2017年12月20日水曜日

大磯港の賑わい創出施設 漁協と金額同意なしに提案・議会は可決((+_+))

 長年議論はされてきたものの、認識は町民レベルとはなっておらず、内容を知る人は残念ながら少数です。町は8月広報で周知していますが、借金をしても効果が認められ、町民の同意を得られる施設とは言えません。
●町がこれから選定する指定管理者の応募に向けて、すでに2年にわたり1800万円以上の税金をつかって調査をしています。「応募事業者ありき」で進めているため、情報がどのように伝わっているか不透明な状況です。
●50席を予定するレストランのメニューや、150㎡の物品販売スペースの商品は指定管理者に任せます。ビジネスの場の提供をしますが、2億2100万円(町部分)の建設費の回収の考えは町にはありません!テナント料の代わりに、人件費を含む維持管理費は指定管理者が出すかたちになります。管理者が使いやすい施設になるように全国的にもめずらしい「設計提案つき」です。でも、撤退もできます。最初の期間が5年間では短すぎます。
●漁協の建て替えは必要ですが、町の施設と合体すると今後の使い方や維持管理に問題が出た時に制約を受けるので、問題があります。また、漁協部分は9900万円かかるとされますが、別にかかる解体費用は漁協負担です。金額が示されない中で臨時総会で満場一致を得たということは、将来に禍根を残しかねません。
●1日1000人の来場者を見込みますが、無理な設定です。茅ケ崎、平塚でも道の駅構想が進んでいます。
 絶対うまくいく、と町民に納得いただける材料はありません。このような状況で「進めない」=「反対」を議会の討論で議員の皆さんに訴えましたが、反対は玉虫、渡辺、柴崎、私の4名で、欠席の吉川議員を除き賛成者8名で可決しました。
 これから施設建設関連の予算審査、町が選定した指定管理者の議案など、いくつか議会に諮られますので、これからの動きにも注視していきます。

明治記念大磯邸園(仮称)で町負担の発生が心配です

 唐突に明治150年関連施策の一環で検討会議を国が設置、国交省が概算要求をして閣議決定に至った「明治記念大磯邸園(仮称)」。滄浪閣は個人(K氏)がプリンスホテルから買い、今はK氏が理事長を務めていた綾瀬市の社会福祉法人と同住所にある株式会社が所有しています。
 K氏が取得後、伊藤博文邸と言われる(伊藤が住んだ建物ではない)部分をいかした有料老人ホームの計画がたてられ、まちの条例による説明会が一度行われましたが、その後沙汰止みに。今は有料駐車場になっています。
 中﨑町長が自民党の二階幹事長、道志会にかなりの頻度で訪問しています。単独で会うことも認めていますが、納得できる説明はありません。
 12月の一般質問で、「国・県・町の役割分担」について質問しました。「土地や建物の一部を町が買い取る話は出てこないですね、出た時は断ってくださいね、イエスかノーかで答えてください。」答弁は「役割分担は決定していないので、これからの協議で決まることになると思います。町の負担がなるべく生じないように協議、調整を図りたいと考えています。国が事業主体となるのは絶好の機会、町はできる限りの協力になると認識しています。」でした。
 「財政出動あり」としか受け取ることができない答弁でした。こうやって、入り口は一定の評価を得る姿を町民に見せ、じわじわ協議を進め、最終的には「町の負担もやむなし」となる!?おおいにあり得るストーリーと、私は警戒しています。
 町の指定文化財なのに、空気の入れ替えなど基本的な維持管理がされている様子も見られません。土地の買い上げが先行していると思わざるを得ません。

2017年12月19日火曜日

大磯町職員の働き方改革 土日祝日の無断出勤を禁止すべき

 今定例会の一般質問は町長の政策が発端で起きた項目がほとんどで、さように職員の仕事も増えていることを実感した次第です。普段なら、来年度予算編成方針の考え方や、国民健康保険税、介護保険料の改定について質問します(質問したかった)が、「中学校給食」「東海大学医学部付属大磯病院の整備計画」明治150年関連施策の「(仮)明治記念大磯邸園」「職員の働き方改革」で持ち時間の90分が全然足りず、働き方改革の質問は十分できませんでした。
「職員に通知した内容は非現実的」の指摘に町長は「話し合いのもとに決めたこと。非現実的と言えば非現実だが、断固やっていく。決断せねばならない。土曜日に来て職員が出ていたので、月曜日に内容を聞いた。どうしても仕事をする必要があれば致し方ない。でこぼこはあるが、ほぼ職員は頑張って仕事をこなしている」と答弁。
 「9時、10時が当たり前といわれる中で7時半に仕事を終える根拠は」については「優先順位をしっかり学んでほしい。しばらく見守ってほしい」「行事で土日祝日出勤は振替休日を取る。平日働くのが原則なので、出勤禁止にしないとつじつまが合わなくならないか」の質問には部長が「業務がだんだん増え、土日に仕事をする状況が出てきた。基本的には時間外勤務命令に基づき行わなくてはならない。」「就業管理・入管理システムを調べないか」「随時見たり、内容を確認している」「早朝出勤、土日出勤がないことを確認しているのか、どのくらいあるのか」「イベントや個々の状況の中で早めに来ても時間外労働は認めていない。システムは出庁、退庁、入庁時間を見ているので、所管課長が許可しているかどうかによる。管理職は所属職員の状況を見るのが当然の仕事。」「業務量と質の調査はしないのか」「事務事業評価シートで一定の事務量とPDCAによる見直しをしている」「そこが非現実的だ。アンケートを生かすべきだが」「議会に対しても優先順位等を決めながら仕事をしていく。ご迷惑をかける場合があるかもしれない(町長)」
 「量と質」の調査は基本ですが、やる気は見えてきません。実態の「見える化」がどうしても必要だと思います。

大磯町 中学校給食に続いて駅前整備も先送り大作戦⁉ 変です!

 今日午前中の総務建設常任委員会協議会で、25日に開催予定の駅前検討会議の内容の説明を受けました。1時間に及んだ説明を私なりに要約すると・・・
「現況踏襲案」ポイントは ①駅舎前の歩道部分を広げ、中央の横断歩道を短くする ②タクシーの待つ場所を移動するためにモニュメントや碑のある部分を狭める ③大磯小方面から入ったところに新たに横断歩道を設置 ④自転車の通行帯を矢羽サイン等で塗装、一般の乗降車両の場所確保 ⑤バス・タクシーの待ちあい場所に屋根を設置、ベンチを増やすなどです。
「通過車両分断案」ポイントは ①中央部の横断歩道をなくし、広場にする。西(大磯小方面)からの車は西方向にしか戻らない。東(図書館側)方面からの車は東にしか戻らない。自転車は降りて横切る ②タクシー乗り場は2カ所設置、などです。 

「2案を併記して今年度は終了・検討会議は解散」にびっくり!

(仮称)大磯駅周辺安全安心・にぎわい創出事業は、検討会議で駅前広場の整備と解体した東駐輪場跡地、新駐輪場南側の残地の検討の大きく二つの課題を検討、計画をつくるはずでした。ところが、駅前整備の結論も出さないうちに解散とは??検討会議の皆さんは何と思われるでしょうか・・・別の諮問機関などの設置も考えていないといいます。変です!
分断案は生活道路として使っている方に大きな影響が出ます。町は「だから、来年度検討を重ねる」といいますが、私には腹案があり、その案が実現困難な状況を変えるための時間稼ぎに転じたとしか考えられません!!白線など消えかかっている状況を2年も待てません。自転車通行帯もはっきりする必要があります。中学校給食で調査費計上による先送りと見事に重なるのでは??変です!

2017年12月9日土曜日

大磯町中学校給食・進める気概の見えない答弁にがっかり

 8日、一般質問で中学校給食問題を質しました。短期的にはミルク給食の再開、弁当を持ってこられない生徒への対応、生活が厳しい家庭への支援策を求めました。教育委員会の事務局は「学校が落ち着いている状況を見守りたい」の一点張りで、生徒や家族全体を考える視野に欠けていると思います。
 長期的には調査費の計上は結論の先送りにしかならないことを指摘しました。センター方式、親子方式、自校方式については、他の自治体に状況を聞けば「懇話会」への情報提供は十分できるはずです。7日に1500万円ほどを来年度の当初予算に計上すべく準備を進めているという答弁がありましたが、とんでもありません。そんな金額を出せるのであれば、学校現場で必要な備品などを購入するべきです!!
 ただ一つの救い?は「保護者やPTAの意見には対応していく」という答弁でした。PTAでアンケートを取っていると聞き及んでいますので、期待したく思います。
 いろいろ指摘はしたものの、結果が出せない一般質問に我ながらがっかり。町や教育長の考えは町民に伝わったとは思いますが、自己嫌悪に襲われました・・・((+_+))

2017年11月30日木曜日

大磯町職員の働き方改革との関係は?1940万円の時間外手当のカット補正予算

 昨日の補正予算議案審議で問題にしたのは「時間外手当」1944万円の削減。当初予算で月の上限額を前年度予算比で1.5倍の月30時間にしました。特別委員会で「実情に近づいている」と答弁がありました。それなのに「削減」?つじつまが合いません。職員数は当初時より一般会計で9名、介護保険の特別会計で3名増えています。時間外手当がつく人数は増えているはずです。いろいろ質問しましたが納得できる答弁はなかったため、全会計で反対しました。

職員の「やる気」はますます減退するのでは?

他にもこんなことがわかりました。(答弁は政策総務部長)
●時間外手当をカットした根拠は新人の単価が低くなるためで、必要分を計算した結果。働き方改革とは連動していない。残業を7時30分までとしたのは、鋭気を養ってもらうため。
●当初予算の審査で「就業管理システムを裏データとしてみると答弁があったが、そのように行うのか」の質問には「加味している」。
●「休日勤務手当は消防職員や美化センター職員の年末年始の勤務が対象」で、一般職員は原則休日は仕事をしない。行事等で出勤する場合は「振替休日」で対応する。振替休日は100%とられているものと考える。
●管理職は全庁328名中68名。
8日午後2時50分からの一般質問で「働き方改革の問題点」を質すときの資料にします。実態把握ができていません!すでに「困っている」情報が町民から寄せられています。求む・情報!

大磯中学校給食 調査費等の質問は8日に

 昨日の補正予算審査では議案質疑は3問3回ルールがあり、計上しなかった経緯については他の質問に時間を要したため、質問できませんでした。給食問題はまとめて8日に行うことにしました。急を要する場合は補正予算の計上ができることになっています。町長しか予算計上ができない仕組みですから、町長の考え方が強く反映されます。自治体の予算は単年度で執行することが原則ですが、複数年度で執行する「継続費」での計上も可能です。要は、必要性をどれだけ議会に説明し、納得させられるかが問われます。

町長の「やる気」は見えません((+_+))

一刻も早く解決しなければならない課題の放置は許されません。解決できる策をひねり出す気概が感じられない町長に、8日の一般質問で迫りたいと思います。

2017年11月28日火曜日

大磯町中学校給食 調査費等について(その2)

 来年度予算に調査費計上を表明した町長ですが、明日11月29日の補正予算に計上されてい無いことが、議案でわかっています。早く中学校給食のあり方を決めたいと思えば補正予算での計上で今年度の調査の着手もできたはずですが、されていません。(私は計上は必要ないと判断しています。行政どうしの情報収集で十分のはずです)
 また、デリバリー方式はメディアの報道などから選択肢から外されたと受け止めている方もいますが、そうではありません。エンゼルフーズとの契約は宙に浮いたまま、弁護士通しで協議しているようです。それとは別に「債務負担行為」(エンゼルフーズに限らずデリバリー業者に払える仕組み)を補正予算の議案でなくす方法もあるのですが、その考えもないことが議案で明らかになっています。
 29日の審査と、8日(金)午後2時50分からの一般質問で、町長の考えを質します。傍聴にぜひお出かけください。SCNでも放映します。
 

2017年11月18日土曜日

恒道会 運営改善の兆しみえず退職金が払えない事態に

 関係の話から驚くべき事態がわかりました。退職金が支払われない事態になっているというのです。
 社会福祉法人恒道会は「独立行政法人福祉医療機構」に退職金を積み立てていましたが、「28年度の経営状態悪化により29年度の掛け金を支払う事ができず、平成29年8月1日付で契約解除をせざるを得なくなりました。よって、この制度は廃止します。」という文書が出たそうです。
 年度末で退職予定だった方(長年勤務していたと聞きます)が、現状を見かねて勤務を続けていたところこのような事態になり、この先退職するときに退職金が支払われない事態に陥っています。紙1枚で説明もないことに、職員の気持ちはいかばかりかと思います。
 共産党の県会議員が県の担当者に状況を尋ねたところ、法人は支払う方向でいると認識しているようです。退職金の復活は生易しいものではないはずです。新たな理事による理事会が開かれたとも耳にしています。評議会の開催はされたのでしょうか?28年度の決算も公表されていません。神奈川県は社会福祉法人の運営などについて直接かかわりを持ちますので、県議会議員、二宮町議と一緒に今まで以外の動きを作り出したいと考えています。







大磯町職員の働き方改革 無理でしょ!町長の指示(その2)

 11月7日の行政幹部会議で出された町長の指示事項は5点。①時間外勤務は午後7時30分までとし、事務室は午後8時までに消灯 ②仕事量・仕事のやり方の見直し・検討 ③所属長は所属職員の勤務内容を把握及び事前の時間外勤務命令を徹底 ④時間外勤務の見える化 ⑤毎週水曜日の「ノー残業デー」、金曜日の「積極的ノー残業デー」を徹底ーこの町長指示書をもとに、政策総務部長が「職員各位」に庁内ネットで通知しました。
 内容に異議はないものの、順序が間違っていると思います。④をまず行い、②を庁内全体で行い、③と⑤が徹底できる見通しをたて、最期に①にたどり着かないと、「職員の働きやすい職場環境の実現、事務効率の向上及び健康管理を推進する」目的の達成とは逆効果になるからです。並列で書いてあると言うかもしれませんが、読み込む順序はメッセージとして相手に伝わります。
 退庁が9時、10時は当たり前といわれる今の職場で7時半までに仕事を終えようとすれば、ピッチをあげる(①能力をあげる ②適材適所の職員配置)か、今までの仕事を放棄(③政策として行わない事業を決める ④住民の求めには法的に処理しなければならないものを除き応じない)するしかありません。
 それが見えないうちに、8時消灯? すでに住民から、夜の使用が「会議」扱いのため使えなくなりそう、という声が届いています。効果が上がらないうちに住民サービスの低下など、とんでもありません!!
 時間外をなくす即効策は職員を増やすことですが、町長にその気はなさそうです。早い帰宅はいいけれど、いつまで持つか気をもむ職員は多いはず。「時間外勤務の縮減及び健康管理の推進」のために8時消灯、では土・日・祝日の出勤に即つながるでしょう。
 本当にこれでいいのか、12月議会で一般質問を行います。

2017年11月16日木曜日

大磯町職員の働き方改革 無理でしょ!非現実的な町長指示(その1)

 今日午前中行われた議会運営委員会で、議会事務局から報告された「12月議会の補正予算案の要求と回答」に委員たちは反発。「時間外手当が不足するため、年度内に必要な338.000円を要求したが、回答は半分だった」という内容です。もともと町長部局の半分しか予算をとっていない議会事務局の職員。事務量が増えているので手当が不足なら対応するのが当然です。
 「議員がサービス残業を認められるはずがない」など、議運では議会部分の補正予算は認められないことを確認しました。また、削った理由に「職員の働き方改革」も関係することが判明。午後の議員全員協議会で、時間外勤務を午後7時30分まで、事務室は8時に消灯など、町の決定(町長の指示)が報告されるか注視することになりました。
 結局町からの報告はなく、議長が「働き方改革については動きがあれば町が議会に報告することになっている。ないというのは議会軽視にあたるのではないか」と抗議、政策総務部長が議員たちの質問に答える形になりました。部長の話は・・・
◆時間外は7時30分まで、という指示は試行のつもりはないが、課題はある。
◆とりあえず8時までで帰るということ。ノー残業デーも強めにやると課題が出る。
◆町民サービスにかかわるところもあるができるところから始めようということ。
◆アンケートは遅れているが、11月中に行う。
◆町長から強い話が・・・・(書きとれず)
 町側が退席後、議員に配られた大磯町職員の働き方改革 ≪スローガン≫ ~夕食は家族とともに~ を手にして多くの議員は絶句。(一人暮らしの職員の受け止めやいかに?)とにかく帰れという内容で、少なくとも試行であるべきです。1週間は何とか持ちこたえられても、次々溜まる仕事をどうやってさばくのでしょう。行政手続法を町長はご存知ないのか?所属長の悩みを聞こうとしないのか?中学校給食同様、放置できません!!!

