響をうけるのではないか等、心配する声もあがっています。

 両事業とも、詳しいことは6月2日の議会で聞きます。

2020年4月17日金曜日

大磯町議会6月定例会 新型コロナウイルス対策をした上で通常通り行うことに

 昨日、議会運営委員会で6月定例会の日程と新型コロナウイルス対策を合わせて協議しました。3密回避のため、本会議場の議員席を離し、換気の工夫をする。町側の説明者も議案ごとに入れ替え、最小限の人数にする。陳情審査の際は、場所や趣旨説明の方法を工夫する。質疑は簡単明瞭を今まで以上に意識する。傍聴は自粛いただくが、要望があれば消毒、マスク着用を依頼する。一般質問は特に制限をしない。状況に応じて臨機応変に対応する、など。

日程は6月2日~17日。2日は議案審査が予定されます。一般質問は9日と10日です。

2020年4月11日土曜日

新型コロナウイルス対策大磯町のやる気のなさは問題 妊婦のマスク要望にも応えない

 昨日の議員全員協議会、2時間ほどの説明と質問がありました。正直、町の「町民の命を守る意識」の薄さにがっかりしました。
 筆頭は町長に直接訴える「平成目安箱」に、マスクが購入できない妊婦の方が「数枚でも配布いただけないでしょうか?」と求めたところ、「町民の皆さんに配布できる備蓄がないため、申し訳ありませんが配布することはできません」と信じられない回答を医師の町長がした事実です。一人に配布したら申し込みが殺到すると心配したのでしょうか。妊婦は二人分の命を守らなければならない人です。基準を作り、大切な備蓄を必要な人に渡すことについてしっかり考えるのが、行政の仕事だと思います。

 町の状況把握は最初に着手することですが、保育園、学童保育、学校、町の施設、医療関係、家庭内虐待、失業、融資、生活費、セイフティーネット、周知方法(HP頼みはよくない。町の掲示板の活用を)等々の議員の質問に対し、町民の声を把握して、町政にいかす気概は感じられません
 「テレビなどで必要なことは周知されている」、「緊急事態宣言の具体的な対応は指示を待っている」など受け身に回っていて、この大変な事態に対して、少しでも町としてできることを探しているようには思えません
 議員からは批判をはじめ踏み込んだ対応を求める声があがりました。町長は「建設的な意見をいただいた。検討する。職員には初めてのこと、得難い経験、糧となるだろう。忌憚なく意見をいただき町と力を合わせていただきたい」と発言。それに対し「検討とは何もしないこと、と国の役人から聞いたことがある。それでは困る。いつまでに答えられるか」と求められ、町長は「1~2週間で」と答えました。

寄せられた声
狂犬病注射が周知なくいきなり中止。動物病院に行くように言われたが感染防止と逆行、おかしい。 抗体検査ができるようにしてほしい 不要不急の外出をしている人がいるので、やめるように行政防災無線で流してほしい 何でもホームページ・・・は困る。ホームページも分かりにくい。改善して。 マスクをはじめ、必要な医療品を町内医療機関に援助して 感染者の自宅は消毒するのか、同居者の行動範囲はどうなるのか アベノマスクはいらない。どうしたらいいか 町民の不安解消策は何があるのか 駅前整備より町民の命を守る「コロナ禍対策」にお金を使ってほしい 一人暮らしで入院した場合、ペットは預かってもらえるのか 収束しない中で今後台風などで避難所開設の際はどうするのか 町に対策を求めていきます。

2020年4月7日火曜日

大磯町議会 緊急事態宣言を受けた対応について臨時全員協議会を開催

 昨日、議長などと政府の新型コロナウイルス対策に大磯町がどのように対応するのか相談しようと、事務局に集まりました。ちょうど首相が緊急事態宣言を表明したので、合わせて議会として町と情報を共有する機会を持つことを議長が決めました。
10日(金)午前10時からです。(傍聴はできないかもしれません・・・)

