2018年12月28日金曜日

恒道会 今日は年末最後の大切な日‼

 年末年始の休みをはさんで恒道会から豊友会へ・・・特に行政関係の仕事納めが今日になります。事業の譲渡をしないのは大磯町ではデイサービスのオレンジスマイル、二宮町ではかわわの家(と聞きます)です。
 特に疑問や不安を抱えていられる当事者の方々にとって、譲渡(1月1日付)前の恒道会での身分などを明確にしておく必要があると思います。
 そんな時は、保全管理人に伝えておくことが大切だと思います。直接つながらなくても、法律事務所にファクスをしておくなど、工夫しましょう!年末年始を見過ごしたばかりに、あとで困ることのないように‼  私からのお願いです。 

2018年12月24日月曜日

しっかりできるか? 恒道会から豊友会への事業譲渡 

 情報提供から読み取る限り、受け皿となる豊友会の理事の動きは疑問符を付けざるを得ません。8月ごろから、新理事に施設で起きているさまざまな課題(誤薬・暴言暴力・事故対応・食事内容・クリニック対応・利用者サービス等)を訴え改善を求めているが「小さい事」と言われ、スタッフの意見はほとんど無視されたと感じているそうです。
 レクリエーションがほとんど行われないため、利用者は「つまらない」「何の楽しみもない」と言っているそうです。新理事に行っても「ちっさい事やねん」と言われたと。これでは職員待遇だけでなく、利用者に対する当たり前のサービス提供ができるのか、疑問です。県や町は、豊友会を所管する山口県に伝えておくべきです‼また、当事者の皆さんの疑問や要望は、保全管理人に伝えることも必要ではないかと思います。

中﨑大磯町長の「終活」に違和感

 町長は子育て世代の実績を強調します。実際、病後児保育や、児童の朝の居場所づくりなどは進みましたが、小児医療費の拡充は進んでいません。保育所の待機児童も20人近くいます。子育て世代からは、高齢者施策には手厚い策が取られていると思われがちですが、そうでもありません。
 来年度は特に75歳以上の方の「後期高齢者医療」が後退、負担が増えることになりそうです。窓口負担が1割から倍の2割に、保険料は8割、9割の軽減がなくなるため年間で何万円も超える値上げになります。国保税の値上げも議論されています。
 町長の公約(正式な選挙公報)の高齢者向けの施策として、「高齢世代の方々が、いつまでも元気で健康でいられるよう、生活習慣病対策や終活支援策などを進めます。」とあります。
 一般質問では何回か何人かの議員とのやり取りで、「終活」という言葉が出ました。誰でも人生を終える時がきますが、その時までどうしたら不安なく過ごせるかを、まず行政として考えるべきです。
 「終活」の中には、いかに残される人たちに負担が無いよう手続きなどをしておくか、ということも含まれると思います。確かに必要ですが、「終活」とは人生の最後の舞台。恒道会から豊友会にどれだけの介護サービス事業が引き継がれるのか、ないはずのない「利用者、家族、職員への不利益」については、必死さが足りません‼昨日のブログのように、大変な事態が起こっています‼
 来年度予算では「痛みを伴う=負担増」を認めた町長。観光よりも福祉・教育の充実を町民は望んでいます。予算の優先順位を変えれば負担増回避も可能です。有権者5人に1人が選挙で町長の名前を書きましたが、赤ちゃんなど有権者でない町民を含めば、もっと率は下がります。
 昨晩も、ある町民が選挙結果は中﨑町長3選だけれども、背景をよく考えてほしいと担当に伝えた、という声をいただきました。あぐらをかかないでね、ということです。

2018年12月23日日曜日

恒道会・職員の不利益は明白 求む、情報

 12月15日に行われた恒道会から豊友会への引継ぎでは、部屋に入りきれず廊下にいたため、話が聞き取れなかった方もいたそうです。職員は、豊友会に移れば11、12月分の給与は豊友会で立て替えるけれど、辞める方は救済制度による支払いまで3~4か月待たないとならないと聞きます。恒道会から豊友会が引き継ぐ事業の範囲も不明です。
 大磯町は、神奈川県と一緒に、「利用者、家族や職員に不利益が及ばないようにしていく」と言いますが、職員に不利益が発生することは明白です。このままではいけないのでは?と思っていたら、家族から寄せられていた「利用者の安全管理が危機的状況では」ということを裏付けする情報が寄せられました。

 もっと詳しい話を伺いたく、ご連絡をお待ちしています。自宅の電話は着信履歴が残る設定になっていませんので、よろしくお願いします('_')

2018年12月22日土曜日

出るはため息ばかりなり・・町長選の結果認識は「選挙は結果、分析困難」と町長

 20、21日の一般質問で、町長選の結果について私を含め3名の議員が質問しました。共通点は、「投票率の低さについて」「他の2候補の得票が中﨑町長より多かったが」「有権者の19.4%が中﨑候補に投票したことについて」でした。
「投票率の低さ」は、「有権者が権利を行使しなかった結果で、全国的な傾向。政治的関心が低くなっている。分析は困難。」「町長より他候補を選んだ有権者が多かった」「5人に1人の支持」については、「選挙は結果であります」の繰り返しに終始。議員はそれぞれ「町民参加の仕方が良くなかったからではないか」「5人に4人が支持しなかった。全町民の代表として町政運営にあたるべき」などと主張しました。

 残念ながら、町長の「民意をくみ取る」姿勢は見えずじまいでした。「皆さんの意見は聞いていく」と言われますが、「いかす」ことができていないことが問題です。「町民が選んだ町長と議会の意思決定で何をやっても許される」のであれば、町民主体をうたった「自治基本条例」など不要と言うことになりかねません‼

 町長は投票率の低さについて来年の町議会選挙に触れ、議会への「挑戦状」を出したように感じました。町民が町政に関心を持ち投票率が上がるように、政治は毎日の生活と切り離せないこと、手ごたえを感じることのできる町政の参加を町長に求める議会構成にすることを町民の皆さんに訴えることを、私はお約束します‼

 18、19歳の投票率はそれぞれ「18歳 304人中95人、投票率31.25%」「19歳 276人中60人、21.74%」だったことが渡辺議員の質問でわかりました。この投票率は全体を押し下げているのかもしれませんが、若い世代が関心を持つよう促すのも、私たちの責任と思います。





2018年12月18日火曜日

東海大学を訴えることについて反対5名賛成7名で議会は可決‼

 結果の速報です。1名欠席(吉川議員・加療入院のため)した今日の本会議。結論から言うと、反対議員(山田喜一・鈴木たまよ・渡辺順子・柴崎茂・鈴木京子)5名、賛成議員(竹内・清田・三澤・片野・高橋・奥津・二宮)7名で可決されました。

 反対の理由は大きくいって2点。
■訴えるより、話し合いを続けるほうが町民の利益にかなう
■町は違約金が発生すると言うが、発生しないという東海大学の言い分の方が正しいのではないか

 訴えるための素地は議決で作られましたが、町は訴訟に踏み切るのでしょうか・・・踏みとどまってほしいと思います。

来年度以降の下水道料金の平均9%の値上げも反対4名で可決されました。減免拡充や、少量しか使わない世帯への据え置きもありませんでした。 SIGH・・・

2018年12月17日月曜日

明日18日定例会初日冒頭で町長の所信表明 その後東海大学の提訴の最終判断(採決)が

 今回の定例会の会期は18日から27日。4年に一度の年の瀬議会になります。県内の他の議会は既に閉会しているところが多い中、隣の二宮町も同じですが、町長の任期が始まってからの会期になるからです。

 二宮町では、町長が所信表明演説を行い内容について総括質疑をしますが、大磯町では機会がありません。そのため、一般質問に盛り込むなど工夫をすることになります。二宮方式も考えられますから、議会運営で取り上げることも考えています。

 さて、お知らせが遅くなった〈汗〉理由は、恒道会の急転直下の状況で情報がたくさん届き、調査や整理、対応に追われていたためです。
 東海大学を訴えるための「訴えの提起」の議案は、9月定例会では決着ができず継続審査となっていました。その後、閉会中に総務建設常任委員会を開いて「可決」されたため、委員長がいままでの審査内容の報告を行い、議会全体で答を出すことになっています。

 私は委員会でも反対討論をしましたが、明日もきっちり討論をします。町の医療体制の確保がかかった議案、それぞれの議員はどんな態度を示すのでしょう???

 

2018年12月16日日曜日

町長選結果を受けた町長の認識は? 12月21日に一般質問をします( `ー´)ノ

 今年最後の一般質問の最後が(いつものように?)私の番です。時間は12月21日(金)午後2時50分~4時20分です。通告書は

1.選挙結果についての町長の認識を問う
 選挙結果を受け、町民は町政運営について何を求めていると考えるか、町長の認識を問う。また、継続や国・県とのパイプを太くした結果咲かせる花とは何か。

2.来年度予算編成の考え方について問う
 明治記念大磯邸園の事業かは、来年度予算編成に大きな影響を及ぼすと考える。以下の項目について、個別に予算編成の考え方を問う。
(1)明治記念大磯邸園について
(2)駅前広場の整備について
(3)中学校給食について
(4)待機児童対策について
(5)消費税増税の影響について
(6)小児医療費の助成の拡充について
(7)福祉制度のはざまで困難に直面する町民への独自策について
(8)職員の処遇について

 議場での傍聴、SCNの視聴をよろしくお願いします。

2018年12月14日金曜日

恒道会「社会福祉法」でなく「破産法」で債務処理から消滅へ?

 今日、町から11日の臨時全協で議員が求めていた資料が届きました。以前から立ち行かない状況をどう回避できるのか、議会で何人もの議員が取り上げてきました。町は社会福祉法を例に出し「そのようにならないように、法人を管理監督する神奈川県と情報を共有していく」と言い続けていました。
 今回の「破産法」による手続きは、社会福祉法の「解散及び清算並びに合併」とかなり異なる感じがします。破たん後、法的整理は「清算型」と「再建型」に分かれるようですが、破産法は清算型です。債権者等との利害や権利関係を適切に調整し、財産を換価処分して債権者に適切かつ公平な清算を図るとされます。最終的には法人は消滅します。それが目的です。
 なので、町が当惑するのはわからなくもないのですが、この5年間の恒道会の運営は説得力のあるものではなく、疑問を持つことがたくさんありました。内容は利用者や家族、従業員などから逐一町・県に報告されていました。監査などで県も立ち入り、勧告をしていたのに、「破産法」で清算ですって(*_*) 県や町の面目は立つのでしょうか?運営を行う山口県の社会福祉法人の「豊友会」の所管は山口県です。
 なぜ破産法の手法をとったのか、わかりません。社会福祉法人の財産の処分はできるのでしょうか?豊友会はずっと運営を引き継ぐのでしょうか? 資産と負債の関係も闇の中です。
 このような事態になる前に、合併などで安心して施設利用ができる、職員も働ける法人に改善できなかったのか・・・県の責任が問われるし、町もその一端を担う必要があるでしょう。
 利用者と家族、働く方を大切に考えると行政は言いますが、すでに利用者のことを考えてがんばった職員が不利益を受けています。
 不思議なのは、今年の8月1日の恒道会の理事、評議員17人のうち、豊友会の理事、評議員が豊友会理事長はじめ、7人が同姓同名であることです。何を意味するのでしょうか?
 いずれにしても、法人を舞台に何が起きていたのか、はっきりさせてほしいと思います。

 
 

2018年12月12日水曜日

さっそく「叱咤」が飛んできた(*_*) 恒道会問題

 昨晩のブログを読んでくれた方から、さっそく問い合わせがありました。「町は事業所に足を運んだというけれど、本当か? 具体的に、どういう立場の職員で、何人から聞き、内容はどうだったか聞いたのか?疑わしい事業所がある」という話でした。
 「そこまで詳しく聞く時間がなくて・・・」と言い訳がましく答えましたが、しまった!と思ったのは、議員が町に詳細を聞くと「管理保全人が・・・」と踏み込めないような答えをしていたのに、町が聞き取りを行ったときは、すでに保全人が決まってからのことだった・・・この矛盾が突けなかったことです。
 聞き取りをしたことは評価できますが、中途半端が否めません。大磯町の「やる気」については、観光についてはそこまでやる気を出さなくても・・・と思うのに、福祉や中学校給食については感じられないことが問題だと思います。
 開発問題で紛争が起きて行政が板挟み状態になった時、公務員はどうするか聞いたことがあります。「憲法の『全体の奉仕者』を念頭において、住民要望がまっとうなら『これ以上踏み込んだら訴えられて行政が負ける』ギリギリまで応える」と言った公務員がいます。法律や制度を理解できてこそ言えることです。(大磯町の職員でなくて残念!)
 恒道会問題にもこのことは言えるのではないか?利用者・家族・職員の安心のためなら踏み込めるところまで踏み込む、このことで町民は行政のことを問題にしたりはしません。
 町長の「やる気のなさ」が庁内に蔓延していることを感じ取っている方は増え続けています‼

2018年12月11日火曜日

恒道会の「破産手続き」に町長は「突然の驚き」町・県に相談は無かった

 今日行われた臨時全協で、社会福祉法人大磯弘道会についての説明を受けたあと、7人の議員が質問をしました。とりあえず、まとめてみました。○は町の資料の全容です。

○12月6日(木)に恒道会の理事会で破産手続き開始の意思決定を確認⇒東京地裁に破産開始手続きの申し立て、受理⇒同日、保全管理命令及び弁済禁止の保全処分が発令される⇒保全管理人が選任され、資産等の管理処分権は全て保全管理人に専属される
○同日、社会福祉法人豊友会(理事長は山内純一氏)が保全管理人から運営の委任を受けたと、恒道会理事の山内純一氏が来庁、町が説明を受ける。
○12月7日、神奈川県と二宮・大磯両町が施設・事業所を訪問、利用者の状況や従業員の勤務状況を確認。
○12月8日(土)町が町の4施設を訪問、同上の項目を確認
○保全管理人は従業員に対して2回説明会を開催、債権者への文書を郵送、今後、入所者・利用者に説明会を開催する(12/15を予定)

町長の認識は甘すぎると思います‼ 手際の良さに計画性を感じます

■引継ぎ先といわれる山口県豊友会の理事長は、今年8月1日から弘道会の理事についています。
■5年にわたり、議会質問で何度も取り上げられ、決議も出しているのに、法人から町・県に相談はまったくなかったということですが、相談させる体制が取られていなかったことで、また後手に回り問題が起きるのではないかと心配です。
■老朽化した恒道園については考えたい、というような発言は気になります。
■破産について、同日に理事会を開催(山内氏の賛成・反対について、町は未確認‼)、保全管理人が選定され、運営の委任が豊友会になる(裁判所の許可の結果)までが決まったことは、計画的と感じました。町の担当部長も速やか、と実感していると答弁。
■社会福祉法人は県の所轄。町は地域密着型の介護施設に責任を持つ立場、と副町長は縦割りを強調しますが、介護報酬を払う町は横ぐし(中﨑町長がいつも言うことです)を通せるはず。
 町は当然ながら、利用者と家族、従業員のことを第一に考えるように、県・二宮町とも協議し進めるとしています。

2018年12月10日月曜日

恒道会関連の情報が続々手元に‼ 明日議会で説明と質疑あり

 いったい現場はどうなっているのかと、情報を集めていたところ、続々ファクスなどが送られてきました。
 恒道会の運営問題は、理事が大幅に代わったことから始まりました。それからもうすぐ4年。議会で何人もの議員が何度も取り上げてきましたが、一向に解決されずにきました。
 危機的状況や破たんするのでは、という内容は前々回のブログでお知らせしましたが、こんなに早くこのような動きが生じるとは、正直思っていませんでした。
 資料を読み込むと、数々の疑念が浮かびます。明日11日(火)の午後1時半から、恒道会の件で臨時議員全員協議会が開かれます。傍聴も(もちろん)できます。説明を受け、質問をする予定です。お待ちしています。

2018年12月8日土曜日

ついに・・・恒道会が破産手続きを開始

 ついこの間破たんが心配という内容のブログをアップしたばかりですが、昨日「破産手続きに入った」という情報が二宮の方から寄せられました。
 利用者や家族、働く方たちがどうなるのか心配です。他の社会福祉法人が引き継ぐ話もあります。
 今まで、議会をはじめ関係者が何度も問題を指摘をしてきましたが、ここまで放置された原因の総括が待たれます。
 社会福祉法人の管理監督をする神奈川県の責任がどうなるのか、注視していきます。恒道会の解散(合併?)の影響については皆目見当がつきませんが、特別養護老人ホームの早期の全室稼働が必要です。

2018年12月4日火曜日

大磯町立図書館で坂西志保文庫の本を借りてみて・・・

 先日、図書館(本館)の2階にある坂西文庫のコーナーを何気なく見ていたら、1冊の背表紙に吸い寄せられました。本のタイトルは「むつかしい子の教育」です。不登校の相談を受けていたので、頭のどこかで関連したものを探していたのかもしれません。優秀なのに、人間関係に難しさを感じる人は多くいます。

67年前の本が借りられる‼

茶色に変色した文庫本は1951年白水社の発刊で、120円! ジルベール・ロバン著・吉倉範光訳、もちろん凸版印刷の細かい文字で、漢字も難しい。訳者は医学博士でパリ大学に学んだ方です。タイトルの「むつかしい子」をはじめ訳が平易で、内容も現代も参考になる本です。もっとも、原本のタイトルも「ENFANTS DIFFICILES」なので、著者の小児精神神経病学のフランス人医師も、親や関係者にわかるように書いたのでしょう。生まれ持った特性と、環境による影響がわかりやすく整理されていると感じます。

 詳しい内容については他の機会にお伝えすることにしますが、図書館はいいところ‼ 2階部分はなかなか足を運ばないところではありますが、吉田茂文庫、獅子文六文庫や郷土資料の宝庫です。
 個人から寄贈された本、もしかしたら(しなくても?)本人自ら手にした本を、今私たちが手にすることができるって、すばらしいことだと思います。図書館の地下で所蔵する吉田茂が使っていたとされる英字のエンサイクロペディア(革表紙!)を見せてもらったことがありますが、感慨深いものがありました。
 絶版になっている私の活動の原点「ぼくの村は戦場だった・帰らぬわが子オレーグ」も地下にあり、貸し出しも可能です。

 ぜひ、図書館を利用してください。お宝満載ですよ(^^♪
 

2018年12月2日日曜日

呆れた‼ 湘南国際マラソンに参加の町長ゼッケンは「大磯町長中﨑久雄」

 今、テレビで湘南国際マラソンの中継を見ていた町民から電話がありました。「現地かテレビでマラソン見てる?」「ブログアップで見ていません…(-"-)」「今、町長がゴールした様子をアップで放送していたんだけど、他の参加者はスポンサー名と番号のついたゼッケンをつけているのに、町長だけ『大磯町長・中﨑久雄』と書いてあった‼ 陸連や主催者が認めていいのか、おかしいと思う。あの人だけ特別扱いはあり?」

 私は「ここでもでたか、勘違い町長の言動」と思いました。大会の要件に違反するのか調べますが、一体何のために目立つ必要があるのか理解できません私の感覚からいうと、目立つことが恥ずかしい・・・のですが、皆さんはどう思われるでしょう???

大磯町の恒道会・情報交換で分かった「状況は悪くなる一方」

 社会福祉法人恒道会について、情報交換の機会がありました。次のような意見が出され、状況は改善されないばかりか悪くなる一方だと感じました。私が調べたことや、町民の皆さんとの話の内容も含めると、以下のような状況です。

■特別養護老人ホームの空きベッドは満床150に対し、40近いベッドが空いている状況。待機者も多いので、一刻も早くスタッフをそろえて稼働してもらいたい。
■赤字決算を続けているが、経営破たんが心配。今入所している方への影響を考えると、経営陣(理事)の刷新で信頼回復をして、スタッフが集まる施設にすることが一番必要では。
■社会保険料が払えず、退職金も滞っている。経営陣の立て直しが急務。行政(大磯町・二宮町)職員が理事に入ることも考えてほしい。
■施設の指導者がいないため、介護の質の低下が起きている。かなりの数の事故も耳にするが、報告がきちんとされ、対策が取られているかもわからない。
■常勤の職員が減っている。夜勤明けでも所定の時間に仕事が終わらない。非常勤の職員でサービス向上は難しい。
■家族が入所している。たまたま知り合いがいるので特段困ったことは無いが、他の人のことは心配だ。
■入所している本人も家族も、サービスの質についてはあきらめもあるが、切ない思いをしている。

 必要な時に必要な介護が受けられる世の中にしなければなりません。今後も議会で取り上げていきます。  

2018年12月1日土曜日

大磯港賑わい交流施設 問題山積のままGO!?