大磯中学校給食に来年度調査費? 課題の先送りにしかすぎません‼(その1)

 昨日の福祉文教常任委員会の閉会中の審査を傍聴しました。わかったことは「他人事体質」は相変わらず、現状認識も希薄で、言うのも辛いことですが私のイライラ感は解消されず仕舞いです。
 テレビカメラも複数台、新聞記者も大勢傍聴していました。K紙の見出しは「中学校給食巡り18年度予算案 提供方法検討へ調査費」です。記事を読むと背景がわかります。でも、私は「それでいいの?」と思います。なぜなら、何に調査が必要なのか、なぜ調査が必要なのかが不明だからです。
 給食の方式は様々です。前回、懇話会で提示されたのは「自校方式」「センター方式」「親子方式」「デリバリー方式」「業者弁当」の5タイプでした。今回もそうなると思いますが、「専門家の知識」が必要なのは「設計」です。都市計画法、建築基準法、食品衛生法など、法的にクリアしなければならないことは、神奈川県に聞けば済むことなのです。それを、来年度予算に計上する?訳がわかりません。これでは「先送り」で今の課題
「牛乳が提供されない」「弁当を持ってこられない生徒がいる」「弁当を作るのが負担」などの声に耳を傾けないことになります。
 私は来年度予算で「自校方式実現」のために調査費を計上するよう、決算の討論で求めました。提供方法検討に調査費を付けるというのは「無駄」です。まず、法的な課題を整理してから(行政でできます!町の顧問弁護士の意見も生かせます!)調査費を付けるべきです。

2017年11月8日水曜日

大磯港賑わい交流施設 条例制定に議会はどう向き合うか

 オリンピック・パラリンピックの開催年(平成32年)に向けて、老朽化した漁業協同組合の施設建て替えと合わせて、町の施設を建設する計画が進んでいます。町の施設は「賑わい創出施設」といい、「漁協施設」と一体化した建物を「賑わい交流施設」と呼びます。町の施設には、会議室や案内所を設けます。目的として、地域や来訪者の交流を図る、と町から総務建設常任委員会に今日、説明がありました。
 今まで何度も議会で質疑を行いましたが、うまくいく確信が持てませんでした。今日の説明で問題点がいよいよはっきりしたように思います。

◆建物の図面作成(設計委託)と、維持管理を合わせて行う「指定管理者」選定のため のコンサルタントへの委託業務に、約1000万円使っています。他の膨大な業務は町職員が行っています。
◆指定管理者の「応募ありき」で、それも複数が応募するように進めていますが、「ありき」は「不透明さ」を伴います。委託業者は、応募してもらうためのノウハウを民間事業者に「意向把握」をしているからです。
◆来訪者は1日1000人以上を見込んでいますが、買い物(レジ、バックヤード、商品加工スペース約200㎡)やレストラン(50席程度)に、大勢の客が来るでしょうか。駐車場の料金は変わりません。利用者に割引をするのは指定管理者の考えによります。
◆漁協と町の施設が一体となりますが、区分所有ができるのかなど不明です。指定管理者が民間分も含めて設計業務をしても法的に問題はないのかも不明です。

 一番の問題は、「民間事業者の利益のために使う施設を最初から町が税金を使って建てる」ことと考えます。事業者は建物の減価償却は考える必要がありません。町は回収する考えはないからです。利益供与につながらないのかと思うくらいです。「指定管理者制度」は、今ある建物の維持管理費の削減と、住民サービスの向上がセットになるものですが、制度となじまないと考えます。

 このような問題を抱えた施設の「設置条例」が、12月議会に提案される予定です。中学校給食は問題はおこらないと考えた議員が賛成、多数で予算がつきました。賑わい交流施設はリスク満載と思います。議会はどのような結論を出すのでしょうか。軽率な「ゴーサイン」は建物が建っている間(30年以上)影響を及ぼし続けると危惧します。
 

2017年11月7日火曜日

大磯町の中学校給食問題に欠かせない「財政問題」を語りましょう!(^^)!

 今日の中学校給食の議論でハッとさせられたことがありました。「給食により、他の教育予算が削られないか心配」という教育現場の声です。
 私はこんな心配や不安を口にしなければいけない現場を町が抱えていることを、町長は知るべきだと強く思いました。学校の備品や消耗品費が足りないことは毎年のように聞きますが、どこかの時点で「忖度」がおこり、結局無難な「予算要求」に落ち着いてしまうのです。忖度しているご本人に認識はありません。そういうものだ(枠の中でしか予算はつけられない等)と思い込まされてるからです。
 大磯町の教育委員会の評価できるところは、幼・保・小・中などの現場を訪ねて意見交換をする中で、ある程度のニーズ把握をしていることです。でも、結局のところ、無難に落ち着いてしまいます。心配はもっともなことなのです。 

デリバリー方式は自校方式の2倍経費がかかる

このことは、私の一般質問でわかったことですが私自身、驚きました。おそらく大部分の方はご存じないでしょう。自校方式にしても、親子方式にしても、事務方は指示があれば可能性や経費について調査します。「指示がない」ことが問題なのです。

教育費は増額できる

地方交付税制度によって、私たちは日本中どこに住んでも「最低社会保障」は受けられることになっています。町独自の事業は、町長の予算提案を議会が認め実施していますが、大磯町ではその額およそ13億円にもなるのです。
 町長のやる気があれば、教育予算の増額は可能です。今ある基金(貯金)の一部と国の補助金(1/2)で、借金なしでも調理場は建設可能です。ただし、町長が他の事に使いたいと思えばできません。町長しか予算を編成し、議案にする権限は持っていないからです。町長、変えますか?

財政白書づくり、しませんか

財政を語ると、いろいろなことが見えてきます。町の財政白書づくりをみなさんとご一緒に進めたいと考えています。具体的になったら、お知らせします。


大磯中学校給食懇話会 町長・教委の認識不詳にイライラ感

 懇話会の傍聴に行きました。まず、傍聴に来ていた新聞記者たちが「資料は渡せないというのはおかしい」「公開なのに録音も写真を撮ることはできないのも納得できない」と、事務局側とけんか腰の押し問答。連絡は10時半開始のはずが、委員たちは9時半に集まっていて、何をしていたのかも不明な中で「写真撮影、録音は冒頭会長に諮る」と言うものだからますます訳がわからない状況に。結局15分以上遅れて議論が始まりました。(改めて「公開とは」の定義の議論が必要と感じました)短くまとめるのは難しいのですが…
 議題は3点、(1)の7月実施の生徒・保護者・教員「アンケートの集計結果」については、今までの実施結果とほとんど変わらなく映りました。(2)の「今後のあり方について」は、まず学校現場から「子どもたちは穏やかに食べている」とどの教員からも報告がありました。「穏やか」より、「楽しそう」の方が合っているのでは?と思います。「始め方に抵抗感があったのでは」「自校方式を望む声が大きい。前回の懇話会もゆくゆくは自校方式、だったが、なぜ議論を進めなかったのか」「町、教委としていつまでにどうなるか、今どうしているのか見えない。提示してほしい」「自校方式の費用がでているが、実現可能なのか知りたい」など、進め方への疑問や反省を促す意見が多く出されました。(3)の「当面の給食について」は、以前行っていた「パン販売」の話が出ましたが、生徒のお金を先生が預かり、時間になると職員室に行って受け取り買うために、いっせいに食べ始められない難点が指摘されました。また、「いろいろある課題を出して、課題の課題クリア」の必要性が強調されました。
 まとめは「今日の内容を教委の事務方で整理とまとめをし、次回に繋げていくていく」。次回を待たずにPTAなどへの個別対応も並行して進めることも確認されました。
 町長や教育委員会の問題意識が示されないため、緊急対策(弁当を持ってこられない・牛乳給食がストップしている等)まで手がとどかないこと。案(計画)を提示し、議論を深めてもらえばスピードアップできるのに、と傍聴していてイライラ感がつのりました。
 11月15日午前9時30分から福祉文教常任委員会で審査します。こちらも傍聴したうえで、12月議会で一般質問をするかどうかを決めたいと思います。
 

2017年11月6日月曜日

大磯中学校給食 「懇話会」を7日に開催予定

 「休止」状態が続く大磯町の中学校給食。前回、その深刻さをお伝えしましたが、休止からすでに3週間が経過しています。
 当初、懇話会ではデリバリー契約が終わった後の方針を話し合う予定でしたが、この事態を受けてどのように議論を進めていくのか、注目しています。町と教育委員会の立場が鮮明になると考えています。私は当然すぐに着手すべき現在の状況改善と、中長期的な対策を並行して議論する必要があると思っています。
 明日10時半12時まで、国府支所2階です。傍聴は10名ほどとされます。時間不足が心配ですが、傍聴してこのブログでお知らせします☺

2017年11月4日土曜日

9条改憲NO!改憲発議STOP! 国会周辺でも、大磯でも

 久々のブログアップです・・・。総選挙後すぐに福島第1、第2原発の現地視察に2日、続いて議会の総務建設常任委員会の視察で2日間広島県に行き、整理がつかないまま時間だけがたってしまいました。
 嵐のような解散・総選挙の結果、与党と改憲勢力が3分の2をまたもや占める結果になりました。でも、市民と野党の共闘の風は吹き続けています。昨日国会周辺に4万人、大阪で2万人など、全国各地で大勢のが集まり、改憲を許さないことを確認し合いました。
 ここ大磯でも、「アベ政治を許さない」人々がいつも通り集まり、「国民投票になることも視野に、活動を強める」ことを話し合いました。情報を交換し合う場所にもなっていて、映画や講演会、それぞれが考えたことを文章にして交流しています。一部をご紹介すると・・・

映画「ハンナ・アーレント」ナチス戦犯A.アイヒマンの〈悪の凡庸さ〉を主張し続けたドイツ系ユダヤ人女性の人生を描いた作品は12月2日(土)茅ケ崎市コミュニティーホールで午前・午後の2回上映されます。
●明治150年は、戦前回帰のひとつのあらわれ、とする方も。
●今回の総選挙の結果は、マスコミの報道によるものが大きい。特にNHKの誘導には厳しくもの申さないといけない。
●9条の大切さを広めるためのいいミニパンフがあります!!等々。

 知恵の限りをつくして、武力による解決を求めてはならないことを伝えていきます。
 

 
 
  

2017年10月22日日曜日

大磯中学校給食休止の深刻さ 弁当が持ってこられない((+_+))

 中学校給食の話で、新たな衝撃…それは「うちの子は、どうしても食べられなくて痩せてしまった」という事実。そんな声を紹介したら「うちの孫の友だちも痩せたと聞いた。それは本当の話」という方も((+_+))
 昨日は両中学校の文化祭を見てきました。生徒たちは「昼食が楽しみ」と笑顔の一方で、「弁当を持ってこられない生徒がいる」と先生方は顔を曇らせます。これは、導入以前にもわかっていたことです。生活が困難な家庭には「給食費」の負担が軽減されますが、「休止」状態では弁当は家庭の負担になってしまいます。
 「ミルク給食」も止まってしまっています。牛乳(パック)をエンゼルフーズに給食として一緒に頼んでいたためですが、何とかすべきです。
 「愛情弁当が一番」と言うのはたやすい。でも、「作りたくても作っていられない」家庭があるのも事実です。そのような家族に「働き方を変えたらよい」などとは言えません。
 「人は時と場所とDNAを選んで生まれることはできない」。これが私の福祉・教育に対する信条です。足りない部分を補い合えるのが「ヒト」という社会的動物、もっと言えば不足を充足させるのが「税金(富)の再配分」、税金の額の決め方と使い方でしょう。
 一昨日は平塚土木事務所に行き、直近の「建築基準法」「都市計画法」について詳細を聞いてきました。自校方式、親子方式、センター方式(一番ハードルが高そう)ともに制度上は可能であることを確認してきました。
 今の最大の課題は「すべての生徒が昼食を食べることができるようにすること」です!!!

2017年10月20日金曜日

戦争する国にはしない 神奈川15区で野党統一候補を応援

 今日午後平塚駅頭で、野党統一候補の社民党・佐々木克己氏を「市民と野党の共闘」の立場で集まった大勢の方たちと一緒に、支持の訴えをしてきました。
 佐々木候補は高校教員を長く勤めた経験から、右傾化する情勢に危機感を感じ「教え子を戦場に送らない」ために、立候補を決意された方です。私の同窓生にも教員がたくさんいて、「一緒に応援できてよかったね」と話しています。
 平塚市議4名、二宮町議4名、大磯町議3名も次々にマイクを握り、応援のアピールをしました。
 有事法制から始まって、国民保護法(有事の際には財産を提供)、マイナンバー法(国民総背番号・財産も健康状態も紐づけされる)、秘密保護法(秘密に触れると罪になる・でも何が秘密かわからない)安保法(戦争法・米軍と一体化が可能に)、共謀罪(話し合っただけで罪になる)そして改憲・・・・・危機はもう足元に迫っています
 選挙戦はあと一日、15区の有権者の皆さん!佐々木さんを国会に、比例は日本共産党をよろしく!!志位和夫、はたの君枝、さいとう和子さんを送り出してください!

2017年10月19日木曜日

ヤメて!不思議の国「ニッポン」どうして与党で2/3議席に?