 昨日は入学式が行われ、合わせて新学年を迎えた児童・生徒が新しい教室で友だち、先生と会って、教科書などを受け取って帰ってきました。休業のため「始業式」扱いではないそうです。

 学童保育は長時間の運営で、支援員に相当過重がかかっていると思います。教育委員会では学校が休みでも指導協力員、支援員を雇っています。教室の使用や支援員の派遣は学校長判断でできるようですので、要望してきました。

 学童保育だけでなく、学校の勉強方法、子どもたちの過ごし方、保育園、高齢者や障がい者施設、医療体制、緊急搬送、クラスター発生時の対応、備蓄マスクや消毒液、融資(社協含めて)、納税猶予(国保税・介護料も)気になるところがたくさんあります。

 コロナ禍で職を失った方や、仕事につけないために収入が途絶えている方の頼みの綱「給付金」の条件などはまだはっきりしていません。このブログをお読みの皆さんの中で、疑問に思うことや質問がありましたら、61-0932までお寄せください。

2020年4月4日土曜日

新型コロナウイルスで大磯町立幼・小・中の臨時休校4月19日まで

 昨日、教育委員会は町立の幼稚園、小学校、中学校の臨時休業を4月19日(日)までと決めました。入園式、入学式は予定通り行うそうです。
 保育園、学童保育などの変更の知らせは届いていません。

2020年4月2日木曜日

新型コロナウイルス対策 大磯町長に秘策を授けたい

 平塚保健福祉事務所管内の新型コロナウイルスの感染者は直近の数字(3月31日)で15人。4月2日の2時現在、新しい数字は示されていないことを町に確認しました。PCR検査の数は大きな伸びは無い模様。町の備蓄マスクは必要に応じて提供されているようです。

 大磯町では3密を避ける意識が浸透していると思っていますが、電車やバス通勤などでリスクを負っている方もいます。
 「自粛と給付はセットで‼」という声が高まっていますが、国会答弁を聞いてもなかなか前に進みません。
 町民の中には「生活が立ち行かない」方もいるはず。町長の英断で「生活資金の貸付、または給付」、あるいは「町に払う税金や社会保険料の支払い猶予」を行うことができます。それを国に請求する・・・町長として、町民の生命と財産を守る立場にたてば、右肩下がりの支持が急上昇するのでは?
 財源は6億円ある何にでも使える貯金(財政調整基金。旧NCRの数億円と考えられる税金も加えることができます)。大磯町は一番身近な自治体ですから、しっかり対応できるはず。
 やる気が一番‼こんな英断なら1週間後には議会開催も可能ですし、専決処分もありではないでしょうか?政府の給付金の支給・・・結局自治体お任せだとしたら、仕事量が増えるし、時間もかかります(-"-)


2020年3月31日火曜日

大磯町職員人事異動に思う

 今年こそ前向き発言できるか⁉と思いながら見る「大磯町職員異動等について」
○異動職員数の推移は・・・H28年138人、H29年143人、H30年116人、H31年70人、R2年99人です。
○退職者(新採用)は・・・H28年24人(記載なし・鈴木カウント36人)、H29年24人(記載なし・鈴木カウント24人)、H30年17人(9人)、H31年7人(10人)、R2年(9人)となっています。

 いちがいに数字の多い、少ないで組織力の判断はできません。というのも、今、職員として働いている人たちは大きく正規と非正規に分かれます。
 正規職員は定年60歳、給料や休暇等も保障されています。
 非正規職員のうち、任期付職員はフルタイムと短時間に分かれていて、給料や保障が異なります。再任用は定年後、年金受給となる65歳まで働く制度で、給料は辞めた時の半分からのスタートとなります。アルバイトの方は、R2年度から会計年度任用職員と名称が変わり、交通費は基本的に出るようになります。働く時間等によっては期末手当が支給されます。
 「職員」として数えられる人数は、詳しく聞かないとわからないのが実態です。人事権は町長にあります。一職員の評価をする立場にはありませんが、異動のタイミング、課や係の配置を見ると、大丈夫だろうかと考えてしまうところも正直、あります。