 昨日の総務建設常任委員会協議会で「大磯港賑わい交流施設」の進捗状況について、町から説明を受けました。
 今までの経緯については、H19年度に神奈川県が策定した「大磯港活性化整備計画」が最初に挙げられています。私の記憶では大磯町の担当部分は港ではなく、北浜海岸にボードウォークなどを設置することになっていたはずですが・・・
 その後の進展としては、大磯町が県の施設である大磯港の指定管理者となり、みなとまちづくり協議会も発足。黒岩知事が打ち出した「新たな観光の核づくり」に応募、選定を受けて観光まっしぐら・・・
 指定管理者からは家賃は受け取らない代わりに、地域交流施設(72㎡)とトイレ、授乳室(50㎡)、エレベーターや廊下・会談などの共用部(213㎡)等の維持管理をしてもらうことになっています。問題は・・・

■施設整備の指定管理者の負担はほとんど無し。レストランの椅子・テーブルや物販のショーケース等も町が負担。
■テナント料無し。地域交流施設(集会室)1時間の使用料全室1000円と半室600円は指定管理者の収入に。
■駐車場料金が発生。指定管理者は実質競争のない形で選定された、町長が群馬県まで公用車で出向き応募を要請した川場の事業者です。わざわざ行った理由を質問したところ「ひとつでも多くの事業者に応募してもらいたかったため」と答弁がありました。
至れり尽くせりの条件でも手を挙げる事業者が2グループしかなかったこと自体、この場所での展開の難しさを物語っていると思います。

■整備予定金額は全部で4億1060万円。国庫が1億3130万円、県費が1820万円、漁協施設部分の漁協負担金5560万円、起債(町の借金)1億2000万円、一般財源(来年度予算の一部)8550万円です。

■実施設計の変更があり得る段階で、12月末には工事費の積算が終わり、入札を経て3月の議会で工事請負契約の議決を考えている、と町。指定管理者の撤退も可能な中、一度建ててしまったら何十年も使わなければならないこの施設。提案する町長も、賛成する議員も責任の取り方を考えていただかないと・・・(責任は取れないから、負の遺産が次世代に遺されるのですね(-"-))



2018年11月22日木曜日

明治記念大磯邸園 資料展示ブースの内容に  (*´з`)

 秋の行楽シーズンとも重なってか、連日大勢の人で賑わう明治記念大磯邸園の一部公開。10月23日のオープン以降、なかなか訪れる時間がつくれませんでしたが、やっと一昨日行ってきました。ガイドツアーではなく、庭のみの観覧。ガイドツアーは予約でいっぱいですが、キャンセルが意外とあるので、直接行って待つと建物の中を見るチャンスもかなりあるそうです。

 案内と資料展示ブースの足場のベニヤ板は、焦げ茶色に塗られきれいになっていたのは良いのですが、展示内容は⁇大磯が「明治期の立憲政治の確立等に貢献した先人の業績等を次世代に遺す取り組みについて」検討した結果選ばれたことを考えると、資料の内容が「明治礼賛」になっていないか気になっていましたが、やはり・・・以下、一部ご紹介すると・・・
■内閣制度の導入、大日本帝国憲法の制定、立憲政治・議会政治の導入…
■単なる西洋の真似ではない、日本の良さや伝統を生かした技術や文化も生み出されました。
■明治以降の日本の歩みを改めて整理し、未来に遺すことにより、次世代を担う若者にこれからの日本の在り方を考えてもらう契機とします。
■明治期の人々のよりどころとなった精神を捉えることにより、日本の強みを再認識し、現代に活かすことで、日本のさらなる発展を目指す基礎とします。

 本格的なオープンはいつになるのかわかりませんが、その時に向けて歴史の評価が国際的に認められるような内容にするよう、求めていきます。NHKの現役プロデューサーの講演「今学ぼう、日本の憲法」で、決してGHQのおしつけ憲法ではなかったこと、私たちは戦争の反省の上にたってつくられた憲法の行方を国際社会が注視していることを知る必要があることを痛感する機会があったので、なおさらそう思います。

 私が他にも注視しているのが、町の維持管理が予定される緑地の状況です。以前、かなりの松枯れが集中して起きた時期があり、どんな様子か見てきました。
 ボランティアの力も借りて…と言いますが、一見してプロの仕事が必要なのが明白です。立派な松をはじめ、たくさんの樹木が植えられています。ゴミ拾いや落ち葉掃きはいいとしても…
 12月議会で、町長の考えを質します。

2018年11月19日月曜日

大磯町長選挙結果 有権者は「継続」より「刷新」を望んだが現職が再選

 町長選挙の結果について、考えました。
■投票率は前回の46.07%を大きく下回る41.17%でした。選ぶ人がいない、何を基準に選べばよいのかわからないという有権者の声を多く聞きました。
■現職の中﨑氏を変えたいという有権者の数が381票、上回りました。「継続」より「刷新」を望んだ有権者の方が多かったことが結果としてあらわれました。選挙戦での宣伝力は、現職の方が圧倒していたのですが・・・
■中﨑氏は前回と比べ、得票数を2496票減らしました。全有権者の19.4%しか支持していないことになります。

 町議の補欠選挙は無投票で鈴木珠代、山田喜一氏が当選しました。新しく構成された議会では、町長選の結果を反映した活動が求められます。
 町長が継続によってしか咲かないと訴えた「花」とは何か、町民生活に不要な「花」なら咲かせない、ノーを言える議会が求められていると私は強く思います。
 12月18日から27日まで、12月定例会があります。今まで以上に町民要望実現に力を入れていきます。まずは、東海大学の提訴をやめること、中学校給食の自校方式を早くすすめること、大磯駅前の大規模整備は行わせないことです(^^)/

2018年11月14日水曜日

大磯町の中学校給食 どしゃ降り回避・晴れ間がのぞく(^^)/

 月曜日に開かれた第2回の「検討会」を傍聴しました。自校方式の場所を再調査することになっていて、どのような図面が出てくるか注目していました。
 特に国府中学校の敷地取りに注目してきましたが、校舎のグラウンド側でした。委員からも指摘がありましたが、グラウンドの観覧席を2段埋める計画です。食材の納入車両の通路確保で、一部山の斜面を削り擁壁をつくる必要がでてきます。体育館側から納入できないか、と質問もありました。
 また、必要面積について、基準の考え方の質問がいくつかありました。調査委託会社の長大の担当者は、文部科学省の・・・と、基準があるかのような説明をしていましたが、これでなければならない・・・という基準はありません。教育委員会の担当者からも説明済(10月29日の協議会)です。調理しやすい給食室の設計はもちろん必要ですが、工夫もせずモデルプランの面積だけをあてはめて困難さを語るのは納得できません。文科省の補助金と面積の関係はありますが、建築できないわけではありません。
一番の問題は工夫が足りないこと。2階建てにすれば、体育館の南側のスペースが可能であると思います。2階建て構想は大磯中学校でも有効です。経費もかかりません。

方式別での1食当たりの経費・自校方式が一番安い!!

前回、委員から要望のあった方式別の経費も示されました。自校方式476円、兄弟方式(磯中で国中分もつくる)505円、センター方式(中学校対象)944円、(小中学校対象)504円、(幼保小中+350食・これは業者が経営しやすくする〈おまけ〉つき)452円です。
 私が調べた川崎市の例を参考にすれば、もっと安価にできると考えます。

 第1回の検討会は「曇り空」で、第2回が「どしゃ降り」にならないように、私なりに工夫をしてきました。第2回の感想は「晴れ間がのぞいた」状況です。学校関係者の「自校方式に決めて、どういうふうにすればいいのかを考える方に進めるほうが建設的と考える」という意見に代表されるように、「自校方式をあきらめない」熱意がこのような流れを作り出したと思います。

 当初町側が考えていた「2回で終了」とはならず自校方式を探るために第3回を1月中旬に開くことになりました。
 

2018年11月9日金曜日

大磯町職員給与改定 ようやく他自治体並みの扱いに!!

 民間と公務員の給与格差を是正するために、人事院が必要に応じて勧告を出します。法的には従う必要はありませんが、大磯町をはじめほとんどの自治体が人勧を受け、給与引き上げ(かつては引き下げもありました…)のための条例改定をします。

 今日の総務建設常任委員会協議会で、今回の改正内容の説明を受けました。

■月例給の引き上げは平均0.2%。初任給を1500円、若年層も1000程度引き上げます。その他の職員は400円ほど。30年4月に遡って支給するというので、いままでやってこなかったのでは?と聞いたところ、「働き方改革の中でも、給与アップの意見がある。議会での指摘もあるので、人勧に基づいた適正な対応をする」と答えがありました。今までは「不適正な対応をしていた」ことを認める答弁だと思います。一人平均3.2万円だそうです。不利益は不遡及、利益は遡及させる原則ができていないと、引き上げの議案にあえて反対することがありましたが、今回はスッキリ賛成できそうです。議案審査ではっきりさせます。

■期末・勤勉手当も年末の支給分から0.05ヶ月分増えます。この際、消防の不適切な手当不支給状態も一緒に正すべきと考えます。

 議会によっては期末手当を同じように上げることもありますが、今のところ大磯町議会にそのような動きはありません。



明治記念大磯邸園 土地の寄附で町の負担が減ることにホッ☺

 今日、午前中に開かれた総務建設常任委員会協議会で、明治記念大磯邸園の都市計画決定などの説明があり、質疑をしました。わかったことは・・・

■都市計画決定案の説明会が11月24日にあります。公園内の具体的な整備の図面が出ますから、質問や要望をたくさん寄せましょう!
■私が懸念していた特別緑地保全地区のうち古河電工部分は、11月15日付で大磯町に土地等の無償譲渡に関する契約書を結びます。町の買取の必要はなくなり、ホッとしました。
■都市計画決定は、上記の区域は入っていません。町立都市公園の町分担は、土地の買取や整備は30数億円です。国や県の補助などがあるので、町の負担はほぼないとはいえ、単年度で解消されるものではありません。まずは、一般会計の規模が30数億円増えることになります。歳入と歳出のバランスがどうなるのか、予算を含めた審査に注力していきます。
■緑地部分の維持管理は全額町の負担となります。地方交付税の需要に見込まれることは考えられますが、金額は微々たるものでしょう。町は維持管理の額についてはまだ答えられる状況ではありません。入場料などを徴収することも考えているそうですが、それに耐えられるか、具体的にならないと判断できません。
■引き続き、町の負担がないように、24日の説明会でも国に伝えることは効果があると思います。私も来週月曜日に国政要望で永田町に行きますので、しっかり伝えてきます☺

2018年11月8日木曜日

大磯町立国府中学校に自校方式の給食室建設は可能!!

 給食の実施方式の調査委託で、町が提供した資料を情報公開で入手。プラス横つながりで、日本共産党川崎市議団に依頼して入手した、川崎市の新しい中学校の自校方式の図面を基に、給食室が作れないか検討してみました。
 図面の縮尺が心もとなかったので、専門家の知恵も借りたところ、十分可能であるという結論に達しました。
 あとはやる気です。12日の第2回検討会で、委託業者が国府中学校で自校方式が可能か否かの再調査結果が出てくると思います。徹底的に追求すればできるはず、委託会社ができないというなら、できる会社を探せばよいのです。

 自校方式の温かくておいしい給食を食べて過ごす中学校時代は、単に身体づくりだけではありません。食育を通して育むことができるものがたくさんあります。
 「日本一」をいうのなら、自校方式ですよ!! 中﨑町長☺

2018年11月5日月曜日

個人議会報告会 充実の意見交換ができました(^^♪

 土曜、日曜と個人の議会報告会をしました。ひとりで2時間もするんですか?と聞かれましたが、多分足りなくなると思います・・・とお伝えした通りになりました。
 参加された方たちの疑問や感想、ご意見に答え、また他の方がそれに対してさらに疑問を言われたりして、特に東海大学の提訴の議案については、謎解きのようになりました。釈然としない、納得しかねるなど、私の疑問や意見がみなさんと重なり合うので、よかったです。
 貴重なご指摘、ご意見を一部紹介します。
 
東海大・大磯病院の位置づけ、経営状況、ベッドの稼働率、町民の救急搬送状況など情報がなく、ほとんど何もわからない状況で、なぜ提訴になるのかわからない。
■どうすれば大磯病院の整備が進むのか、町民はどうかかわればいいのか、町長サイド、議会、町民あげて全町的に考えることが大事。(具体的にどうすればよいのか、まとめるまでの時間はありませんでしたが、進めていきます)
明治記念大磯邸園は、どこかで議会が否決したら進まないのに、具体的な情報が遅れていると思う。可決前提で進めている⇒議会が軽視されていないか。議長は正せないのか。
公共施設の面積15%削減で、いくら違ってくるのかを明示の上、議論を進めないといけない。
駅前整備で、町長が決まっていないことは説明できないというのはおかしい。決まってから公表するのでは、町民参画とは逆。言うこととやることの整合性が無いのが、今の町政の大きな問題だ。
■駅前整備だが、企業ではどの程度使い勝手が悪いのかをはかり、解消する手立てを考えるが、その視点が感じられない。どう考えても、実証実験が必要
中学校給食の実施方式の調査は、まず自校方式がいいとするのだから、それが可能かの調査をすべき。1000万円もかけるようなものとは考えられない。お金の話も必要だが、町の予算全体を考えないといけないと思う。等々。

 12月議会は18日から新たに任期が始まる町長を迎えて、開催されます。日に日に質問事項が増えていきます。皆さんの要望、ご意見をお待ちしています☺

2018年11月3日土曜日

大磯町小・中学校音楽会 子どもたちの熱演に聞き入りました

 今日の午後、国府中学校体育館で、小・中学校の合唱団、弦楽クラブ、金管クラブ、吹奏楽部の6団体が演奏を披露しました。
 小学生が小さい体で管楽器を吹いたり、弦楽器を弾くのは大変だろうな、ちょっと音程をとるのが難しそうだな、などと思いながら楽しく聞きました。私も小学校では合唱部で歌っていましたが、はるかに難解な曲をこなしていました。
 中学生は2校とも吹奏楽。音程の乱れはほとんどなく、パーカッションは複雑なリズムを刻み、木管、金管はスイングしながら力強く演奏していました。

 子どもを「小さなおとな」ということがありますが、今日はまさにその感を強く持ちました。私のような年齢になると、子どもの凄さが身に沁み、かえって面白い。歳をとる楽しみが増えますね。先日はチャレンジフェスタで、中学校1年生と打ち合い、10分ほどでギブアップ。でも、本当に楽しい時間でした。

 小学生は中学生の演奏を聞いて、憧れの気持ちを抱いたと思います。無限の可能性を伸ばしてあげたいものです。
 まだ子どもだから…は言わずに、すごいね!をたくさん伝えたい💛

2018年11月2日金曜日

消防の当直勤務職員の休日勤務手当一部不支給・根拠文書は不存在!!

 あちこちの消防で、土曜日と休日(年末年始を含む)が重なった場合の休日勤務手当の扱いについて、運用間違いが指摘され、全国的に改善されています。
 29年度決算特別委員会で「支給していない」と答弁があったため、「支給をしていないことが確認できる帳簿」と「支給しない根拠を示す文書」の情報公開をかけていました。
 昨日公開決定の通知があったので、受け取りに行きました。土曜日と祝日が重なる日の休日勤務手当を支給しない根拠を示す条例や規定等の文書は「条例や内規がない」ため、「行政情報不存在決定通知書」が出されました。

 土曜日と祝日が重なる日に支給しなくてもよい根拠など、これから更に「運用間違いの疑い濃厚」の状況を徹底調査し、固まったところで文書で指摘し、改善を図るよう求めていきます。

2018年10月30日火曜日

大磯町立国府中学校の給食・自校方式は柔軟な対応が可能

 昨日、福祉文教常任委員会協議会で「第1回大磯町立中学校給食検討会及び中間報告書について」報告と質疑がありました。
 さうでにブログで「第1回…」の内容をお知らせしていますが、委員の質疑等から見えてきた大切なことをお知らせします。

■自校方式にこだわってもらいたいという意見を受け、困難と判定した敷地とは別のところで、両校とも再調査をかけている
■第2回で終わらなければ、検討会の皆さんの意見によっては続けることになると考える
■検討会の結果を受け、教育委員会⇒町長を含む政策会議で決めるが、検討会の結果は当然重く受け止める

 学校関係者の強い要望を受け、教育委員会事務局も「あらゆる手段を尽くしても(ダメとわかるまで)…」と答弁するなど、調査を進める姿勢が見えました。

 ここで大切なことは学校給食法などの関係法令に違反しない限り、「給食室(調理場)には、厳密な面積や調理器具などの規定はない。」ことを共通認識することだと思います。調理員を補うことで、使い勝手を良くすることも可能でしょう。
 10月10日出された「中間報告書」の自校方式の判定は×と△。明確な規定のないモデルプランを図面上に当てはめただけの、工夫のない検討結果でした
 11月12日の第2回検討会でどのような調査結果になるか注目が集まります。「あらゆる手段を尽くす」とは、現在の委託業者が「できない」調査結果を出したとしても、四方八方手を尽くし、可能性を導き出すことだと強く思います。

2018年10月25日木曜日

東海大を大磯町が提訴・不自然な議案を常任委員会は可決

 昨日、9月定例会で議案が提案されたものの、継続審査となっていた「訴えの提起について」を、総務常任委員会で審査しました。結果は「可決」、驚きました。
 質疑で確認したこと、あらたに分かったことは・・・
契約書は法的に延長してはいけないものではなく、東海大学と大磯町が協議し、整えばできる⇒原告・被告の関係にならずに整備計画が進むように話し合いを続行することができる
■関係悪化はないと断言できるかの問いに、お互い契約書について片づけていきましょうということ、町は考えていないと答弁が。9月3日と6日の質疑・答弁を読み込むと、原告・被告の関係にお互いが納得済、という関係が浮かび上がってきます。
■町長は大学長と二人きりで何回か会いましたが、最後にあったのは29年4月。細かいやり取りはそれ以降に行われているので、町長の言う「苦渋の選択」の最終判断は意外に早かったのでは?と思われます。
■老朽化した建物の建替えに町有地が必要(中﨑町長が当時の病院長として表明)と入手した土地がなくても、建て替えは可能と大学は言ったことは、一切ない⇒大学側にやる気は感じられない。だからこそ、話し合いの続行をするべきです! 

私の反対討論は
■釈然としない議案。理由は現町長が病院長時代につくった整備計画を否定する議案だから。契約書だけ考えるのでは、町民が安心できる状況にはつながらない。利益にはつながらない。
■中﨑町長がたてた計画ではないと考えても、違約金4900万円を受け取るより、粘り強く交渉して、中核病院の機能維持を保障するのが町長の役割
■「苦渋の選択」の時期は理解しがたい。早すぎる。
■2回に分けて町有地を売却、2回目の契約が10年を経過するにはまだ1年4ヶ月ある。少なくても今回は否決し、町民が安心できる医療体制の確保に取り組んでほしい。 

2018年10月20日土曜日

明治記念大磯邸園 一部公開の「玄関先」が情けなく・・・

 10月23日から12月24日まで「一部公開」が始まります。一昨日は国の関係者、昨日は町議会はじめ町関係、神奈川県の関係者に「事前見学会」が開かれました。私は訳あって参加しませんでしたが、一般公開が始まったらすぐに行く予定です。

 2ヶ月間とはいえ、入り口の国道沿いにつくられたプレハブのブースの出来上がりにがっかり。敷地が水平ではないため、足をはかせ覆っているのは、ただのベニヤ板。いくつかある入り口の出入りのために設けた渡り廊下状につけた手すりは単管パイプです。
 国道沿いに置かれた5基の仮設トイレ(工事現場でおなじみの…)の後ろ側は、カバーもなくそのままの姿を晒しています。

 これは19日時点のお話。これから変わるかもしれません。

 国の「明治150年記念」一番の目玉事業ですが、大磯町が頼んだものではありません。これからの役割分担、費用負担は徐々に姿を現し…相当大変なことになる予感がします。あくまでも国で責任をもつべきと考えます。

一人当たりの軍事費を計算したら4万円以上‼ クラクラしませんか⁇

 2018年度の軍事費は過去最高の5兆1911億円と報じられています。消費税10%で私たち庶民の生活がどうなるのか戦々恐々の中、ピンとこないのが軍事費では?
 身近に感じるにはどうしたら?と思って、一人当たりの金額にしてみました。かなり前に計算し、あまりの金額に愕然としました。皆さんにお伝えしたく思います。

 総務省統計局の最新の人口(推計値)は1億2642万人。計算するとなんと4万500円なり!クラクラしませんか?赤ちゃんからお年寄りまで一人4万円‼
 よく戦闘機1機分で保育園を〇園つくることができる・・・などと比較されます。私はこの「4万円」の方が話しやすいので、よく使います。
 皆さん、「えぇっ本当?」「私たち一家で20万円?まさか」「それだけあったら他のことに使ったら全然違うよね!」などなど。

 アベノミクスの破たんは明らかなのに、異次元の金融緩和は続き、公的資金は株価つり上げに使われ、赤字国債を発行し続ける政府。こんな安倍政権に未来はありません。
 北朝鮮情勢は劇的な変化が見られるのに、アメリカから兵器を「爆買い」するなんて・・・「戦争をしてはいけない」という意見は万人の声です。「戦争をして兵器を消費してほしい。人の命はどうでもよい」と考えるのは武器商人と利権に絡む人たちでしょう。
 「仮想敵国」をつくり、不安をあおって軍事費を増やすより、どうしたら戦争をしない関係を諸外国と構築できるか、人類の英知を集めていきましょう‼

 

 

2018年10月17日水曜日

大磯町・日直勤務は最賃以下で「業務マニュアル」盛沢山! 

 日直勤務手当が1日6700円。これは本給の上に支払われるものと思っていたら、そうではないことが9月議会でわかりました。
 そんな・・・と思って、神奈川県の状況を組合に聞きました。驚いたことに、神奈川県でも扱いは同様という答えが!ただし、「業務をしないことが前提。荷物を受け取る、かかってこない電話が万一なったら受けるなどの仕事はするが。」ただその場にいればよい(退屈な一日を過ごす)のが日直の仕事のため、労働の対価として支払われていない⇒最低賃金以下でもかまわない、という考え方のようです。
 「業務マニュアルがある」と聞いたので、情報公開をかけました。昨日、入手してこれまたびっくり!業務は完全に存在しています。

「日直業務について」 主なものを記載すると・・・
・本庁、保健センター勤務者で係長・主査級以下が対象
・勤務時間は午前8時半~午後5時(開始10分前を目安に来る…ひとり勤務なので休憩なし。トイレに行くのも大変では?1年中空調なし!
・シャッターを開け、宿直から引き継ぎ。
・来客や電話の対応(事前にパソコンを立ち上げ、広報を読み、住民票等証明発行の業務内容等を把握、問い合わせや要望を報告など盛沢山!)
・郵便の収受
・死亡・婚姻届等
・埋火葬許可書の発行
・行旅者への旅費の扶助
・駐車場の管理
・電気自動車充電器の扱い
・祝日の国旗・町旗掲揚
・宿日直日誌の記載
・宿直者(シルバー人材センターに委託)に引き継ぎ、シャッターを締める

 わざわざ(お願い)といている項目も。しなくてもかまわない、業務ではないとアピールしているようですが、日直者にとっては、そうはいきません。埋火葬許可書、死産届など、間違いが許されない項目は緊張するそうです。マイナンバーの取り扱いに抵触しないのか、疑問です。
 県下の自治体では振替休日扱いをしているところもあります。このままではおかしい‼

 

2018年10月12日金曜日

痛快‼ 浜矩子さんの「アホノミクス」と「幼児的凶暴性」のお話

 9月に経済学者の浜矩子さんの講演を聞く機会がありました。私は彼女の皮肉を込めて評価の対象をバッサリ切る語り口のファンです。
 世の中、こんなにおかしくなっているのになかなか変わらないと思っていても、変えられると「アホノミクス」を例にとり、話が始まりました。浜さんが「アホノミクス」を使い始めたのは2013年。当時のマスコミは「印刷するのはどうも・・・」としり込みしていたけれど、今は平気。「ド・アホノミクス」が闊歩している現在、ご自身「世の中は変えられる」と大いに手ごたえを感じているそうです。

 「経済は人を不幸にするのではなく、幸せにするもの。ニセの営みを認知してはいけない」「人権がすべての基。人権侵害をする経済活動は活動と呼んではいけない」「バランスを崩すと弱者が困り、生命の危険にさらす。例えば猛烈なデフレで失業者がふえたベネズエラなど」「キーワードは、下心ー不純な動機ーを見破ること」と話は続き、安倍政権の本質論に入ります。

 「安倍首相の言う戦後レジームの脱却とは、戦後は嫌だ、戦前の大日本帝国の世界を考えている。誰も頼んだ覚えはないのに。世界の真ん中で輝く国…など、シタゴコロに騙されてはいけないのであります」には、会場から爆笑が。まさに浜節の炸裂です。

 「トランプ親父とアベ大将、強い日本と強いアメリカをアピールする両者に共通するのは『幼児的凶暴性』とでも言ったらいいのか、幼児にはちょっと申し訳ありませんが、幼さを持った攻撃性。ガマンできない、封じ込めないと気が済まないのであります」と続き、「大人は人のために泣くことができる。幼児にはできない」に納得。

 今、私たちは「働き方改革」「○○活躍社会」など、耳障りのよい言葉を聞いたときに「君の名は?」と問うてみることが大切と浜さんは力説します。「君の名は?本当の名前は?正体は?敵の言葉で語らず、何を企んでいるのか問うことが大切」と。
「働き方改革」は「働かせ超効率化改革」「人づくり改革はお国のための人間大改造プロジェクト」「同一労働同一賃金は組合と労働者の取引材料」等々。

 翻って、我が町のトップにシタゴコロはないでしょうか?国・県のパイプを太くしたと語る町長の「町民参画は行っている」の「君の名」を突き止めましょう‼



 
 

2018年10月10日水曜日

がんばれ‼ 大磯町の給食検討会 小中学校とも「自校方式を追い求めて」

 今日の午前中2時間半にわたって議論された「第1回大磯町立中学校給食検討会」を傍聴しました。検討会の委員は小中学校のPTA会長、学校長、栄養教諭、町幹部ら15名で、会長は副町長です。傍聴者は議員6→7(訂正します)名、保護者などが6名(?)、マスコミも来ていました。
 2014万円→1024万円(10/12・訂正します。町民が気が付いてくれました。ちなみに、同じ業者が茨木市の小32校・中14校を377万円で契約していると、他の町民が知らせてくれました)で実施方式の調査を委託、その中間報告書の内容の説明・質問・確認から始まりました。町幹部は目を通していたようですが、他の委員は初めての状況。期待の自校方式の検討結果は私の懸念通り、△と×が付いています。
 どうなることかと心配しましたが、ある校長の「自校方式で敷地内の違うところに2階建てでできないのか?」の質問からはじまり、次々他の場所や建て方を検討してほしいという声が上がりました。「前回、自校方式が望まれたのに、デリバリーになった。自校方式を導くための資料が薄いと感じた」という感想が、学校関係者の委員の共通事項です。次回までに業者で資料作りが可能なように、教委の事務方と協議することになりました。
 親子方式は建築当時と違って、米飯給食などでスペースが必要で、改修で中学校分の調理はできないと、検討対象からはずれました。
 センター方式は中学校分、小中学校分、幼・保・小中学校分の3タイプが示されました。
一番規模の大きい3500食対応のセンターの初期投資は143億7600万円‼土地は12.7万円/㎡ということです。小学校の自校方式を守りたいという声も当然あって、センター方式は中学校分の900食の土地をなるべく狭い敷地ですむように、探すことになりました。
 兄弟方式は、大磯中学校の国道側の一番古い校舎を解体して調理場をたてる案が示されました。3階建てで、3階部分はランチルームになっています。初期費用は14億円!私の調査では3.5億円でできたところがあるのですが・・・

「自校方式」は工夫したらできる!?!