 「アベ政治を許さない」面々が口々に言う「どうして安倍自民党が議席の過半数や3分の2をうかがう、なんてことになるの??」。大きく、深い闇のようなナゾです。私はなんとなく疑問や不安があっても「とりあえず…」と与党に投票する国民が多いのでは、と感じます。
 内閣支持率は下がっているのに「堅調」と出るのは「小選挙区」制度があってこそ。この制度が原因で政治家が堕落した、という考えに私は賛成です。森友・加計はおかしい、アベノミクス効果は実感できない、戦争はしてはならない、こうした思いは自民党に投票する方の大多数が持っておられるのでは、と思います。でも、それでも投票先は自公与党へ?!?
 国民保護法の施行以来、日本という国は戦前時代にひた走ってきました。最後のとりでの「人権」は「共謀罪」成立で無いに等しくなってしまいました。憲法違反は明らかです。最後のしあげは憲法を変えること。
 私の世代は学校で憲法と言えば「全ての法律の頂点におかれるもの」と教わりました。戦争法(安保法)の議論の中で「国家の権力をしばるもの」という「そもそも立憲とは」の解釈が示され、合点がいきました。どんな制度にあっても暴走停止装置の「監視機能」は不可欠です。
 戦争や紛争、自爆テロ、銃の乱射で命を落とす人が絶えません。残された人は武器がなければ…と思うでしょう。武器は抑止力、だから平和のために必要、という漠然とした認識は危険だと私は思います。アメリカの銃社会で銃を持っていれば護身できると思ってもできません。いつも緊張をしいられる生活は嫌ですね。
 希望の党も改憲勢力です。それぞれの党の改定点はわかりませんが、自衛隊を「軍隊」にするのは必至と考えなければなりません。徴兵制の話をある方としたら、「あってはならないが、万が一の場合は徴兵はぼくら75歳以上に。若い人の血を流させるわけにはいかない。軍隊を持ちたい女性も男性も、ぼくは『吸血鬼』と呼びます。若い血がほしいのだから。」と。寒気がしました。
 戦争をする国にしてはならない、その前に「原発」はゼロに。2時間の電源喪失でメルトダウンするそうです。日本を壊滅させるには核爆弾はいらない、という怖ろしい現実もあります。
 22日は投票日。立ち止まって考えていただきたい。訴えられるだけ訴え続けます。

 

2017年10月16日月曜日

大磯中学校給食 委託業者と契約解除はしていない!

 今日、16日からはエンゼルフーズの意向を受け、デリバリー給食は「休止」されました。全員が弁当持ちで、とりあえず混乱はなかったようです。
 議員全員協議会で、町長と教育長からの説明の後、保護者や大勢のメディア関係者が傍聴する中、2時間近くの質疑がありました。わかったことは・・・・
●業者から「13日以降、調理配送は困難」の話があったのは10日(保護者説明会の前日) ●新たな業者、町内で分散して発注する方法を探しているが、まだ見つかっていない ●「休止」であって、契約解除とはなっていない ●業者との協議の内容は双方が弁護士をたてているので言えない ●町は契約解除の方向で考えている ●11日開催の参加保護者は大磯中学校86人、国府中学校37人 ●自校方式、親子方式、センター方式など保護者から提案があった。参考にしていきたい ●業者の出した文書の扱いも弁護士に任せてあるので言えない ●アンケートなどの意見を集約、「懇話会」をすぐに立ち上げ、12月議会までにある程度煮詰めたい・・・などでした。
議会からは ●報告の項目にも上げないのは問題 ●11日に町長が謝罪しなかったことは遺憾に思う ●一刻も早い解決を、できることからすべき ●牛乳をやめてしまったのは問題 ●ランチボックスは回収すべきでは、などたくさんの意見がありました。
 私としては
●業者との契約解除ができない(やめたくてもやめられない!?)特段の理由があるのか。ここに至っても不明なのが理解しがたい ●3年以上の債務負担行為を議会が止めていればよかったと受け止められる町長の発言。まだ理解できてない ●ある議員の「コンビニ弁当の方が価格的にもよい」との発言に対し、「食育」を推進した町長が塩分、油分、添加物について何も言わなかったことにもがっかりしました。
 議会の福祉文教常任委員会で閉会中の審査に期待します。(私は委員外ですが)

2017年10月12日木曜日

大磯町立中学校給食の「休止」が正式でした(委託業者の意向で!)

 昨晩から情報を集めるのに苦労しています。夕方5時近く、議会事務局に行ったら10月12日付の記者発表資料が議員のボックスに入っていました。同時刻には読売新聞の夕刊に記事が掲載されていることがわかりましたが、事務局に届いたのは4時半ごろのようです。
 いつ、どこで、何が起きて、何がどう決まったのかは全員協議会で聞くしかありませんが、とりあえず記者発表資料の全文をご紹介します。

大磯町立中学校給食の休止について

大磯町立中学校給食につきましては、これまで献立の改善や委託事業者への指導等により継続に努めてまいりました。しかし一連の報道を受け、委託事業者から調理配送事業の継続が困難であるとの意向が示されたため、平成29年10月13日(金)の調理配送分をもって休止とすることになりました。
 また、給食の継続を希望する多くのご家庭のため、代わりとなる事業者を探していますが、現時点で新たな事業者は見つかっておりません。したがって、昨日開催した保護者説明会において、10月16日(月)以降の弁当持参について各保護者にお願いをしております。
 今後の中学校給食の対応につきましては、保護者や学校の代表等による「大磯町立中学校給食に関する懇話会」からの意見や今回の反省等をふまえ、教育委員会としての方針を定めてまいります。               以上 (担当・学校教育課長)

大磯町中学校給食いきなり中止! 一刻も早い再開を!!

 昨晩、中学校給食について保護者説明会がありました。保護者対象ということで、残念ながら傍聴できなかったので、今教育委員会事務局に内容を確認しました。
 端的に言うと、給食は13日まで。来週から「中止」、その後は「考え中」だそうです。いきなり中止?とおもいましたが、教委の考え方はそういうことなのですね。来週から「全ての生徒がお弁当を持ってくる」時代に逆戻りします。
 「給食」は必要です。町内業者に分散して委託する、パンの販売をするなど、今後の方針が「懇話会」や「教育委員会」決まるまでの方策を、一刻も早く具体化すべきです。私は「自校方式」しかないと思っています。中学校分を小学校で作る「親子方式」は建築基準法、都市計画法で調理室から外にだす場合は「工場扱い」のため、今までは大磯町の場合はできませんでしたが、最近法の読み取りが変わり可能になったので、選択の一つになりました。
 「懇話会」の開催も遅れています。こちらの再開も待たれています。16日には議員全員協議会が開かれますので、教育委員会からどんな報告があるのかを待って、皆さんにお知らせします。☺
※青字部分は書き加えました。

2017年10月8日日曜日

大磯町中学校給食 業者契約の扱いだけでなく選択肢を広げて

 教育委員会は10月中に今の業者との契約をどうするか、結論を出すと言います。10月は家庭から持っていく弁当とスクールランチを選択できるようになっていて、弁当持参は65%です。愛川町とほぼ同じです。愛川町でも喫食数(申し込み、食する数)は導入当初より、10%ほど落ちていると聞きます。理由は冷たくておいしくないからだそうです。愛川町の共産党議員団は、自校方式か親子方式にするよう町長に求め、今年度調査費が予算計上されました。
 冷やさなければいけないのは、250食以上が対象となる「大量調理衛生管理マニュアル」によるもの。エンゼルフーズが選定されたときの資料によると「真空急冷機」をつかうことになっています。高熱で調理された食べ物を時間に間に合うように冷やすには、急激に冷やす必要があります。(工場から大磯まで片道35キロあります)
 真空にすると、抜けるのは水分です。だから、私が試食したクリームシチューのじゃがいもと人参が冷凍食品のような食感だったのではないかと思います。抜けた水分は撹拌しないといけないはず。そうすると見た目も悪くなるし、食感も違ってきます。栄養士の頑張りにも限界があることを認めよ、と6月議会で指摘したのですが、教育委員会でどんな話になっているのか気になります。

自校か親子方式実現までの間、弁当を町内業者に発注できないか

弁当の必要数は280食と考えられます。弁当ををつくることができる厨房をもつ町内の店舗などがあるはずです。分散して計画的に注文することは可能と思います。どこまで栄養士がたてたメニューに忠実につくることができるかは相談する必要がありますが。
自校方式に加え、親子方式も可能に
 前回の「懇話会」当時、建築基準法の壁があり、小学校で中学校分も調理する親子方式はできませんでしたが、今は解釈が変わり調理室の扱いを柔軟にするよう国が「通知」をだしています。こちらも選択肢に加えて議論を進めることが求められます。

2017年10月7日土曜日

日本共産党 神奈川15区 社民党佐々木克己氏に候補者一本化

 共産党は沼上常夫さんを予定候補に擁立、政策を訴えてきましたが、市民と野党の共闘を進めるために今回は下りることになりました。
 小選挙区は社民党、高校教員だった佐々木克己予定候補を沼上さんに代わって支持します。
 比例代表候補の名簿登載順位で、南関東ブロックは志位和夫・はたの君枝・さいとう和子・岡崎ゆたかの順の合計8名を予定しています。
 初めての経験ですが、自公と補完勢力に負けないようにがんばります。
 それにしても、この大義なき解散で使われる国家予算の総額は600億円といわれる税金の使い方に腹が立ちます。

歓喜!!核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)ノーベル平和賞

核兵器禁止条約を批准するように、自公政権に求めましょう。今度の選挙政策に加える項目になるといいと思います。

大磯中﨑町長 公用車で3年連続花見に!!

 町民から「町長さん、随分町外に出かけるんですね…」と声をかけられたのは1年ほど前のこと。ホームページで公表されている「町長の動向」のチェックに加えて、公用車の「運転日報」を情報公開で得て、突合せを始めました。公用車を使うのは当然ながら公務を行うためです。よく見ると、これが公務?と思えるものがあったので、6月議会で「公務の定義」を確認しました。端的に言えば、町の代表として町のためになることを行う、ということです。

 運転日報で行き先が書かれていても、動向には書かれていないことがあることがわかりました。次に、町長が単独で公務を行っているのかが気になり、職員が随行しているか調べるために「旅行命令簿」を情報公開しました。単独で自由民主党本部に出かけていることもわかりました。氷山の一角を紹介します。

●公用車は公務の時に使います ●運転手は正規の職員です ●休日の運行もとても多く、休日出勤手当を払ったうえ、町長が所用を足している間は待機しています。もちろんガソリン代も払っています ●平成28年4月9日(土)の行き先は、役場隣接の保健センターと鎌倉大仏のある高徳院。役場を出たのは9時20分、帰りは午後5時25分。走行距離は65km (27、29年も花見の会に参加)
町の関係者からの誘いであっても、町の話が話題になったとしても、公務として認める町民はいないと思います。交通手段は自分で確保・・・が当然でしょう。

2017年9月30日土曜日

総選挙 自公と野望勢力に負けられない!(^^)!

 森友・加計隠し、仕事放棄のまさかの解散。民主・野田首相(当時)の逆ギレ解散を思い出します。国民生活、外交問題はそっちのけ。おまけに足元を揺さぶられた有象無象議員たちが勝ち馬に乗ろうと、情けない事態になっています。
 「政治には期待しない」国民がまた増えるのでは、と思われますが、保身・利権がらみの政治家たちを喜ばせるだけです。すっきり、はっきり、くっきり、の訴えをしたいです。
 2年前の参議院選挙で広がった「4野党共闘」が、民進党の背信行為で崩れてしまいました。日本共産党は野党共闘の原点、安保法制廃止で社民党と候補者1本化。ここ神奈川15区は、沼上予定候補が降りて、社民党の佐々木克己氏を応援することになりました!!初めての経験ですが、河野太郎氏の退場目指してがんばります!!応援よろしく!!!(^^)!

一番懸念するストーリーは・・・

安保法制容認、改憲推進の日本会議の小池百合子氏率いる希望の党と自公が大連立を組んだらどうなるか、考えなくてはなりません。ふたを開けたら改憲勢力3分の2!?怖ろしいことです。
 北朝鮮とは話し合いの場を持たないと、トランプ大統領との言い争いの果てに、まず「厚木基地の米軍第一軍団司令部を攻撃」などといった手段につながりかねないと私は考えます。武力で物事を解決することはできません。必ず尾を引きます。泥沼に陥るだけです。義理のフランス人の息子が、「自爆テロは仏語でカミカゼ」と。
 平和憲法9条を守りましょう!!(^^)!
 

2017年9月29日金曜日

NCR跡地の最新情報 何もわかりません"(-""-)"

 昨日、パネル撤去の関係で平塚土木事務所に行き、4部署に手続きの有無を確かめましたが届出等は何もありませんでした。町の都市計画課にも、まちづくり条例の手続きを始め何も出されていません。
 情報公開で得た公有地の拡大の推進に関する法律に基づく「土地有償譲渡届出書」には、譲り渡そうとする者はP社で、相手方の名前は黒塗り。28年6月28日と29年7月28日付で町が受け取っています。わからないのは、2件の間に挟まれて出された29年6月20日付の届出書で、譲り渡そうとする者と相手方両方の社名?が黒塗りになっています。地積は少し減っています。今日現在、大磯町は「参加差押」をしています。町がこの土地を買い受ける計画はないため、その旨県知事に伝えていると思います。
 今まで、敷地の中が見えないことが多かった(解体時も)ので、気付いた町民の皆さんから「何か始まるの?」と質問を受けます。「全くわかりません」と答えるしかありません。パネルの撤去で「商業施設計画」の看板もなくなっています。
 町民としては、「PCB汚染土の撤去」「税金の納付」「町民が歓迎する土地利用」を今まで同様求めたいと思います。

大磯中学校給食速報 議会は28年度一般会計の決算を不認定 町長らの謝罪を決議

 今日は9月定例会の最終日、3件の陳情審査の委員長報告に続いて決算特別委員会の委員長報告があり、採決が行われました。一般会計の賛成は2名のみで、認定は否決されました。
 続いて、「中学生が安心して昼食を食べることができる環境整備を求める決議」を審査。趣旨は残食率の高さに加え、84件の異物混入がマスコミ報道で全国的に広がったため、生徒たちの健康や生活環境の影響が懸念される。 ①町長は教育委員会と一体となり、一刻も早く環境を整えること。 ②町長は深く反省し町民に謝罪すること を求めました。
 反対3名、賛成10名で可決しました。私は「事態を収束させるために必要な決議。今回の全国規模での報道に至ったのは、デリバリー方式のスクールランチ実施直後からあった生徒、祖父母も含めた保護者、議会の指摘に真摯に向き合わず、見るべき改善が行われなかったことに加え、異物混入に甘く、ほとんど放置してきたことが原因。本会議場での謝罪だけでなく、両中学校に出向き、生徒、保護者、学校関係者に謝罪、町広報、ホームページでも行うことを求める」と賛成討論をしました。
 10月2日に予定されていた「懇話会」は延期。教育委員会では10月中に結論を出すそうですので、注視していきます。
 

2017年9月28日木曜日

NCR跡地を囲っていたパネルが撤去された

 昨日暗くなってから、キャットフードを買いに高麗の店舗に行ってびっくり!真っ白な2m以上ある金属板がごく一部を除いて撤去されていました。中にはコンテナかプレハブ様の建物と思しきものが見えます。
 これから行政に手続きがあったかどうか、確認に行きます。

大磯町中学校給食 10月中に結論を出すことに

 昨日の議員全員協議会の冒頭、町長から「9月19日の臨時全協、22日の決算特別委員会と迷惑をかけたことをお詫びする。早急な解決を図る。一番子どもたち、保護者に多大な迷惑をかけている。」とあいさつがありました。
 教育長からは「26日、教育委員会定例会で(非公開で)話し合った。業者変更については弁護士と相談中。安全確保のために職員が毎日工場に行き最終チェックをしている。30~40%の生徒が給食を希望している。心のケアはスクールカウンセラーなどが当たる。学校で保護者説明会があった。学校からは子どもたちはあまり(殆ど)変わらない様子、保護者からは家庭弁当持参の急な変更に戸惑いがあった。避けてほしい、給食費の清算はどうするのか、などの意見があったと聞く。」と報告がありました。※非公開にする必要性は感じられません。なぜ?町長の考えとすり合わせをしたのでしょうか?