 毎年問題なるのが中途退職です。今年度末、定年退職者は3人、自己都合で退職(いわゆる中途退職)する正規職員は6人います。一方、正規職員の採用は9人。数でみればプラスマイナスゼロとなりますが、質でみれば、かなりのマイナスと言わざるを得ません。

 中﨑町長の下での組織力の低下と仕事量の増加、職員のやる気の関係を6月議会で質したいと考えています。
 町民にとっては住民サービスの量と質、ハコモノ建設による維持管理費や借金の町民生活への影響も合わせて「見える化」に挑戦します。

2020年3月17日火曜日

新型コロナウイルス 町の最新情報

 昨日開かれた定例の議員全員協議会で資料配布された「大磯町における新型コロナウイルス感染拡大防止対策に伴う公共施設の休館等について」。3月23日までだった休館が31日に延長されました。4月以降、どうなるかわかりません。「延長」を強調するように求めました。
 この機に質問して、町の持つ情報を聞きました。わかったことは・・・

○マスク不足に関して
 町の備蓄マスクは一千数百枚と、多くはない。保育所、介護施設などでの不足はないと聞くが、3月6日に学童保育所2か所とストックのない有料老人ホームに渡した。新たに二千数百枚がくる予定。必要があれば更に放出する。国の支援があると報道されるが、具体的にはわからない。

○検査体制など
 平塚保健福祉事務所管内の感染者は4名。平塚・伊勢原・秦野・大磯・二宮の病院、診療所の状況確認では、現在特に心配するような事態ではないが、引き続き情報提供・共有をしていく。検査について、現実は地元の保健所の判断となるが、あらたに帰国者・外来者(?)相談で判断できるようになった。
 地元の診療所は物理的に隔離して診察できるスペースがないため、PCR検査は難しいのではないか。PCR検査キットは、国で言うほど届いていない。

○学校のようす
 中学生については学年を分けて登校、資料などを渡す。小学生には保護者に渡す。3月27日を登校日にして、修了書などを渡す。休校中の学習については、Eラーニング、適宜プリントを渡すなどしているが、主体的な勉強を促している。
 4月以降は普通に進める方向だが、国の専門者会議の動向を見て考える。



 

2020年3月16日月曜日

大磯町長 自校方式決定後「温かいデリバリー給食」の視察('Д')

 大磯町立中学校給食は、デリバリ―給食の破たん後、会長は副町長で保護者、学校関係者などで構成する検討会で「自校方式」に決定。それを受けて教育委員会、町長部局でも「自校方式」に決まりました。

 いつ動き始めるのか注目していましたが、ようやく昨年12月定例会の補正予算に「基本設計委託料」が計上されたものの、7対6で否決されました。修正案も提案されました。それなりの理由があり、これはこれでよかったと思っています。

 しかし、その結果を受けた町長は「自校方式」が否決されたと勘違いしたようです。「方式」は「議決案件」ではありません。それでも、賀詞交換をはじめ議会でも「温かくておいしい給食の提供を早く・・・」と言い続けています。
 私は町長の言う「方式」は「温めるデリバリー方式」ではないかと思っていたら、やっぱり!!!2月17日に伊勢原市立中沢中学校に視察に行かれていました。私の一般質問までに「町長の動向」をチェックして生かせばよかったのに、うかつでした(反省)

 「1食当たり280円で選択方式。約半数が注文」「4校ある市立中学校のうち、中沢中学校(400名)が先行」「評判はそれほど悪くない」「弁当箱を温める時間は約1分、一度に4食温められる電子レンジが4台。配膳には時間がかかる」「初期投資費用は約7990万円」と聞きます。