学校関係者からは、自校方式を追い求めたいという意見がたくさんありました。
「他市で自校方式とセンター方式両方で栄養教諭として働いたが、センターは工場なので、自校に比べると学校との関りが薄くなると感じた経験がある。自校式を考えていけたらよい。」「自校・センター・兄弟は並列ではないと思う。自校方式がどうしてもだめだというところまで考えないと、自校式が希望だったのに…というのが後々残ると思う」等々。
 町幹部は自校よりセンターに関する質問や意見が圧倒的に多かったのも特筆ものです。学校関係者の「きちんとした調査の資料がなければ判断できない。やっつけ仕事でどうしても来年度の予算をたてるために急ぐとなると、とても子どもや保護者のことを考えているとは思えない」という声もありました。
 真剣な意見に町長は応えるべきです。センター方式は兄弟方式が可能なので、検討対象からはずすべきです‼

2018年10月7日日曜日

明治記念大磯邸園・県議会の資料にゾゾゾ その1

 地元中郡の県議から届いた神奈川県議会の建設・企業常任委員会の資料を頼りに、状況の考察をしてみました。
この内容に関する財政負担等への議会・町民への問いかけは、一切ありません。今後、大きな問題へと発展する可能性があります。
※は私の注釈です。

1.国と地方公共団体(県・町)の役割分担 
〇国の分担地域(中核的な区域)・滄浪閣は全区域 ・古河電工の旧大隈、陸奥邸は建物と建物周辺の庭園の区域 ・旧池田邸は建物と建物の活用に必要な区域。
〇県・町の分担区域 ・国が分担する「中核的な区域」を除く区域とし、緑地等の保全・整備を行う。
【コメント】・滄浪閣だけ、国が全体を負担することに疑問符がつきます。 ・古河電工部分と池田邸部分の線引きはこれからのようですが、少なくても半分以上が町(県の支援あり)の責任になるのでは?

2.県と町の役割分担 
〇町は(※自ら計画決定済の)「特別緑地保全区域」の保全・整備に引き続き(※今まで町は特に何もしていませんが…)取り組む。
【コメント】この部分は町の所有ではありません。土地が無償貸与となるか、買取となるかは予断を許さない状況といってよいでしょう。
〇特別緑地保全区域を除く区域は地域振興の拠点としての活用を、町が主体的に行うことができる観点などから、町立都市公園として整備を行う。県は町に財政的・技術的支援を行う。
【コメント】これ以上の観光に対する町の予算計上は、町民の納得が得られません‼地域振興は自校方式の中学校給食で行ったほうが町民の賛同が得られると思います!
〇これを踏まえ、県の財政的支援について、連絡会議(※議会は聞いていません)等において、次の考え方を基本に調整を進めている。(※聞いていません)・町立都市公園については、町が国の交付金事業を活用して整備するにあたり、町負担分のうち、交付税措置額分を除く費用を県が支援する町立都市公園の管理については、県は財政的支援を行わない。

町の負担額はいったいどの規模に??このことについては、はたの君枝事務所の調査結果をもとに、次回お伝えします。

2018年10月6日土曜日

大磯町立中学校給食検討会 忖度なしにじっくり考えて最善の結果を(^^)/

 給食の実施方式の調査委託が進行中ですが、報告したての中間報告をもとに、いよいよ10日から「検討会」が始まります。
 今回の「検討会」は要綱を定めて行うと聞いていますが、4年前の「懇話会」とどう違うのでしょう?町長はより決定力(責任も!)を持たせると言いましたが、さて???

 「自校方式が望ましい」のは町全体の共通認識です。あくまでも自校方式をまず追求してほしいと思っています。物理的に可能かどうか考えると、答は「イエス」だと私は確信しています。
 「学校経営への影響」「実施までの時間」と「お金」が問題になるかもしれません。

 私が一番強調したいのは「財政問題を扱うときは、あくまでフェアに」ということです。今の町長は、町民生活より観光や不要不急の都市基盤整備に優先順位を高くおいています。財政難と言いながら、ハコモノの場合は借金をして建てられます。維持管理の財源が問題になります。
 お金の問題は誰しも気になるところです。でも、気を付けないと何を聞いても言いくるめられる危険性(フェアではない‼)があります。議会でも然り。納得できるまで、こちらも勉強する(セカンドオピニオンを探す等)しかありません。財政を語ることができる(究極は予算が編成できる)職員はわずかです。5人ほどでは?と思っています。

 実際のところ、20年、30年先の財政状況を語ることは「大磯町長」はもちろんのこと、「安倍首相」にもできません。「維持管理費」の算定はかなりの精度でできるでしょう。でも、問題になるのは「維持管理」にあてる「財源」です。国の法律で、地方自治体は縛られているといっても過言ではありません。
 「財政が厳しいから・・・」と「忖度」する必要はまったくありません。大磯町より財政が厳しくても「給食費の無償化」をしている自治体はあります‼

 大切な税金をどう使うのか・・・ここが一番語られなければなりませんが、検討会の委員(町幹部は別)に判断してもらう(させる)のは酷です。十分に時間があり、PTA会長が何度も総会にかける(最低でも本部の会議)くらいでないと、前回の轍を踏むことになりかねないのでは?と心配しています。

 


2018年10月5日金曜日

明治150年・・大磯邸園の一部公開に向け準備は急ピッチ

 滄浪閣の枝おろしが始まったと思ったら、あっという間に電車の車両ひとつ分くらいあるプレハブが、建物を隠す位置に置かれました。
 ちょうど台風24号が通過、家が揺れるくらいの暴風を経験した後ですから、プレハブの土台を見た方から「ブロックの上に置いたみたいだけど、風に煽られたらひっくり返らないか心配」と、連絡をいただきました。
 私も同じ日に現場を通りすがりに見たので、関係者に聞かなくては、と思っていました。土地が国道に向かって斜めに下がっているため、土台を調節しないとプレハブが水平になりません。地面から建物に入るには数段の階段が必要なくらい、建物の下のスペースがありますから、風が入り込み持ち上げられそうな感じです。何かで囲っても持つかどうか・・・

 平塚にある事務所に問い合わせたところ、自重もあるので心配には及ばないとのことでした。

 台風25号は北にそれるようですが、進路にあたる地域は心配です。異常気象を異常と言えないくらい、昨今の自然現象は人知を超えています"(-""-)"

2018年10月4日木曜日

大磯町職員・時間外手当の額のナゾ

  時間外手当について、討論しました。
 時間外手当の不支給はないと町が言い切る背景には、時間外勤務名簿が都合よく書かれていることにあります。実態とかけ離れていると職員は訴えています。
 28年度まで時間外手当を予算内で支払うために、1ヶ月20時間の上限をかけていました。情報公開をしてみたら、1ヶ月の上限を超えても、年間240時間(討論では120時間と間違えて言いました)以内にほぼおさまっていました。

 29年度は30時間必要ということで、議会も承知で30時間まで増やしました。予算計上は1億1213万6000円です。当然、業務が減らない限り、時間外手当は大幅に増えるはずですが、28年度は1ヶ月平均175人に対し6306万8331円、29年度は174人に対し6567万309円支給したと答弁があり、愕然としました。

 括弧つきの働き方改革で時間外勤務の終了時間を決め、ノー残業デーを徹底するよう11月に通知を出しましたが、28年度並みの時間で済んだとは到底考えられませんし、総括質疑で働き方改革の検証はしていないと答弁があったくらいですから、何かが非常におかしいと思わなければならない事態です。              -討論はここまで-

 仮に(あくまでもザックリ、イメージするため)8時15分まで毎日残業をしたとすると、3時間×20日×12ヶ月×175人で12万6000時間です。これは28年度分。
 29年度は10月までが3時間×20日×7ヶ月×174人で7万3080時間、11月~3月は働き方改革が厳守されたとして、2時間×16日×5ヶ月×174人で2万7840時間。足すと10万92時間です。
 やはりおかしい。もちろん、時間外手当の時間当たりの支給額は条件で異なりますから、一概に比較はできません。
 必要だからと予算計上した1億1200万円の残り4600万円以上が不用額になり、30年度の繰越金になります。何にでも使える財源です。ムダ遣いの原資になると考えるとたまりません‼

大磯町で中途退職の年度内中途退職者が! 29年度の療養休暇者数も異常

 こちらも、昨日の討論から。

 29年度のメンタル面での療養休暇者は10名。県下の政令指定都市の教員で休職したのは1%、そのうちメンタル面は7割、0.7%。大磯町の場合、分母が160名(正規職員)とすると3.8%、300名でも(予算書掲載数)3.3%にのぼります。組織として危険な状況にあることは間違いありません。

 10月から、技師の中途退職者が出ました。資格のある専門職の流出は町にとって損失です。町長は私の総括質疑で中途退職者の所見として「町の規模より大きな町へ転職していく職員の数を考えると、転職しやすい環境にある、大磯町はいろんなことが学べるが、学んだことをもとに、職員の多いところに、楽ではないでありましょうが、そういうところに転職していくのであろうかというのが一つの理由と考えます」と答弁されました。

 町長に申し上げたい。この答弁は他人事と思っていられるとしか受け止められません。大磯町で学んで、知識や技術を身に着けた将来の幹部となるべき人材が流出してしまう、これでは組織の力量がどんどん後退していくのを容認することになりかねません。

 危機感の欠如でおきた中学校給食の休止を教訓として、町政の土台となる組織の持続可能性を真剣に考える時期であることを、今一度強く指摘しておきます。

大磯消防の休日勤務手当一部不支給 私が間違いなら指摘を!

 大磯町の給与水準は県下で下から2番目!なのに、条例通りの手当てがされていないことがわかりました。以下は昨日決算認定の反対討論です。

 諸手当について、運用の間違いが判明したのは、消防の休日勤務手当です。条例で休日の規定がありますが、土曜日と休日が重なった場合休日勤務手当を支給すべきところを、支給していないと(決算特別委員会で)答弁がありました
 この件に関しては、全国的に問題になり、裁判が起こされ支給せよという判例が多く出ています。県下でも支給していない地方公共団体はわずかです。年末年始の休日勤務手当を支給していないのは大磯町だけと聞きます。
 隣の二宮町同様、今年度は当然ですが、過去2年度分を遡及して支払うよう求めます。 

 答弁に基づく討論なので、この先町が支給するのか注視します。もし、私の討論に誤りがあるなら、町は根拠を示すべきです。 

2018年10月1日月曜日

防災訓練関連の放送について確かめました

 2種類の放送があったのか担当部署で確認したところ、1種類しかしていません、と回答がありました。正確には・・・
「こちらは大磯町です。本日、8時30分から総合防災訓練を行います。午前8時30分に緊急地震速報を、その後に震度速報を放送します。放送を聞いたら、各地区で訓練を開始してください。なお、本日午前10時30分から予定していた国府小学校避難所運営委員会による体験訓練は中止いたします。」
 前半は訓練を「する」、後半部分は一定の訓練を「しない」内容だったため、後半の「中止」情報が強く残り、予定していた住民が参加を見合わせたと思われます。
 この内容だと、2種類にも聞こえます。短い文章で間違いなく伝えるのは難しいことですが、混乱を招かない表現が求められると思います。

 いくつかの地区の参加者に「大磯町から粗品が用意されている」ことについては、町ではそのようなことはしないと説明がありました。勘違いによる広報だったようです。

 台風の被害の把握はまだ集計しきれていません。折れた枝が散乱し、掃き集める方たちは大変だったと思います。西湘バイパスの通行止めによる渋滞が長時間続いていました。異常気象が当たり前気象にならないように、私たちも生活スタイルの見直しが必要ではないでしょうか・・・

オール沖縄は健在だった!新知事に玉城デニーさん‼

 政治家とはかくあるべき、と身をもって知らしめてくれた翁長さん。命をかけてつらぬいた「新基地ノー」の意思が玉城デニーさんに受け継がれることになり、ホッとすると同時に勇気が湧いてきます。
 あきらめないことが大切・・・ここ大磯町でも言えるのではないかと思います。

2018年9月30日日曜日

防災訓練当日 「行う」「行わない」2種類の放送で一部に混乱が

 大型で非常に強い台風が迫る中、防災訓練は行うのか、気をもんでいました。私の住む東部では、8時20分過ぎに訓練を行う放送がありました。雨・風は問題ない範囲でしたが、結果論であって、台風が来ることがわかっているのに行う必要があるのか等、疑問の声も届きました。
 訓練は町全体で行ったと思っていたら、午後になって「西部(国府)地域では行わないと放送があった。西小磯の一部ではその放送が聞こえたため、行わないと受け止めた住民が多数いて、混乱した」と、連絡がありました。
 切通しからかなり駅よりの西小磯地区の知人を訪ね聞いたところ、「行わないという放送を聞いた」とのこと。
 なぜこのようなことになったのかは、明日担当部署に行って聞かなければなりません。災害は人間の営みに関係なくやってきますから、雨・風の中の訓練は必要でしょう。でも、台風襲来の時期が適切なのかは議論する必要があると思います。
 机上でもよいから、想像してどんな訓練が有効かを考え直してもよいのではないでしょうか。

2018年9月29日土曜日

大磯のほとんどの子どもたちに会う方法

 運動会のシーズンです。今日はサンキッズ大磯、認定こども園あおばと、国府幼稚園改めサンキッズ国府の3園の運動会におじゃましました。
 0歳児から5歳児の様子を見ていると、人間の成長と発達を身近で観察、感じることができます。先生たちも驚くような工夫をしたり、みるみるうちに複雑な演技を覚えるそうです。こんな長い曲の振り付けは、もう覚えられそうにないな・・・など、ついつい考えてしまいます。
 サンキッズ大磯は園庭が広くないので、昨年は立ち見状態でした。アンケートをとったら、大磯小学校体育館が少差で選ばれたとのこと。今日の雨模様では、正解でしたね。
 あおばとは、雨にもめげず、ステパノ学園の校庭でがんばりました。
 サンキッズ国府は町立から民営に替わった初めての運動会。園長は町立大磯保育園が民営化された時のベテラン、N先生。午前の最後のプログラムは定番の「リンゴとり」です。子どもたちがかけっこでリンゴがいっぱい入ったかごから取って走るにつれ、いい香りが国府小学校の体育館中に広がります。子どもたちのうれしそうな顔が、会場のみんなをほっこり気分にしてくれます。町立時代の先生たちも応援に駆けつけていました。

 大磯町では、民営化をしてもずっとつながりを持つようにしています。特に大きな自治体では民営化後の様子がわからなくなると聞いていましたので、議会などで行き来ができるように求めてきました。
 公立・私立を問わず、0歳から中学校卒業までの大磯町の子どもたちに会おうと思ったら、すべての運動会にいくといいですよ(^_-)-☆
 

2018年9月26日水曜日

平成29年度 大磯小学校給食の残食率はわずか4.4%‼

 今日の決算審査でわかったことは
■冷たいデリバリー給食は真空冷却器で30分で19度以下にしていた(9度cでは?)
■中学校給食でアレルギー対応などできず、弁当持参者は37人だった(小学校は3人のみ)
■中学校の食材費1食350円のうち、牛乳は1本51.67円
■食材の発注先に制限は無い(町内の農家や商店から直接購入が可能。価格は町が産業振興の観点から補填できるのでは?)
■大磯中学校の大規模改修の設計委託は、自校方式対応も考え基本設計のみ(臨機応変に対応できるということ☺)
■中学校給食のない現在、準要保護生徒の家庭には給食費分の支給がなく、負担がある
■自校方式の小学校給食の残食率は4.4%(温かくおいしい小学校の給食を食べてきた子どもたちが、デリバリー給食をおいしくないと感じたのは、当然の結果といえるでしょう)

2018年9月20日木曜日

そんな・・・時間外手当不支給は「ない」と言い切る大磯町

 今日の総務関係の審査で質問した「職員手当」の速報です。頭がボーっとしていますが、なんとか書いてみます。メモと記憶が頼りですので「未定稿」状態です、悪しからず・・・
■時間外手当の不支給は無い。時間外で勤務の場合、所属長(課長)に申し出て、命令簿に記入。翌日に報告、時間数を記入する。この時「相談するなど・・・」と部長が発言。瞬間、おかしいと思いました。ここで時間をコントロールしてはいないでしょうか?
所属長の苦労もわかります。公務員の「順法」精神を生かして、勤務実態をありのまま、忖度抜きで報告できる職場環境が必要だと思います。不支給はないと言い切れる職員はいるのでしょうか?特別な事情を抱える職員以外は、限りなくゼロに近いと思っています。
■時間外手当の予算書の金額は1億円以上。なのに、実際の支給総額は月平均174人、6567万円。(28年度は175人、6306万円)29年度は手当てが足りないからと、上限を20時間から30時間に1.5倍に設定。ところが人数も金額もほとんど変わらないのは、一体どうしてでしょう?
■休日勤務手当を支給しているのは消防のみ。土曜日と休日が重なった時、休日勤務となり、手当てを支給するはずですが「支給はしていません」の答弁が。休日勤務を時間外手当で払っているとも。支給は同額だそうですが、条例を更に読み込み、討論しなければ。
■宿日直手当のうち、宿直は委託。日直当番は本給は支払われない状態で1日6700円を支給。本来、「手当」は本給の上に払うのでは?これでは最低賃金にも届きません。「近隣自治体も同様」と認識していると答弁がありましたが、本当でしょうか?調べる必要があります。

 

2018年9月19日水曜日

職員手当不支給を認めた二宮町長に比べ、大磯町長は(-"-)

 先週の議会で、時間外手当の不支給を認めた村田町長。昨日は記者会見で2年間遡って3990万円(概算)支給することを表明しました。
 当然のこととはいえ、町長選直前の議会で認めることは政治的にみて覚悟のいることだと思います。30年以上続いていた悪しき慣行で、過去5年間の未払い総額は1億1330万円に上るといいます。年間平均2500万円以上!大変な額ですが、二宮町に限ったことではないはずです。大磯町でも、年間100万円が不支給とする職員が10人はいると、私に情報が寄せられたこともあります
 我が中﨑大磯町長は相変わらず諸手当の支給は正しいと言ってやみません。大磯町には就業管理システムがあります。職員が入り口でカードをかざすと鍵があき、入退時間がデータ記録されます。
 もともと職員の勤務時間を把握するために導入されたシステムですが、趣旨に沿った使われ方をしていません。私は何度も議会で時間外手当の正しい支給をはじめ、職場環境改善を求めていますが、多少進んでいるものの、道半ばです。
 今回、二宮町で正確な額が出てきたのは、勤務実態を正直に記載した記録が残っているからだと考えます大磯町には就業管理システムがあるのに、参考にさえしません。時間外手当は「予算の範囲内で支給している」と、予決算の審査で答え続けています。上限を設定し、それ以上は不支給(サービス残業)となっているのではないかと、1年分の残業状況の一覧を情報公開したことがあります。きれいに上限が月20時間で揃っていました。二宮町とは違って、大磯町は「作文」をしているのでしょう
 今は月30時間分の予算が組まれていますが、それでも足りないはずです。今は7時半には退庁するように表向きはなっていますが、職員に確認すると「予算の範囲内で収まっている」確証には程遠いのが実情です。組合があれば・・・とも思いますが、ないことをいいことに法令遵守に背をむけていませんか?
 明日は決算審査で、総務関係も対象です。しっかり質疑をします。

2018年9月16日日曜日

明治記念大磯邸園 滄浪閣は破格の扱い? 相変わらず町長は二階幹事長と道志会に会いに行く

 9月6日の総務建設常任委員会で、明治記念大磯邸園の一部公開に向け、古河電気工業株式会社と国・町が結んだ「土地貸借契約書」の内容については、既にブログでお伝えしました。
 9月13・14日の一般質問で明らかになったことなど、報告します。
■大隈邸、陸奥邸のある古河電工所有地と、池田成彬邸のある金融機関の所有地は、邸宅と周辺の庭は国が責任を持つ。特別緑地保全区域と緑地は国の交付金などを活用し、町が土地の扱い(借りるか買うかは不明)と維持管理(県の支援を受けながら)の責任を持つ。
■池田邸の南側敷地、今のこゆるぎ緑地は、町と県が半分ずつ負担し、1億4000万円でか買った。今の価値はわからないが、およそ20~25億はするだろう。半分国の交付金が出たとしても、10億円以上の町負担もあり得る。負担できないと言い続ける得るべき。(私の主張・町長も同意見だが、できるかどうかは不明)
■滄浪閣は全体を国が扱いを決める。
■国の来年度予算の概算要求額を町は知らない。
■基本計画は非公開で策定する。

 滄浪閣は国と協議することになります。昨年11月の閣議決定後も、町長は何度も二階幹事長はじめ自民党本部で要職を訪問。滄浪閣の所有者である株式会社のグループ法人の中核である、社会福祉法人道志会も訪ねています。
 基本計画を策定中にこのような動きをすることは理解できません。滄浪閣だけ破格の扱いを受けることになりかねないのに、中﨑大磯町長が調整の中に入っている???
 こんなことだから、第3のモリ・カケだと町民から言われるのです。モリ・カケの本質は「お友達のために、公然とできないことを無理やり叶えてあげる。そのためには、隠ぺいもねつ造も辞さない」ことです。
 1年前に「滄浪閣が動く。それで町長選再出馬」と聞きました。大磯町政、おかしなことがありすぎませんか?