 私を含め、8人の議員が1時間にわたり次々に質問、わかったことは・・・
Q. 今の弁当持参の状況は? A.ランチ35%、弁当65% Q.なぜ保護者説明会に教委が出なかったのか A.当初から出席はなしで、ということだった。校長、PTA会長からいわれた ※これについては情報が錯綜。保護者の認識と逆です。Q. 契約について弁護士に相談中というが、こちらの考えを示し契約だとどうなるかを聞くべきでは A.考えたい Q.教育委員会で検討というが、いつまでにまとめるのか A.10月31日までに結論を出したい Q.家庭弁当持参可能にと議会が提案したが、お知らせは教委の責任と考えてよいのか A.そうである Q.大磯町の方法を批判する業者の文書はどうなったのか A.訂正、お詫びの文書を持参したが書面に不備があるので受け取っていない Q.10月2日の「懇話会」は開催するのか A.延期する などでした。
 明日の議会最終日には町長らの謝罪を促す決議を提出する予定になっています。

2017年9月27日水曜日

東海大「買い取った大磯町の土地は違約金を払うので買い戻して」って?

 中﨑大磯町長が東海大大磯病院長時代、当時(平成16年)あまり普及していなかった3次元の画像で病気を見つけ出す「PET」を導入、合わせて老朽化している病棟建て替えの「整備計画」をたてました。隣接するゲートボール場を無償で貸してもらえなければ「移転を考える」とはったりとも受け取れる文書を書いたのは当の中﨑氏。私が移転➡廃院であることを指摘し、移転の話は立ち消えた経緯があります。

違約金を払うので町が買い戻してほしいと大学側

 その後、町はゲートボール場同様隣接する月京幼稚園をわざわざ移転して、合計7600㎡を鑑定評価2社の安い価格約4億5000万円で売却しました。平成22年3月のことです。
 土地の売買契約を読み込むと、10年以内に計画が実行できない時には ①大学から違約金を受け取り町が買い戻す ②違約金を受け取り、買い戻さない ③違約金を受け取り、期間を延長、整備する ④違約金を受け取らず、期間を延長、整備する の4通りが考えられると町は言っています。ちなみに違約金は売買代金の3割です。

大磯病院整備計画断念といわれても・・・

今更と思うのは…町立幼稚園の移転で必要な土地の買収と建設は売却代金でまかなえたものの、費やした保護者や担当者の負担は相当なものでした。いったい何だったのかと言いたくなります。
 悔しいのは学校プールの建設です。近くにあった生沢プールが老朽化で廃止されたため、水泳の授業のためにバスを借り上げ、海水浴場近くの町営プールで授業をしていました。夏休みも近くにプールが無いので、町民みんなが苦労していました。土地計画法の縛りがあり、結局小学校グラウンドにプール建設を余儀なくされ、私も苦渋の決断をしました。
 不思議なのは、病院関係者の駐車場として目いっぱい使っている土地を売った場合の駐車場の確保です。付近には空き地はみあたりません。大磯病院の存続問題が出ないか心配です。この病院側の意向を聞いたときは中﨑町長一人だった可能性があります。職員の旅行命令簿がないからです。いったいどうなっているのでしょう。町にとってこの土地はもはや必要ありません。答は12月議会で求めます。
 

2017年9月26日火曜日

信じられない!大磯中学校給食の教委対応

 昨日、今日と両中学校で保護者対象に中学校給食の説明会があったと聞きました。分かったことは、教育委員会の出席がなかったことです。
 教委と町の幹部は、説明会の事を「聞いていない」と言いますが、学校側から聞こえるのは「依頼したが参加せず」です。
 どちらが正しいのか、明日午後1時半から開かれる「議員全員協議会」で明らかにします。
 もう一つ、とんでもない情報が。今日開催の「教育委員会定例会」の最後の議題に中学校給食というのがありました。内容は明日誰かから聞こうと、傍聴に行きませんでしたが、なんと傍聴を断り非公開で行ったというのです。
 明日の全協は大荒れの予感がします。また結果をお知らせします。今日夕方の6時半現在、議会事務局に資料は届いていないそうです。どこまでも他人事?ひどい話です。

2017年9月22日金曜日

大磯町議会 決算特別委員会は中学校給食問題で一般会計を「不認定」に

 先ほど、4日間の決算審査が終わりました。8人いる委員(私は委員外なので傍聴)のうち、委員長を除いた7人中5人が一般会計の認定に反対しました。
 主な理由は中学校給食問題です。今日の審査でマスコミ報道以外のあらたな事実は特に出ませんでした。逆に、なぜ議会に報告してこなかったのか、批判が相次ぎました。食材の発注事務も栄養士が行っていることを確認、一人体制にしておくことの問題をあらためて強く感じました。ブラックな働き方をさせている大磯町の責任者、中﨑町長の政治姿勢が問われます。

 教育委員会事務局の職員はほとんど全員が電話対応をしていて、通常の業務が滞っている事態がおきています。町として考えなければなりません。一昨日の記者会見の生ぬるさが尾を引いています。説得力のある内容とは程遠いどころか、「業者の味方なのか」という厳しい意見が連日届いているといいます。

 最終日の29日に私も反対の討論をします。反対の理由は中学校給食だけではありません。ムダなハコモノ建設(リサイクルセンター)や、交通量の少ない道路の拡張工事、町長の公用車の不適切運行、職員にサービス残業をさせていることなどを述べます。

 今日は中学校に伺い、汁物(スープカレー)を「いいにおい」と言いながら教室に運ぶ生徒たちに会ってきました。一方で、あるクラスは2セットあるスクールランチの1セットを配膳室に取りに来ませんでした。「教室に運ぶ必要がないから」だそうです。"(-""-)"

2017年9月21日木曜日

NCR跡地に動きあり

 平成28年度決算資料で見つけた「土地有償譲渡届出書」。いわゆる「公拡法」による届け出です。情報公開をかけました。国道からは、コンテナボックスが8個並べられているのが見えます。
 まちづくり条例の届け出はありません。他の情報はありませんが、注視していきます。

大磯中学校給食 町長コメントに危機意識なし

 昨日、町長・教育長ら事務局幹部が、昼過ぎから記者発表を行いました。役場の駐車場にはかなりの数のテレビ局の車両が並び、そのうちの1台は中継用アンテナを高くあげるなど物々しい雰囲気でした。12時20分から始まりましたが、1時まで続いていたようです。
 議会が終わって帰宅後、テレビをつけたらちょうど町長の発表の様子を見ることができました。お詫びから始まって「残念に思います」で一区切りでしたが、何が「残念」なのかの前置きはありません。ここに危機意識のなさが表れていると思います。心配する声に正面から向き合う気概は感じられず、「当事者よりもマスコミの方が重大性に着目していると思いました」と報道を見た町民からも声が届きました。

昨日の弁当持参率は約6割

弁当を特に理由があって持参している家庭は4.7%でした。「当面の間の対応」として、「家庭からの弁当の持参については、柔軟に対応してまいります。」と教育長名で保護者にお知らせが出されました。「柔軟」とは?と保護者から聞かれたので、「持ってくる理由は特に聞かないということではないでしょうか。」と答えました。
 250食以上が対象の「大量調理衛生管理マニュアル」で調理・配送するため、冷ます必要があります。6月の質問でも「おいしくするにも限界があることを認める」ように求めましたが、理解いただけませんでした。
 10月に行われる「懇話会」でどのような議論になるのか、注目していきます。
 

大磯町中学校給食 業者のとんでもない文書が明らかに

 昨日の町長らの記者会見は後程書きます。昨夜、隣町の共産党の議員から「鈴木さん、こういう手紙が業者(大磯と同じ)が納品している幼稚園の保護者に出されていたということです。」とメールが届きました。
 「お客様各位」で始まる9月19日付の文書(社長名)は「平素は格別のご高配を賜りまして…」「この度の報道において、ご心配をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。」から始まり、大磯町中学校給食は町の栄養士さんの指示通りに調理しておます(間違いありません)と続きます。
 「他の自治体の中学校給食のように選択制であれば、食べなくなければ注文しなければいいで済んだ話だったのですが、半ば強制的に始まった全員給食ですので、当然給食開始当初から反対派の声も多く、一年半経った今、反対派からのリークによってこのような騒ぎになってしまいました」には本当に驚きました。「全体の製造食数3%~10%の食数である1校にのみ100件の異物混入は、製造比率からみてもおかしいと考えざるを得ません」とも。(間違いがあります)
 大磯町で起きている問題の「評価」を納入業者の立場でコメントすること自体理解できません。重大なのは「給食」への理解不足と指摘せざるを得ません。
 給食の意義を理解しない業者とは即刻契約解除を前提に協議に入るべきと、町側に伝えに行きます。尚、会社で働く皆さんへの影響が無いようにしていかなければならないのは大切と考えます(業者名を削除、最後の一文はアップ3時間後に変更しました)

2017年9月19日火曜日

大磯中学校給食 明日は家庭弁当O.K.に!!

 今日は決算特別委員会でしたが、冒頭から大荒れでした。議長が給食の件で委員会終了後、臨時の議会全員協議会を開くと話したところ、「全協が先だ!」となりました。町長、教育長が発言する機会もあったのに、それもしない・・・事態の認識の甘さに、呆れました。
 議会に報告の無かった「異物混入リスト」を出させると同時に、「明日からの給食をどうするのか」町側に聞くことになりました。
 教育長は「昨日臨時の教育委員会を開き、対応を2時間半かけて協議した。10月2日に懇話会があるので、その時に協議したい。明日は豚汁を初めて出す。予定通り行う」と説明。議員たちは反発、「配送が遅れた謝罪文は文書の体をなしていない。こんなものがネット上に公開されているのは許せない」「町長と教育委員会の事務方が今年3月23日にエンゼルフーズの社長を呼び、話をしていたというが、その後も異物が見られる」「契約解除も考えるべき」など、厳しい意見が相次ぎました。
 結局、「明日から生徒たちが安心して気持ちよく食べられる給食が提供される保障は感じられない。町側の対応は納得できない」ということになり、私は残食対応(食べられない)と異物混入について信頼関係を取り戻すためにも「明日以降について、今日は緊急連絡網で家庭弁当も持参できるよう選択肢をつくるべき。申し入れをしよう」と提案。議会はこの件について教育長、教育部長と協議、「明日のスクールランチは通常通り提供しますが、ご家庭の判断で持参弁当も可能とします」というメールが回ることになりました。
 明後日以降の対応については、明日教育委員会の文書が生徒・保護者に渡ることになっていますので、よく読み込み、対応を考えていきます。
やっと前に進み始めたようです。手を抜かずに進めなくては。

2017年9月17日日曜日

大磯町の中学校給食を考え抜く

 大磯中学校PTAは木・金・土の3日連続で残食の計量をしたとお聞きしました。昨日の様子を見に伺いました。PTAの皆さんが手際よくコンテナごと体重計にのせて計っていて、生徒たちも慣れた様子で協力していました。
 昨日の残量はいつもより少ないように感じました。戻ってきたコンテナの中のランチボックスをいくつか開けてわかったことです。もちろん私の感覚で正確ではありませんが、メニューと残食、材料費の関係がにわかに気になってきました。6月の一般質問で、なぜ教育委員会の残食率とPTAの計量結果に大きな開きがあるのか質問したところ、「計り方が違うからだと思われます。」の答弁が。到底納得できません。

なぜ残すのか

「なぜ食べないのか(ほとんど手を付けない生徒がいる)」「なぜ残すのか」「なぜ完食するのか」・・・謎を解くにはもっと情報が必要です。そこで考えました。
●教育委員会は残食の計量を業者に毎日計量させること。PTAの計り方の違いを説明すること  ●生徒に「なぜ残すのか」をじっくり聞くこと。味や見た目だけではない理由があるかもしれません ●PTA、教委が残食を調べた時のメニュー、塩分量、食材と費用を調べ、残食とメニュー(食材含め)の相関関係が成り立つか調べる ●デリバリー方式の物理的(法律を含め)限界を明確にすること等・・・以上は今のデリバリー方式の改善策を考える上で考え抜きたいと思います。加えて大阪・橋本デリバリー給食破たん後の様子も。

「自校方式」の実現のために

●親子方式(小学校で中学校分をつくり、配送する)が可能か調べる ●昼休みが短くなるのか、先生の労働時間との関係はどうか調べる(日本共産党川崎市議団のレポートでは、工夫もあり思ったより配膳時間がかからなかったとあります) ●法的規制(主に都市計画法、建築基準法)を徹底して調べる  ●経費を調べる(財源はあります。補助申請も早めに行い補助率どおり50%受ける術を編み出す) ●調査、設計、工事にどのくらい時間がかかるか調べる等・・・教委の「懇話会」の進め方では遅すぎます。積極的にデータを示して迫りたいと思います。


2017年9月16日土曜日

大磯の中学校給食 「恥ですよ」の意味を考えましょう

 中学校のスクールランチはかなりの回数、複数のメディアで報道されているようです。私は14日夜のTBSしか見ていないのでわかりません・・・町民も関心があって、反応も意見もさまざまです。
 その中に「恥ですよ」という声がかなりあります。実態が「恥」なのか、マスコミに取り上げられることが「恥」なのか、前後の文脈から想像するしかないのですが、意味をよく考えたいと思います。
 私はスクールランチが始まった直後から何回もブログに問題点をアップ、議会でも一般質問や予決算審査で取り上げてきました。それでもなかなか改善されなかったことは事実です。献立の工夫と、毎日牛乳だったのが週に一度はジョアになったことは別にして。
 恥ずかしいとは思いませんが「情けない」というのが私の率直な気持ちです。もっと早く改善されていれば報道されることもなかったでしょう。こんなにお金をかけて(保護者負担と税金分)こんな状況を放置できません。まさに「ムダ遣い」になるからです。
 町長の公約から始まったスクールランチ。私は町長の政治判断が求められていると思います。自校式の調理室をたてる財源は町にありますよ!!だいじょうぶ!!!
 

