2016年7月21日木曜日

「NCR跡地に商業業務施設」の問題・課題は

 今まで2回お伝えしてきたNCR跡地の「商業業務施設」の問題点、課題点を整理してみました。

◇町民が歓迎する施設が計画されるか・パチンコ店やゲームセンターは拒否感が強い。
◇交通問題はないか・適切な施設の出入り口の確保が難しいと思われる。交通渋滞や生活道路
 への影響も考えられる。国道の信号の位置の変更等も必要ではないか。
◇ダイオキシンの汚染土壌問題は解決されるか

 計画地は国税・町税の滞納により、国と町が差し押さえています。国税局は何度も公売にかけ、価格が相当下がっているにもかかわらず、不調に終わっています。手を挙げる事業者がいない理由があるのでしょうか。
 いずれにしても、何らかの手続きが取られることは明らかですので、正式な申請等が分かり次第、お知らせします。

大磯学童保育 あふれる子どもたちに危機感

 大磯小学校区の学童保育の登録人数は107人に達しています。学童保育所の設置や運営は町の条例で決められています。学童保育所のマンモス化が以前から問題になっていて、国は適正規模を40人としました。町の条例もほとんどが国の基準に沿って定められています。
 107人なら3か所分が必要ですが、町は2か所分の面積などは確保しています。実際に107人全員が利用することはないので、集まる子どもたちが80人以下ならよいと、弾力的に運営されています。
 ところが、80人を上回る日がでてきたと聞き、昨日様子を見に行きました。1学期の最後の日で、ちょうどお昼頃の時間帯。支援員(指導員と呼んでいましたが、今は支援員)の方たちが、80人ほどの子どもたちに、声を枯らしながら話をしていました。
 一人当たりの必要面積は1.65㎡で、昼ご飯の時などは身動きが取れないほどの混雑ぶり。夏休みには照ヵ崎プールに行くので、低学年の子どもたちは同じ部屋でお昼寝をするそうです。高学年の子どもたちの居場所確保も大変そう。
 町の担当課の話では、学校と調整をしながら場所の確保に努めているそうです。でも、エアコンもない、網戸もなく(蚊も多いそうです)扇風機部屋の空気を撹拌する学年スペースでは、夏場は過ごせないと思います。環境整備には予算が必要です。子どもたちが豊かな放課後を過ごせるよう、とにかく緊急避難的でも場所の確保が必要です。将来的には今の場所の近くにプレハブなども含めて作ることができないか、法的な問題も含めて考えなければならないと、強く思いました。

2016年7月12日火曜日

改憲勢力2/3 落胆感を感じつつ希望を失わない

 今回の参議院選挙の結果、衆議院だけでなく参議院でも改憲勢力が2/3を獲得しました。それだけは止めて!と訴えましたが、思いは届かず。頭のどこかで「絶望的?」、という文字が踊ります。なぜなら、あれだけ集団的自衛権行使容認は憲法違反と言われたのにもかかわらず、安部内閣は数の力で押し切ったのだから、今度の自民党の改憲草案をストップできるのか、不安は大いにあります。が、暗くなっていては身が持たないのが私の性格です。だから、またしゃにむに動き始めます。
 人間、最後まで持ち続けるのが「希望」、最後の瞬間に滑り落ちるのが希望と聞いたことがあります。紛争の真っ最中、死の恐怖に打ち勝つために必要だったのは「笑い」であったとも聞きます。

 戦争をよく知る人たちは、戦争の足音が聞こえると警鐘を鳴らしています。憲法の意味を再認識させてくれている暴走安部内閣ですが、これからはどんなに小さいことでも注意を払う必要を感じます。もっと多くの方に政治を身近に感じ、考え、行動していただかないと、悲惨な歴史を繰り返しかねません。

 今朝、駅頭で6月議会報告を1時間半ほど、配りました。受け取る方の割合はいつもとそれほど変わりませんが、何人かの高校生など若い人が受けっとってくれました。選挙、政治を考えようという有権者が増えてほしいと、切に思います。