2018年9月15日土曜日

大磯中学校・地区懇談会 参考になりました(^^)/

 生徒・保護者・教員と地域住民が中学校給食をテーマに語り合う「地区懇談会」に参加しました。
 まずは校長の給食の歴史や、現在の神奈川県下の中学校給食の実施状況の話。続いて、生徒会の取り組みとして、アンケート結果の発表。磯中PTAが独自に行っている注文弁当について。そしてお弁当を作り、配達している湘南食育ラボの方の話。皆さん、聞き入っていました。
 次に、六つのグループに分かれて意見交換をしました。話のきっかけは、「食育ラボのお弁当、食べたことある?」です。15人のグループの中で生徒・先生のうち、食べたことのあるのは先生たちでした。 ※「食育ラボ」を誤解のないよう、追加、更新しました。
■私は週に1回くらい注文してほしいと思っているけど、子どもはしない。目立つことはしたくないのかな・・・何か頼みやすいきっかけがあるといいと思う・・・先生も工夫してみましょうと応じていました。
■先生ふたりは食育ラボさんのお弁当のファン。町のデリバリー給食とどこが違うか尋ねると・・・まず、お弁当箱の色に惹かれる。給食の味付けはどちらかというと高齢者向けの感じがした。今のお弁当は味のメリハリがあり、見た目もきれい。ミニトマトやパセリもいい感じ。ボリュームもあるそうです。
■あるお父さんは「うちの子は家庭弁当、ラボさん、デリバリー弁当のうち、一番残さないのがラボさんのお弁当」と。
■国府中学校の保護者で、掲示板の案内を見てきたというお母さん。フルタイムで働いていて、国中でも磯中のようなことができないかと思って来たそうです。行政が動いてほしいとも。
■自校方式をはじめ、弁当スタイル以外の給食では、25分ある昼休みが配膳の関係で10分短くなります。二人のお母さんは「中学校給食があって当たり前」だったので、えっと驚いたそう。
■地域住民は「生徒たちが給食の方式で経費の心配をしていることに、心が痛む」と発言。
■生徒3人に「お弁当に嫌いなものは入っている?」と聞くと、「少しの量なら食べる」「好き嫌いはない。デリバリー給食もおいしく食べていた」「好き嫌いがけっこうある。嫌いなものはたいてい残してます」と、答えてくれました。お弁当を作る人の気持ちは良くわかっていることにホッとします。
 6グループで出た意見はあとでまとめて発表してくれるそうです。立場の違う参加者が気持ちよく意見交換ができたことは素晴らしい!!
 散会後、食育ラボさんの話も聴けました。Eフーズ社とラボさんの「冷やし方」の違いや、食材費の差(ラボさんの方が安い!)は、今後の議会活動に活かせます。

大磯町長・副町長の民意度の低さに傍聴席からもどよめきが

 昨日の一般質問での渡辺議員と私の共通テーマは「町民の参画」でした。いろいろな意見があって当たり前、金子みすゞではありませんが、「みんなちがってみんないい」の世界観を大切にしたいと思っています。
 でも、町長・副町長の考えは「住民の代表である議会が認めたこと・議決」を例に、問題はない、多数決できめたこと、ということです。総合計画基本構想とまちづくり基本計画以外の計画は、議決案件ではありません!!
 自治基本条例は「住民主体のまちづくり」をうたっています。町民や私たち議員の「参画が適切になされていない」という指摘に、「参画の意味を取り違えている」という認識です。「自分たちの意見が通らないから」「私の意見じゃなければダメだ」というのは「公共の心がない」とまで言います。
 住民が問題にしていることは、そんなことではありません。公共の心を持たないのは行政の方です。いつの間にか町民の意見を棚上げにし、違う計画にして「町民参画で作った計画」という行政に対し、おかしいと言っているだけです。参加した町民が怒り、呆れるのは当然です。
 渡辺議員の指摘に、副町長な何度も「それは攻撃だ」。私の指摘には「鈴木さんに言われる筋合いはない」とまで。私はのけぞり、傍聴席からはどよめきが。ある議員は「そんなことを言われたら、質問なんかできない」。傍聴者は「議会軽視だ」。
 相撲でいえば、行司は町民です。どちらが正論を言っているのか、議会報告などで伺う予定です。
 私たちは多数決の持つ危険性を認識する必要があると強く思います。このことはまた他の機会に☺

中学校給食検討会  もし町長がPTA会長だったら?の質問に・・・

 6月に続き、9月定例会の一般質問もトホホとビックリに加えて、口あんぐりの連続でした。たくさんお伝えしたいことがありますが、まずは中学校給食のことを。

 責任を持って発言し検討会としての決定をする、という「懇話会」あらため、「検討会」は10月スタート。委託業者の中間報告をもとに、実施方式について検討会決定→教育委員会決定→来年度予算に反映という工程です。しかし、タイトなスケジュールが、責任を持つ実施方式の決定につながるのか疑問です。
 特に両小中学校のPTA会長の「責任」を考えたとき、保護者代表としての意見を言うための十分な時間の確保は大切だと思います。

 町長に「もし、あなたがPTA会長だったら、どうしますか」と質問したところ、首をかしげるだけで答弁はありませんでした。
 「責任を持つ」とは、「人のせいにしない」ことだと私は考えます。他人に「責任」を求める町長ですが、デリバリー方式の破たんは謝るけれども、相変わらず「他人のせい」。このことが見え隠れするので、「謝ったことにならない」という町民が多くいるのではないのでしょうか。「いさぎよさ」はなく、本質は相変わらずわかっていないという感を強く持ちました。

2018年9月13日木曜日

「町長の動向」 会った相手の公表は相手の意向次第 "(-""-)"

 総括質疑で、町長の動向について聞きました。「町長が会った相手の公表は、相手が公表を差し控えてほしいという場合、29年度も「町長の動向」に記載しなかったのか」「誤解を生じない町政運営が求められると思うが、町民に公表できない動きはあったのか」「町民の利益につながる動きなら、公表すべきではないか」について、答弁は・・・

■町長の動きを透明にするため、動向を公表している
■相手方に不利益と判断した場合は、公表しない(町長が判断するのはおかしいです)
■相手方が差し控えてほしいといっても、後に了承をもらえたら公表する場合もある

 私の「相手が寄付を匿名でしたいという申し出に『公表しない』というのならわかるが、公表が必要」という再質問に対し、私とは「考え方が違う」「相手のことを忖度しながら、それぞれの思いを語っている」と答弁。
 医者の町長につけるクスリはいずこに???と、正直思いました。

2018年9月12日水曜日

29年度職員の働き方改革の検証なし 中途退職13名メンタル休暇10名

 昨日、平成29年度決算の総括質疑をしました。質疑を行ったのは4名で、町長の政治姿勢を問題にしている議員だけでした。町長選直前の議会では、町長が実績を誇示する機会を応援派の議員たちがつくるのが一般的ですが、逆の意味で舞台がつくられたなぁ、と感じました。
 私は財政運営、計画策定の町民参画、子育て施策、職員の働き方改革、町長の動向についての5項目を聞きました。はじめに職員関係で分かったことをお知らせします。

■障がい者の雇用率はガイドラインの2.3%に対し、2.39% (決算特別委員会で”みなし”がなかったか聞きます)
■働き方改革の検証はしていない
■時間外手当支給で就業管理システムは活用しなかった
■休日勤務手当の支給は条例通りで、時間外手当で支給(なぜ時間外なのか、さらに聞きます)
■宿日直勤務の対象者は本庁と美化センター
■中途退職者の数について、他自治体と比べていない
■中途退職13名。30年度当初の正規職員は253名(職員適正化の数は260名。少なすぎます)
■メンタル面で療養休暇をとったのは10名

 どうみてもモチベーションの上がる職場環境とは言えません。幹部を育てる視点に欠けていると思います。職員の頑張りが住民サービスの向上につながります。
 引き続き、町長の姿勢を問うていきます。


 

2018年9月9日日曜日

Q. 東海大学が撤退したとしても他の医療機関が継続可能? A.保証はありません

 東海大提訴の件は、ミニコミ誌を含めた新聞報道もあって、町民の中にかなり浸透しています。
 先日、「東海大が撤退しても、別の病院になればいいんじゃないの?」という意見がありました。実は、話は単純ではありません。背景には医療費を抑制したい→ベッド数を減らしたい国策があります。
 中﨑大磯町長が病院長時代の14年前も、すでにその状況はありました。都道府県で病床数をコントロールしていて、当時私が県に問い合わせた結果、「そのままの移転はできない・まずはゼロになる」ことは分かっていました。
 しかし、中﨑病院長(当時)は平成16年9月17日付の要望の中で「町有地の使用許可が得られない場合」という項目の中で、「大磯病院の高度先進医療センター建設や建て替えは困難な状況となります。その結果として医療水準の低下と建物本体の老朽化は必須(※)であります。将来的には病院機能の縮小につながり、大学病院としての機能を保つ事は困難で、いずれは撤退し、他地域への移転を考慮せざるを得ません(※は原文のまま)と述べています。

県の担当者に一般論としての手続き論を聞いたところ・・・

神奈川県のホームページの「神奈川県の病床状況について」の「二次保健医療圏」について、担当者に聞きました。
 平塚、伊勢原、秦野、二宮、大磯の「湘南西部」圏域では基準病床数が4635床、既存病床数が4771床で、136床が「過剰」とされています。ある医療機関が廃院とした場合は「ベッド数を返上」。その後、どうするかは定期的に開かれる「地域医療構想調整会議」で議論するそうです。
 基準病床数は3年ごとに圏域の人口や年齢構成を考慮し見直しをかけているので、大磯病院の287床が、社会状況が変わらない限り「287-136=151」となり(東海大の前に廃院が無い限り)、「150床が必要か」の議論をすることになる、と私は理解しました。

 東海大・大磯病院は「中核病院」の位置づけで、地域医療に欠かせません。150床の病院になった場合、そもそもその機能を持つことができるのか疑問です。「中核病院」の必要病床数は「310床」です。
 話は単純ではないことがお分かりいただけたら、幸いです。

2018年9月6日木曜日

懸念が現実になる懸念が浮上 明治記念大磯邸園・古河電工所有土地の貸借契約

 国・県・町で整備を進めると、昨年11月に閣議決定された「明治記念大磯邸園」。事業主体も役割分担も費用負担もいまだ不明な中、9月3日の町長による行政執行報告で動きがあったような報告があったので、気になっていました。
 今日の常任委員会の「その他」で「明治記念大磯邸園に係る土地等使用貸借契約書」が示されました。町は「10月の一部一般公開に向けての貸借契約」と言いますが、実際は9月から来年6月いっぱい無償で借りた後の土地・建物の扱いについて、詳細な条項が並んでいます。甲は古河電気工業株式会社、乙は国、丙は町。三者の締結です。

■建物は国が譲り受ける
■特別緑地保全地区は町が譲り受けることを協議し、別途契約手続きを行う
■7月1日までに売買物件の全部または一部について、引き渡しの売買契約が締結されない場合は、期間を延長する
■6月末までに所有権移転登記が完了すれば、該当部分は契約を終了する
■固定資産税は町に支払われる
■古河電工は安全管理、防災、防犯、維持管理を引き渡しまでは行う
■裁判上の紛争が生じたときは、東京地裁を専属的合意管轄裁判所とする

 来年6月までのんびりしてはいられない状況になるだけでなく、具体的な役割分担が示されているため、限りなくその方向で動くことが考えられます。
 形のまったく見えなかった懸念が少し見えてきました。懸念(町の負担)が買取などの新たな懸念を生み出したと言えると思います。
 国の来年度予算の概算要求についての情報は町では持っていないということです。正直、腑に落ちません。

東海大提訴 町長の無責任・無策ぶりが明らかに

 3日の本会議の東海大の提訴議案が付託されたため、午前中の総務建設常任委員会で審査されました。本会議の様子をテレビで見ていた町民から、「町長が町長を裁判にかけるみたいだ」と感想が寄せられました。整備計画をつくった町長が整備計画を履行しなかったことに対して、裁判を起こすからです。
 町長の3日の答弁で私が感じたのは、整備計画にたいする大学側の不履行について「ひとごと」のように捉えているということです。
 町長が病院長時つくった計画の目的は「病院の存続」です。今日は町長が危機感を持って「存続」のためにつくった「計画」に政治家としてどれだけ心血を注いできたのか、質問しました。まとめると・・・

■計画を大学側は破棄していないと考えると町側は言うが、建て替え等、存続のために用地が必要と町長がたてた計画では力説していた一方で、用地はもう必要ないという現在の大学の考えは逆方向を向いていて、説得力は全くない。

■契約書を書き換え、期限を延長し、存続が担保されるまで町長は話し合いの機会を絶つことをしてはならなかった。特に、違約金が「発生する」としていた大学側が、町が買い戻さないことを表明した後は「発生しない」としたときの対応は納得できない。「想定していなかった」としても、話し合いは続けるべきだった。

■提訴が「感情的にならざるを得ない」事態を引き起こすことを、町長は認めた。関係悪化を心配する声にどう応えるのか、答は無い。無責任・無策と言わざるを得ない。

 今日の常任委員会で結論は出ず、継続審査状態が続きます。次回の日程を今会期中にするか、会期終了後の閉会中にするかの方向性は委員長にゆだねられ、手続きが行われます。

2018年9月4日火曜日

東海大提訴の議案は継続審査 6日の常任委員会に付託

 中﨑大磯町長が病院長時代につくった整備計画のために町有地を2期に分けて売却しましたが、10年たっても履行されないため、契約書に従い大学側に違約金の支払いを求めました。
 しかし大学側が「契約書の解釈では、違約金は発生しない。請求は裁判で」と回答したため、町長は訴訟を起こすための議案を提案、昨日審査しました。
 議会は即決(本会議で提案され、質疑・討論のあと可否を決める)を回避、継続審査にすることを決めました。理由は「まだ議論がつくされず、不明な点が多々ある」ためです。
 9月6日の総務建設常任委員会で、陳情審査の後、質疑を続行します。委員会の答がどうなるか(委員会の可否を決めるか、審議を続行するか)は、流れによってわかりません。傍聴にお越しください。
 

訴訟が町長と大学双方を利することになれば、不利益を被るのは町民!?

提訴による町と大学の関係悪化を懸念する質問が多く出されました。議会の質疑応答を聞いた町民から、「詳しいことはわからないが、言い分は町も大学もどっちもどっち。町民はどうなるのか不安」という声が届きました。私も同様に思います。
 町長は自分のたてた建て替えを含む整備計画が履行されなくても構わない、大学は1期分の町有地を売却できる状況に、建て替えの保証はない・・・これでは町民の利益はどこにもないのでは?4900万円の違約金請求のための弁護士費用はかなりかかるはずです。
 訴訟は病院機能の縮小や廃院を後押しすることになりかねないと思います。
 
 

2018年8月30日木曜日

あらら、また町長から着信が その2

 今日は昼休み中の時間帯に、携帯電話が鳴りました。他の用事をしていたので、出ませんでした。その場に人もいましたし。
 いた場所は役場です。ちょうどよいので、用事を済ませた後3階に行き、町長は在室か聞きました。答えは「今日はお休みです」。その後、夕方にもかかってきました。
 町長は携帯を二つ持っていると聞いたことがあります。もし、私にかけた携帯が町の税金で通話料金をはらっている物だとしたら、公務以外で電話をかけたことにならないでしょうか?
 昨日のブログを読んだ人から、「録音したら?」のアドバイスが。誘惑に負けそうになりますが、町長のためを思ってやめておきます。
 「鈴木さんはなぜ私の電話に出ないのか!」と怒らないでくださいね。衆目のあるところで、要件を語ってくださるよう、お願いいたします。
 私の心している言葉の一つに「内緒話は大きな声で」があります。
 

大磯町の「東海大提訴」  住民の利益になるか甚だ疑問です

 町長は、東海大学医学部付属大磯病院に売却した町有地が、協定書の10年を経過しても活用が図られないため、違約金約4900万円を裁判で請求する議案を提案します。
 活用の内容は「高度診断センター整備と病院本体の建て替え」で、この整備計画を当時の三澤大磯町長に示したのが、今の中﨑大磯町長です。
 「自分のたてた計画が履行されていない。違約金を受け取らなければならない。支払いは裁判で決めてもらおうという大学に対し、訴訟を起こす」ということになりますが、町側は議会の協議会で「病院の整備計画と違約金の請求は別物と考えている」と表明しています。釈然としません。
 あれだけ病院整備に情熱を持っていた町長(当時の病院長)が、この10年間どれだけ整備の働きかけをしてきたのか見えてきません。議会に提出された資料では、8年間なにもしてこなかったことになります。
 町長の1期目の選挙公約は、「産科の再開」でした。この件ではかなり要望書を出したり、議会でも決議をあげたり動きがありましたが、今は沙汰止み状態です。

住民の真の利益は「病院の存続」と考えます

 平成28年11月には協定書から「違約金を受け取り、買い戻しをする」「違約金を受け取り、買い戻しはしない」「違約金を受け取り、期間延長をし、整備してもらう」「違約金は受け取らないで期間延長をする」の4通りが考えられると、大学側に伝えています。
 協定書を読み解けば、違約金は発生すると私は思いますが、今回の議案は難しい判断を求められると考えています。本当に「別物」なのか、よく考えます。住民の利益は4900万円の歳入より、病院の存続のはず。監査請求も考慮し、協定書の書き換え(期間の延長)も必要だったのではないでしょうか。
 28日付の朝日新聞に、大学側は取材に対し「書面で町に回答を求めているので、コメントできない」とあります。この件は議会資料にはありませんから、事実確認をしたうえで、質問します。
 議案審査は定例会初日の9月3日です。
 
 


 
 

2018年8月29日水曜日

あら、私の携帯に大磯町長からの着信履歴が!

 今日2時前後に2回、町長の携帯からの着信履歴が残っていました。9月定例会は9月3日から始まるので、議案も送付済です。
 6月定例会で大磯港のにぎわい交流施設の指定管理者の可否についての議案が提案されました。そのときにも複数の議員の携帯に町長が電話をしていたのを知っていたので、確か一般質問の時に「私には電話はかかってきません。よかったと思っています」と言って、執行者(トップは町長)と議会(議員)の間には川が流れていて、行き来するには橋が必要。その橋は町民に見えていなければならないという趣旨の発言をしました。
 議案が送付された今、何が理由であっても、携帯に電話をすることなどあってはならないことだと思います。伝えたいことは議場でせいせいとおっしゃればいいのです。町長の感覚(センス)は私にとって理解の域を超えています。
 もちろんかけ直しなどしません。スマホにどんな機能が搭載されているか、お知りになったほうがよろしいのでは?と思っています。

明治記念大磯邸園の「?」 都市計画審議会でも指摘される

 昨日午後開かれ大磯町の都市計画審議会を傍聴しました。大学教授など有識者の委員の方たちからどのような意見や質問が出るか、関心があったからです。
 私は「町立都市公園」と、国が管理するとされる「公共空地」の関係をまだ理解できずにいますが、その件については触れられませんでした。

明治記念大磯邸園は「国立」でも「国営」でも「県立」でも「町立」でも無い‼

町長から審議会が諮問を受けているのは、場所と面積と公園の種類ですが、委員の皆さんが土地の取得、整備から維持管理の、国・県・町の分担を気にするのは当然です。
 ある委員から「城山公園は県立だが、ここはどうなるのか」と質問がありました。町の答弁は「国立、国営、県立、町立のいずれでもなく、『明治記念大磯邸園』となると思う」、でした。なるほど、と思った委員はいたでしょうか・・・

 都市計画関連の町民への説明会では、「国営ではない」と、国交省の担当者ははっきり言いました。昨日は「町立」でもないことがはっきりしましたが、「マネジメント主体」「買い上げ」「所有者」についてや、「パークPFI」の対象になるのかなど、質問が出ました。
 「基本計画」を国・県・町で検討中です。姿が見えるのはいつ頃なのか、一般質問します。


2018年8月28日火曜日

どうなる?大磯駅前広場整備 ほとんどの町民は知りませんよ!!

 町長が考えている大磯駅前広場の整備は、広場機能を大きく変えます。町は有識者や公共交通機関、警察、町民代表として各種団体の代表を含む検討会で「安全・安心賑わい創出」の「案」をまとめました。
 案には「駅前広場の整備」と「にぎわい創出施設」があり、先行しているのは「広場の整備」です。
 「広場の整備」にはA案とC案があり、年度当初は予算も計上せず、関係機関と協議を重ね、年度内にどちらかの案に決めるということでした。ところが、8月7日に「A案」を基本に整備を進めると議会に報告があり、唐突さを感じたところです。

計画案の周知徹底と説明会が必要です!!

町民に「およそ4億円かける駅前広場の整備計画をご存知ですか?」と聞くと「え?知りません」と答える方がほとんどです。
 次に「歩道が広くなる分車道が狭くなって、家族を送り迎えする車をおけるスペースが2台ほどに減ってしまいますが…」と言うと、特に車を使う方は「困ります」と言われます。
 歩道を広げる理由は「観光で来た方たちの滞留空間の確保」です。町は「観光」を売り物にしていますが、「観光で町は潤っていない」と、町民の評価は低いのが現実です。東駐輪場の跡地や新駐輪場の海側の土地に誘導して、ゆっくり説明を受けていただければ十分ではないでしょうか。

実証実験も必要です!!

町はパブリックコメント(意見募集)を行うとしているので、計画の図面と説明の周知徹底(あちこちに張り出す)と、実際に車両が通れるスペースがわかるように、歩道部分を工事現場にあるコーンで囲み、実証実験をしたうえで、意見を募集すべきです。
 9月14日、午後3時30分~5時の一般質問で質します。傍聴、よろしくお願いします。


  




2018年8月25日土曜日

大磯町・町長選直近の議会は9月3日から 

 11月18日投開票の大磯町長選。正式に立候補表明をしているのは、現職のみです。俗に「オリンピック町長」と言われる、1期ごとに町長が変わる状況が3人続き、4年前久々に中﨑現町長が再選されました。
 8年前にはしがらみのない政治、4年前には継続がなければ結果につながらないと訴えましたが、結果は町民の納得の得られない「ハコモノ系のムダ遣い」が目立ちます。(評価できる事業もありますが、できない事業が圧倒的!)

●マリア道の整備に約5億円 (通行量1時間50台弱の道を9.5mに新設拡幅。待機場所をつくれば十分です!)
●旧吉田茂邸再建(約5億円)の事業主体に (県に任せることもできたのに。今後の維持管理の赤字分は町の負担に!)
●大磯駅前の新駐輪場に約5億円 (住民の提案を受け入れれば安くでき、駅前用地の残地も多くなったはず!)
●リサイクルセンター整備に約18億円 (機械にお金をかけず雇用を進めれば、安く建設できました!)
●大磯港にぎわい交流施設に約4億円 (漁協の負担部分は約1億円。補助金のつかない商業性の強い施設に約3億円。それをタダ同然で指定管理者に貸し、にぎわいが創出できるかおおいに疑問)
●デリバリー方式の中学校給食 (自校式の2倍の経費をかけました)

これからも課題・問題が目白押し!!