風花会は恒道会から撤退 なるか運営改善

 12日の一般質問では私も含めて3議員が質問しました。隣の二宮町にも施設があるので、二宮町議会でも2名の議員が取り上げました。県議会でも地元選出の県議が質問等されています。
 社会福祉法と大磯町にある特養(2カ所150床・空きベッドは解消されず)は神奈川県が担当し、介護保険法の地域密着型施設のチェックと介護報酬の支払いは大磯町の仕事です。
分かったことは・・・
●法人監査は県が続行中 ●6月には公表されるはずの決算は未公表 ●職員の給料遅延がおきた原因は通帳・印鑑が風花会に渡っていたため ●賃料や出入り業者の支払いが滞っている ●複数の施設の食費などが渡されない事態がおきた ●理事は全員辞職。次の理事が決まるまでは責任がある ●社会保険料を滞納している ●次の理事長候補を紹介したのはN理事長 ●現時点で特養を増やす計画はない
、などなど。

 各議員とも、運営の改善を求めました。法人運営に関しては県が監査や指導をしますが、入所者と家族に心配をかけさせないよう、町もこれまで以上に対応すべきですが、必死さが伝わってこないことは残念です。町長は何度も自由民主党本部や内閣を訪ねていますから、そのフットワークの軽さで恒道会問題にも取り組んでいただきたいものです。
 

2017年9月15日金曜日

大磯中学校給食 TBSビビットは月曜日放映予定

 よりによって、北朝鮮の許されないミサイル発射で中学校給食の報道がふいになりました。「いつやるんですか?」「もうやらないんですか?」と問い合わせをいただきました。担当者にうかがったところ、月曜日を予定しているそうです。予定は未定・・・何が起こるかわかりませんが、月曜日を待ちたいと思います。
 今日もいろいろな方と話をしました。「なぜ食べないの?」「そんないまずいんですか?」この質問には「生徒にじっくり(16日にじっくり…を足しました)聞かないとわかりませんね。」と答えています。私はいままで3回試食をしました。合間に小学校の自校方式の温かい給食も試食したので、差はよくわかります。中学校のデリバリー給食「スクールランチ」を5日続けて食べたら、「なぜ?」と思う方も「なるほど」と感じるかもしれません。
 ネット上でもさまざまな意見が飛び交っているようです。(私は紙ベースの大磯新聞や議会報告の他はこのブログでしか発信していません)給食不要論、食べない(食べさせない)ことが問題、など議論をしない方向にいかないようにしたいものです。
 子どもの成長を願うのはどなたも一緒。この「残す、足りない」現実を直視して、できることから思い切って、すぐに進めないといけないと思います。
 明日は生徒・保護者がスクールランチを食べた後、残食計量をすると聞きました。伺ってみる予定です。また、昨年に引き続き2時半からの地域懇談会のテーマは「部活動のこれからを考える」です。こちらにも参加します。

2017年9月14日木曜日

TBSで大磯中学校給食を放映予定!

 先ほどTBSテレビのビビットから中学校給食の取材を受けました。今夜11時からと、明日朝8時から10時の番組のどこかで放映するそうです。
 「中学校給食は必要」「自校方式が必要」「それまでは家庭弁当とデリバリー弁当の選択式で」、今まで一貫して言い続けています。
 自校方式の小学校の2倍経費のかかる調理・配送委託方式のスクールランチ。栄養士ががんばって工夫をしても、物理的な限界があることを認めるべきです。
 取材は中学校の高校生になった生徒会長も受けたようです。他にもクルーがきた、と連絡も。ネットは炎上中だそうで、私のブログも1日で300アクセス超えです。
 給食は必要、でもまず選択式にしてほしいと、たくさんの保護者から声をいただいています。放映がきっかけで変化が現れることを期待します。

2017年9月13日水曜日

一般質問 中学校給食残食率ショック

 中学校給食問題は2名の議員が取り上げました(私は6月に行いました)。残食率の多さを前議長が取り上げ、床いっぱいに広げられた食後のランチボックスの写真を見せたので、議場がどよめきました。傍聴席からもショックが伝わってきました。こんなに食べ残しているのか、あらためて目にして、皆さん分かったようです。
 9月末に2回野菜を主にした温かい汁物を試行すると答弁がありました。歓迎されるといいと思いますが、どうなるでしょう。味噌汁になるか、洋風にするか、小学校の献立も参考にしてほしいと思います。
 今、複数の議員が350円を払って試食をしています。私の食べたスクールランチは6日。キャベツづくしのメニューで、冷凍のミニロールキャベツとキャベツ、ニンジン、ツナの煮物、鳥のかば焼きでした。空腹は一番のコックさん・・・とはまさに言い得て妙。何とか食べ終えましたが、これを食育だから完食しろというのは無理、と正直思います。
 T議員はこんな給食は行政によるいじめではないか、という視点から質問。町長はいじめ対策推進法によるいじめの定義を披露、いじめにあたらないと気色ばんでいましたが、中学生の胸中やいかに?成長期の身体作りに必要な栄養素を取り入れた給食。「全員が同じものを食べてこそ食育」は正しいと思いますが、食べられない給食を食べろという方に問題があると私は思います。下手をしたら、「餌じゃない!」と言われかねません。
 アンケート結果もこれから分析しますが、私は自校式しかないと考えています。それまでは家庭弁当とデリバリーの選択式で。「懇話会」の答申通りです。
 

大磯町長 二階幹事長と道志会の訪問回数答えず

 昨日の一般質問で「町長の公務の透明性確保」についてしました。疑問はたくさんありますが、私が特に気になっていたのは、二階俊博自由民主党幹事長と綾瀬市にある社会福祉法人道志会(理事長(故人)が株式会社プリンスホテルから滄浪閣を購入)を訪問する回数の多さです。
 この春以来、なぜ?と思っていたら「明治150年」関連施策がでてきました。知る限りの事実を並べるとなぜこれほど会う機会をつくっていたのか疑問は深まるばかりです。
 「道志会」と「二階幹事長」を訪問した回数を年度別に答えるよう求めましたが、回数の答えはありませんでした。HP上の「町長の動向」で計算するしかありません。
 自民党訪問の際の手土産代も2回、12000円以上税金から支出(H24、25年度)。旧吉田茂邸再建関連で訪問したと答弁がありましたが、合点がいきません。再建セレモニーのあとも足しげく訪問、自民党や政府関係者、国会議員らに会っています。9月議会中の9月4日にも自由民主党を訪問。「明治150年」でますます回数が増えるとしたら、おかしなことです。国・県・町で役割分担をするための検討会が既に2回開かれていることがわかりました。事務方中心でことは運ぶのですから、町長が直接訪問する必要はなくなるからです。動向に載せなくても公用車の運転日報でわかりますから、隠密行動は止めていただきたいものです。
 町長の担当者との打ち合わせの無い「思いつきによる行動」は職員に負担を与えているのでなないかと思います。この件はまた別のブログでお伝えします。
 

2017年9月12日火曜日

大磯町中途退職者 H23年4月~H29年8月で40人!持続可能な組織なのか危機感いっぱい 

 今日の一般質問で、職員の職場環境改善を求める質問をしました。既に29年度に入ってわずか4カ月で中途退職者は4名にのぼります(正規3名、短時間の任期付き1名)。
 中途退職者の数は働きやすさのバロメーターと考え、推移を聞きました。中﨑町長が就任したのが平成22年12月です。23年度正規職員6名(フルタイム任期付き0名)、24年度5名(1名)、25年度2名(0名)、26年度6名(4名)、27年度12名(0名)、28年度6名(1名)※ひとつ前のブログの28年度0名は間違い、7名に訂正します。29年度3名(0名)合計はなんと正規職員が40名にものぼります。経験5年未満の職員が3月時点の32%から34%にあがっています。
 今の経験年数による構成は・・・5年未満34%、5~10年9%、10~15年9%、15~20年5%、20~25%年3%、25~30年19%、30年以上が11%と、答弁がありました。人口ピラミッドをつくるよう求める質問を忘れてしまって後悔していますが、34%は危機的です。この若手職員が育たなければ、持続可能かわからないといっても過言ではないと思います。
 辞める理由を十分に聞いているとは思えません。職員アンケートは目的を持ち、町長に何を求めるのかわかるようにすること。また、必ず「無記名方式」で行う方法を取り入れることを強く求めました。そのようになると確証を持ちましたので、見守っていきます。

2017年9月8日金曜日

そらぞら・さむざむ「大磯町職員の働き方」総括質疑の答弁

 そらぞら、さむざむ…とタイトルを付けた理由は、中途退職者の理由とメンタル要因の療養休暇取得者の理由を質問した時の答えがさまざま…と返ってきたからです。
 8月の議員全員協議会で新年度の中途退職者がすでに3名と聞いて驚くのは早かった!8月末で将来の活躍を期待されていた中堅職員が退職したことがわかりました平成27年度の中途退職者は6名、28年度はゼロということです。
 メンタル要因で休まざるを得ない理由、中途退職をせざるを得ない理由をただ「さまざま」とだけ言う姿勢に、空々しさ、寒々としたものを感じます。大磯町の職員給与は県下で下から2番目ですから、当然モチベーションをあげる工夫が求められます。危機感が感じられません。
 このままでは「職員に見捨てられる町」になりかねないのでは、と危惧します。積極的に頑張ろうという気持ちになれず、無難に過ごそうと思う職員がいても不思議ではない状況が生まれかねません。可能な限り新たな職場を求めていく職員が減る要因は、見当たりません。辞めるのは自由、どうぞお辞めください、理由は聞きません…では職員を育て、住民サービスの向上に結び付けようという態度はみじんも感じられないと言わざるを得ません!
 時間外手当は勤務実態を反映した形で100%支払われたか、の答弁は「所属長が許可した時間数は支払った」と半ば責任転嫁とも受け取れるものでした。がっかりです。職員配置のバランスが取れていない中で、課長がシーリングをかけられた形で許可を出し仕事を終わらせること自体、物理的に不可能です。
 今日の総括では、他の議員が「働き方は町長に任されている、残業が原因で自殺でもあれば議会が取り上げることはありえるが」の趣旨の発言があり、非常に問題だと感じました。続きは12日の一般質問で追及します。

2017年9月1日金曜日

凄い!よりゾッとする滄浪閣中心の「明治150年」事業

 昨日、議員に「明治150年関連施策『明治記念大磯邸園(仮称)の整備』について」平成30年度国土交通省(都市局関係)予算概算要求概要が公表されたので、と資料が情報提供されました。

 国営公園等事業が名目で、その額なんと273.3億円!!大磯町の一般会計の約3倍が投入される予定です。土地は多く見積もっても百数十億円。半分と仮定しても整備に100億円以上かけることに?この額は邸園整備にとどまる額ではないと思います。巨大利権の発生で大磯町が大きく変貌することも考えられるのでは?オリ・パラも口実になるのでは?と危惧します。

国は施策効果を「明治150年関連施策の一環として、大磯地区の建物群及び緑地を一体的に保存活用することにより、明治期の立憲政治に関する歴史的遺産を後世に伝える」としています。明治期の立憲政治は戦争へとつながりますが、それでいいのでしょうか??そもそも立憲政治とは、「国民が主人公。権力を縛るのが憲法」なのではないでしょうか?
 

2017年8月28日月曜日

ちょっと肌が粟立つ 大磯町の土地への関心度

 私のブログ記事の閲覧傾向から見ると、多くの方が大磯町の土地について関心を寄せていることが分かります。(特にこのところ)
 NCR跡地(昨日も近所の方から敷地内に入っている複数の人を見かけた、と話が。情報公開の対象届け出があるか調べてみましょう)はじめ、明治150年関連施策の滄浪閣など、恒道会が施設を建てるのではと言われている土地、東海大学が町に買い戻しをしてほしいと要望している土地までさまざまです。
 土地が動くと言うことは、いろいろな意味で利権が絡んできます。この話をすると、「そんなに調べて大丈夫?」から、「京子さん、決して夜道を一人では歩かないこと!」「ホームの端に立っちゃダメだよ!」「背後に注意!」「家のセキュリティーは?」まで、たくさんの方々から助言をいただいています。
 「事実は小説より奇なり」と言いますが、なんだかそれを地でいくようなこともあります。まずは「町政のチェック役」の仕事を果たしたいと思っています。応援、よろしく(^^♪

2017年8月27日日曜日

あっという間に9月議会が 一般質問の項目は

1.恒道会の運営は継続されるか
 運営はますます厳しさを増しているようです。巷で恒道会の施設ができると言われている土地に「届け出」がされていることが判明。届出者は不明ですが、土地利用と来年度から3年間の「介護保険計画」との関係を質すと同時に、会の運営改善について町の認識を問います。
2.国民健康保険の広域化による町の影響は
 来年度から国保が都道府県化されます。今日8月27日付の神奈川新聞トップ記事を読んで、「心配」の意見もさっそく届いています。「金の切れ目が命の切れ目」にならないように求めていきます。
3.職員の職場環境改善は進んでいるか
 新年度になっても中途退職者が後を絶たない状況が続いています。ますます「人が育てられない町」になっています。町はアンケートを実施する予定ですが、本音を生かして改善につなげる「最後のチャンス」としなければ、人材流出は続くでしょう。アンケートの取り方を質します。
4.町長の公務の透明性は確保されているか
 町長の動向(HP)、公用車の運転日報、職員の旅行命令簿を突合すると、町長の公務内容に疑問がたくさん湧いてきます。単独で自由民主党の幹部や政府関係者、企業トップと会う理由はなんでしょうか。明治150年関連施策と公務の関係、公用車の私的使用はないか、質します。
予定時間は町のHPをご覧ください。他議員の質問内容もわかります。

2017年8月18日金曜日

滄浪閣中心の明治150年事業 「国・県・町の役割は非公開で議論」に「怒!」

 「明治150年」関連施策の中間とりまとめが7月14日に行われ、内閣官房HPに各省庁で行う施策がアップされています。
 大磯町の施策名は「明治期の立憲政治の確立等に関する歴史的遺産の保存・活用のための明治記念大磯邸園(仮称)の整備」。施策の概要は「『明治期の立憲政治の確立等に貢献した先人の業績等を次世代に遺す取組に関する検討会』の報告書を踏まえ、関係府省と連携し、地元の地方公共団体(神奈川県、大磯町)等との適切な役割分担のもと、神奈川県大磯町にある旧伊藤博文邸等を中心とする建物群及び緑地を『明治記念大磯邸園(仮称)』として整備し、建物群等の一体的、有機的な活用を図る。」と書かれています。

 今日の議員全員協議会で町から報告があり、「今後は県が主催する検討会で進めることになっている。」に対し、「検討会は公開か」と質問がありました。答えは「個人情報も含まれるので非公開ときいています」。ふつうに考えればそんな進め方はしないですよね!? 個人情報は、まさか土地の価格のことではないでしょうね?
 全国あちこちで国や地方公共団体の土地の売買価格が問題になっています。森友学園、豊洲、東京都のオリンピック選手村跡地を10分の1で企業に売る約束をするなど、枚挙にいとまがありません。土地にまつわる利権がらみの話がここ大磯で起きないように求めていきます。
 そもそも「明治期の立憲政治」の打ち出しも理解できませんが。 

新年度に入って既に3名が中途退職! 結果には程遠い大磯町職員の働き方改革

 今日の議会全員協議会の報告の一つに「職員の働き方改革」が総務課長から口頭でありました。(口頭では困るんですが…)
●取り組み方の周知は徹底した●ノー残業デーは今まで行ってきた毎週水曜日に加えて金曜日も行い、取り組み強化(9月まで?)を図っている●有給休暇は県内でも取得日数が少ない。計画的に取得できるよう各部署で(?)取り組んでいる●今年度の職員研修テーマは「タイムマネジメント」。8回、階層別に全職員に行った。概ね理解できたなど、前向きな受け止めと理解する●消灯時間は9月以降に考える●長時間労働についてのアンケートの準備中●育休対応として任期付き(短時間)の職員3名を採用●初めて社会人採用(社会人経験5年以上、35歳まで)を数名10月1日に行う  職員は毎日のことなのに、スピード感が全く感じられません。