 これからの展開は?福祉文教常任委員会の閉会中の審査が行われる予定ですので、町側と議論をつづけることになると思います。町長が「ボールは議会にある」という認識について、ボールを予算とすれば町長しか投げられないことは明白なのですが、町長の考える「ボール」が何なのかはっきりさせることが、これからの展開のカギと思っています。

 

2020年3月15日日曜日

東海大・大磯病院和解 結論は住民にとって「マイナス」

 20年の議員生活で、手元にある資料は(当然)膨れ上がっています。テーマ別に分けてクリアファイルに入れていますが、何百とあるのでついつい整理が後回しに。時間をみては散らかっている資料を整理して、同じファイルに差し込んでいます。

 さて、東海大学付属大磯病院の土地をめぐり、町長は議会の議決を経て東海大を提訴。違約金の請求額1億3400万円のところを、和解によって4018万円町に支払われることになりました。
 前回のブログでは、東海大に売却した額が、たかとり幼稚園の建設でほぼ同額になったとお伝えしましたが、ファイルを整理していたら詳しい金額が見つかりました。

 ゲートボール場,月京幼稚園の売却(幼稚園の建物とゲートボール場にあった倉庫の補償費3730万円含む)により、町の歳入は4億8378万円。
 たかとり幼稚園の土地購入費1億3607万円、道路用地購入と整備費で700万円、設計・管理に1444万円、月京幼稚園の解体を含める工事費に3億8199万円かかりました。

 足し引きすると、約5570万円のマイナスとなります。(幼稚園が新しくなったので、町の資産は増えているという考えはできますが)和解金4018万円のために使われた弁護士費用の正確な額は、今年9月の決算を見なければわかりません。
 金額だけでなく、町民にとって「マイナス」なのは、救急受け入れとしての機能を持つ病院の存続が危ぶまれることです。

 町長は、この数年施政方針などで「継続性と一貫性」を強調しますが、都合のいいところにスポットを当てる一方で、都合の悪いことはお忘れではないか??と思うことが多々あります。
 最初の町長選の公約「東海大大磯病院の産科再開」はどうなったのでしょう??

2020年3月6日金曜日

新型コロナウイルス 大磯町の対応が改善される

 大磯町の動きを議会も知る必要があると考え、臨時議員全員協議会を開催。対応について、要望を伝えました。

○子どもの朝の居場所作り、学童保育の場所の拡大と支援員対策
○行事の中止・延期、休館状況などの周知はホームページだけでなく公共施設などに紙ベースで知らせること。可能なら、町の掲示板をつかうこと
○相談体制の強化

 前向きな取り組みが始まっています。今後、状況の変化に応じて、臨機応変な対応を求めていきます!(^^)!

2020年2月29日土曜日

新型コロナウイルス大磯町の対策が分かりづらい"(-""-)" 学童保育が悲鳴

 安倍首相の「休校要請」で全国の自治体は大混乱。大磯町でも、町立の幼稚園2園と分校も含む小中学校が3月2日から25日までの休業(学校は経営、だから休業!?)を決めました。保育園はいまのところ通常通りです。
 対応に追われているのが、朝の子どもの居場所づくり事業と学童保育。学童保育は子ども一人当たりの面積が最低でも1.65㎡確保されなければなりません。登録人数と実際過ごす人数は違うので、なんとか要件をクリアしているのが実態です。
 でも、放課後、学童保育に来ない児童はそれなりの過ごし方をしていますが、朝から学校が休みになると話は違います。
 例えば大磯学童は150人近い登録数のため、子どもがそろえば場所(面積)が足りなくなります。学校と協議して、教室などを使うことができるように、町長部局が教育委員会に申し入れをする必要があります。
 今回の緊急事態は「ウイルスの封じ込め・拡散防止」のはず。ならば、狭い場所(ただでさえ狭い)ところで子どもたちを過ごさせるなど、とんでもありません。