●中学校給食実施 自校方式になる? (1024万円かけている調査では、センター方式が有力になる内容です!)
●駅前広場整備に約4億円 (安心・安全より不便になることは確実)
 大磯駅前の賑わい施設にもお金をかける予定です (まだまだハコモノは続く…)
●明治記念大磯邸園 (役割分担、費用負担はいまだにわかっていません)

9月5・6日の一般質問で質します。時間割が決まるのは27日の議会運営委員会です。 



2018年8月22日水曜日

暑い!エアコン全開のはずが、電力不足ではない?その訳は・・・

 異常気象は世界共通といわれます。異常気象が異常ではなくなるという指摘さえあります。地球温暖化が主な原因であることは、明らかです。身をもって感じている今こそ、私たちは温暖化防止に向けた大きな一歩を踏み出したいものです。

 さて、エアコン全開のはずの日本で、「節電」がニュースになっていないのはなぜ?私が見逃しているの?と思っていたら、答が見つかりました。
 東京新聞8月20日付トップ記事は「太陽光 猛暑に威力」。東京電力管内の電力需要は、深刻な逼迫に陥った日がまだない・・・太陽光発電の発電量が増え、節電の浸透で消費電力事態が減っている、という報道です。

 東海村の再稼働が問題になっていますが、東電管内の原発はゼロ。エネルギー源を自然再生可能エネルギーにもっと求めるべきでしょう。横須賀市では、火力発電所跡地に石炭火力発電所の建設計画があり、問題になっています。リニア新幹線の莫大な電力消費をカバーするためという意見もあります。自然破壊のリニアは不要と私は考えます。

 節電、省エネは必要ですが、健康被害を受けるほどガマンをすることは勧められません。小中学校のエアコン設置に賛否両論ありますが、ぜひ現場を訪れて判断していただきたいと思います。生きているということは、からだ自体が化学反応を起こしている・・・子供たち自体が暖房機!?元気な子どもたちの集まる教室の様子をぜひ体験してください。

 我が家では、エアコンは設置していません。寝苦しくてかなわない夜が続くと、さすがにもうやせ我慢も限界か・・・とも思います。生活の中でどのような形で電力を使っているのか、大磯町には議員提案の条例もありますから、もう一度初心に帰って素朴な疑問を解くことから始めたいと思います。
 室内やビル、車、交通機関などのエアコン稼働をゼロにした場合、排気熱ゼロでどれだけヒートアイランド現象が解消されるのか、どなたか教えてくださいな‼

2018年8月13日月曜日

財政危機を反緊縮で乗り越える 大磯町はポルトガルに倣えるか

 興味深い記事がある新聞のコラムにありました。ギリシャ同様、財政危機に陥っていたポルトガルに左派政権が誕生。緊縮財政から一気に反緊縮財政に転じ、債務危機を脱出したという内容です。
 どうやったか・・・ある海岸のリゾート地をバリアフリー、砂丘保護と地域経済活性化を目的に公的資金を投入して、大規模な工事を行ったということです。木製のデッキ伝いに、車椅子で駐車場からビーチまで行くことができ、デッキの遊歩道は1キロにも及ぶ。遊歩道沿いのしゃれた飲食店で地元の若者が楽しそうに働いていたそうです。
 劇的な経済回復を見せたポルトガル。大磯町と重ね合わせることはできるのでしょうか?中﨑大磯町長は、みなとオアシス賑わい交流施設は「町民の長年の夢だった」といいます。夢が叶ったら、それから先は現実、それも厳しい現実が待ち構えています。
 確かに20年以上前から、港の活性化は懸案事項でした。北浜海岸に木製デッキを置く、水族館を作ったらどうか、などの構想が練られたこともありました。長い年月がたった今、夢と現実のすり合わせをしなければなりません。
 夢をみるのにお金はかかりませんが、現実にするにはお金(税金)がかかります。関心がない人がみても「それならいいと思う」といわれる施設建設と運営が求められているはず。大磯町の場合、どう考えてもそうはなっていないと思います。
 ポルトガルは、起死回生のしっかりしたビジョンを持って、税金投入を断行したのだと思います。国民の支持があったはず、と思います。結果が出ていると思います。コラム記事だけでは見えてこないことがあったとしても。
 「観光を推進しなければ町は立ち行かない」・・・呪文のように頭の中で巡る言葉になっていないでしょうか。建設する時点でうまくいかないのでは、という指摘を凌駕するような話はなく、長年の夢がかなった、だけでは実感も説得力もありません。むしろ、町民の不利益につながることを危惧します。
 例えば実現するのに20年かかったら、20年後の姿がはっきりみえる計画でなければならないと考える方は、たくさんいらっしゃると思います。

2018年8月10日金曜日

翁長沖縄県知事死去・日本中で「安倍政権の愚行を語り続ぐ」

 11日の県民集会を前に、翁長武雄沖縄県知事が亡くなりました。オール沖縄で、最後まで政権に対し正面から県民の思いをはっきりモノ申してきた翁長さん。志半ばで逝かなければならなかった思いは如何ばかりか・・・涙が出ます。
 日本共産党の赤嶺政賢衆議院議員は遺体と対面し、「いつものあの毅然とした、記者会見に臨むときのような表情だった」と話しました。(しんぶん赤旗10日付)
 数ある翁長語録の中で私の心をつかむのは、「自然を破壊する辺野古の埋め立て強行は、壮大な愚行として語り継がれないか危惧している」という趣旨の発言です。愚行は後世のために、り継がなければならないし、沖縄県民だけでなく、私たち全員の役目です。
 安倍政権は数を力に「愚行」を繰り返しています。アメリカ追随で軍事費は増える一方。横田基地ではオスプレイが頻繁に旋回飛行やタッチアンドゴーを繰り返しているといいます。
 「愚行」を語り継ぐ一つの方法として、「愚行」を行った大臣ら、賛成した国会議員らの名前を記した石碑を作ったらどうでしょう?広島・長崎・沖縄はじめ、多くの命が失われた証に、石に人々の名前が刻まれています。石は自然の材料としては最も風化されにくい素材です。紙ベースやデータベースはもちろんのこと、大事な案件では「石」に残す。国会議事堂の見学の時に見ることができれば、政治への関心も高まるし、政権の愚行を阻止できる議員たちが考えるのではないでしょうか。
 何をやっても、のど元過ぎれば…で、責任を取らずに過ごしてしまう。制度上仕方がないとしても、甘すぎます。緊張感を持ち、熟考し、判断する。その時の判断の評価も後世では変わるかもしれない。でも「愚行」を少しでも減らすために有効と思うのですが、どうでしょう?
 国政だけではありません。県政も、町政も同じことだと思います。

 大磯町のみなとオアシス賑わい交流施設の建設では、最終的に工事請負費の提案をした町長名と、賛成議員のプレートをつけるとよいと思います。これから経費が明らかになる「大磯駅前 安全・安心にぎわい創出事業」も同じように。
  

2018年8月8日水曜日

大磯町の行く末と日本国の行く末が重なります 株価つり上げに公的マネー66.5兆円‼

 今日の「しんぶん赤旗」のトップ記事は「株価つり上げに66.5兆円の公的マネー投入」。ブログで、財政難を標榜する大磯町が不要不急のハコモノに税金を費やすことを問題にしていますが、この数字には気が遠くなります。
 アベノミクスは破たんしていると、多くのエコノミストが警鐘を鳴らし続けていますが、どこ吹く風の安倍政権。国債発行額も国の財政健全化を無視して、日銀が買い支えるシステムは変えていないため、国民も不安に思っています。
 株価が経済の一つの大きな指標とされていますが、しんぶん赤旗の集計によると、株式市場に投入され、株価を支えている公的マネーの総額は、なんと66.5兆円‼
 内訳はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が40.4兆円、日銀が26.1兆円。ほとんどが東証1部上場株式に投入されています。時価総額の10.3%に上るということです。
 見せかけだけの株価では実体経済と乖離しますし、株価下落で損益を出すことが何より恐ろしい。町も国も、うまくいくはずという根拠のない理由で、国民の大切なお金を動かすことはやめるべきです。私たちは毎日生きています。互いに支えあうために税金を払っています。少なくとも消費税は嫌でも払って生活しています。

 儲けの一部が庶民に滴り落ちてくるはずの「トリクルダウン」を実感する人を私は知りません。「アベ政治を許さない」アピールを続けましょう。
 「しんぶん赤旗」は8月から電子版を始めました。ぜひご利用ください☺

大磯駅前広場 町長に4億円整備の是非を町民に問う考えは無い

 経費のカットは可能というものの、計画案では4億円以上かかるとされている整備案が2案あります。今年度の予算計上はゼロ。JRや警察などの関係者と調整したり、社会実験をするなどして1案に絞り込むはずが、町長など町幹部だけでA案に絞り込んだと、昨日の委員会で説明がありました。
 私は、「このような案があること自体をほとんどの町民は知らない。知ったら驚くのではないか。経費も含めて根本から整備自体の是非を問うべきではないか」と町長に質問しました。答弁は「その考えはありません」でした。

 案は町のホームページと役場1階の情報コーナーにあるだけです。町長は、国の交付金(最高5割)を得られたとしても、半分の2億円を使うことはいとわない考えです。財政難など、今後一切言ってほしくありません。本当に安全・安心が得られるのか、町民に直接費用対効果があるか、答を出してもらうべきです。

大磯港にぎわい交流施設 経費は4.1億円以上に!

 昨日の総務建設常任委員会でわかったことは・・・
3.5億円を上限に、町の賑わい交流施設と漁業協同組合の合体した建物を再来年(オリンピック・パラリンピックの開催年)の4月竣工予定で設計する。漁協部分は漁協の意向を設計に反映、費用負担をしていただく。町部分がいくらになるかはわかっていない。商業施設部分(物販・レストラン)に補助金はつかない。30・31年度の継続費3.6億円の他に5000万円を使う。今まで使った費用を含めると、4.1億円以上になる。ただし、漁協部分を差し引かないと、町の税金投入総額はわからない。指定管理者が5年以内に撤退することは想定していない。利用者の駐車場料金を指定管理者ではなく町が肩代わりすることは考えていない。設計で、自然エネルギーを取り入れる義務は課していない。台風の波やゴミによる被害や津波に耐える設計になるかは、現行の法律の基準に合わせるので、わからない。

港と駅の施設建設で町全体を活性化?町民の意識と離れすぎ‼

町は「港の施設建設は町民の長年の願いだった。国、県に助けられてやっとここまできた」「大磯港と駅前の賑わいで町全体のポテンシャルを上げる」考えですが、アベノミクスが国の消費を押し上げない段階で着手することは危険な選択であると私は考えています。
 指定管理者が利益をあげられるかわりに、町の施設(会議室、トイレ、観光案内コーナーなど)の運営と維持管理は指定管理者に持ってもらう方式です。でも、施設建設の費用は町持ちで、町は建設費の回収は考えていません。テナント料は無料です。
 普通なら、利益を上げるビジネスを展開する事業者は、施設の減価償却を必ず考えるところですが、大磯町ではその必要がありません。
 こんなに有利と思われる事業でも、町長がより多くの募集を求めて群馬県川場村まで行かなければならなかった事態を考えれば、雲行きは良くない→立ち止まるべきと強く思うのです。
 最終的に、今年度末に提出される工事請負契約の議案で決まります。
 

2018年8月6日月曜日

「委託業務」と「直営」の違い 給食とごみ収集で考える

 今朝の東京新聞の「私の本の話」というコラムに吸い寄せられました。コラムの表題は「委託で失われる多くの価値」で、本の題名は「ごみ収集という仕事」です。
 大学准教授で著者の藤井誠一郎さんは、ごみ収集が多くの自治体で委託されているが、自治体職員と、委託で働く作業員のモチベーションの差を感じたといいます。実際、炎天下や雨の中、清掃車に乗って得たことが綴られているようです。
 効率的な行政の追及に異論はないけれど、それによって失うものが多くあることに気が付くべきではないでしょうか、と著者は問いかけています。(大磯町では長らく委託業務になっているので、問題はないと私は考えていますが)

ごみ収集と給食の調理がどう結びつくか


 実は、企業で働いていた時に社員食堂の整備に携わったことのある方の話を伺った中で、驚いたことがあります。「おいしい昼食を社員に提供するために、調理を委託から直営に変えた」というのです。企業なら委託が当たり前では、と考えていた私には衝撃的な話でした。
 もっと詳しく伺いたいと思っていますが、ごみ収集の話と通じるところがあると直感しました。

給食の調理委託は食育から遠ざかる


 1000万円以上の貴重な税金を使って実施調査委託をかけていますが、調査委託の項目をよく読みこむと、調理は自校、親子方式に「直営」の文字はありません。センター方式では「調理・配送は外部委託」のみ、経費算定を明記。
 現在、自校方式の小学校は直営ですが、正規の職員は一人しかいないということです。他の調理員さんたちは、臨時雇用です。経費は最小限になっているはずです。それを委託?委託は会社の利益も税金で払うしくみですよ‼委託によって失われるものは税金だけではありません。他にもたくさんあるはずです。
 まず、偽装請負が発生しないように業務を行ってもらうために、栄養士はじめ、学校関係者が直接調理員さんとやり取りができなくなります。綿密な調整が必要、ということは地産地消などの取り組みに障壁をもたらすこともおおいに考えられます。
 大磯町では国の補助金を使って「図書館の窓口業務委託」を有隣堂に頼んだことがあります。利用者にはいつもと変わりない図書館運営に見えたかもしれませんが、細かいところで困った状況が生まれていたのを私は知っています。
 これと同じことが食を扱う給食の調理で起こることを認めるわけにはいきません。

2018年8月5日日曜日

予算不足で困っています・池田公園のベンチも(-"-)

 町内、歩けば歩くほど、備品などの故障が見つかります。今朝わかったのは、近所の池田公園。今週の金・土曜日に盆踊りがあるので、準備に参加しました。
 ベンチが古く、危険なものもあったため撤去したのはいいけれど、そのままになっていると、町内会の役員さん。実は担当者も承知していますが、新しいベンチを買う予算がないため、そのままになっているのです。新しい木材を張りなおせば使えるベンチもありますから、明日役場に行って話してこようと思います。
 公園の汚いトイレはやっと改修されました。ピカピカのウオッシュレットです。でも、なんだか喜べないわね、と子ども会のお母さんたちと話になりました。他のものとのバランスが悪いのでは?ついでに学校の扇風機も話題に・・・使った人がきれいにするためのブラシがなかったので指摘したところ、置かれたのは良いのですが、2か所のうち1か所だけでした(-"-)
 お金がないわけではありません。現在、何にでも使える貯金、財政調整基金はこの時期としては最高額の6億円超‼もちろん何かあった時のため、特に年度当初の予算編成時には貴重な財源となりますが、大磯町の場合、4億円あればやっていけるはずです。現にこの18年間はやりくりできていました。8月半ばには、昨年度の繰越金の全額が議会に示されます。当初予算では1.5億円計上していますが、執行残が出納閉鎖後にわかるので、増えるでしょう。いつもなら、1億円ほど財源(歳入)がプラスされます。町長にやる気があれば、9月の補正予算で必要な手当てができます。
 どの施設においても、現場を知る担当者(責任者)は必要なものを把握して、予算要求をしているはずです。全部が一気に対応できないのは理解できますが、細かいものでも優先順位をつけて予算をつければよいのに、何年も置き去り状態になっています。
 いったい、だれがカットするのか、または忖度するのか、はっきりさせなくてはなりません。それにつけても、中学校給食の調査費1024万円はムダ遣いの典型だと断言できます。こんなお金があるなら、緊急に手当てすべきことがたくさんあります‼

2018年8月4日土曜日

子どもたちに人気の照ヶ崎プールの噴水が故障・町は直さない!?

 大磯港の一角にある「照ヶ崎プール」。大人用の25mプールと、子ども用の二つのプールがあります。
 子ども用プールには、直径1.5m、高さ2mほどのステンレス製のキノコのような形の傘が据えられていて、縁から水が流れ落ちる人気の設備があります。
 それが壊れているとの話があったので、今日行ってみました。指定管理者の担当の方の話から
○モーターの調子は指定管理をする前から調子が良くなかったと聞いている
○何とかフル回転をしないで持たせてきたけれど、遂に焼け付くにおいがしたため、使うことを止めた。今シーズンはお客様には申し訳ないけれど、秋になったら町が直すと聞いている
ということでした。
学校の扇風機の首振り機能の故障をはじめ、他の施設でも「現場は把握しているので予算要望をしているのに、どこかの時点でカットされ、予算がついていないために困る」状況が目につきます。
9月は決算の議会。しっかり質問をしていきます。

戦争末期、大磯丘陵に構築された「陣地」について学びました

 郷土資料館の研修室に入りきれないほどの方が参加した「第9回・戦争を語り継ぐ大磯の会」。今年は戦争体験のない市原誠さんが20年以上かけて調査した、戦争末期に本土決戦に備えた大磯丘陵の陣地(壕)について、話を伺いました。
 資料が手元にないため(足りなくなったため、あとで送ってもらうことに)たくさんは書けませんが、地上戦における攻める側、守る側の兵士の損失の数がだいたいわかっていること、相模湾の米軍の上陸に備え、江ノ島近辺や横須賀でも準備をしていたこと、二宮町も含む大磯丘陵だけでなく、西小磯では海岸に汀線で防御するために、丸太を砂で覆った壕も用意されたと聞きました。
 かなりの兵隊が駐屯したため、食料を提供したり、一緒に壕を掘ったりと、町民も大変な苦労をしたと、参加された方から聞きました。大砲や銃器もそれほどないため、解体して運び込むのにたいそう苦労したとも。
 結局、使われることなく敗戦を迎えましたが、あと数ヶ月戦闘が続いていたら、この大磯町も姿が変わっていたことは容易に想像できます。
 技術が凄まじいスピードで発達(?)する時代に、これからの戦争はどんな展開をするのか想像がつきません。AIが戦争をする??武器商人のための戦争はまっぴらだし、そもそも武力で紛争を解決できると考えることは、間違っていると思います。
 攻撃されたらどうするの?の答えを探す前に、攻撃されない外交努力を続けることが何にも増して必要だと思います。
 イージス・アショアなど、いりません!!

2018年8月2日木曜日

大磯港・賑わい交流施設関連の審査と大磯駅前整備の説明の傍聴を!

  8月7日(火)午後1時30分から、役場4階で総務建設常任委員会が開かれます。議題は大磯港みなとオアシス推進事業について。特に、指定管理者となった田園プラザ川場と結んだ基本協定書と、消費税込み1839万4560円で落札された賑わい交流施設の実施設計委託について、審査します。
 田園プラザ川場の申請書の収支計画(支出で消費税の計上がない、有料駐車場の利用者負担軽減がない)と、協定書の整合性をチェックします。この施設は、町が交流施設を建設(漁協の部分は漁協が負担)、維持管理費は田園プラザ川場が持ちます。町長は建設費の回収を考えていません。
 建設費はオリンピック・パラリンピックと同時期なので、高騰することも考えられます。町では茶屋町会館の建設が入札不調で工事が延びています。すでに建設資材が高騰していると考えられます。茅ヶ崎には大規模な道の駅計画が進んでいます。
 観光をしなければ町は立ち行かない、ではなく、かえって観光推進で町が窮地に立たされないか懸念します。
 7日には、4億円以上をかけるとされる「大磯駅前広場の整備に関わる検討方針について」の説明があります。安心・安全のために歩道部分を広げる結果、送迎の一般車両が2台しか止められなくなります。
 また、モニュメントのある「交通島」が半分近く削られるため、風情が変わるでしょう。加えて、検討案には東駐輪場の跡地にもハコモノをつくるイメージ図面が載りました。
 中﨑町長の下でのお金の使い方については、多くの住民が納得していません。
時間のある方は、ぜひ傍聴にいらしてください。
 

オスプレイ目撃 隣の二宮町でも

 日本共産党二宮支部が発行する「日曜版・まめだより」でも、二宮町上空を通過するオスプレイ2機を、渡辺訓任(くにたか)議員が目撃した記事を掲載。7月16日の午後5時30分過ぎだったそうです。東富士演習場から横田基地に帰る際、飛来したのではないかと、憶測されます。
 「7月26日だったと思うが、二宮駅の北にある吾妻山あたりから海に向かって飛んで行くのを見た。」という方もいました。
 オスプレイの飛行ルートにあたっている??としたらとんでもないことです。今日の赤旗日刊紙には、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備の候補地とされる秋田市と山口県萩市の住民の批判と不安の声を紹介しています。
 ウオッチングを続けましょう。大磯町役場に声を届けることで、防衛省に住民の声が届きます。

2018年8月1日水曜日

大磯中﨑町長と生徒会代表が懇談 相変わらずの町長です(-"-) 

 昨日の福祉文教常任委員会で、中学校給食について、審査をしました。参考資料の中に、7月12日午後1時間行われた「町長と大磯町立中学校生徒代表との懇談会」の概要がありました。町長の基本的な考え方は変わっていないと感じました。
町長の総括として・・・
・頓挫している中学校給食を、皆さんの意見を聞いて早く再開しようとしている。昨年、あのまま順当にいけば今も給食を食べることができていたと思う。準備不足があった。「食育の話」を子ども達にしてこなかった。
・9年間の義務教育の間、バランスよく食べてほしかった。君たちがおじいさん・おばあさんになっても、医者に行かなくてすむようにしたいと考えた。でも、君たちが望む給食ができなかった。ブランクを作ってしまい、大変申し訳ない。
・反省して改善して、全員給食をやりたい。
※町長は準備ができていたら食べてもらえたといまだに思っていられるようですが、そもそもそこが間違いのもとと私は思います。デリバリー方式で急速冷却された食事は、どう工夫しても限界があることを認めなければ、話にならないと思うのです。
 委員会でも、デリバリー方式は早く実施をするためだったと答えていますが、私が実施直後から次の方式(自校方式がベストと位置付けられていた)の検討に入るよう議会で求めていたのに、1年半放置していました。「上から目線」が否めません。

生徒はしっかり意見を言っている(^^)/

・皆と同じものが食べたい。
・休止後にとったアンケートでも、23%が給食、77%が家庭弁当と回答。理由は「スクールランチみたいになるのが嫌だから」。でも、普通においしい給食なら「給食がいい」と思う人は増えると思う。
・小学校の給食のようにおいしければ、皆、食べると思う。
・そもそもスタートの時点で生徒の意見が反映されなかった。聞いてもらえた実感がなかった。
・意見箱の意見も入ったが、町長と会って話す機会もなかったので、不満をもってしまった。
町長・皆さんの意見も入れてあげたいが、取り入れられないものもある。町を信用してほしい。 
※意見を聞くという姿勢と矛盾していますし、信用してほしい・・がむなしい。耳にタコ状態です(-"-)
町長はまとめとして、今度は100%に美味しいといわれなくても、食べる人の意見を聞きたい。教育委員会とともに考えたい。皆が同じものを食べて病気を防げるよう、意見をもっともっと聞ききたい。できるだけ早くしたいと考えている。と「意見を聞く」ことを強調。でも、町長の「意見の聞き方・活かし方」が住民の納得を得られないのはどの事業をみてもあきらかです。どこかが大きくずれています。

2018年7月30日月曜日

今日の夕方 オスプレイ2機が花水川(金目川)上空を低空で遡上!! 

 町民から寄せられた情報です。今日午後5時49分、花水川の上空をオスプレイが2機、パイロットの顔が見えるくらいの低空を、相模原方面に飛んでいった。凄い騒音だった。川の周辺は住宅密集地で、墜落事故を起こす欠陥機のオスプレイが飛ぶのは非常に危険。多くの人に知らせたいし、この状況をやめさせないと、と電話をいただきました。

 オスプレイの値段は100億円といわれます。安倍政権はオスプレイ配備を容認、今年4月の新聞記事で、今夏5機が横田基地に配備と報道されていました。

 私も以前平塚で低空飛行するオスプレイを目撃、あまりの巨体に驚いたことがあります。花水川の川幅はあまり広くありません。川いっぱいに飛ぶ「未亡人製造機」、ウイドウメーカーのオスプレイは日本の空はもちろん、世界のどの空にも要りません!!多くの方に危険を知らせ、配備撤回にむけて運動を強めましょう!!
 

2018年7月29日日曜日

明治記念大磯邸園 国・県・大磯町で基本計画策定中に町長が古川電工を訪問!!