驚愕!!質問してわかったこと

●メンタル要因で休職中5名 ●けがを含む療養休暇中4名 ●育休中6名(これはめでたいこと) ●新年度以降の中途退職者が3名(内、正規職員2名!) 
 ことあるごとに「議会のチェック機能を職員の働き方にも果たすべき」と口うるさく言い続けています。総務建設常任委員会の審査テーマにして!特別委員会の設置はどうでしょう?など提案するものの、議論百出。「働き方はそもそも町長の専任事項。議会が立ち入ることはおかしい」「職員が勝手にやめていくのは自由」職員に「こう働け」ということではなく、法令順守を求めるだけなのに…)また、「議会報告会で心配する声もあった」という発言に「自分の子どもが職員の人や元職員の言うことを聞く必要は無い」の主張も。結局今日はまとまりませんでした。"(-""-)"

みなとオアシス賑わい交流施設 設置条例は先送りに

 今日、8月18日の議会運営委員会に出された「提出予定議案」に設置条例はありませんでした。副町長が「諸機関との調整がつかず、今定例会は見送る」発言。「事業は最低でも凍結。町民の納得が得られる計画になればよいが、見通しは立たない」が私の意見です。

これ以上シンプルにできない「9月定例会の議案」

議案には「条例改正」がたいてい出されますが、9月は(今のところ)一切ありません。この時期どうしても必要な会計処理上の議案だけです。
 旧吉田茂邸の入館料が当初予算の予想1500万円をはるかに超えて、補正するようです。
気になるのが繰越額の多さ(当初の1.5億円に加えて5億円近く!)です。一般会計だけでなく、国民健康保険事業でも2.2億円も。医療費がかからなかったためと思いますが、要因は?などなど、詳細は8月25日に発送される議案を見てから質問を準備します。
 

諦める勇気を 大磯港のハコモノ整備事業

 ハコモノにすべて反対するわけではありません。住民に必要とされ、住民が納得できるハコモノは歓迎します。過半数でなく、少なくとも8割を見据えて判断するようにしています。
 このみなとオアシス賑わい交流施設はある議員が強力に推進を求めてきました。私が中学校給食で自校方式を求めているように。町の利益につながるのか判断できないため、私は「最初から反対」はせず、成り行きを注視してきました。でも、いよいよ9月議会に全容が見えない中で施設の設置条例を提案する段階で「絶対無理」な事業であることに確信をもつようになりました。
 風向きが変わったのは、昨年の秋ごろと記憶します。当然、漁業協同組合など、町の事業者が施設に入ることになるのかわからない、と議会に説明があったとき、議員の中にどよめきがおこりました。「指定管理者ありき」で進めることがはっきりして、漁協がレストランの経営などに携わるかどうかわからないという内容でした。
 町が事業を進めるためには「漁協」の意向、方向性が欠かせません。「漁協の建物の老朽化に伴う施設の設置」が県との関係で不可欠だからです。今の時点で漁協の課題整理(組合の継続性や借り入れの問題など)がつかないまま推し進めるのは絶対してはならないと思います。
 今日は議会運営委員会があり、9月定例会の提出予定議案が示されます。町は予定通り提案するのか、立ち止まる考えなのかがわかります。あくまで現時点での話ですが・・・

2017年8月11日金曜日

明治150年で大磯町の滄浪閣中心に脚光を浴びる(その1)

 7月11日開催の総務建設常任委員会の議題は「大磯港みなとオアシス推進事業」。議題の「その他」で当日配られた資料は「明治期の立憲政治の確立等に貢献した先人の偉業等を次世代に遺す取組について(報告書)」です。(8月10日の協議会では報告なし)
 副町長が「来年は明治150年にあたる年で、内閣府に推進室が置かれている。今日は報告として資料をお渡しする。先週HPにアップされたものである。」と説明。(内閣府ではなく、内閣官房だと思いますが…)
 急いで目を通し、特に質問したいと「町との行き来はあったのか」と聞いたところ、副町長が「行き来というと、資料提供をした。報告書は150ページ、資料を入れるとかなりのボリューム(300ページもの、とその時は思いましたが、実際は50ページ)があり、今日の資料はごく一部。HPにはアップされている。」と答えがありました。続いて町長が「町に情報があれば、議会にお知らせする。」と発言。
 午後、じっくり読み込むと同時にネット検索をしてびっくり!
○報告書を作った「…取組に関する検討会」は今年4月6日に菅官房長官の決裁で設置、第1回は4月13日、最後の会合は6月15日と、短期間の4回の会合で報告書ができあがっています。
明治期に立憲政治?と訝しく思いますし、業績等を次世代に遺す(この漢字も意味深長)ことについても、受け止め方や評価はさまざまでしょう。
○内容は山口、鹿児島、高知、那須、日光、函館などをとりあげていますが、私には調査研究というレベルではないように思います。特に大磯町の「滄浪閣」「旧池田成彬邸」「旧陸奥宗光邸」「旧大隈重信邸」にスポットライトが当てられていて、「滄浪閣を中心として、歩いて移動できる範囲内に集中して残っていることは稀有なことであり、これほどの建物が現存する「場」は他に例を見ないと言っても過言ではない。建物群の保存を急がなければ・・・」などと書かれています。今後の展開、町への影響と町長のかかわり方に注目!

2017年8月6日日曜日

汗だく でも楽しかったホストファミリーの2週間

 大磯町は国際姉妹都市として、アメリカのデイトン市とラシーン市と協定を結んでいます。DatonはNCR,RacineはJhonsonの関係で結ばれたようです。
 大磯町国際交流協会は毎年3~4名の高校生を互いに派遣し合っています。今回の高校生はラシーン市から3名が来ました。(今週号のタウンニュースの記事の写真に先頭で写っているのが彼です)どんなところか事前に調べるのはネット検索に勝るものなし!?大磯町のHPのようにRacine市のHPまで見ることができます。
 夏の平均気温は22℃。日本の夏の暑さと湿気にまいらないか心配しましたが、乗り切りました。協会の方たちがさまざまなプログラムを用意され、合間をホストファミリーと過ごす形です。日本の伝統と文化といえば、神社仏閣祭り…。ちょうどお祭りや盆踊りのシーズンなので堪能したようです。
 なぎさの祭典の花火は独立記念日の花火より素敵、アメリカは新しい国なので神社など古いものをみるのはほとんど初めて、盆踊りは面白かったけど難しい、何より海を見るのは初めてで色がきれい(ミシガン湖の湖畔のまちですが、砂の色が茶色なのでこんな青くはないとのこと)、海で泳ぐのがとても楽しかったと興奮していました。台風の影響で波が普段より高かったので、よけい面白かったようです。
 植生はかなり違うといっていましたが、セミはいるのだそう。家クモが出た時はパニック。こんなの見たことない!!どうするの!と叫ぶので、毒は無いし噛まないから大丈夫、といって押し入れに追い込み、隙間をガムテープでふさぎました。やれやれ。
 けっこう家の周りをひとりで歩き回り、感想は僕のところより住みよさそう、People are nicer. ですって。うれしいですね。全米第2の水道水(tap water)のおいしいところというので、わが県水道を試してもらったら、おいしい、違いはわからないと。
 夏休みは3カ月近くあり、高校生のほとんどが仕事をするそうです。日本の高校生の方が授業時間が長い!と思ったら一年中朝7時から午後3時までが日課だとか。
 あっという間の2週間でした。日本語の授業は無いのでオンラインで勉強している彼がまた日本に来る機会ができるといいね、と伝えました。私は久々の英語アタマを楽しみました。

2017年7月27日木曜日

中学校給食 共産党議員団の取り組みが進行中

 共産党の地方議員はブロックごとに情報交換や共有、問題の整理や課題について取り組んでいます。構成は平塚、伊勢原、秦野、厚木市と清川村、愛川、二宮、大磯町の8自治体で、いくつかの部会をつくっていますが、中学校給食はその一つです。
 大磯町だけでなく、お隣の平塚、伊勢原、秦野市も中学校給食の課題があります。それぞれの自治体で「方式」が違っています。また、抱える事情も様々なので「おいしい給食」実現に向けて課題を整理し、各行政に提案していくことになりました。
 例えば愛川町では大磯町と同じエンゼルフーズに調理・配送を委託していますが、選択方式をとっています。デリバリー給食の申し込みは開始当初よりかなり減っていて、4割を切っているそうです。生徒や保護者から、「おいしくない」と声が届いているのでなんとかしたい。愛川町では子どもの数が一番多かった時代の半分を切っているので、小学校の給食施設を使って中学校の分もつくる「親子方式」が提案できると考えているそうです。
自校方式が一番いいけれど、敷地がないという物理的な問題があるとのこと。
 大磯町の実態を話すと「それはひどい」ということになります。大磯町(教委)の「検討会」でアンケートを1学期の終わりに行いました。アンケートで私が一番気にするのは「問題の設定の仕方」と「提供する情報の内容」です。アンケート用紙は情報公開をかけないと入手できないようなので、きょう午後申請しなくては・・・(自治体によっては情報提供されますが)内容がわかったら、またお知らせします。
 川崎市議団が中学校給食の仕組みなどについてわかりやすいパンフレットを出しました。それを参考に、これからもこの問題に取り組んでいきます。

大磯町議会「新構成」 議席番号を巡る一話

 町議選から早2年が経過。申し合わせで議長、副議長、監査委員、総務建設常任委員会、福祉文教常任委員会、議会運営委員会、議会だより編集委員会は2年で構成を変えることになっています。(神奈川県議会など、議長が1年交代の議会もあります)臨時会を開催した7月25日は怒涛の一日(半日?)でした。
 何が怒涛か・・・って、まず3時過ぎまでかかる予定を何とか午前中で切り上げようという意見にかなりの議員が同調(私もできることならそうしたかったので、反対はしませんでした)。順調な滑り出しのように思えましたが、大ブレーキがかかったのが議長、副議長が決まった後の議席番号を決める時でした。
 大磯町議会は「会派制」をとっていません。会派制をとることについて一度議論しましたが、大磯町にはなじまないということで見送られた経緯があります。紛らわしいのですが、政務活動費を「会派」で使えるようになっていて、その2会派が固まって議席を占めることが了承されています。時間を要したのは「では、議席は何番が誰々で・・・」と発表されたあと。2つの会派がどの議席を占めるのかは了承されていなかった(人数も不明)ので、問題視したのが議席がどこになるのか全くわからない4人の議員でした。(私もその一人です)
 議長は16番、副議長は1番とこれも申し合わせで決まっています。また、ある事情で1人の議員が5番を希望、これも了承されていました。4人の議員は議案に反対することがある議員たちで、残された一角の議席に町長の正面の席がありました。
 なぜここしか残さないのか、としばらく激論(耳栓が必要なくらい)が交わされ、元議長の「そんなに言うなら俺がいってやるよ!」の一言でようやく決着をみました。(ありがとうございました!?!)私の議席は前と変わらず、12番。一番後ろの中央です。
 結局、1時10分前に全日程が終了。議会事務局の皆さんはさぞかしハラハラしたことでしょう・・・
 
 

2017年7月24日月曜日

オリ・パラまであと3年 心配ですね

 20日の夜から、大磯町の国際姉妹都市のウイスコンシン州ラシーン市の男子高校生のホストファミリー、やってます。長くて短い2週間(^^♪
 昨日は初めてスカイツリーと浅草寺に行ってきました。とにかく暑い!ラシーン市の夏の平均気温は21℃。時差ボケ+暑さ+湿気で元気な高校生といえども、かなりお疲れ。
 オリンピックとどういう関係?と思われると思います・・・まず、大磯駅で自分で切符を買う体験をさせようと思って、販売機の上にある路線図を見上げたら・・・日本語しか書いていないではありませんか!これでは無理。
 東京について地下鉄の切符を買おうと見上げたら、これも無い!!さすがに東京なら(新橋駅)あるだろうと思っていましたが、先が思いやられます。今日の新聞にはそろって「あと3年、施設建設はなかなか進まず費用も見通せず・・・」とあります。
 大磯町でもオリ・パラめざして大磯港の賑わい交流施設を作ろうとしていますが、これも前途多難です。全国的にも「レア」な指定管理者ありきの施設整備の内容を決めるのに町は1600万円かけています。おまけに指定管理者を募集するために、まだ内容も決まっていない施設の「設置条例」を、9月議会に提案すると言います。無理が通れば道理引っ込む?無理をしてしわ寄せを被るのが町民であってはなりません。とにかく凍結が必要です。
 大磯町の高校生はデイトン市に3人が行っています。お互いに2週間の体験交流。アメリカからの3人の高校生(女子1人、男子2人)はようやく時差ボケも直ってきたよう。昨日は馬場のお祭りで神輿を担いだ(carry shrine)ので、肩が痛いと言ってます。今日は六所神社へ。夏はお祭りの季節なの、と伝えました。

2017年7月14日金曜日

オリバーストーン監督の「スノーデン」に鳥肌

 ロードショーでは見られない、数々の秀逸なドキュメンタリーベースの映画。「スノーデン」を見たいとずっと思っていたところ、小田原のお寺で上映会があると知り、見に行きました。
 エドワード・スノーデンは国家のために働きたいと軍隊に入隊、負傷して除隊します。その後CIAに勤務、最期はNSA(国家安全保障局)でITの才能を活かし、恋人を含め誰にも内容を話せない機密情報を扱う仕事をしていました。
 しかし、アメリカ政府による世界的な個人情報の収集、監視が秘密裏に行われていることに悩みます。ついに鉄壁のセキュリティーを突破し、イギリスのガーディアン紙に情報を提供しました。この時、2016年6月。全世界を震撼させました。命懸けの暴露によって、オバマ大統領(当時)もこのまま同じことは続けられないことを認めます。
 民間会社の情報をハッキングによって入手するなど、まさに「事実は小説より奇なり」の世界。サイバー攻撃が問題になっていて、大磯町をふくめ、多額の費用をかけて全国の自治体のセキュリティーの強靭化がされましたが、この映画をみれば人間が構築したものは人間が壊すことができることがわかります。まさに「マッチポンプ」です。
 「鳥肌がたった」のは、「アメリカが情報収集と監視のシステムを日本に渡した」ことです。内容を知ろうとすること自体が「特定秘密保護法」で罪に問われるかもしれません。共謀罪が委員会の中間報告だけで採択するなど、禁じ手を使って強行可決。あっという間に7月11日に施行。もはや民主主義国家とはいえない事態です。救済の仕組みがない共謀罪について、有識者は「警察を監視する第三者機関が必要」と。その通りだと思います。

2017年7月5日水曜日

都議選・都民の選択と国政の行方は

 自民党にとって厳しい選挙結果となりました。都政と国政は別物と政府与党は言っているようですが、そうはいきません。
 日本共産党は都民ファーストに埋没するのでは、という見方もありましたが、2議席増やすことができました。私も何度か応援に行き、再開発で巨大ビルが立ち並ぶエリアで、道1本隔てた昔ながらの趣のある(道路幅は2m弱しかありません)地域の政策チラシ配布をしました。
 羽田空港の離発着便の大幅増便が予定されているので、住民は「止めてほしい」と思っているエリアです。多い時は1時間30本も上空を飛ぶといいます。利用者にとっては便利になりますが、住民の生活を犠牲にしてまで行ってはいけないと思います。米軍の軍用機の騒音も同じですね・・・

 7月2日号の「しんぶん赤旗日曜版」で、思想家の内田樹さんが「金だけ、今だけ、自分だけ、という道徳的虚無主義」と喝破しています。それは、安部首相の「身内ファースト」、小池都知事の「都民ファースト」、トランプ大統領の「アメリカファースト」も同じ発想だと。
 私たちは国民であり、県民であり、町民であることをよく考える必要があると思います。複雑に絡み合う制度を知ることも大切です。まずは一番身近な町政チェックに全力をあげます。町長の動向(二階、麻生、菅氏ら政府要人を年度当初から訪問)も注視しています。