 未来はみんなのものだから。
 

2016年7月7日木曜日

滄浪閣とNCR跡地の所有者等を調べました

 どうしても気になって、7月7日に法務局で調べてきました。
○滄浪閣の土地・建物の所有者(信託)は社会福祉法人でなく、綾瀬市にある株式会社でした。まず、(株)プリンスホテルから綾瀬市のK氏に所有権が移転したのは平成19年3月30日。当時K氏は社会福祉法人の理事長と聞きました。何かの時に、町の職員から今は法人の所有になっていますと言われたとき、「社会福祉法人?」と聞いた記憶があります。その時の答えは「そうです。」でしたが・・・会議録に残っているかもしれません。
 乙区を見ると、現在の所有者になる前に、同住所の違う名前の株式会社が債務者になっています。かなりの額の根抵当権が設定されています。
 これから滄浪閣はどのようになっていくのか、見当もつきません。道の駅構想がありますが、国の「道の駅」の基準に当てはめるには、そもそも困難な土地です。中途半端な構想をつくるために国の税金をつぎ込んだ大磯町。どうするのかと思っていたら、「安倍政権の買い取り計画?」報道。
 今度の選挙で巷の報道のように与党が過半数、改憲勢力が2/3になり、甘利氏が復活(全て願い下げです!)でもしたら、この買い取り計画も再燃するのでしょうか?魑魅魍魎の世界を感じます。

○NCR跡地の所有者は以前と変わらずP社で、財務省が差し押さえ、大磯町も参加差し押さえ(直近では今年の2月2日付け)となっていることがわかりました。もう一つ、大磯町にはいわゆるカラオケボックスもありません。めずらしいことはいいことだと私は思います。

2016年7月5日火曜日

106歳目前の母の「遺伝子検査」の笑い話


 神奈川県町村議長会が毎年主催する研修会。27年度は東京大学教授の「脳」の話でした。脳の特性がメインでしたが、ちょっと横道ということで、遺伝子検査が手軽にできるようになっていることが紹介されました。IQもわかるし、どんなスポーツに適しているか、どんな病気にかかりやすいのか(200項目!?会社によって違う)、遠いご先祖様はアジアのどこら辺にすんでいたのか(これも会社独自のウリ)など、1万円台で検査結果が出るというのです。検体は唾液ですから、あまり抵抗感はありません。
 先日、義母はお腹をこわし3日間下していましたが、それにもめげず食欲は落ちず、処方してもらった整腸剤を飲ませたら一晩で回復!にわかに強靭な身体と遺伝子の関係を知りたくなってしまいました。夫も「やってみたら」と。医者は「105歳の壁ってあるみたいだけど、軽々超えそうだね。血液検査の結果では、あと10年はいけそうだし。問題は心臓だけだけど。」とおっしゃいます。「でも、いつなんどき何が起こるかわからない。僕もこんな高齢の人をみたことないし。」そりゃ、そうだ。毎日来てくれるヘルパーさんたちも、内心ドキドキのはず。私だって、朝ドアを開けるときは一瞬息を止めますよ。

なあんだ、参考になりそうもないのね

ネットで検索したら、出てくる出てくる。でも、長命かどうかは85歳で線が引かれているみたいです。考えたら、あなたのDNAはかくかくしかじか、という解析をする以上、ある程度の検証を行っているから言えることなんでしょう。105歳過ぎのデータがそんなにあるわけでもないよね、と夫と苦笑しあいました。本音は110歳まで生きられるのか、はたまた120歳なのか、知りたかったのですが。
 あちこち見ていたら、2社に検査を依頼した人のブログを発見。興味深いことに、2社の病気に対する評価がかなり違うと書いてあります。「あなたはハゲやすい」なんていうのは、データ分析によるのでしょうかね。私は小さい時から近視ですが、それもDNAではっきりわかるのかどうかちょっと知りたいところです。
 余談ですが、データはどこからどう手に入れるのか・・・先週献血をしましたが、日赤では相当のデータを取っていることがわかります。個人情報の保護は万全といいますが、どこか心配です。

私のブログ閲覧トップは「安部政権が大磯町の滄浪閣買い取り計画?」です

 当時東京都知事だった舛添氏の「税金の使い方」問題。ひどい中身と往生際の悪さが際立っていましたね。日本共産党東京都議団は100条委員会の設置を求めたものの、参院選を考慮?した政権与党によって、辞任に追い込まれたため、まさにトカゲの尻尾切り状態。
 一方、甘利氏の口利き・あっせん利得問題は「不起訴=お咎めなし」に、政権与党は「スルー」。こちらは参院選への影響なしと読んだのか、自浄作用の無さの証明でもあり、情けなくなります。マスコミが騒がないのもおかしいですね。検察審査会で起訴相当という常識が示されることを期待しています。