 7月21日に開催された都市計画決定の説明会でも、国・県・町の役割分担や費用分担はわかりませんでした。今年度末を目途に有識者と行政(大磯町は副町長)で基本計画をつくっています。(非公開は問題です(-"-))
 全体の予算も決まっていない中で、「なぜ進めるのかわからない」という事業の根幹にかかわる意見も出されました。予算も示されない中でどうやって進めるのか、不思議です。
 そんな中で、中﨑町長がまたもや不可解な動きをしています。7月6日(金)には国交省と自民党本部、二階幹事長を訪問。25日(水)には古川電気工業株式会社(東京)を訪問しています。町長の動向でわかります。
 計画を作っているのですから、町長の個人的な意見や要望出すこと自体おかしなことだと思います。町民の意見を説明会やパブリックコメントで聞いているのですから、町長個人の意見は二の次にしていただきたいものです。特に町長の意見があれば、公表して住民の意見を聞くべきです。
 駐輪場建設でも、駅前の整備でも、住民の意見を生かしているといいながら、納得できるものになっていないのが中﨑町政の特徴です。本来の「住民参画」とはかけ離れていると言わざるを得ません。

 

明治記念大磯邸園は中﨑町長が頼んだのではありません "(-""-)"

 邸園の中心にある滄浪閣の所有者や自民党本部・二階幹事長に中﨑町長が足しげく通っていたことから、明治記念大磯邸園は町長が国に要望したので実現したと思っている方も多いのでは?
 でも、そうではありません。町長の動向に腑が落ちないため私は何度か議会で質問をしています。そのたびに、吉田邸との関係で、などとと答弁があったので関係はないことになっています。
 もし、本当の目的を国民・町民に隠して国の事業化を依頼していたのだとすると、森友・加計問題と重なってきます。
 町長選間近な今、正確な話が伝わることを望みます。フタを開けたら、大磯町の負担が約束されていたなど、あってはならないことです。そのようなことは無いと、確信するしかありません。

出張!なんでも鑑定団in大磯の会場費144万円は町持ちです "(-""-)"

 広報8月号と一緒に配られた「なんでも鑑定団」のチラシ。人気番組なので歓迎される方も多いと思いますが、喜んでばかりではいられません。
 会場は大磯プリンスホテルで、会場費として町が144万円払う予算が組まれています。予算審査の中でも「高いのでは」という指摘がありましたが、町によると「地域価格」だそうです。明治150年記念事業の一環で、明治記念関連事業の町の出費は630万円以上に及びます。こんなお金があったら、もっと別なところに使うべきと思います。
 会場には300人を予定(予算時)。観覧は無料で往復はがきで応募しますが、準備の多くは町が行うことになります。職員の業務は当然通常業務より多くなり、他の業務への影響は避けられません。

観光推進と町財政の関係は?

観光を推進している大磯町ですが、財源を作り出すのは至難の業。結局、町長は観光推進によって交流人口(町を訪れる方)を増やし、定住人口を増やすと言うにとどまっていると私は考えています。財政が豊かになることは、簡単なことではありません。
 

中学校の道徳教科書は光村図書

 金曜日、教育委員会の臨時会で来年度から使われる「特別な教科道徳」の教科書採択がありました。小学校と同じ、光村図書出版になりました。
 道徳の評価をどうするのか、点数で表すことができるのか懸念していましたが、小学校では記述する(欄は大きくありません)ことになりました。中学校でも同様な評価をすると思われます。
 日本教育新聞の紙上展示によると、自他の生命を尊ぶ心を育てるとあります。誰もが誰もを尊重する、津久井やまゆり園のような、自分を人の上におくようなことで事件を起こすようなことのない社会の実現を「押し付けることなく」実現することが求められていると思います。

2018年7月23日月曜日

鳥たちの楽園・不動川 同時に浚渫も必要・・・

 国道から北側の不動川沿いを時々原付で走ります。カモやアオサギをよく見かけます。水も澄んでいるので、のぞき込むとコイが悠々と泳いでいます。中州もあるので、いろいろな生物が住んでいるのだろうな、と思います。環境課では河川の生物調査をしていますが、ここはどうでしょう?
 生き物のためにはこのままにしておくほうがいいのだろうけれど、西日本の豪雨被害を考えると、浚渫も必要と思います。特に今年は暑いせいか、植物の生育が尋常ではありません。背丈は高いし、ぎっしり生えています。
 危機管理課に聞いたところ、県で近いうちに浚渫をすることになっているそうです。台風シーズンの前に終わってほしいですね。

2018年7月21日土曜日

消化不良は否めない 明治記念大磯邸園の大磯邸園の説明会

 20名強の参加(以外に少ない。関心がない?)があった、町と国の職員による説明会。説明自体はよく練られていましたが、町民が知りたかったこと、確認したかったことには十分答えられませんでした。
 理由は簡単。「方針は決まっているが、具体的な役割分担や整備内容はこれから検討委員会で決める」からです。
 明治150年をきっかけに国と地方公共団体の神奈川県と大磯町が協力して6haの土地を整備することだけはわかっていましたが、今回初めて整備内容がおぼろげながら示されました。イメージ図によると、滄浪閣のバンケット部分は取り壊し、庭園にするようです。
 役割分担や整備の詳細はいまだに不明、町は財政負担を極力しないとはいうものの、保障はありません。
 都市計画決定をかける→土地利用に制限を受ける土地所有者の承諾が得られていないことも不可解です。国営の施設にもできたが、柔軟に対応することができるように町の決定にしたという国の説明に私は注目しました。町が頼んだ結果となれば、主張や交渉に不利になる可能性があるからです。
 17日の議会の協議会答弁で「明治記念大磯邸園は町長が頼んだ事業ではない」確認をしています。中﨑町長の滄浪閣所有者と自民党本部訪問(二けた台)は、この件とは関係ないと本会議で答弁してきたのですから当然ですが。
 閣議決定では国・県・町の協力のもと事業を行うとされますが、協定も何もないので、「町の財政負担は極力しない」主張を続けるべきです。極力しない・・・とは、まず借金をしないレベルです。

予算も決まらないのになぜ事業を進めるのかわからない

この発言に象徴されるように、わからないままエネルギーを使っている状況に多くの方が消化不良感を持たれたと思います。
 明治の精神に学び、日本の強みを再認識する(安倍内閣)ことに違和感を覚える方もいて、ソフト事業にも意見が必要だと思いました。

2018年7月19日木曜日

サン・ライフ葬儀場 工事が終わりました

 15日、ようやく排気口の位置が変わりました。ただ、変わったのはメインの排気口だけなので、状況をみていくことになるでしょう。
 工事途中の足場と覆いはこんなものでできるんだ!と思うほどコンパクト。2年待たされた住民の方の気持ちはいかばかりか・・・と思います。
 まずは、お知らせまで。

2018年7月14日土曜日

深堀金魚に金魚酔い 平塚美術館にて

 平塚土木事務所に中学校給食の関係法令を聞きに行った帰り、同じ通りにある市美術館の企画展「金魚絵師・深堀隆介展・平成しんちう屋」を見てきました。
 本物の金魚を升に閉じ込めたような「金魚酒」や、祭りの金魚すくいの大きな木枠の箱に生き生きと泳ぎ回る金魚の群れがこれでもか、の数で迫ってきます。
 ため息が出るほどのち密さですが、中でも一番感じ入ったのは、水底に見える金魚の「影」です。館内のライトで生じた影かと思って、あちこち角度を違えて見入っても、影の位置は変わりません・・・ということは、影も描き込んである‼
 会期は9月2日まで。夏休み中の子どもたちにもぜひ見せてあげたい。一見の価値あり。おススメします(^_-)-☆

大磯町職員の働き方改革 進んでいるけれど重い足取り"(-""-)"

 昨日の議員全員協議会で、5月の報告に続き働き方改革の進捗状況の報告がありました。昨年度実施した職員アンケート結果からわかった①給料が低い②状無料・仕事量が多い③職場環境(人間関係、ハード面)が良くない④人事配置、職員数少ない、の上位4点を5つに整理し、他にも実施可能なものは検討し取り組んでいくとしています。以下、コメントを付してみます。
①給料・処遇の見直し  「職員給与制度検討チーム」を設置。メンバーは総務課長と各部から1課長の6名。名前は勇ましいけれど、肝心の給料は人勧対応等としているので、基本給のアップには言及せず問題。いつまでたっても県下最低レベルから脱却できない心配あり。
②業務量の見直し  行政評価、行政経営プラン行動計画に基づく事務事業の見直しをしますが、個人と各課まかせでは全体の課題が把握できるのか疑問です。職員研修で行った、職員から「必要」の意見があった「マニュアル作成」と、部下の成果向上のためのリーダーの指導法について、効果のほどは昨日の段階では不明。
③職場環境・休暇取得推進・福利厚生  低い休暇取得率の改善のための目標設定はわかりますが、仕事が残っていてもなんとかなると思える環境がなによりも大切では?「職員として、町の持つポテンシャルを再認識」とは?町の持つ可能性や潜在能力を再認識する??理解できません・・・福利厚生事業はサッカーのベルマーレ応援。参加者は38名だったそう。継続して行いたいと総務課。
④採用・配置  年度途中の社会人採用(正規)は8月1日付で技術者が1名内定、10月1日付で事務職3名が合格。任期付は徴収事務1名、事務職のフルタイムが1名、短時間が2名採用されたことがわかりました。
⑤時間外勤務削減  水曜日のノー残業デーに加え、夏季休暇期間は金曜日も同扱いに。休暇を取ると人は減る・・・そこにノー残業デーを増やすと業務がますます滞るのでは?理解不能です。大丈夫か、の質問には「所属長が限られた時間内で業務をやりくりしている」。命令以外の土休日の勤務は全くないのか、就業管理システムは活用しているのか聞いたところ、「所属長の命令がある場合には勤務している」と、期待した「そのようなことは無い」の答えはありませんでした。指示通りのノー残業で、どの位処理すべき業務が残るのか、あるいは残らないのかチェックすることも可能では?

少なくとも、働き方の改善に向け前に進み始めたといえますが、スケジュール表はないといいます。小刻みでもいいので、達成感を得られる結果を重ねることが大切だと思います。私は町長の政策による業務の増大を、事業から検証してみます。

2018年7月11日水曜日

明治記念大磯邸園・国営公園には小さすぎる?

 私たち町民の大多数は明治記念大磯邸園を「国の施設」と思っています。その部分に町立都市公園のアミをかける=ルールを当てはめ、土地利用に規制をかける都市計画決定の手続きが進んでいます。
 なぜ国の施設が国営公園とならないのか、私自身の理解が今一つのようですので、あらためて国交省のHPで「国営公園」を調べてみました。国営公園は国が維持管理を行う都市公園として、国交大臣が設置する、とHPに紹介されています。なぜ国営公園にひっかかるのか・・・国営公園には、都道府県の区域を超えるような広域の公園または緑地と、国家的な記念事業として優れた文化的資産の保存活用を図るために閣議決定を経て設置する公園があるという記述がありました。このため、どこかの時点で「国営公園」が頭のアミ掛けをしたようです。
 都市公園では、公園としてのレクリエーションの需要に応ずることができるように公園施設を整備することになっているため、明治記念大磯邸園にはぴったり当てはまらないのかもしれません。
 あらためて、今回の展開について考えてみました。昨年11月21日の閣議決定では「国と県・町の協力のもと、設置する」ことになっていますが、役割分担や費用分担についてはわかっていません。今まで何もしてこなかったかというとそうではなく、国・県・町で「検討会議」を持ってきましたが、まとまっていません。町は費用負担は難しいと言い続けているので、これは評価できます。(国の税金投入が国民の理解を得られるかは別にして)
 17日の議会では、そもそも整備にあたって何が必要で何をしていくのか、確認します。都市計画決定と滄浪閣敷地にあるホテルだった建物の扱いの関係についても、気になります。昨日のブログの「混乱」から早く抜け出したく思います。
 

2018年7月10日火曜日

明治記念大磯邸園・国営公園ではありません

 なかなか具体的な姿が見えてこない「明治記念大磯邸園」。基本計画で国・県・大磯町の役割分担が明らかになるとされています。
 国の担当者に聞いたところ、先週の金曜日(6日)に第1回の検討委員会が開かれたそうです。メンバーは8名で、学識経験者も入っているとのこと。会議録は近日中にHPに掲載するそうです。
 計画取りまとめは今年度末を目途に進めるそうですが、「10月を目途に一部公開を目指す」とされる閣議決定は実現できるのか、今のところわかりません。国費は今のところ35億円しかついていません。この金額は、滄浪閣部分相当と考えられますが、実際どのように執行されるのかわかりません。国交省はさらなる予算要求をする予定とは、はたの君枝議員にヒアリングを依頼した結果です。

国営公園ではありません…では何になるの?

国の担当者によると、「どういうものにするかも計画で検討の最中」。町の説明では「国が管理する公共空地」の位置づけとなっています。7月21日(土)に町の保健センターで都市計画決定の原案の説明が行われます。それに先立ち、総務建設常任委員会が7月17日に開かれます。両日とも、皆さんの傍聴と参加をよろしくお願いします。
 町立公園の中の国が管理する公共空地??ピンときません。なぜ国営公園にならないのか、町は答えられるのでしょうか?

邸園の展示などはどうなるの?明治時代の評価はどうする?

明治150年だから、と拙速な事業展開を強いられていると私は思います。中﨑町長は6月議会で「町長を2期継続したことで、国・県とのパイプを太くすることができた」旨を答弁。明治記念大磯邸園の実現は、町長が滄浪閣所有者や自民党本部の二階幹事長らに足しげく訪問した結果ではないはずです。私の質問と答弁で明らかです。もしそうであったなら答弁は間違いだし、「ありき」で進めたとしか考えられないモリ・カケと同じではないでしょうか。
 明治時代の評価は一言では表せないはず。「明治150年関連施策」の一環として菅官房長官の一言で設置された検討会議の名称は「明治期の立憲政治の確立等に貢献した先人の業績等を次世代に遺す取り組みに関する検討会」です。短時間で大磯が選ばれた経緯と今の「わからずづくし」の混乱ぶり(私にはそうとしか思えません)を考えると、熟慮の上の事業とは言えません。

サン・ライフ工事は重機なしで施工・待たせた意味がありません!!

 前回、重機を使うことになっていたのに、役場の駐車場使用の手続きが取られていないことについてお知らせしました。
 関係者からサン・ライフに確認していただいたところ、重機なしで工事を行うので手続きはいらなくなり、役場には行っていないことがわかりました。敷地の中に足場を組んで工事を行うそうです。
 自分の敷地で施工できないから隣地を貸してくれと言い続けてきたサン・ライフ。住民たちは、そもそも狭い敷地に建てたのだから、施工技術をいかし隣地を利用しなくてもよい工法を考えるべきと主張し続けてきました。

何年もかかった一番大きな理由がくつがえされるとは・・・

ようやく工事が行われますが、住民に嫌な思いをさせ続けてきたサン・ライフの評価が上がることはないでしょう。最近のチラシに「厨房を完備・おいしい食事を提供しています」の趣旨の文言が書かれていますが、厨房はないはず。実際は温めることをしているだけだそうなので、正確な言い方に改めてほしいと思います。

 

2018年7月5日木曜日

サン・ライフ葬儀場ようやく工事・と思ったら〈呆〉〈怒〉

 何度も換気扇の排気口の位置を変えるように近隣住民が申し入れをしてきました。何年もかかって、ようやくこの7月14・15日に工事を行うと通知が届きました。
 役場の駐車場に重機を置き工事する内容だったので、町の担当に確認しました。結果は「何の相談も手続きもありません」!!
 呆れるしかありません。どこまで住民を愚弄したら気が済むのか、再度怒りがこみ上げてきます。どうなっているのか、住民からサン・ライフに確認していただきます。
 
 

2018年6月18日月曜日

大磯中学校給食実施調査は横須賀市のそっくりさん!

 大磯中学校給食実施調査委託仕様書を情報公開で入手後、調査内容や条件を読み込み、必要ない項目がたくさんある一方で、問題もあると思いました。同時に、同僚の横須賀・共産党市議から、横須賀市が行った「横須賀市立中学校完全給食実施方針の検討に係る調査業務」と、調査報告を受けた給食センターの「PFI等導入可能性調査業務」の報告書などを送ってもらいました。頼んだ二日後には手元に届き、彼女の手際よさに感謝と拍手!です。

委託仕様書は横須賀市とほぼ同じ・なのに委託料は何倍にも‼

仕様書(横須賀市では業務内容と記載)は、ほぼコピー状態です。議会でも「横須賀市で実施方法別の調査をした」と教育委員会は答弁していましたが、こんなにそっくりとは・・・でも、考えてみたら、あまり変わらない内容にならざるを得ない調査ですよね・・・ということは、やはり私が主張しているように、行政間の情報共有である程度あたりが付くというもの。まず、望まれている「自校方式」ができるか調査することは教委事務局でできるはずです。できるかわかったら、詳細な調査をすればよいのです。初期費用や、補助金の有無なども実施した自治体に聞けばよいのです。(大磯町は何か聞かれても答えない?そんなことはないはず。私たち議会も視察で費用も含む情報を得てくるのですから)
 横須賀市は23中学校、46小学校が調査の対象で、委託料は2080万円、調査期間は5か月半。わが大磯町は2中学校、2小学校に1023万8400円で期間は8か月‼同じ(株)長大が受注しました。この差は何なんでしょう?
 大磯町の調査は会社にとってありがたい業務では?横須賀市では予定価格を公表しています。横須賀市の入札結果は知りませんが、大磯町では1700万円台の入札もありました・・・契約は5月30日、契約期間は1月31日までで、速報をまとめた中間報告書を10月1日までに出す契約になっています。

大磯町のここが特に問題

中学校に「小荷物昇降機を設置すること」を条件付けをしていること。設置の義務はありません。川崎市では設置していなくてもセンターから食缶で運ばれ、配膳されていると聞きます。これにより、費用も期間もかかることが導き出されることになり、問題です。
 センター方式では、2幼稚園、1保育園を入れた場合も考えていること。特に保育園の離乳食などの対応は大雑把になることが必至で、乳幼児のためを考えているとは思えません。
 まだまだ問題が見つかると思いますが、今回はここまでにします。 

 
 

2018年6月15日金曜日

サン・ライフ葬儀場 ひどすぎませんか?大磯ホールのいい加減さ

 サン・ライフの葬儀場は中﨑町長になってから建設されました。まちづくり条例の手続きで、事業の説明会をする中で出された図面と異なる、あるいは不十分さによって、隣接住民が長年苦しんでいます。400㎡弱の敷地に葬儀場を無理して建てたことが諸問題の根底にあります。その意味で許しがたいことです。
 ひとつはご遺体の安置場所です。祭壇が隣接建物に一番近いところになっているため、別の場所にするよう求めましたが、結局場所がないとして変えずじまい。住民は生活が一変してしまい、費用もかかっていますが、1円たりともサン・ライフには請求していません。
 もう一つは、お線香とお清めの料理の臭いが、隣地に噴き出してくることです。やはり、建物が接近(民法上の50㎝にも満たない離隔です!)しているため、近くにいるとたまりません。3年以上、排気口の位置を変えるよう求めていますが一向に応じないため、住民が解決を求める文書を出し、話し合いを持ちました。ようやく具体的な対策がとられることになったので、工事の工程表などを求めました。しかし2週間近くが経過した今日の時点でも、返答が無いとのこと。
 そんな中、今日我が家のポスティングチラシの中に見つけたサン・ライフのチラシを読んで、呆れました。「施設内に自社厨房を完備しており、できたての温かいお料理をご提供」とあります。まちづくり条例の説明では、「温めるだけ」のIHヒーターがあることになっています。その他は、ケイタリングで施設外から運んでくるはず。一体、中はどうなっているのでしょう?対策をとるべき隣接住民の依頼はそっちのけで、自社の宣伝に邁進しているとしか考えられません。一日も早い施工を求めます。
 狭い敷地に建てたので、駐車場はもちろん不足しています。最初、役場を利用する旨の発言があったため、議会では建設反対の決議を可決しました。これは三好町長時代の話で建設は見送られていましたが、前述のように、中﨑町長になって問題・課題が指摘されたにもかかわらず、建ってしまいました。鴫立庵から歩いてくる何人もの観光者が「役場の隣に葬儀場なんて、この町は無能なのか・・・」と言うそうです。
 隣地との離隔や駐車場不足をクリアするため、あらたな葬儀場のルールが設けられました。このため、今では「既存不適格」となっています。城山公園・旧吉田茂邸地区の二宮寄りのコンビニを改修し葬儀場になったところは、新しいルールによって営業しています。
 このように、大磯町では環境をよくするための努力が連綿と続いています。

2018年6月14日木曜日

小学校のような給食を! 生徒会役員らが中学校給食について教育長と懇談

 5月30日にの夕方の1時間、大磯・国府両中学校の生徒会役員13名が、教育長と懇談しました。議会に提供された会議の概要録をまとめると・・・
【中学校給食(スクールランチ)を振り返って】
○時々「えっ」とおもうこともあったがけっこうおいしく食べていた。ニュースになってお祭り騒ぎみたいになって批判されつづけてしまった ○献立も改善され、汁物の試行が始まったのに、急に終わってしまい、残念 ○親も子も一生懸命考えていたのにいきなり終わってしまい、意見の反映がなく悔しい気持ちがあった ○町・中学校・保護者の間で情報がうまく伝わっておらず、共有できなかったことから崩れ始めたと思う。報道によって、スクールランチが好きな人まで否定的な雰囲気に飲まれるしかなかった。うまく対応したかったが間に合わなかった ○生徒が話し合いをしたにもかかわらず、反映されずに終わった。町だけで決めずに、生徒や学校の意見を反映してほしい
私のコメント・・・生徒たちの冷静さに比べ、町と教委の姿勢は残念です。なぜ急に終わってしまったか、業者の言い分を町が受け入れたことと、他の業者を探したが見つからなかったことを、生徒たちにしっかり伝えたのか、何かの機会に明らかにしなければ。町側の総括も「対応が不十分」でなく、具体的な点まで明らかにすべきと思います。
【現在の昼食の様子】
○スクールランチは完食が少なかったが、家庭弁当をほぼ全員が完食している ○家庭弁当で好きなものだけを食べている。菓子パン等だけ食べている子もいて、「それだけでいいのか」と思う ○家庭弁当は野菜が少ない。乳製品・小魚(カルシウム)も少ないので、牛乳給食までなくならないほうがよかった ○食事に偏りがあったり、栄養が不十分だったりすると思う
私のコメント・・・やはり、栄養価のことも生徒たちはしっかり考えているんですね。他の生徒のことも心配していることに、感心します。牛乳給食は、教委の責任で再開すべきと考えます。
【今後の給食について】
○小学校の給食は美味しかったので親子方式だといい ○給食を食べたほうがいい。小学校の給食を食べたいので、親子方式がいい ○アンケートでは自校方式や親子方式の意見が多い。食べなれた味に安心感があると思う。感謝の心など、食から学ぶことも大切。大人になった時、マナーや栄養バランスを考えられるようになりたいので、慎重に取り組んでほしい ○自分は家庭弁当に満足しているが、両親が働いていたり大変な家もある。始めるなら中途半端に終わるのはやめてほしい。町全体の意見として満足できるような、安心できるものにしてほしい
私のコメント・・・中学生のしっかりした意見に大人が応えなくては。95%、1024万円で落札された「中学校給食実施調査委託」の仕様書(教委が調査で求めている事項)、契約書、同じ委託会社がおこなった横須賀市の調査結果を入手しました。これから分析し、町民と協力し、アウトプットをつくろうと思っています。

2018年6月13日水曜日

これもびっくり  中3の英語の授業は国語より多い‼

 6月2日、大磯中学校の運動会に行ったときに「学校要覧」をいただきました。幼・小・中学校の「要覧」には、教育目標や、沿革、生徒数や職員数、学級数等が書いてあります。
 その中の「教育課程及び校時数」をみてびっくり。国語が週3時間(校時)なのに対し、英語が4時間と多くなっています。(相当前からそうなっているのでしょう。気が付くのが遅い"(-""-)")
 思考は言葉で行う・・・と言われます。将棋の藤井聡太七段の強さの秘密は、語彙の豊かさにあるとも。
 若い世代のコミュニケーション能力が落ちているのも気になります。言葉で伝えあうだけではなく、メールのやり取りで面と向かって伝え合う機会が減り、影響が出ていると思います。
 日本人の英語を使ってのコミュニケーション力は、残念ながら高いとは言えません。「恥ずかしさ」が先に立つのも日本人の特徴かもしれません。でも、それを乗り越えている人を知っています。大磯町の国際交流協会の行事の一環で、昨年アメリカの高校生のホストファミリーになったご家族ですが、身振り手振りのコミュニケーション力はすごかった! 通じ合おうとする気持ちが第一(ファースト)です!まわりのみんなが幸せ気分、心から笑うことができました。
 中学生で1学年合計140時間学びます。高校はわかりませんが、同じくらいはあるでしょう。高校卒業まで900時間近く英語を教わり、外国人に道で何かを尋ねられた時に困ってしまう英語力。日本の英語教育にはまだまだ工夫が必要と思います。2020年度から、小学校から英語が必修科目に。どの教科を減らすのか各校で議論がされているようですが、正直先が思いやられます。
 中途半端なバイリンガルは、思考能力に欠けるとも言われます。自分の言葉で思考して、ちゃんと意思疎通を図ることができる教育が求められると思います。
 なので、とにかく「国語」‼

2018年6月9日土曜日

ビックリ・トホホな一般質問の2日間

 6月定例会の一般質問は9名・21問。11月の町長選絡みの質問が特徴でした。
 某議員は反町長の立場で質問。副町長が議員の自宅を訪問した時の発言の暴露にはびっくり。いくら何でもそれはないでしょう・・・と思いました。
 町長応援の立場の議員から出馬表明を促され、「国・県の太いパイプを作れたのは継続の町政の結果。それを活かすには残す6か月の任期ではできない。肉体的にも精神的にも充実している。強いリーダーシップで取り組みたい」と発言。中﨑町長の「リーダーシップ」は上から目線ですから、警戒警報が私の頭の中で鳴り響きます。「国・県のパイプ」で明治記念大磯邸園も実現したような発言に、これまたびっくり。町は旧伊藤博文邸(昭和の建物で、伊藤が住んだ建物ではない)の資料提供だけで、関わりはないと答弁していたのに、やはり伊藤邸の所有者と二階幹事長に何度も会いに行った成果を白状したのか?と受け止めてもおかしくない発言です。
 明治記念、でこれからの町負担がどうなるのか。もし町長が「頼んだ」のだとすると、力関係は「頼まれた」方に有利になるのでは?旧吉田茂邸は町の施設になり、今年度は町職員の人件費を別にして、「入館料と維持管理費がとんとん」の予算建てになっています。これからが大変です。明治記念で町の負担を限りなくゼロにしてほしい、は町民の強い要望です。
 明治記念の国営化で町の固定資産税の税収4000万円が減っても、財源に影響が出るのはおよそ1000万円ほどのはずですが、何度指摘しても「全額の影響はない」ことは認めたものの、肩透かしで終わりました。

 私の一般質問は次のブログでご紹介します。
 
 

2018年6月7日木曜日

中学校給食実施調査委託の金額が間違っていました!