 また、なるべく外に出ないように・・・と言っても、元気な子どもたちに一日中家で過ごせということはとても大変です。なんとか工夫をして、乗り切らないと・・・

 大磯町の行事などの中止が次々決まっています。が、様子を知ることができるのはまず町のホームページとなっています。紙ベースも必要です。回覧を待つまでもなく、町の公共施設や掲示板に貼り出すことも待たれています。
 ホームページはとても見づらく、分かりにくい。また、子どものいる家庭や高齢者の心配などに対応する窓口が見えません。
 月曜日からは予算特別委員会、こちらで対応など聞くことができる点はしっかり審査していきます。


2020年2月23日日曜日

大磯駅前整備・来年度予算計上はゼロ でも、協議は進める(-"-)

 2月21日に行われた総括質疑、私は11項目質疑しました。大磯町に限らず、地方自治体には「住民の福祉の増進」が求められています。

 まず、社会情勢の捉え方に甘さがあると指摘しました。施政方針演説で「名目GDPは過去最高を更新し戦後最長の景気拡大が続いており、景気回復の兆しは見えつつあります。(中略)消費税率10%への引上げの影響などから、個人消費は緩やかな回復に留まっており、景気回復を実感できるまでには至っていません」と語られましたが、答弁はかみ合わず仕舞い。再質問で、GDPを言うなら、名目でなく実質で語るべきと思う。町長は名目と実質の違いを説明できるかと聞きましたが、答弁はありませんでした。

 大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業の予算計上はありませんが、どう進めるのか聞きました。今年度は測量委託と計画案の修正委託が執行されています。測量委託は別にして、計画案の修正は「9月23日の町民説明会とその後届いた意見を参考に、さらに区域を民間所有の土地、観光案内所、交番も含め拡大して「修正案」を作る→修正案を議会に提示→修正案を町民に説明し(説明会をすると議会答弁があったはずが、揺らいでいるような気がします)意見募集をする→届いた意見を元に、さらに修正する」これらが3月中旬までの契約になっています。
 できるわけがないので、町長に「事故繰越をして、修正案を来年度につくることになるのでは」と、再質問しましたが、こちらの回答もありませんでした。

 町長就任後9年以上が経ち、今回は10度目の予算編成です。「継続性・一貫性」を強調されますが、その結果町の将来がどうなっていくのか、一般質問と予算特別委員会で質していきます。

 



2020年2月22日土曜日

大磯町議会 鈴木京子の一般質問は26日午後4:45~6:05 給食関連は6名‼

 3月定例会の一般質問は25(火)、26(水)の二日間。12名が36問を予定しています。中学校給食関連質問は6名。質問順に吉川重雄議員、渡辺順子議員、石川則男議員、吉川諭議員、柴崎茂議員、私。それぞれの観点から質問します。大磯町議会は会派制をとっていませんから、こんなことが起こります。

 私の一問目は「責任の所在」と「責任の取り方」について。「責任の所在」は明確になりつつありますが、なお意思決定において行政の情報提供の範囲や操作に問題があると考えています。「自校方式は基本設計の補正予算が否決されたから、自校方式は否定された」と町長は考えているようですが、とんでもありません。議会に「方式の決定」は問われてはいません。明確にしなければ。
 「責任の取り方」については、散見される無理に進める事業(大磯港の賑わい交流施設や大磯駅前整備など)が議会の予算が通ることで形になりますが、破たんした場合の責任は誰が負うのか、問います。私の答は「責任は取ろうにも取れない。なので、無理に事業を進めることはしない。予算の提案権は町長にしかない。」です。

 二問目は第5次総合計画とまちづくり基本計画改定による町の将来像について。
少子高齢化対策は本来は国策であるべきなのに、地方に競わせています。そのような現実の中で、大磯町はどの方向に進むのか。計画にどの程度実効性があるのか、拘束されないのか、財政運営との関係などを聞きます。

