2017年7月27日木曜日

中学校給食 共産党議員団の取り組みが進行中

 共産党の地方議員はブロックごとに情報交換や共有、問題の整理や課題について取り組んでいます。構成は平塚、伊勢原、秦野、厚木市と清川村、愛川、二宮、大磯町の8自治体で、いくつかの部会をつくっていますが、中学校給食はその一つです。
 大磯町だけでなく、お隣の平塚、伊勢原、秦野市も中学校給食の課題があります。それぞれの自治体で「方式」が違っています。また、抱える事情も様々なので「おいしい給食」実現に向けて課題を整理し、各行政に提案していくことになりました。
 例えば愛川町では大磯町と同じエンゼルフーズに調理・配送を委託していますが、選択方式をとっています。デリバリー給食の申し込みは開始当初よりかなり減っていて、4割を切っているそうです。生徒や保護者から、「おいしくない」と声が届いているのでなんとかしたい。愛川町では子どもの数が一番多かった時代の半分を切っているので、小学校の給食施設を使って中学校の分もつくる「親子方式」が提案できると考えているそうです。
自校方式が一番いいけれど、敷地がないという物理的な問題があるとのこと。
 大磯町の実態を話すと「それはひどい」ということになります。大磯町(教委)の「検討会」でアンケートを1学期の終わりに行いました。アンケートで私が一番気にするのは「問題の設定の仕方」と「提供する情報の内容」です。アンケート用紙は情報公開をかけないと入手できないようなので、きょう午後申請しなくては・・・(自治体によっては情報提供されますが)内容がわかったら、またお知らせします。
 川崎市議団が中学校給食の仕組みなどについてわかりやすいパンフレットを出しました。それを参考に、これからもこの問題に取り組んでいきます。

大磯町議会「新構成」 議席番号を巡る一話

 町議選から早2年が経過。申し合わせで議長、副議長、監査委員、総務建設常任委員会、福祉文教常任委員会、議会運営委員会、議会だより編集委員会は2年で構成を変えることになっています。(神奈川県議会など、議長が1年交代の議会もあります)臨時会を開催した7月25日は怒涛の一日(半日?)でした。
 何が怒涛か・・・って、まず3時過ぎまでかかる予定を何とか午前中で切り上げようという意見にかなりの議員が同調(私もできることならそうしたかったので、反対はしませんでした)。順調な滑り出しのように思えましたが、大ブレーキがかかったのが議長、副議長が決まった後の議席番号を決める時でした。
 大磯町議会は「会派制」をとっていません。会派制をとることについて一度議論しましたが、大磯町にはなじまないということで見送られた経緯があります。紛らわしいのですが、政務活動費を「会派」で使えるようになっていて、その2会派が固まって議席を占めることが了承されています。時間を要したのは「では、議席は何番が誰々で・・・」と発表されたあと。2つの会派がどの議席を占めるのかは了承されていなかった(人数も不明)ので、問題視したのが議席がどこになるのか全くわからない4人の議員でした。(私もその一人です)
 議長は16番、副議長は1番とこれも申し合わせで決まっています。また、ある事情で1人の議員が5番を希望、これも了承されていました。4人の議員は議案に反対することがある議員たちで、残された一角の議席に町長の正面の席がありました。
 なぜここしか残さないのか、としばらく激論(耳栓が必要なくらい)が交わされ、元議長の「そんなに言うなら俺がいってやるよ!」の一言でようやく決着をみました。(ありがとうございました!?!)私の議席は前と変わらず、12番。一番後ろの中央です。
 結局、1時10分前に全日程が終了。議会事務局の皆さんはさぞかしハラハラしたことでしょう・・・
 
 