 さて、大磯町のことについていうと、滄浪閣の案内を大磯町長、副町長が外務省からの電話1本で行ったというのは間違いありません。甘利氏が絡んでいるのでは、と週刊誌などで報道されたのは事実です。6月議会の一般質問で「理解しがたい」と発言し、違うというなら言ってほしいといったものの、何もなし。これも不思議です。何かの力が働いたことは確かだと思います。ブログの閲覧は断トツトップ。他の投稿記事の4倍近くあります。どなたが読んでくださっているかわかりませんが、引き続く調査にこれも期待しています。

 甘利氏が担当していたTPPの交渉内容を日本共産党が開示請求。出てきた黒塗り文書は有名?ですが、せめてページくらいは残せばよいのに、すべて真っ黒と、昨日平塚市で小池晃書記局長が話していました。タイトルまで黒塗りだったようで、あとから貼り付けたのでは、という話も他の演説会で聞きました。
 TPP交渉の中身も知らされず、5兆円もの損失を被った年金の運用問題もわかりきったことを国民に知らせない、改憲問題もそうです。みんな選挙の争点にせず、ひた隠しにして、勝ったら通していく魂胆なのでしょう。消費税の導入時がそうでした。改憲が一番危険です。平和の党、公明党も安保法制は賛成でしたから・・・
 今度の選挙、結果によっては後に「あの選挙が歴史の分かれ目だった」となりかねません。民進
党に漏れなくついてくる(アベが叫んでいる・品格のかけらもありません!)のはブレない共産党と、なにより危機感を抱く多くの市民たちです。
 大きくなりたい・仕事をしたい、日本共産党をよろしく!未来のためにご一緒に!

2016年7月3日日曜日

アベ政治を許さない 大磯駅前に32人!

 今日は町の海開き。式典には毎年参加するのですが、今年は訳あってパス。行く前に義母の様子を見に行ったら例の臭いが・・・で、交換で時間がかかり、パス。
 強烈な日差しが照り付ける中、「アベ政治を許さない」「平和は大切」「戦争NO!」「投票に行こう」など思い思いのカードを掲げてスタンディングをしました。
 話題は「改憲派が2/3取るかどうか大変な選挙なのに、マスコミが静かすぎる。怖い状況ではないか。」ということです。

 私はニューヨーク・タイムズ前東京支局長のM.ファクラーさんの書いた「安倍政権にひれ伏す日本のメディア」をまだ読んでいません。メディアの上層部と頻繁に会食を重ねる安倍首相。距離が近すぎることはおかしいと強い危機感をもって、問題提起をしています。
 「まさか」が「またか」にならないように、緊急事態条項と国防軍でいつか来た道にならないように、自分のベストを尽くすのみです。

2016年7月1日金曜日

NCR跡地に新たな「商業業務施設」の看板が

 NCR跡地は全部で約8haありました。そのうち東側の2haは国税局が公売にかけ、80近い区画の宅地造成が行われました。
 残り6haは私が気づいた限りで3回公売に付されたものの、不調に終わっています。国が依然差し押さえ(脱税が原因とされます)をしているかは、まだ調べていません。
 一般的な話としては、土地が差し押さえ物件でも建設は可能です。店舗の場合、1万㎡以上は大店舗法の規制にかかりますので、緩和を受ける必要が出てきます。看板を出した事業者は当初からの関わりがある会社です。大磯町が敷地内にある町所有の土地を払い下げた経緯は、決算特別委員会でわかっています。

大磯町にはパチンコ店もゲームセンターも映画館もありません

大磯町にはパチンコ店もゲームセンターも映画館もありません。いわゆる有害図書を置いている店も、自動販売機もありません。教育上、環境が良いと言われています。跡地に何ができるのか、隣の平塚にららぽーとが10月にオープンすることもあって、住民の間で話題になっています。
 以前大店舗法の規制前の駆け込み計画がありましたが、消えました。大量のダイオキシンの汚染土壌は埋められたままですから、その対策も注目されるでしょう。
 これから、いろいろな手続きが進むと思われますので、住民の意見が反映されるように注視していきます。