 時間がある方はぜひ傍聴においでください。よろしくお願いします☺

2020年2月17日月曜日

旧NCR跡地 久々に調べたら差押解除‼

 このところ、私のずい分昔にアップした旧NCR跡地の記事が読まれているので、久々に登記を調べたら・・・国(国税庁)と町(固定資産税)の差押が解除されていました。今年度決算(9月定例会)の歳入の数字が大きく変わると思います。
 いつまで更地にしておかれるのか、時々町民から聞かれます。まだ土地利用がすぐできる状態ではないと思う・・・と答えていましたが、そうではなくなりました。
 この土地にはまだ大量のダイオキシン(PCB)に汚染された土壌が管理されています。汚染の度合いは不明。ドラム缶やコンクリートプールに埋められています。古くなったコンクリート等から漏れていないのかも不明です。
 PCB特措法とは別に、土壌汚染関係は神奈川県の手続きがあります。旧NCRの土地は平成18年に調査され、汚染土壌は撤去されていますので、基本的には問題はないと思います。残るは管理されている汚染土壌になります。県条例で土地の改変がある場合は手続きをしますが、まだ届け出がないことを確認しました。

 「スポーツジム。プールがあるといい」、「みんなが受け入れることができて、働ける企業」、「特養が建ってほしい」など、町民の声がありますが、皆さん口々に「青少年にとって影響のある施設は願い下げ、それでなくてもパチンコ関連はお断り!」とおっしゃいます。環境への意識が強い大磯町。まちづくりや子育て関係のアンケート調査でもよくわかります。

 以前、大店舗法改定直前に大型ショッピングモールの構想が持ち上がったことがありますが、立ち消えになりました。当時は交通渋滞の心配がありました。
 この土地の用途地域は「準工業地域」(準は誤。工業地域が正。2/26訂正)で、工場から住宅まで何でも建てられます。住宅が増えると、保育園、幼稚園、学校などの子育て施設がパンクする可能性があります。また、住宅軽減で固定資産税は6分の1になります。固定資産税の減免を受けるのは学校法人、宗教法人など。
 町が考える新庁舎の移転先の一つになっていますが、こちらは津波や洪水の浸水区域に入っていますので、安全・安心を強調する町長はどう認識されるのか・・・

 いずれにしても、まずPCBの汚染土壌の処理から始まるでしょう。まちづくり条例の手続きもあります。地区計画決定もあるかもしれません。注視していきます。
 

2020年2月15日土曜日

東海大・大磯病院の裁判で和解 存続されるか気が抜けない

 2月6日の議員全員協議会で「東海大学医学部付属大磯病院」の和解内容が報告されました。平成20・22年の2回に分けて、町有地(ほぼ更地だったゲートボール場が1回目・月京幼稚園は解体後)を大磯病院の機能拡張と建て替えのため(指定用途。中﨑病院長時代に作った計画)に売却しました。

 提訴時の違約金の額は売却の3割、1億3400万円でしたが、最終的に9%の4018万円に。(バナナのたたき売りみたいです)私は「東海大との関係悪化で存続が危ぶまれることになりかねない。町民にとって不利益になることが心配されるので、粘り強く話し合いを」と、提訴に反対してきました。その心配は他の議員も持っています。
 町長は和解の中に「財政状況及び大磯病院の稼働状況等が好転した場合には、当該土地を指定用途に供するように努める」一文が入ったので、計画の実行が期待できるといいます。
 でも、「努める」に「法的拘束力」はありません。土地の処分について、もはや町は口が挟めない状態になります。
 現実は大磯病院の医師の数が減っていて、手術数、救急の受け入れ、診察日などが減り、縮小傾向にあると言わざるを得ません。東海大でなく、他の病院が取って代わればいいのでは、と思われるかもしれません。実はそう簡単にいかない背景に、国の医療ベッド数のカットがあります。ゼロからスタートすることになります。
「違約金4018万円」を受け取る代償は大きいと思います。約5億円の売却で入ったお金は、たかとり幼稚園の土地購入費と建設費などでほとんどが費やされました。