 5月29日にお伝えした調査委託の落札額は「消費税抜き」でした。正確には税込み1023万8400円で、予算額1080万円に対する落札額は94.8%でした。
 私が入手した「大磯中学校給食実施調査委託仕様書」に記載されている業務内容を一読すると、センター方式にかなりのエネルギーを割くものになっています。
 何度も議会で「行政に聞けばわかることをなぜ委託するのか」ムダを指摘してきましたが、職員でできることが多く含まれています。例えば、町立小・中学校の食数の推移に関する資料の作成。推計は町教委が提供する人口推計、学校数、児童・生徒数や学級数の6年分の推計、教職員数を基準として作成する・・・調査報告書の見栄えはよくなるのでしょうが、こんなことにお金を使う必要はないと思います。
 他にも、文部科学省や平塚土木事務所に聞けばよい項目がたくさんあります。他の自治体に聞けばよいこともかなりあります。
 センター方式は、中学校だけでなく小学校、幼稚園、保育園まで入れるケースまで想定しています。鉄骨造、鉄筋コンクリート造の2タイプの経費も出します。公設公営の選択肢を作っていないのは問題だと思います。土地についてはどう考えるのか、不明です。実現性を言うなら、土地の費用も入れなくては意味がありません。
 職員を増やして、調査能力を磨けば良いのに・・・とため息が出ます。明日の一般質問でムダ遣いの指摘をします。

 私が調べた範囲で、前回の懇話会で町が示した「自校方式には5億円」よりずっと安く、競争入札で1年後に「温かくておいしい小学校のような給食」が提供できるかもしれません。検証が必要ですので、時機をみてお伝えします。

2018年6月1日金曜日

町民の納得はえられない・・・大磯港の賑わい交流施設、指定管理者にゴーサイン!

 町長自ら群馬県川場村の道の駅を運営する会社や西部ホールディングスの社長に会わなければ、手を挙げてもらえない計画だったことが明らかになった、昨日の大磯港賑わい交流施設の「指定管理者の指定について」の議案審査。多くの事業者から応募があるようにと、1500万円ものコンサル料を費やす(29年度に契約したのに、なぜか1円も支払われていません…)のに、応募したのは2事業者のみ。そのうちの1事業者は担当者の海外出張でプレゼンテーションに欠席したため、選考の対象外に。他にプレゼンに出席する社員がいないのも問題ではありますが、非公開の選考委員会では合格点を得たため「株式会社田園プラザ川場」が選定され、議案となって提案されました。・・・結果は12名の議員の中、反対は吉川・渡辺・柴崎・鈴木の4名で可決されました。

 昨年12月の定例会で、私は設計図もない「賑わい交流施設」の設置条例に反対しました。漁協施設の改修は必要でも、商業性の強い公共施設を作って「にぎわい創出」の見通しは立たない→事業者撤退も考えられ、結局維持管理を町で行わざるを得なくなることもあり得ることが理由でした。今回、心配事を覆すような事実は明らかにならなかったばかりか、心配は確信に変わりました。

 事業者の収支計算で、有料駐車場のサービス分は計上されていません。1日の来場者は平日で220人(客単価1100円)、土休日で330人(客単価1300円)、年間売り上げ1億7300万円(1日平均48万円)を見込んでいます。収支差額は初年度(平成32年度)で7169万円です。消費税が経費に計上されていないのも解せません。

 大磯港や海水浴場、照ヶ崎海岸で楽しく過ごしたい、過ごしていただきたいという気持ちは誰でも持っておられると思います。その施設はいわゆる「ハコモノ」でなくてもできるはずです。将来、借金を返さなくてもいいように、「ハコモノ」に替わる方法を知恵を出しきることをまだ町は行っていません。

 「期待」や「事業者の実績」が大磯町に当てはまるとは思いません。選考委員の意見は○○○と「考えられる」、「見えた」や「意思が固い」などでしたが、説得力は感じませんでした。
 議会の最終判断は、工事契約になります。

2018年5月29日火曜日

大磯町職員の給与アップを! 必要性を認めた町に財源の裏打ちはあるはず

 「公務員」に風当たりが強い風潮はまだまだありますが、きちんと払って、きちんと仕事をすることが基本と私は考えています。民間企業は物を生産したり、サービスを提供することで対価を得て労働者に賃金を払います(企業でも補助金など税金が紛れ込んでいたり、税金を安くしてもらうこともあります)が、公務員の賃金の原資は税金です。だからこそ厳しいチェックが必要ですが、ことは単純ではありません。
 公私関係なく言えることは「みんな生身の人間」だということです。感情と理屈が噛み合わないことも、多々あります。公務員に「こうあるべき」ということは、ルールブックにちゃんと書いてあります。ウソ(虚偽・改ざん)もサボリ(職務怠慢)もアウトです。行政手続法などでは、無視(不作為)もできないことになっています。でも、国会論戦を見聞きすると、一番エラく責任のある方々の「往生際の悪さ」に唖然、茫然。大磯町にはそのようなことはないと信じています。私が好きな言葉のひとつが「内緒話は大きな声で」。人に言えない利害関係に関わらないようにするには、一番良い言葉だと思っていますが、どうでしょう?
 最近、長く民間企業に勤めた町民の方から「実は町の広報を見て驚き、これでよいのかと思っていることがある」と言われ、身構えてしまいました。すると、「給料が低すぎる。上司は部下を守るのが組織の鉄則だけれど、そうなっているのか心配」と言われるのです。こんな見方をしている方もいらっしゃるのだと、うれしくなりました。
 大磯町が昨秋行った「職員アンケート」では、県下で2番目に低い給料のアップを求める意見が多数あり、アップは必要と町は考えています。町中あげて「お金がない」の刷り込みの弊害をこうむっていると感じます。本当にお金はないのでしょうか?財政力指数が低く、地方交付税の交付団体が、なぜ自治体の独自色を出せるの?給食費の無償化を行っている自治体は裕福と言われる不交付団体なの?等々、予算編成の「コツ」を解明しなければ。
 4千万円町税が減っても、実際は3千万円が交付税措置の対象になるので、影響額は1千万円。逆に税収が4千万円増えても、3千万円は交付税が減るので、喜べるのは1千万円だけです。
 財政運営は奥が深い。まだまだ勉強不足ですが、6月8日(金)午後3時半からの一般質問で、財政難を理由に予算を付けない問題を指摘します。この中で、職員給与のアップも可能であることを証明したいと考えています。


大磯町中学校給食実施調査委託 948万円で落札

 予算額が1080万円だった中学校給食の調査委託。5月24日に電子入札を行い、(株)長大が79%、948万円で落札しました。
 私は自校・親子・センターの3方式を選ぶのに、調査委託は必要ないと主張しています。決定のあとに詳細な設計や調査をすることは必要だけれど、3方式それぞれの費用を中学校給食の次の方式を考える「懇話会」に出す必要はないと思っています。
 方式と費用の提示をして、決定機関でもない懇話会に考えていただく??冗談じゃありません!!懇話会の方たちがそれぞれの方式の費用を知りたいと思われるのはもっともです。でも、純粋な問いに乗って、お金と時間をかけて(調査結果は来年の1月31日です!)実施のための費用を心配をさせることに怒りを覚えます。給食の導入時の議論では、「自校方式が望ましい」という結果がでています。自校方式ができるか、デリバリー方式が始まってすぐ検討に入るように町に求めていましたが、何もしてきませんでした。
 懇話会の方たちが町財政を語り、判断できると思っていますか?そもそもの予算の成り立ちから説明をする準備はありますか?お金をかけてでも、一刻も早い実施をすることが求められているのですよ、町長!やる気の問題です。

6月8日(金)午後3時半からの一般質問で質します

傍聴、あるいはSCNでの視聴をよろしくお願いします。

2018年5月25日金曜日

まだまだ見えない「明治記念大磯邸園」

 この1週間、滄浪閣駐車場にたくさん車が止まって、作業をしています。町に尋ねると「測量、樹木調査などときいています」。でも、工程や詳細はわかりません。20台以上止まっている車両のナンバーも春日部、宇都宮、栃木、大宮、足立、品川など、ほとんど県外です。滄浪閣の建物にも人が入っている、と町民からの情報も届きました。
 昨日の夕方、平塚に設置された「大磯分室」に問い合わせしましたが、応答なし。留守電モード、ファクスモードにもなりません。仕方なく霞が関の国交省に問い合わせ、調査は25日で終了することだけはわかりました。
 私は国・県・町の協議を公開で行うよう求めています。意思決定の過程の公開以前の問題として、どこで何が起きているかだけでも、住民に伝わるようにしていただきたいものです。
 大磯町では明治記念大磯邸園6haを町立都市公園として都市計画決定をするために、事務手続きを行っています。不思議なのは、所有者の意向確認がされているか不明なことです。
 少なくとも、歴史のある建物や庭園が保存されることは町民の願いでもありますから、スッキリ、ハッキリ、クッキリ進めることが必要です。
 それにしても、5月14日にも中﨑町長が二階博俊、林幹雄氏に会いに行っているのは何のため?と思ってしまいます。

2018年5月21日月曜日

中学生の身体つくりのために おいしい給食を早く!!

 昨日、大磯小学校で行われた「大磯町の給食を考える会」の学習講演会に参加しました。全国の給食の事例をまとめた「人と地域の学校給食」の著者の講師からお話を聞き、学校給食が大きな「力」を持つことができることを知りました。
 油や糖分などによる高カロリー食の増加など、「食」が大きく変化しているのは、日本だけの現象ではないこと。「格差と貧困」のなかで、低所得者層の子どもたちは学校給食のない週末に栄養の「差」が現れる調査結果があることに、ショックを受けました。
 「こども食堂」が話題にのぼることが増えました。経済大国の日本で、栄養のある食事を取ることができない子どもたちの存在を、社会は重く受け止める必要があると思います。専業主婦が一番多かったのが1975年だそうで、以降共働きが増え、「社会のたから」である子どもたちの身体づくりのためにも、給食はますます重要性を増しています。
 中学校給食の実施率100%の千葉県に対し、神奈川県は27.7%で堂々の最下位です。群馬県では、給食費を無料にしている自治体が22もあることにも衝撃を受けました。

川崎・横浜・伊勢原などからも取り組み状況の報告が

中学校58校すべてで自校方式とセンター方式による給食を実施した川崎市での運動、喫食率わずか1%の「ハマ弁」でなく、本物の給食のために粘り強く横浜市に署名などを届けている栄養士の方の話も聞きました。
 新聞報道で知った伊勢原、秦野、平塚からも中学校給食の実施を求める方たちが耳を傾けました。会場からは質疑もありました。印象的だったのは「デリバリー方式でうまくいった事例はありますか?」の問に、講師は「給食ではなく、昼食では」との答え。納得です。「デリバリーに無理があったのではないか。給食はもっとおいしいものであるはず」「これを機に、いい中学校給食にしていけたらいいですね」「残食率が多かったのは、中学生の思い込み(偽薬のような)もあったのでは」などの意見も出されました。

大磯町でも早期再開を!

 町では1080万円をかけて給食提供の方式に関する調査をします。結果は年度末になる可能性も。1年間先送りは許されません。自校方式が最良の方法であることは、既に町で結論がだされています。昨日の講演からも、同様の話が随所からうかがうことができました。一日も早い実施に向けてがんばります。

2018年5月14日月曜日

先が見えない「明治記念大磯邸園」ー12日の懇談会に参加してー

 12日の午前中、明治記念大磯邸園の都市計画決定の手続き上設けられた「懇談会」に参加しました。原案の作成のために町が説明、質問や意見をいかすためのものです。町と国の担当者が説明や答弁をしましたが、県の担当者は来ませんでした。来場者は40人ほどで、議員は(気が付いた範囲で)私を含め2名のみでした。
 

質問や意見でわかった町民の気持ちをまとめると・・・

○公園として整備されることは歓迎されている
○緑地の配置(ネットワーク)や景観などに関心が高い
○近隣に住んでいる方は住環境や渋滞対策、交通安全、防災に配慮を求めている
○町の財政負担がないか心配している
○先人の功罪含め、適切な展示や教育施設の設置を期待している

 具体的に進捗状況や見通しの質問が出されても、「これから決めます」がほとんどで、私の感想を一言でいうと「時間が経っても先が見えない・国県町の役割分担や財政負担は10月になってもわからない」懇談会でした。

これから…の内容など、わかったことは・・・

□所有者からまだ用地も買えていない。所有者との調整も必要。
□どこに緑地や通路を配置するか決まっていない
□保存活用の手法も決まっていない。国・県・町の役割分担も決まっていない
□建物の空気の入れ替えなどはしていないが、購入後に適切に整備していきたい
□10月の一部公開を目指し、暫定で一部公開のために工事を行うが、具体的な場所や内容は決まっていない
□明治の資料展示などの内容は提示できる段階ではない。建物を地域資源に資するようにしたい
□財政負担は10月に一部公開なら7月にもわかるのでは、という質問だが決まっていないことが想定される(国の担当者の発言に驚き!!ました)

都市計画決定は、計画の区域と目的を示し土地利用の制約をかけるものですが、決定の手続きそのものイコール保存活用の具体策ではないことが参加者に伝わったかどうかは、よくわかりません。意外なことに、滄浪閣バンケットホールの活用についての質問はありませんでした。引き続き注視していきます。
 

2018年4月28日土曜日

大磯港賑わい交流施設の指定管理者 応募前に町長が群馬県を訪問した訳は?

 木曜日、オリ・パラ開催年に合わせ2020年4月にオープン予定の「大磯港・賑わい交流施設」の指定管理者選考委員会を傍聴しました。
 傍聴者は議員5名で、委員会が始まって40分ほどたってからようやく応募者の説明を聞く場面になり、席に着きました。
 指定管理者の応募は2社でしたが、1社の(株)ダブリューズは直前に欠席すると連絡があったそうで、説明は1社になりました。
 (株)田園プラザ川場+2社の応募事業者から受けた説明は、大磯でどのような事業を展開するのかの具体的な説明ではなく、3社の概要や実績でした。20分以内で大磯で行う事業の提案内容を説明するルールでしたが、選考委員会の会長(副町長)が「事業の具体的な説明がなく異常事態である」とし、委員会を中断。その後、10分で事業内容を説明するよう求め、そうなりました。
 社長は「概要書は事前に手元にあるので読んでいただいたものと思っていたので、会社の説明をしました。」と述べ、駆け足で説明しました。傍聴者には資料がなかったので(委員会の不備です)事業者から提供された2部の資料をみんなで見ました。
「地産地消が基本なので、川場から農産物を持ってきて売ることはしない。」「大磯市を見て、魚や農産物、加工品、手づくりの商品が十分あることがわかった。」「品物、デザイン、価格をしっかり設定するのがポイント。」「手数料は生鮮品が15%、加工品は20%を想定している。」と淀みない口調で説明。建物の外観は町が考えている木造風ではなく、開放的な明るい無機質な雰囲気でした。(資料をじっくりみる機会はなかったので、印象です)

「応募前に町長と社長が互いに訪問した訳は?」の「訳」

大磯町のHP掲載の「町長の動向」によると、今年1月10日(火)の午前中、町長が田園プラザ川場社長(群馬県)を訪問しています。沼田市の近くにある川場村には大規模な道の駅があり、田園プラザ川場の社長は赤字続きだった施設を再建(経費は31億円!?)。今は年間170万人の利用者、売り上げは17億円あるそうです。2月10日(土)には、社長らが町長を訪問しています。社長が説明の席で「事前に話をさせていただいた」旨の発言をしていましたが、この時のことを話したのでしょうか?ちなみに募集要項の発表は1月5日、説明会と質疑応答を経て、応募期間は3月12日から19日でした。1社がキャンセルすることもあって、とても納得できるものではありません。(町長は2月2日と3月14日に自民党を訪問しています。)
 また、大磯の町民の購買意識は高いと考えているようですが、高齢者の多い町であること、駐車場が有料であること、近隣に道の駅が作られることなどをどうやってクリアするのか、提案からは見えませんでした。選定委員会でどのような質問が出たか、肝心のところは非公開のためわかりません。公開の在り方自体、問題です。
 最終的には6月議会で認めるかどうか決まります。私はそもそも「交流施設は不要」の立場です。それを覆すような「目からウロコ…」の提案はありませんでした。

2018年4月24日火曜日

明治記念大磯邸園 国・県・町の協議は公開で!

 昨日の総務建設常任委員会協議会で「明治記念大磯邸園」の進捗について町から報告がありました。
 「仮称」が取れ、正式名称になった「明治記念大磯邸園」。神奈川県がはじめた造語の邸宅と庭園を合わせた「邸園文化圏」が名前の由来で、「邸園」は辞書にはありません。
昨年8月以降、国(国土交通省)・神奈川県・大磯町が非公開で6回開催してきた「検討会議」のまとめ(基本認識と役割分担)と、今後の町で行う都市計画決定のスケジュールが示されました。検討会議は終了とのことです。
国は明治150年関連施策の一環として、旧伊藤博文邸を中心とする建物群等の一体的、有機的な保存・活用を図る 県は「新たな観光の核づくり」や、官民連携で取り組む「邸園文化圏再生構想」を推進し、地域の活性化を図る。 ○町は「歴史的建造物のある風景の保全・活用」や「地域特有の環境保全と緑の環境形成」、「地域資源を生かした観光の推進」を図る。としています。
 6haの土地の買収は国が進め、全体を「町立都市公園」の位置づけで町が都市計画決定を行い、国と町の管理区域や手法については、今後整備計画の検討の中で決めていくことがわかりました。委員からは私も含めて、耳慣れない「町立都市公園」の今後の維持管理の町負担について多くの質問が出されましたが、担当者は「できる限り町負担が出ないように今後も話していきたい」と答弁。見通しについては不確定であることを感じました。
今後の会合についても「非公開」とされているので、県や国に対して公開を要望するように町に伝えると同時に、国・県にも働きかけていきます。

5月12日・午前10時からの「懇談会」に参加しましょう!

都市計画決定は素案の説明から始まるところを、今回は素案作りに活かすための「懇談会」を行います。町の広報5月号に掲載されるそうです。維持管理などについて、町は地域住民の参加や民間活力を推進するため、町民等の意見は最大限活かす必要があります。
 私が気になるのは「観光の推進」です。神奈川新聞による黒岩県政の評価で公約の実現の度合いが一番低いとされたのが「観光戦略」です。町は訪れる人を増やし、定住につなげるとしていますが、効果の測定も困難だと思います。例えば、10万人訪れた旧吉田茂邸の定住効果はあったのでしょうか・・・「観光推進」がかえって重荷にならないか、気を付けなければ!

2018年4月15日日曜日

4・14大行動 国会前で「膿はあなただ、安倍内閣は総辞職!」とアピール

 開会の2時に合わせて、東京駅から丸ノ内線で国会議事堂前へ。続々と人が集まってきます。思い思いのアピールを書いたものや、のぼり旗でにぎやかです。「正門前はいっぱいです、外務省方面へ行ってください」の案内が。流れにのって歩いていたら、自然にそちらについていました。
 国会議員や学者、市民運動の代表者などが次々に挨拶しました。志位委員長は「憲法違反の安保法制の時に、多くの国民が反対し国会前に集まった。強行可決後は伏流水となっていて、今また大きな市民と野党のうねりになって現れた。安倍首相は徹底的に膿を出すと国会で話したが、出すべき膿は首相自身」と話しました。「膿」はこの日、多くのスピーカーが取り上げた話題で、参加者に大うけでした。
 学者、弁護士の皆さんは口々に「民主主義の根幹にある「資料」の隠ぺい、改ざん、ねつ造は国民主権を根底から揺さぶる極めて危険な状況にある。一人でも多くの方に知らせよう」とアピール。
 第1部終了の3時半に現場を後にしましたが、今日のしんぶん赤旗で全国で5万人が「安倍退陣」の行動に参加した、と報道しています。
 5月3日も大規模な集会があちこちで予定されていますが、大磯駅前でもいつも通りに1時からスタンディングを行う予定です。短い時間でも参加してください。

2018年4月13日金曜日

納得しかねる オリンピック・パラリンピック組織に大磯町職員を町費で派遣

 止まらない職員の流出の影響で、1課に1名ほどの正規職員の配置が減っていて、どの部署も苦労しています。そんな中、職員配置表に「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」に派遣、の文字が。
 一人でも失いたくない大磯町にとって痛手ですが、費用はどこが持つのか気になり担当に聞きました。晴海への通勤手当は先方が持つがその他は大磯町で負担するとのこと。「公益的な法人」に町が派遣することができる条例がありますが、当時(平成22年)は、社会福祉法人などへの派遣が考えられると議論がありました。
 オリ・パラ組織委員会は確かに「公益財団法人」ではありますが、財政的な面では逼迫状況にはないと思います。加えて、町が費用を負担したうえで派遣する意味において、説得力はあるのでしょうか。他国はどうしているのでしょうか。妹の住むカナダ・ブリティッシュコロンビア州では、中小企業が消費税(sales tax)納付事務に政府が必要な手間に対してきちんと支払っていると聞いたことがあります・・・
 神奈川県ではやはり同じような条件で4名派遣しているそうです。大磯町はセーリング競技の選手村分村施設があるのでこのような話になったと思いますが、全関係自治体でどれだけの人数が組織委員会で働くことになるのか、調べてみたいと思います。ちなみに、県は市町村の状況把握はしていないそうです。
 釈然としません"(-""-)"

2018年4月12日木曜日

大磯中学校給食のデリバリー業務委託 ようやく契約解除に

 昨日開催の福祉文教常任委員会協議会で、懸案だった中学校のデリバリー給食委託事業者のエンゼルフーズ株式会社と契約解除に至ったと、報告がありました。
 契約期間は平成28年1月~31年3月まででしたが、昨年9月22日に副社長ら2名が町を訪れ、口頭で業務の提供が困難であり契約を解除したいと申し出ました。
 町側は事業者が調理配送をやめる3日前の10月13日を目途に、「契約解除申立書」を出すよう求めていましたが、提出されないため、契約約款による「委託契約解除通知書」を事業者に送付。以来、5か月以上双方の代理人で協議を重ね、3月28日に町の「解除通知書」をエンゼルフーズ側が了承し、町に違約金192万4715円を払うことになりました。

協議の内容は議会に報告できたはず

協議の内容は一切「代理人どうしでおこなっているから」と、語ってきませんでしたが、フタを開ければ事実関係は十分報告できたと感じました。事業者が「申立書」を出していれば違約金の発生はないこともあり得ましたが、提出されなかったので、町が主体で「契約解除」に踏み切ったのは正解だと思います。
 契約解除の場合は、休止後、契約満了まで支払う金額の10%を「違約金」として支払う契約になっていました。
 異物混入の件は結局うやむやになったと私は受け取りました。牛乳給食も学校判断になると、積極性は感じられません。
 これからも議会で取り上げていきます。

2018年4月3日火曜日

「アベ政治を許さない」大磯駅前スタンディング累計1000名を達成☺

 2015年9月19日、議論を尽くさないまま安倍内閣による「安保法制」=「戦争法」が可決されました。作家の澤地久枝さんらが、毎月3日と19日には全国津々浦々で安倍政権を退場させるためにアピールをしようと呼びかけました。それから早2年半。大磯駅では当時からスタンディングを行っていましたが、今日1000名に到達しました!
 民主主義を壊しながら、安倍政権は自らの失態を棚に上げ、改憲に突き進んでいます。今日も「自民党に入れる(投票する)人の気がしれない」「名前は書きたくないけど、カンパをしたいけど、どうすればよいの?」などの声が寄せられました。
 30人近い人が参加。次回は5月3日の憲法記念日です。早く「安倍退陣」に追い込みたいですね、できたら国会周辺にも行きましょう。退陣祝いをしたいですね!と言いながら別れました。
 

2018年3月28日水曜日

大磯町職員の流出は最悪 29年度中途退職者12名!!