2017年6月27日火曜日

ほうっておけない! 大磯町立中学校給食の食べ残し(-"-)

 昨日、7月末に発行する議会だよりの一般質問に添える中学校給食の写真を撮りに、中学校に行きました。メニューは「ごはん・ジョア・あじフライ・ツナとキャベツの煮びたし・根菜(里芋とレンコン)の土佐煮」です。このメニューなら残りは少ないと思いながら出かけました。
 校長と一緒にあるクラスにいって、「おじゃましますね!今日のランチはおいしいですか?」と大きな声をかけると、生徒たちは「・・・・」。そのうち元気な男子生徒が「弁当持ってきていいようにしてください!」と話すと、うなづく生徒がかなりいて笑い声が広がりました。
 昼食時間は20分間。そのあと保管室にご飯とおかずのランチボックスが入った保管箱が戻ってきます。おかずのボックスをいくつか開けて、どのくらい食べ残しがあるか見せていただきました。
 最初の箱には休みの生徒の分かと思うほどで、アジフライが一切れなくなっていただけ。驚いて次の箱を開けると、6割が残っている状態です。5、6個開けてみました。完食は1個だけ。教育委員会で調べた時の残食率は21.5%。大磯中学校PTAの「スクールランチを考える会」の残食率(おかず)は高い時で76%。昨日の残食率は半分以上あると、感触を得ました。
 改善に向けて「懇話会」が6月12日にスタート、現在アンケートの内容を協議・調整中だそうです。次回は10月!傍聴に行きます。すぐできるところから手を打たないと・・・と改めて思いました。また様子を見に行きます。できたら試食もしてみます。

2017年6月21日水曜日

つい重ね合わせてしまう 加計問題と大磯町

 加計文書の「ない」vs.「あった」、「怪文書」vs.「本物」騒動の報道を読むにつけ、つい重ね合わせてしまうのがわが町、大磯町です。
 加計文書の件で、参議院の委員会答弁で義家文科省副大臣が「文書のリークは国家公務員法違反に当たる可能性」を示唆しました。前川前事務次官が「行政が歪められた」と問題にしています。私は「ルール違反を強要された」と受け止めています。
 6月議会の一般質問で、職員の残業代未払いの額が試算によると100万円以上の職員が2ケタいると発言しました。誰から情報提供があるか、理事者は気になっていると推察しますが、何も問題ありません。そもそも残業を「していない」ことにさせられているのですから。事実無根なら、私を訴えることもできるでしょう。(この頃振替休日でお休み頂いています、という職員が増えてきたと感じています。他の勤務に影響がなければ大歓迎です)
 よく「説明責任をはたせ」といいます。アカウント アビリティー(アカウンタビリティー)を訳したものですが、アカウントを辞書で引くとまず出てくるのが「口座」です。税理士の書いた本に、人から預かったお金が取引でどのように使われ、現在の残高になったか、説明して納得を得ることが信用の元、とありました。転じて「説明のできないことをしてはならない」ことにつながると考えます。ルール違反をすることは、説明のできないことをすることです。加計問題では、どうみても説明不足でとうてい納得できません。
 政治家が法令順守すべき事案を圧力によって歪めることは、公正・公平性を失わせます。一方で、官僚が政治家の目の届かないところで物事を歪めることもあります。どちらも国民にとって迷惑な話です。
 大磯町ではそのようなことが起きないように(起きていないように)願っています。

2017年6月15日木曜日

これだけ? 「大磯町職員の働き方改革の検討について」

 今日の議員全員協議会で示された「大磯町職員の働き方改革の検討について」は、1ページだけでした。1.は「実施目的」で、必要性が9行にわたり書かれています。2.は「具体的な取り組み内容」で、
すでに取り組んでいる項目または早急に取り組む項目として、(1)事務量の削減に向けた検討(2)ノー残業デーの実施徹底(毎水・金)(3)時間外勤務の事前承認・事後確認の徹底(4)庁内会議の効率化(回数・参加者・時間・資料)(5)年次有給休暇取得の推進(6)全職員の意識改革(H29年度タイムマネジメント研修)
検討項目(次年度以降予算反映が必要なものも含む)(1)事務量の削減 ①事業の廃止及び事務の簡素化・効率化の検討(事務事業の見直し) ②事務事業の見直しと連動したICT化の検討③事務の委託化 等 (2)労働時間の短縮 ①消灯時間の設定 ②出退勤時間の管理徹底 等 (3)職場環境の改善 ①ワークライフバランスの推進 ②心身の健康保持(メンタルヘルス対策)③職員アンケートの実施(年代別、階層別等)④効果的な職員研修の実施(意識改革、マネジメント向上等)
 担当部署は「今後組織体性を速やかに整え、7月から始める」としていますが、せめて工程表(私のイメージとしては町づくり条例のフロー図)がほしかった。残念ながら、町の覚悟は感じられません。4月から検討を始め、6月12日に起案・決裁したということです。
 町の退席後、扱いについて議会で諮られたので、私は「特別委員会の設置」を求めましたが、「働き方に関与すべきでない」となり、当面町の報告を受け、議会対応をしていくことになりました。
 個人の働き方に関与はできませんが、組織としての在り方、住民サービスとの関係を議会はチェックできますし、すべきと考えます。ここでも「怒」(-"-) 

怒りで涙が・・・共謀罪の強行可決

 たった今、参議院の本会議で共謀罪を賛成165、反対70で可決、成立してしまいました。反対・賛成討論を聞いていると、反対政党は「準備行為とは、対象組織は何なのかが不明。内心の自由が保障されるか憲法違反だ」と主張、賛成政党は「その懸念はない」と、真っ向から対立していると思います。

 時間がありません、今の気持ちは「法治国家の体をなさなくなる!」「国際社会から見てあきれる行為!恥ずかしい!」「これからどうしろというの?次世代に言い訳ができない!」などなど、怒りで涙がでてきます。

 それでも「諦めない」「恐れない」。無実を証明するために自分自身に監視カメラをつけるしかないのか!!怒怒怒怒怒

 

2017年6月13日火曜日

やはり起きてしまった  大磯町のマイナンバー漏えい

 29年度予算審査の中で、マイナンバーを付した事業所への特別徴収(天引き)額の通知の送付は、誤配達などが心配されるため書留にするよう求めましたが、結局普通郵便で約5000通(※当時の答弁)送付しました。
 今回判明した漏えい(3件)は誤配達によるものではなく、職員の入力ミスであったと神奈川新聞の今日の記事で知りました。事業者からの連絡で発覚したということですが、誤配達などを含めて全てのミスが連絡される保証はありません。
 マイナンバーが扱える職員は限られているため、時間的に十分なチェックが難しいと考えます。職員の長時間労働の一因は、国の制度によるものにあります。私たちは「超過負担」と呼んでいて、どのくらい業務量が増えているか調べて国に改善を求めるべきと主張していますが、町長は横並びで「全国町村会で要望している」と、消極的です。
 マイナンバーカードは本人の写真と住所・生年月日・性別(今や余計なお世話!)・ICチップが表、裏面に12ケタのマイナンバー・氏名・生年月日が書かれています。これから問題になるのが漏えいによる「なりすまし」でしょう。交付枚数は、大磯町で5月末現在3513枚・10.7%と、ほぼ全国並みで、60代、70代で52.2%だそうです。マイナンバーの「通知カード」を受け取っていない数は162通(以上、6月一般質問への答え)です。私の世帯も受け取っていませんが、今のところ咎めはありません。不自由も感じません。
 今後カードの紛失詐欺などでマイナンバーが漏れ「なりすまし」による被害はどれほどになるか、危機感でいっぱいです。おまけに共謀罪で監視カメラと写真の照合などがおきる危険性もあります。
 今回の漏えいの原因と後始末については、15日の「全協」で質問する予定です。

2017年6月12日月曜日

大磯中﨑町長 単独で自民党幹部に会うことも!?

 一般質問で大磯町のホームページに記載されている「町長の動向」について、いくつか確認の意味もこめて質問をしました。透明性の確保がされているか、町民に説明責任が果たせるのかを問う通告をしました。「動向」に書いてあるものはすべて「公務」として行ったものであるはずです。今回の一般質問は質問数が多く、90分の予定が80分になったので、詳細な質問まではたどり着けませんでした。(~_~;)
わかったことは・・・
◆「主な動向について記載しています」とあるが、ほとんど記載されている。
◆ 報告書はつくっていない。
◆ 町長の動向と密接に関係のある「公用車の運転日報」はすべて記載されている。
◆ 公用車の1号車には必ず町長が乗っている。
◆ 町長が訪問をうけて面会する時は、職員が同席しない時もある。
◆ 訪問するときには職員が同行せず、一人の時もある。
◆ 行政機関の訪問でも、一人の時がある。

透明性の確保とは程遠い実態

町長が二階幹事長と12回以上会っていること、今年度に入ってからも(旧吉田茂邸オープンの準備…の理由はなくなってから)森友・加計問題、共謀罪で忙しい国会の会期中に二階幹事長、麻生財務大臣、菅官房長官を訪問している事実があります。目的は町民に明らかにしていただかなくてはなりません。
 このことを知った方が「(加計問題で国に行った)今治市の職員のようなことはないの?」と感想をよせてくださいました。(~_~;)



2017年6月11日日曜日

大磯町立中学校給食 2学期から補食を認めて!

 食育上(半分以上残す生徒が222人・全然食べない生徒が134人・足りない生徒もいる)、経済上(教育委員会調査の21.5%で計算しても1000円以上を捨てている。残食は産廃としてお金をかけて処分している)問題のある中学校給食で、新たなショッキングな数字があることがわかり、一般質問で問題にしました。(1日約800食)
 2016年度に設置された大磯中学校PTA特別委員会の「スクールランチを考える会」が調査した「残量」の結果です。調査日は9月15、26、27、1月24、25日。5回の調査で、おかずが39.8%から76%、ご飯は28.7%から38.1%と、教委調査と大きな差があります。6月から持たれる「懇話会」でよく議論するよう求めました。
 また、懇話会では短期で解決できる課題はすぐ実践することが大切と主張しました。まず、「食べない・食べられない」事態と「足りない」の両極端に対し、2学期からでもルールを作り対応すること。そもそもあってはならない事態です。食中毒があった場合は…は理由になりません。サンプルが保存されているので、お腹を壊した場合は原因が給食にあるかすぐわかるからです。
 中期的には改善できることを随時改善すること。ただし、10度以下に冷ますのは調理した後ランチボックスに詰める前に行うので、形が崩れる、べちょべちょになるなどの物理的な限界があることは認めなければならないと思います。
 長期的には自校方式も含め、財政等含めた情報を示して議論することを求めました。導入にあたって3年間議論した「懇話会」の結論は受け入れられませんでした。今度はそのようなことがないよう、注視していきます。

中﨑大磯町長の民主主義の理解度の低さに改めてボーゼン

 3月議会の私の町民の参画と協働のプロセスの検証を行った町長の諮問機関、「町民委員会」の答申に触れた一般質問の際、中﨑町長が突然怒り出しました。答申に具体的なルール作りなんかは盛り込まれませんよ、と指摘しただけなのですが「会長に対し失礼ですよ!」と何度も叫ばれました。自身のブログに「瞬間湯沸かし器」を自認しておられたので、よくわかりました。職員はたいへんだろうな・・・とも思いました。

 さて、今回怒りを表したのは、渡辺議員の質問の時です。繰り返し町民参加が不十分、と意見する議員に対し、「私は選ばれているんです!」といきり立つ場面では、思わず「渡辺さんも選ばれていますよ!」とヤジを飛ばしました。町長は町の代表だから何でもできる(議会の可決がなければできないと注釈がありましたが、「計画」はまちづくり基本計画以外は町長が決めます。もっと言えばパブリックコメントの町民参加の手続きがありますが、懸念を示したり、違う記述を求めると無視されます)、あるいはしなければならないとの考えは間違いです。「中﨑久雄」でなく、別の候補者に投票した有権者は何千人もいますし、棄権や投票所にいかなかった有権者も何千人もいます。この事実を考えないで「町長ですから」と胸を張るのは問題です。意見の相違があって当たり前。共謀罪ではありませんが、権力に逆らうことが問題にできない世の中は「独裁国家」「全体主義」と呼ばれています・・・
 「オリンピック町長と言われてきた町長は実現をしなかったから」という趣旨の発言もありましたが、私は「町民の望まないことを実現してしまった町長に失望、消去法で新しい町長に望みを託す」繰り返しをしてきた大磯町、と考えています。
 あらためて「民主主義とは」を世界規模で考える時代に突入したと思います。イギリスのEU離脱のあとの総選挙の結果をみても、そう思います。意見、主張が2極化する事態を避ける知恵が求められているのではないか、とも。

大磯町職員残業手続き ルールと違うのでは?

 9日の私の一般質問で、3月議会に引き続き職員の労働環境改善を取りあげました。今回のポイントは「時間外勤務命令簿兼振替簿」です。この長い名前の帳簿は「大磯町職員服務規程」第13条に規定されています。そこには「職員が所属長(注・課長)の命により所定の勤務時間(注・通常午後5時15分)を超えて勤務しようとするときは、時間外勤務命令簿兼振替簿(第8号様式)により、所属長の決済を受けなければならない。」と書かれています。
 毎日この通りにされていれば、未払い残業代(サービス残業)が年間100万円を超える職員(注・試算による)が二桁に達することもないし、5年間で35人も中途退職をすることもないはず、と指摘しました。
 なぜこの様式が活用されていないことがわかるかというと、私が職員の時間外手当の情報公開をしたところ、各部署が予算の範囲内(28年11月まで1カ月20時間、その後は30時間)に収まっていることがわかったからです。要するに、作文をしているイコール毎日規程通りに書いていないことは明白です。
 職員の内部通報を保護するルールが小田原市にはあります。遵法を求められる職員が、ルールに従っていない行為を通報することは当然されるべきですので、次の機会に取りあげたいと思います。
 臨時職員に有給休暇が与えられる契約をしている部署としていない部署があることへの改善、交通費の支給をすることも求めました。
 6月15日の議員全員協議会では、「就業管理システム」を活用した働き方改善の方針が報告されるようになっていますので、期待しています。($・・)/~~~

わからん!大磯駅前再整備 何も決まっていないのに調査費計上 

 8・9日に行われた議会の一般質問で明らかになった「大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業」の進め方。何も決まっていないのに調査をすることが明らかになったとしか言いようがありません。8日の渡辺議員の質問の答弁をまとめると・・・
エリアを含め、構想は一切ない 安全・安心がメイン。バスやタクシーの動線を考える 再配置を再検討する 駅前をどうとらえるか、内部でいろいろ話をしている あらゆる想定をしている 地権者の意向確認はしていない 地権者の意見把握はしていない 

駅前再整備を悲願とするほんの一部の町民に翻弄されてはならない

私が議員になってほどなく、大磯駅前に5階建のマンション計画が浮上しました。切り土の関係で「開発行為を免れる可能性」が私たち反対住民の調査でわかり、町の事業者に対する「便宜供与」では、と住民訴訟を起こしました。結果は実質勝訴でした。
 当時から「駅前を原宿のようにしたい」などの声がありましたが、今は「変わらない」ことに価値を見出す時代であると思います。
 私の質問「地権者の考え無しに進むことは考えられないか」に対し、明確な答えはありませんでした。地権者数は2件で、微妙な問題があると答弁がありました。そのような問題を抱えながら、H30年度には調査・設計・移転補償関係で4150万円を計上予定というのですから、何をそんなにあせっているのかわかりません。
 ゼロからスタートするなら、最初から町民参画が図れるではないか、と迫りましたが具体的にはこれから進めると煮え切らない答弁。民意の反映を積極的にしようとしない町政は大問題です。
 
 
 

2017年6月4日日曜日

アベ政治を許さない 大磯駅前スタンディング延べ800人達成!