2017年7月24日月曜日

オリ・パラまであと3年 心配ですね

 20日の夜から、大磯町の国際姉妹都市のウイスコンシン州ラシーン市の男子高校生のホストファミリー、やってます。長くて短い2週間(^^♪
 昨日は初めてスカイツリーと浅草寺に行ってきました。とにかく暑い!ラシーン市の夏の平均気温は21℃。時差ボケ+暑さ+湿気で元気な高校生といえども、かなりお疲れ。
 オリンピックとどういう関係?と思われると思います・・・まず、大磯駅で自分で切符を買う体験をさせようと思って、販売機の上にある路線図を見上げたら・・・日本語しか書いていないではありませんか!これでは無理。
 東京について地下鉄の切符を買おうと見上げたら、これも無い!!さすがに東京なら(新橋駅)あるだろうと思っていましたが、先が思いやられます。今日の新聞にはそろって「あと3年、施設建設はなかなか進まず費用も見通せず・・・」とあります。
 大磯町でもオリ・パラめざして大磯港の賑わい交流施設を作ろうとしていますが、これも前途多難です。全国的にも「レア」な指定管理者ありきの施設整備の内容を決めるのに町は1600万円かけています。おまけに指定管理者を募集するために、まだ内容も決まっていない施設の「設置条例」を、9月議会に提案すると言います。無理が通れば道理引っ込む?無理をしてしわ寄せを被るのが町民であってはなりません。とにかく凍結が必要です。
 大磯町の高校生はデイトン市に3人が行っています。お互いに2週間の体験交流。アメリカからの3人の高校生(女子1人、男子2人)はようやく時差ボケも直ってきたよう。昨日は馬場のお祭りで神輿を担いだ(carry shrine)ので、肩が痛いと言ってます。今日は六所神社へ。夏はお祭りの季節なの、と伝えました。

2017年7月14日金曜日

オリバーストーン監督の「スノーデン」に鳥肌

 ロードショーでは見られない、数々の秀逸なドキュメンタリーベースの映画。「スノーデン」を見たいとずっと思っていたところ、小田原のお寺で上映会があると知り、見に行きました。
 エドワード・スノーデンは国家のために働きたいと軍隊に入隊、負傷して除隊します。その後CIAに勤務、最期はNSA(国家安全保障局)でITの才能を活かし、恋人を含め誰にも内容を話せない機密情報を扱う仕事をしていました。
 しかし、アメリカ政府による世界的な個人情報の収集、監視が秘密裏に行われていることに悩みます。ついに鉄壁のセキュリティーを突破し、イギリスのガーディアン紙に情報を提供しました。この時、2016年6月。全世界を震撼させました。命懸けの暴露によって、オバマ大統領(当時)もこのまま同じことは続けられないことを認めます。
 民間会社の情報をハッキングによって入手するなど、まさに「事実は小説より奇なり」の世界。サイバー攻撃が問題になっていて、大磯町をふくめ、多額の費用をかけて全国の自治体のセキュリティーの強靭化がされましたが、この映画をみれば人間が構築したものは人間が壊すことができることがわかります。まさに「マッチポンプ」です。
 「鳥肌がたった」のは、「アメリカが情報収集と監視のシステムを日本に渡した」ことです。内容を知ろうとすること自体が「特定秘密保護法」で罪に問われるかもしれません。共謀罪が委員会の中間報告だけで採択するなど、禁じ手を使って強行可決。あっという間に7月11日に施行。もはや民主主義国家とはいえない事態です。救済の仕組みがない共謀罪について、有識者は「警察を監視する第三者機関が必要」と。その通りだと思います。

2017年7月5日水曜日

都議選・都民の選択と国政の行方は

 自民党にとって厳しい選挙結果となりました。都政と国政は別物と政府与党は言っているようですが、そうはいきません。
 日本共産党は都民ファーストに埋没するのでは、という見方もありましたが、2議席増やすことができました。私も何度か応援に行き、再開発で巨大ビルが立ち並ぶエリアで、道1本隔てた昔ながらの趣のある(道路幅は2m弱しかありません)地域の政策チラシ配布をしました。
 羽田空港の離発着便の大幅増便が予定されているので、住民は「止めてほしい」と思っているエリアです。多い時は1時間30本も上空を飛ぶといいます。利用者にとっては便利になりますが、住民の生活を犠牲にしてまで行ってはいけないと思います。米軍の軍用機の騒音も同じですね・・・

 7月2日号の「しんぶん赤旗日曜版」で、思想家の内田樹さんが「金だけ、今だけ、自分だけ、という道徳的虚無主義」と喝破しています。それは、安部首相の「身内ファースト」、小池都知事の「都民ファースト」、トランプ大統領の「アメリカファースト」も同じ発想だと。
 私たちは国民であり、県民であり、町民であることをよく考える必要があると思います。複雑に絡み合う制度を知ることも大切です。まずは一番身近な町政チェックに全力をあげます。町長の動向(二階、麻生、菅氏ら政府要人を年度当初から訪問)も注視しています。