2月14日朝9時ごろ、大磯駅上空を飛行機が5機低空飛行‼

 昨日の朝9時ごろ、大磯駅にいた人から情報が届きました。「上空に飛行機?しかも低空飛行!続けて5機!これって何なんでしょうか?問い合わせ先は?・・・」
 私は気が付きませんでしたが、いったい何事?と思うような飛び方をしていることがあります。時期が集中することもしばしば。まずは町の危機管理対策課に情報提供してください。質問には答えられませんが、国に市民からの意見や情報があったことだけは伝わります。

 中東派兵も問題だし、羽田の新ルートも深刻です。国民の心配や被害をもたらしているのは、アメリカとの地位協定です。フィリピンはアメリカとの地位協定の破棄宣言。イタリア国内で起こした米軍機事故(1998年)に対して「主権は我々にある」と、以後米軍機の飛行はイタリア当局の許可が必要になったと「しんぶん赤旗」報道(2月12日付)にあります。

 トランプ大統領のご機嫌取りで、兵器を爆買いする安倍政権。ここにも退場してもらわなければならない大きな理由がありますね‼

「問題にしない議会が問題」問題が一歩前進‼ 大磯町議会初日

 大磯町議会は活発な質疑・質問が行われます。3月定例会の初日(2月13日)の予定表では5時までに終わる予定でしたが、大幅に延長。終了が9時10分くらいになった理由の一つが「休憩中の協議」でした。
 言葉遣いが荒く、耳を塞ぎたくなるような物言いをするS議員に、議場もこのままではいけないと永らく思っていました。私は議会運営委員会で何度も「反省」の中で言ってきましたが、なかなか改善されず・・・町民からも「問題にしない議会に問題がある。なんとかすべきだ」などの声が届いていました。

 この日はいつにもまして当局に対して激しい言葉が使われていました。議長は質疑をする議員を指名しますが、順番は特に決まりはなく、歴代議長はバランスを考えて指名してきました。S議員は最後に指名されたかったらしく、議長に「俺を今度(最後に指名しなかったら)ただじゃおかないぞ。」と発言。「その言い方はないでしょう(!)」と私が不規則発言をしたところ「うるさい(!)黙ってろ(‼)」と返されました。
 ついに機会到来。「発言に問題があると思うので、休憩をとってほしい」と休憩動議を出しました。動議が通り(2名以上の賛成)議員全員協議会を開催、私は法律や規則で定めている「無礼の言葉の使用」、「議会の品位の保持」とは相いれないと考えるがどうか、と問題提起しました。
 S議員は「議長の差配に問題があるから言った。何が問題なのか」というような発言をしましたが、「それと言葉遣いの問題を混同してはいけない」趣旨の発言が他の議員からも相次ぎました。
 結果、再開時に議長が「地方自治法第132条に『普通地方公共団体の議会の会議または委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、または他人の私生活にわたる言論をしてはならない』と規定され、また、「標準」町村議会会議規則第102条及び大磯町議会会議規則第96条に『議員は、議会の品位を重んじなければならない』と規定されていることから、大磯町議会として、各議員が発言に十分注意をするよう確認しました」と発言。審議が続行されました。

 S議員がみんな脛に傷持つ議員ばっかりだ。ただじゃすまない。三倍返ししてやるから待ってろよ。と(非公式の場で)言うのを耳にしました。議員の皆さんは毅然と対処すると確信しています。

 
 