 26日に発表された「平成30年4月1日付け人事異動について」を見て、予想をはるかに超える中途退職者の多さに愕然としました。
 年度途中に辞める「中途退職の中途退職者」が秋の段階で3名いましたが、さらに9名が年度末に中途退職し、合計12名です。これだけの多数退職者を出したのは、町史始まって以来のことではないかと思います。対して、新規採用者は消防を含め9名。これでは、ただでさえ滞り気味の業務が積み上げられるのは必至です。
 砂浜の波打ち際で砂の山をつくっていると、大波がすそ野をさらっていくことがあります。子どもの頃はそれが面白くてきゃあきゃあはしゃぎましたが、今、町の組織に置き換えると恐ろしい。山のてっぺんは何事もないように存在しているのですが、底辺を支える砂はごっそり減っている・・・職員のストレスの増加と住民サービスの低下に間違いなくつながっています。
 「時間外は7時半まで」の町長指示の影響で、早朝登庁が起きているようです。就業管理システムの適切な運用を求めます。

 消防は1名が退職し、2名の初の女性消防署員が採用されました。活躍を期待します☺しかし、消防のパワハラ問題は存在しているようです。

 職員の働き方の状況把握はまず総務の仕事。総務に言えないような息苦しい組織は根本から変えるべきです。辞めたもの勝ちか・・・と怒りと嘆息も聞こえてくるのです。

2018年3月24日土曜日

大磯町中学校給食 調査費に1080万円ムダ遣い 可決!!

 3月19日に3月定例会が終わりました。一般会計だけでなく、4特別会計含めて反対しました。中学校給食の調査委託費はやはり問題おおあり、でした。
●自校方式、親子方式、センター方式を全て詳しく調査した場合、採用されない2方式分はムダになってしまいます。
●センター方式採用で、小学校の温かい自校方式の給食をなくしてはいけません!
●町長は30年度中に教育委員会で方式を決めてもらうと言っていますが、日程からして、まず無理です。実施がいつまでのびるかわかりません。
横須賀市でも同様の調査をしたと教委の事務方がいうので、共産党市議に聞きました。なんと、23校分、決算ベースで2019万6000円!!予算の1080万円が入札でいくらに落ちるかわかりませんが、理解の域をはるかに超えています!

どの方式にいくらかかるか??懇話会や教育委員会に財政問題を考えてもらうことが間違いです

とにもかくにも「やる気」が一番大切なこと。財源は必ず生み出せます。かかる費用に一喜一憂していられません。お金はかかるけれども、自校方式を実施した自治体は枚挙にいとまがありません。
 今回の予算で明らかになったのは「町長のやる気の無さ」でした(-"-)


2018年3月15日木曜日

中﨑大磯町政 加速するハコモノ志向 駅前広場整備に4.3億円の数字が!

 昨日14日、大磯駅周辺の整備を検討する第4回の検討会を傍聴しました。9日には議会の常任委員会で質疑がありましたが、計画案の一部が書き換えられていました。議会の意見をいかすのはいいのですが、町に都合のいいところをいかすことが問題です。≪怒≫
 検討会議で出された率直な「意見」と(町の回答)は…「駅の利用者は本当に増えているのだろうか。町民に納得いただく数字が必要では」(入り込み客数目標は年間100万人。80万人強の実績がある。旧吉田茂邸再建などで増える見込み)「アンケート調査では48%が不便と答えている。送迎用スペースがほしいという回答が多いが、町民の利便性は図られるのか」(※プライベートな車は好ましくないという考えが基本。我慢をしながら…)「安全・安心は駅だけでなく町全体。子どもに暗い道を歩かせたくないから車の送迎が必要。30、40代が増えれば車は増えると思う」(※駐車は認められていないが…)「整備の費用が気になっていたが、4億円以上の数字が初めて出て驚いた。地域会館の建て直しを協議しているが、町の財政は厳しいと感じていた。お金があるなら防災に使ってほしい」(※整備するなら、の話。絶対やるというのではない)「それはおかしい。4億使うなら、他にやることがあるのでは」(大きな事業、総合計画で判断する。想定の概算値)「私有地のハードルは高いと思うが、対策は」(※さすがに民地の上に線を引くことはできない。引き続き協議を進め…できれば一体的にするのは異論はないと…)
 町は旧東駐輪場の跡地利用で、民地の上に引いたのか、そうでないかわからない図面を出しました。失礼な、迷惑な、圧力をかけるような図面だと思います。上から目線の話をしているとしたら、許されないことです。議論をしないまま、何も決まっていない施設のあり方を計画案とすることに議会で抗議しました。
 その他にも貴重な意見が出されました。町民の納得が得られるには、まだ相当な議論が必要です。観光とは…の、基本的な考え方にも言及がありました。
   ※会長の発言。その他は町の担当者です。
 

2018年3月11日日曜日

大磯駅周辺の整備計画の進め方もおかしい

 「安全・安心」と「にぎわい創出施設」は別物では?という疑問が解けないまま進んでいる「大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業」。3月9日の総務建設常任委員会で今年度の最終案の説明があり、質疑を行いました。
 西の駐輪場がなくなり、東側に集中することになったことへの交通車両への対応は必要です。町を訪れる方たちとガイドボランティアさんが打合せをする場所は、解体した東駐輪場の跡地や、新駐輪場の南側の駅前用地を使っていただけば、歩道の拡幅は必要ないと考えます。
 何より、安全・安心が必要といいながら、来年度は整備も何もしないというのですから、訳が分かりません。加えて、新駐輪場建設の際に開かれた「大磯駅前用地利活用検討委員会」で「整備・改良・再配置地区に位置づけ」があると、東の旧駐輪場跡地を観光案内所、交番の移転先に角の民有地が含まれているような図面が出てきました。
 「利活用…」では「町が計画を持っているようなので」と、東駐輪場を使う町民案を取り上げませんでした。計画などありません!!このように、大磯町は都合の良い情報操作を繰り返す体質を持つことに、怒り心頭です。
 民地の所有者の同意を得ているのか、その場にいた(町長、副町長も含め)所有者に話に行った説明者の挙手を求めたところ、4名の職員が手をあげました。内容は交渉事なので答えられないというので、私は確かめに行くことを宣言しました。
 施設は3案ありますが、交番、観光案内所、店舗、フィットネスクラブ、子どもの一時預かり所などが記載されています。アンケート調査で多数見られた意見をもとに考えたそうですが、「何もいらない」意見もあったはず。3案の他に「何もつくらない」案が必要、と主張しましたが、答えはありません。
 あくまでも例示しただけ、ということですが、図面を残した途端、存在するようになり、きっかけになって使いたいときに計画があるといって使われていく。この繰り返しをどこかで断ち切らなければ、と強く思います。
 

大磯町自治基本条例 子どもの参加の機会はつくらない!!

 中﨑町長が就任して最初の定例会で、自治基本条例が提案されました。前町長のもと、町民参加で案が固まっていましたが、町長は「子どもの権利と責務」を足しました。
 私は大人が子どもに「考えを押し付ける」ことは無いか質問し、「しない」ことを確認の上、賛成しました。
 具体的な「子どもの参画の機会」は、本会議場をつかった「子ども議会」でした。開催のたびに多くの議員も傍聴してきました。しかし、28年度からは町立中学校の生徒会本部+@のメンバーで、町長と懇談会の形になりました。このスタイルの方が、自由闊達な意見が出たことは確かです。でも、本会議場の雰囲気を体験することも得難いことではなかったかとも思います。
 実は、すでにお伝えしたように、今年度予定されていた懇談会は町長の都合で延期されたうえ、大磯中学校については12月に予定されていた日程が理由も見通しもわからないまま、延期されました。
 予算特別委員会の中で、今年度は開催しないのか問いました。「開催しない」という答が返ってきて、力が抜けました。(30年度は両中学校で開催予定)
 大磯町広報に「町長が走る!」コラムが掲載されていますが、「町長が逃げる!」がピッタリだと私は思うのですが、いかがですか?

涙と笑いにつつまれた 大磯中学校の卒業式サイコー!

 明け方に降った時間最大雨量がなんと63.7mm(67.2ミリは誤・1名の方が閲覧)だった9日。心配だった雨もあがり、卒業証書授与式に伺いました。(以下、パソコン不調でアップが遅れた分、正確性が薄れたかと思います。ご容赦ください)
 校長の式辞は、「あなたたちの存在は1億円の宝くじを連続100回当てるくらいの稀有な存在」「いろいろ教えてもらったことも多い」「何といっても中学校給食の混乱の中で動じなかったことが凄かった。生徒会の活動も自分たちで考えてすばらしかった。私が対応で大変だろうから、校長室に行かないようにしているという生徒もいた」と、この場面ではしばらく言葉が続きません。「先生、がんばれ!」と掛け声があってやっと言葉をつなぐ校長の姿に、校長の思いを何度か直接聞いたことのある私は感銘を受けました。(オフ・ザ・レコードです('_'))大きな拍手が送られました。
 町長の祝辞は副町長が代読しました。「8人の総理大臣が居を構えた大磯町。誇りをもって…」「今年は明治150年…」といつものパターンで始まりましたが、「最後に、」と給食の件の謝罪がありました。副町長も一瞬言葉を詰まらせたように感じました。目新しいコメントはなく、まだ生徒、保護者や現場の気持ちが理解しきれていないことがわかりました。経緯については、言い訳のように聞こえてしまい、残念です。
 生徒会長のお別れの言葉は圧巻でした。最初から「いろいろありましたね、給食のことでは…」と話を切り出し、アンケートをみんなで考えて実施したことに触れ、「団結すれば何でもできる。闘える」と。力強さを感じました。彼も途中で言葉が続かず、仲間から励ます声がかかりました。
 私は生徒会本部のみなさんにひとこと「大人にがっかりしないでね」と伝えたいと思っていたのですが、生徒たちは見事に乗り越えていると確信しました。いろいろ大変だったけど、学ぶきっかけになったこと、大人が思っている以上に生徒たちはしっかり考えていることがわかります。校長以上に長い、大きな拍手が送られました。
 卒業生の皆さん、ご卒業、本当におめでとう!!

2018年3月3日土曜日

大磯町 どうしても答えたくない今年度の新たな中途退職者数

 既に4名が退職しているH29年度。予算特別委員会で、年度末に何名退職予定か質問
がありましたが答はありません。分かっているだけでも答えればいいのに、と思いますが、答えないところを見るとまた増えることを問題にされたくないから?と勘繰りたくもなるというもの。
 H25年度から、職員が課をこえて研究などを行う「自主研究活動助成金」年額1万円が毎年計上されますが、実際は25年度に1回使われただけです。忙しすぎて、研究どころではないと推察します。提案しても無駄、と思われていたら深刻です。
 アンケート調査を早く分析し、課題を整理して改善にいかすように、私を含めて3名の委員が質しましたが、「できるところから早急に着手する」回答しか返ってきません。7時半に仕事をやめて帰るようにしてから3カ月半が経ちます。土休日の無断出勤なしに業務が片付いているとは考えられないので、しわ寄せがいつ、どのような形で出るか、とても心配です。
 議会で提案したり指摘することはできても、働き方を指示するのは町長にしかできません。給料の低さや、業務量の増加は担当者も認識してはいるものの、希望が見えない職場にならないように幹部職員が町長に進言することを期待します。
 「権力は腐敗しがち」といいます。「甘やかす」は英語で「腐らせる」です。腐りきってからでは遅い!腐らないようにしないと、と強く思います。 

大磯町 携帯電話の通話料・予算計上は町長だけ

 今定例会の一般質問で「12月28日に町長から電話がかかってきた」ことを問題にされた町長、「○○さんに口利きをお願いしようと電話をした」と仰天答弁。議論はそのまま進んだので、耳を疑ったほどでした。
 かなり前の事ですが、私の携帯にも町長から電話がかかってきて驚いたことがあります。家族が後先考えずに電話番号を教えたためでした。内容は忘れましたが、「よろしく」と何かを頼まれました。「私の電話番号は登録からはずしてください」と頼んだところ、「いいえ、いざという時に必要ですから消しません」と断られました。今はどうなっているのかわかりませんが、そういう方なのだと思ったことを思い出した次第です。
 さて、昨日の予算特別委員会で「町長の携帯電話の通話料は計上されているのか、また職員についてはどうか」質問しました。「町長の携帯電話の通話料はかけ放題の定額一カ月3200円。職員分の計上はない」ことがわかりました。
 特に現場に出ることが多い職員は、自分の携帯電話を公務に使っています。決して勧められることではありません。レコーダーまで私的なものを使わせていいのか指摘しましたが、改善されていないので問題意識はないと判断せざるを得ません。
 公用車の1号車(町長車)のリース料は年額87万6000円ほど。町長車より運行の少ない2号車と合わせた高速道路の通行料は年額34万4000円を計上しています。
 税金の使い方としてどう考えるかは様々だと思いますが、「財界賞・経営者賞贈呈式」だけに公用車(ガソリン代・高速料金)を使い、東京を往復する町長に、将来は託せないという思いが強くなっています。

2018年3月1日木曜日

大磯中学校給食の町長答弁 「情けない」「他人ごと」で怒り心頭

 27日に行った中学校給食の町長と教育長の答弁に怒り心頭です。来年度予算に盛り込んだ1080万円によって、いつ完全給食が実施できるか聞いたところ「わかりません」。今回の一般質問で大磯中学校の生徒会と懇談する約束を2回も延期した上、理由も見通しも伝えないことについて、信頼関係を失ったまま卒業させてよいのか聞いても、両氏ともに「・・・・」。教育長は現場の意見を尊重し、見守ることにしている、の一点張り。入試も終わり、現場の状況は変わっているはずです。あまりにも情けない…なんとかしなくては、と思います。

方式が決まってからの調査でなければムダ金が出ます

1080万円の調査で、専門家の見地をいかすと答弁があり、その中で「自校方式の敷地が十分あるか」が含まれるという事でした。私は既に両校のおよその「敷地境界」がわかる図面を情報公開で入手しています。敷地境界の確定図をつくってもらう予定と考えられますが、それと「給食の提供方式」を一緒にすることは先送りにしかなりません。(これにはお金がかかります)。自校、親子、センター方式のうち、「自校方式がベスト」と、前懇話会は結論付けています。あの時の議論を何と思っているのでしょうか。

大磯中学校で国中の分もつくる「共同調理場」建設が可能では

国中は自校式の敷地の確保は難しい。でも磯中は川崎市の自校方式を参考にすれば可能と思います。もちろん現場の意見も聞かなくてはなりません。無理のある「検討」に無駄な労力と税金をつぎ込む中﨑町政に未来は見えてきません。巷では「センター方式ありき」では、という話もあります。センター方式で小学校の自校方式をなくすなど、許せません。

2018年2月23日金曜日

大磯町長 総括質疑答弁は「そらぞら・さむざむ」給食を始め「他人ごと」(-"-)

 昨日の総括質疑で聞いた内容と答弁をお知らせします。
Q. 町長選(今年11月)に出馬予定はあるか。 
A. 総括の場で答えるべきではない。※他の議員には答えたかもしれません(-"-)
Q. 旧吉田茂邸再建で9万5000人が来館したというが、町民の暮らしは良くなったのか。
A. わからない。町を誇りに感じるで良くなったのでは。※活気は感じられません(-"-)
Q. 職員の働き方改革で住民サービスの低下がおきては困るが。
A. そう思う。業務見直しは必須。与えられた業務を時間内に終えることで影響はあるかもしれないが、決断した。※粗すぎて、職員は頭を抱えています(-"-)
Q. 国民健康保険税や介護保険料の値上げに一言も触れない理由は。
A. 特にない。※特にないって…冷たすぎます。自分に都合の良いことだけ(-"-)
Q.中学校給食再開の見通し年度は。
A.30年度中に教育委員会で(方向性を)まとめてもらうが、実施年度はわからない。※給食の答弁は「他人ごと」の内容しか出てきません(-"-)
Q. 公共施設の管理、再配置と新たな施設の関係は。
A. 新設の場合は総量ではかる。※最終年度15%削減です。港の新施設建設などで、今ある施設はもっと削減されることに。今朝のタウンニュースで「3月5日まで意見募集中」の記事が!聞いていません(-"-)
Q. 予算編成時の「5億7600万円」の不足はどう解消したのか。
A. 総合計画の数字である。※こんなに不足している!と、担当職員の要求額にブレーキがかかります。困ったことです(-"-)

2018年2月21日水曜日

大磯町職員の流出は止まる?職員養成所になっていませんか?

 町長の施政方針でも触れられた、大磯町職員の働き方改革のスローガンは「夕食は家族と共に」。まず頭に浮かんだのは、一人暮らしをしている職員はどう受け止めるのだろう?ということ。いてもいなくても、それは問題ではなく、もっと職員の気持ちに響くスローガンはないのかと思ってしまいます。夕食をとる適切な時間は?調理の時間は?給食問題で論じる「食育」の観点からは?疑問は尽きません。
 今議会で審議している議案でも、町の仕事は増えることがわかります。特に介護分野では、責任は生じる反面、お金も人も手当されません。
 時間外勤務は7時半まで!と通知されたのが11月9日。以降、通知通りに退庁する職員の姿が目立つようになりましたが、今までの業務のどこを変えたら町長の通知通りにできるのか、不思議でなりません。
 十分業務をこなせているのなら、答は「今まで無駄な仕事をしてきたことがわかった」しか思い当たりません。土・日・休日の無断出勤で帳尻合わせ、家に持ち帰る、来年度に先送り等々は本当に無いのか、就業管理システムは活用しているのかなど、27日の一般質問ではっきりさせます。
 今年度は年度途中の退職者がすでにでていますが、もし年度末の中途退職者が加えて出るとしたら、本当に深刻です。流出しても、経験と技術を持った他の自治体職員が入るのならまだしも、いないと町は答えています。
 ある程度スキルを持った職員が出ていく・・・これでは大磯町は「職員養成所」です。見えないところで税金が生かされないことが起きているのでは???

2018年2月20日火曜日

大磯町中学校給食 磯中生徒会の活動を見習いましょう!

 高校入試もひと段落ついた時期の今日、神奈川新聞が大磯中学校生徒会の給食に対する取り組みなどを報道しました。
 私は他議員と一緒に昨年12月の生徒会総会を傍聴、さらに文化祭での掲示物も他の日に見せていただき、生徒会本部の意気込みを知ることができました。彼らが持つ情報を整理して独自に項目をつくり、アンケートを取ったのは給食の休止後だけではありません。自校方式の小学校から初めてデリバリー給食を経験した1年生を対象に、1学期にもアンケートを実施しています。私達議員も見習わなくては、と感じました。
 大磯町は「子ども議会」を議会の本会議場を使って実施していましたが、業務量が多いため、今は中学校の生徒会を中心に町長と懇談会を開いています。生徒会総会では「町長に考えを伝える機会がなくなった」と、懇談会のキャンセルを残念がる報告がありました。私の一般質問(2月27日・午後1時~)の通告に、生徒、保護者、町民に深い傷を負わせた、と書いたのは主にこの点にあります。未来を託す生徒に失望感を与える町長にガッカリです。
 総会では、アンケート結果を全体に知らせた上で(自分たちで作ったパワポ!)、さらに意見交換をしていました。8割の生徒が「選択式」を選んでいます。総会を聞く中で、他の生徒を思いやる意思を強く感じました。私は大人として、この点に大きな責任を感じます。そもそも「給食とは」の議論を、導入にあたって議論をした「懇話会」では学校給食法や食育基本法などを交え行ってきましたが、「大磯町の子どもたちにどのような食を提供したいのか」の町長と教育委員会部局の掘り下げが不足していると感じます。
 町は来年度予算に「自校、センター、親子方式の設置・運営費」などの調査費に1080万円を計上しています。内容についてはこれから質しますが、「お金を気にする」こと自体が問題と考えています。他のハコモノは増えています!

2018年2月14日水曜日

明治150年 大磯町の滄浪閣は昭和の建物

 大磯町教育委員会の刊行物「滄浪閣の時代」に、次のことが書かれています。

憲法草案は横須賀市で

伊藤は明治18年(1885)内閣制度を創設し、初代内閣総理大臣に就任。
草案作成は夏島(現・神奈川県横須賀市)に建てられた別荘で、明治20年6月から3か月間、作業を進めた。
明治22年(1889)2月11日、大日本帝国憲法として発布された。

現存の滄浪閣は昭和になって建てられたもの

明治29年11月、大磯町西小磯に茅葺の日本館と西洋館の2棟を設け、旧東海道筋の入り口には冠木門が建てられた。
大正12年の関東大震災によって大きな被害を受けたため、昭和元年(1926)に旧材を利用しながら建て直されている。
戦後は米軍に接収され、軍人施設として使用された。その後、政治家の楢橋渡の所有を経て、昭和26年(1951)には西武鉄道が購入し、昭和29年から大磯プリンスホテル別館としてレストランを営業していたが、平成19年に幕を閉じた。  ー以上、抜粋ー

西園寺公望邸も現存していません

西園寺邸の敷地に建てられた池田成彬(政財界人)邸は手入れが全くされておらず、痛みが進んでいます。
明治150年関連記事をいろいろなメディアで読むことができます。光と影の部分が交錯し、評価をすること自体困難です。安倍内閣の言うような、単純な評価はしてはならないと思います。評価以前に、事実は正確に伝えなければならないことは言うまでもありません。