2018年10月10日水曜日

がんばれ‼ 大磯町の給食検討会 小中学校とも「自校方式を追い求めて」

 今日の午前中2時間半にわたって議論された「第1回大磯町立中学校給食検討会」を傍聴しました。検討会の委員は小中学校のPTA会長、学校長、栄養教諭、町幹部ら15名で、会長は副町長です。傍聴者は議員6→7(訂正します)名、保護者などが6名(?)、マスコミも来ていました。
 2014万円→1024万円(10/12・訂正します。町民が気が付いてくれました。ちなみに、同じ業者が茨木市の小32校・中14校を377万円で契約していると、他の町民が知らせてくれました)で実施方式の調査を委託、その中間報告書の内容の説明・質問・確認から始まりました。町幹部は目を通していたようですが、他の委員は初めての状況。期待の自校方式の検討結果は私の懸念通り、△と×が付いています。
 どうなることかと心配しましたが、ある校長の「自校方式で敷地内の違うところに2階建てでできないのか?」の質問からはじまり、次々他の場所や建て方を検討してほしいという声が上がりました。「前回、自校方式が望まれたのに、デリバリーになった。自校方式を導くための資料が薄いと感じた」という感想が、学校関係者の委員の共通事項です。次回までに業者で資料作りが可能なように、教委の事務方と協議することになりました。
 親子方式は建築当時と違って、米飯給食などでスペースが必要で、改修で中学校分の調理はできないと、検討対象からはずれました。
 センター方式は中学校分、小中学校分、幼・保・小中学校分の3タイプが示されました。
一番規模の大きい3500食対応のセンターの初期投資は143億7600万円‼土地は12.7万円/㎡ということです。小学校の自校方式を守りたいという声も当然あって、センター方式は中学校分の900食の土地をなるべく狭い敷地ですむように、探すことになりました。
 兄弟方式は、大磯中学校の国道側の一番古い校舎を解体して調理場をたてる案が示されました。3階建てで、3階部分はランチルームになっています。初期費用は14億円!私の調査では3.5億円でできたところがあるのですが・・・

「自校方式」は工夫したらできる!?!

学校関係者からは、自校方式を追い求めたいという意見がたくさんありました。
「他市で自校方式とセンター方式両方で栄養教諭として働いたが、センターは工場なので、自校に比べると学校との関りが薄くなると感じた経験がある。自校式を考えていけたらよい。」「自校・センター・兄弟は並列ではないと思う。自校方式がどうしてもだめだというところまで考えないと、自校式が希望だったのに…というのが後々残ると思う」等々。
 町幹部は自校よりセンターに関する質問や意見が圧倒的に多かったのも特筆ものです。学校関係者の「きちんとした調査の資料がなければ判断できない。やっつけ仕事でどうしても来年度の予算をたてるために急ぐとなると、とても子どもや保護者のことを考えているとは思えない」という声もありました。
 真剣な意見に町長は応えるべきです。センター方式は兄弟方式が可能なので、検討対象からはずすべきです‼