2020年1月23日木曜日

危うし⁉ 大磯町立中学校給食の「自校方式」に暗雲

 昨日開かれた福祉文教常任委員会の議題は「中学校給食の再開に向けた教育委員会における調査・検討状況について」。昨年2月に「大磯町立中学校給食検討会」と「教育委員会」で、よく3月末に「大磯町政策会議」で「自校方式にする」決定をしました。
 ようやく中学生が望む「小学校で食べたような温かくおいしい給食」が実現できる!と喜びました。次は「いつになるか」です。6月と9月の一般質問でとりあげ、9月には「令和5年度中の実施」答弁がありました。10月末の協議会で12月補正予算に基本設計委託料を計上すること、その際調査委託で示された初期費用5億7000万円が9億1800万円になる数字が示されました。委員の質問に答え、どこが膨らんだのかの答弁もありました。
 私は、膨らんだ理由の詳細などは、補正の審議時に聞く考えでいました。教育長の答弁に納得、修正もできると判断、賛成しました。
 一方で「経費が膨らんだことの説明不足などがあり、議論が尽くされていない」と、いったん1463万円の費用を財政調整基金に戻す修正案が出され、町長案に賛成6名、修正案の賛成も6名、どちらの案にも反対1名で補正予算は否決。宙に浮いた形になりました。その後、委託料を計上しない新たな補正予算が提案され、可決しました。

 さて、昨日の委員会の質疑は今までの経過や概算費用について、詳細な説明を求めるものが主でした。私は出された数字の根拠を聞くのと同時に、ずっと気になっていた1月6日の賀詞交換会での町長あいさつの内容を確認しました。中学校給食について、「自校方式」を進める意味か、そうでないか聞いたところ、なんと「自校方式の自も言っていません」と答弁が! 加えて「基本設計が議会で否決されたということは、自校方式は必要ないということ。(自校方式が)否決されたのではないというのはおかしい」という町長と同様な考えを持つ委員もいて、第三者から見れば「この先どうなるのか」ということになります。

 今日は教育委員会定例会を傍聴。教育委員会の意見をまとめる形で教育長は「我々は自校方式での令和5年度の給食実施にブレる必要はない」と発言。心強く思いました。
町長は「ボールは議会にある」と言いながら、ご自分が「否決を受け、立ち止まって考える必要がある」と、不整合を起こしています。考えているなら、ボールはご自身にあるはずです。それも、「何らかの形で」とコメントするところをみると、自校方式で立ち止まっているふうには思えません。
 あくまで自校方式で納得のいく形を作りながら、早い時期での実施を求めていきます。

2020年1月9日木曜日

2020年 町・県・国そして世界の課題に向き合う

 穏やかな年末を過ごして、新年も・・・と思っていたら、2日から大波乱。FBはポチポチやっていましたが、ブログには手が付かずやっと重い腰をあげた次第です。

 大磯町の課題は何といっても「大磯駅前広場の整備」と「中学校給食」で、中学校給食の基本設計委託料1463万円は12月補正で否決。再度提案された予算には計上されなかったため、宙に浮いた形です。給食問題では1月22日午後1時半から福祉文教常任委員会で、今までの経緯を議題に審査します。

 駅前問題はJRとの関係が見えない中、町民に説明した案を修正、「町長案」を作っています。1月24日午後3時、総務建設常任委員会で審査します。

 県では横浜市のIR問題があって知事も推進の立場、国でもIR、桜を見る会など私物化が過ぎる。野党間の共闘に注目です。と思っていたら、イラン情勢、自衛隊の派遣など暗雲が垂れ込めてきました。

 オーストラリアの森林火災は胸が痛む限りです。娘が滞在するタスマニアには2年連続で訪問しました。何種類ものユーカリプタスが生い茂る森や、恐竜の住む時代から姿を変えていない植物、野良猫のような存在のカンガルーの仲間、色とりどりのインコたち、タスマニアデビルやウオンバットなど。10億匹もが犠牲になった・・・逃げ惑う動物たちを想像すると身悶えしてしまいます。ブッシュファイアは今までもありましたが、このように大規模になった背景に地球温暖化があることは間違いありません。
 気候変動に関しては、この10年の取り組み如何で地球の今後の環境が決まってしまうと言われます。核兵器廃止も待ったなし。
 一人の力は小さくても、それがなければ始まらない。ご一緒に力を合わせて光が差す1年にしたいと思います。