 駅前にそれぞれアピールしたいものを掲げて道行く人に知っていただくだけのスタンディング行動、毎回約30人の方が参加されています。3日と19日(今はお休み)に来ている方をカウントし続けていて、昨日は「ちょうど800人目!」に東小磯在住の方が声をかけられ、みなびっくり。その後も参加者は増えました。
 昨日のアピールで多かったのは「共謀罪はいらない」「私は自由にものが言える国に住みたい」など、共謀罪反対を訴えるものです。
 「施行されてしまえば、スタンディングの計画を話し合っただけで罪になるの?」「悪い冗談だよね。」などと会話が交わされます。
 「表現の自由」が侵される・・・これは人間社会を間違いなく腐敗させると私は確信しています。「私の話を聞いてね、私もあなたの話を聞くから。」から民主主義は始まると思います。実行と表現は違うのに・・・これでは風刺もできなくなりますね。
 やっていないこと証明するのは困難。悪魔の証明という。と、首相は言いました。私が冤罪を受けないためには自分自身に監視カメラとテープレコーダーを取り付けなければならないのか・・・暗澹たる気持ちにさせられます。
 今や国連からも指摘を受ける「共謀罪」。国内外の声を強くするしかありません。

2017年6月3日土曜日

大磯町の恒道会と風花会の関係は?

 大磯町の恒道会の150床の特養ベッドは相変わらず稼働率が85%未満、空きベッドが25ほどの状態が続いています。
 職員の給料の支払いは毎月25日ですが、5月分の支払いが1日遅れて26日だったと話がありました。理由として「風花会の承諾が得られないので遅れる」と通知があったそうです。他にも、施設運営の経費が渡らないため困っているということも聞き及んでいます。
 恒道会が決済するべき経費を決済できないというのはどのようなことを意味するのか、心配が募ります。
 利用者と家族が安心して施設利用が続けられるよう、大磯町も情報収集をすすめ、県や二宮町とも連携しながら対応するように、申し入れました。

 

大磯駅前整備 みなとオアシスの二の舞に?

 昨日から6月定例会が始まりました。毎回、定例会の初日には町長による「行政執行報告」があります。行事などの参加者や内容がわかってよかったのですが、20分ほどかけていたものを5分ほどに短縮したいと議員全員協議会に話があり、議会は了承しました。パワーポイントで写真を使い報告するので、準備する職員のエネルギーもかなりあったと思います。
 今回どんな報告になるのか注目していたら、「旧吉田茂邸」と「ポートハウスてるがさき(旧照ヶ崎プール)」の観光関連だけで、ガッカリしました。

補正予算の補助金乗り替えに反対

29年度当初予算にある「大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業」1437万円。そのうち500万円は新駐輪場建設のための仮置き場になっていた部分を整備、残る937万円で調査などをします。当初253万円の国の「地方創世交付金」を見込んでいましたが、補助率の良い「官民連携による地方活性化のための基盤整備推進調査費補助金」465万円に替える補正予算案が出され、審議しました。
 みなとオアシスも、駅前整備も、全町民を対象にした参画の保障がありません。大げさに言えば、「一握りの人たちが、税金で自分たちの夢をかなえる」ことができるような論建がされているような気がしてならないのです。みなとオアシスはそれさえできないのではないかと思います。この補助金のタイトルは「官民連携」。これ以上町独自の官民連携事業が進むと、それこそ他の町独自の事業を削ることにつながりかねません。全体像がみえない事業に補助金をつかうと後戻りが困難になります。

大磯町・住宅地の豊かな自然・蛍・クワガタ・スッポンまで 

 私にとって大磯町の誇りは・・・再建された旧吉田茂邸などではなく、身近にある豊かな自然です。
 半年ほど前に見かけたのは、沢ガニ。大磯駅のホームからわずか数十メートルの道路上を横切っていたので、つまんで近くの三沢川に放しました。近所の方に話したら、「沢ガニはよく道を歩いていますよ。車に轢かれてペチャンコになっているのも。かわいそうに。」沢ガニはイノシシの大好物だそう。イノシシも出てきて庭などが荒らされるので大変です。
 この三沢川には蛍も出ます。ここ数年は見かけないので、絶えてしまったのではと心配している方もいます。でも、スッポンが川岸を歩いていたのを見かけたという話を聞いたそうで、びっくり。
 10日ほど前、駅のホームの北側の道路で黒い小さな虫がひっくり返っていたので、拾ってみたら深山クワガタのメスでした。近くの木の枝にのせました。
 5日前は東小磯の線路北側のマンション横の小川でを見ました。近くのLED灯が明るくてわかりつらかったのですが、飛んでいるのをさがすのでなく、川を覆うように生えている草の茂みに目をこらしたら、2匹またたいているのを発見。豊かな気持ちになりました。
 今朝早朝は大空を群舞するアオバトの大群に遭遇。上を見上げると、胸の黄色がよく見えます。
 他にもコウモリキツツキなど、いわゆる住宅地で見ることができます。我が家にアオダイショウがいたことも。大磯はいいところ!!
 

2017年5月19日金曜日

大磯町自治基本条例が泣くみなとの交流施設計画

 5月9日、閉会中に総務建設常任委員会を開き「みなとオアシス推進事業」を審査しました。オリ・パラに間に合わせる日程で強烈な進め方をしていることがわかりました。
 3億3200万円かけて大磯港の漁協施設のある敷地に、漁協施設(9900万円・補助金4000万円)と、レストランや直売所、情報提供・展示スペース、多目的スペース、案内所など(2億3300万円・補助金3500万円)をつくります。町でつくった建物は、指定管理者(町の直営より費用が少なく、サービスが良いことを条件に委託する自治法上の制度)に維持管理と運営をまかせることになっています。町民主体のまちづくりを謳う自治基本条例は単なる飾り物?内容はごく一部の関係者しか知りません。議会は報告を受けていますが、そもそも町民に知らせる役割は町にあります。
 普通、指定管理は既存の施設の維持管理を自治体が行うよりコスト削減、サービス向上ができるからと、委託(議決案件です)することが多いのですが、大磯町は「ありき」で進んでいます。年間40万人の利用を見込みますが、この数字を担保するものはありません。◇どんなレストランにするか◇何を売るのか◇売り上げ見込みは◇6次産業化で加工スペースを設けるが内容はどうするのか◇駐車場料金を取るが売り上げに影響しないか◇釣り船のお客の無料駐車スペースが減るがよいのか◇漁協と別棟にするのか◇維持管理費は指定管理者が払えるのか等、基本的なことはこれからアドバイザリー業務を入札して、業者と協議しながらすすめるというのです!!(予算額は1600万円!来年度は実施設計業務に2430万円・施工管理費に1470万円を予定)
 このやり方では「指定管理が可能な内容」になってしまい、指定管理者のための施設になってしまいます。町は指定管理者から建設費を回収する予定はないと言います。条例に謳う「町民の参画と協働」ができません!進め方が「逆」です。
 大磯町は「森友」「加計」問題を想起させるようなことをしないで!!

2017年5月14日日曜日

町民も心配していた!大磯町職員の長時間労働

 昨日(5月13日)、ふたつの会場で「議会報告会」を開催しました。平成29年度の予算審査では合計218項目の質疑がありましたが、町民生活に密着した事業や関心が高いと思われる事業を14項目抽出し、金額や内容を報告しました。報告の最後の「職員の長時間労働の改善」に、大きな反響がありました。

 「長時間労働のことは知っていた。議会がやっと問題にしてくれたかと思う。遅いくらいだが、なぜこんな状態なのかもっと掘り下げてほしい。付帯決議を出しただけではダメで、特別委員会を設置してもらいたいくらいだ。」「町の職員がこんな働き方をしていることを議会だよりで知った。中途退職者が大勢いることに驚いた。有望な職員がやめ、他の自治体で働いているのは問題だ。なぜ辞めたか聞いて、いかすべきだ。大変でも大磯町のためにがんばりたいといって働き続ける環境をつくらなければ、町が回らなくなるのではないか心配だ。管理職が役割を果たしているのかもよく調べるべきだ。」「ムダな働き方をしていないのかも調べる必要があるのでは。」など、職員の働き方への意見や要望が出されました。

 吉川議長は「議会として取り組む」ことを明言。議会はこの7月折り返し地点で、議長副議長をはじめ、構成が変わります。私はその時点で特別委員会の設置を提案することを考えています。
 

2017年5月7日日曜日

大磯中学校給食、何とかしてくれ!孫がかわいそうだ

 中学校給食の評価を高めようと教育委員会は努力をしていますが、私が情報公開で得た「大磯町中学校給食・スクールランチのこれからに向けて」の説明資料のアンケート結果は苦戦していると言わざるを得ない状況だと思います。
 昨年の7月7日と今年2月10日に行ったアンケート結果をみると、味付け、見た目はほとんど変わらず、味の濃さは「濃い」からどちらかというと「ちょうどよい」「薄い」へシフト、ごはんの量とおかずの量は少ないという回答が増えています。(特におかずの量)
 特筆すべきは「どのくらい食べるか」の設問の回答です。7月➡2月の結果は「全部食べる」97➡97、「半分以上食べる」172➡187、「半分以上残す」267➡222、「全然食べない」150➡134でした。改善はあるものの、全然食べない・・・が134人もいるなんて!!残食率21.5%もうなずけます。
 残す理由は「量が多すぎるから」59、「味付けが苦手だから」278、「苦手な食材が多いから」118、「食欲がないから」54(これも問題ですね。成長期の中学生が食欲がない?食欲をそそられないこともあるのでは?)「その他」117です。
 完食する生徒は「量はさらに必要」。理由は「運動量が多い」28、「もっと成長したい」13、「すぐ空腹になる」52、「おいしい」9となっています。
 設問は他にもありますが、「このようなデリバリー弁当を食べさせていていいのか」と、数字を見て愕然としました。
 私の「議会報告」に参加された方は、「何とかしてやってほしい。一緒に住む孫の話では、昼ごはんの時間が近づくと楽しくなくなると友達どうしで言っている。ほとんど食べていないみたいなので、心配だ。」と強い口調で話されました。
 時間を区切って「おいしい給食・小学校並みの残食率」にならなければ、違約金を払ってでも委託を中止することも考える必要があるのではないか。自校方式が実現するまでは家庭弁当と業者弁当の選択制を、と6月議会で求めていきます。

2017年5月2日火曜日

共謀罪・大逆事件と母校創始者

 昨日の東京新聞の夕刊で、母校の高校(専門学校)の創始者、西村伊作の名前に触れました。記事のタイトルは「大逆事件の教訓 今に」で、冤罪で刑死した医師「大石誠之助」の名誉回復を求め活動する市民団体が「『共謀罪』は同じ被害者を生む」と警鐘をならしているという内容です。
 明治天皇の暗殺を計画したと、検察当局は幸徳秋水、大石ら12人を死刑にした事件ですが、直接関係なかった人たちを捕らえ死刑にする蛮行が行われました。個人の立場で非戦や人権を守る大切さを訴えていただけの人が、とばっちりで逮捕され、死刑や無期懲役を一審のみで決められてしまう恐ろしさ。
 西村伊作は当時の文部省の教育を8人いた子どもたちに受けさせたくないと、自身の手で学校を創立しました。与謝野晶子、鉄幹、平塚らいてう、佐藤春夫らが教鞭をとっていて、日本で最初に男女共学を実践しました。私が大磯から御茶ノ水に通っていた時代も「高校生に校則はいらない、自分で判断しなさい」「制服なし」「週5日制」「勝ち負けを付けるのはナンセンス、体育はなし、代わりにレクリエーションの授業」「数学は答えがでて面白くないので教えない」など、自由な校風で知られていました。軍部に学校の使用を断ったために投獄されたことは教わりましたが、新聞記事で合点がいった次第です。
 西村は大石のおいにあたる人でした。記事からはどれだけの親交があったのかわかりませんが、開戦前の明治44年に処刑されていますから、西村もおそらく「命懸け」で軍に逆らったと思われます。
 今日のしんぶん「赤旗」では、戦意高揚のポスターが紹介されています。こうして、少しずつじわじわと感覚を麻痺させられる・・・冬眠中のカエルが茹で上げられるまで気が付かず死んでしまう・・・恐ろしい感覚が重なります。「共謀罪」制定は止めさせなくては。

2017年4月18日火曜日

中﨑大磯町長の公用車の使い方に「問題あり」

 前回のブログの続きです。やっと平成27年度分の「町長の動向」と「公用車の1号車・2号車の運転日報」の突合が終わりました。(28年度分はこれからです)10時間かけた結果、見えてきたのは・・・
週末・祝日も精力的に動いているが、職員に公用車を運転させるのは不適切ではないか
例1:28年元日の初日の出を見るために運転手は庁舎を午前5時50分に出て、7時30分に帰庁。その後8時45分から11時45分まで、宇賀神社、白岩神社、川勾神社、高来神社に行きました。参拝は個人で行うべきでは?大磯港では初日の出を特別に岸壁から見えるようにしました。このことは評価しますが、公用車を使ってまでして様子を見ることではないと思います。
例2:1月2日(土)9時~13時、3日(日)9時~11時も公用車で「箱根駅伝応援」!!
正月の三が日の職員のワークライフバランスをどう考えているのですか!!
例3:27年12月5日(土)湘南国際マラソン懇親パーティーのために18時から21時まで公用車を使用。その間、職員は時間を拘束されます。休日出勤、振替休日はきちんと手当されたのか・・・タクシーを使えばよいではないでしょうか・・・
公務なのかわからない
例1:27年12月1日(火)10時30分に庁舎を出発。行き先は「自民党本部」。帰りに清川村の「県立やまなみセンター」の宮ケ瀬クリスマス交流懇談会に立ち寄り、帰ったのは夜の8時30分。走行距離は172km。平日ですから、町政の執務にあたるべきと思います。
例2:12月12日(土)私塾まきばクリスマス祝会は「動向」に記載、でもそのあと海老名駅まで行っています。「動向」に記載なし。9時~16時40分、走行距離60km。
例3:12月13日(日)17時25分~20時30分大磯プリンスホテル、走行距離18km。「動向」には記載なし私事で公用車を使用したのでしょうか?職員給与もガソリン代も税金ですが!?このような例は2年分で50件は下らないでしょう。引き続きご報告します。


2017年4月8日土曜日

中﨑大磯町長 公用車で年間30回以上ホテルへ

 公用車の1号車はいわゆる「町長車」、2号車にも町長が乗ることもあります。(もちろんこれで100%ではありませんが)平成27年度と28年度の1号車・2号車の「専用自動車運転日報」を情報公開しました。町のホームページに掲載されている「町長の動向」と突合すると、町長の動きや時間の使い方がある程度見えてきます。
 およその行き先を見ると、ホテルの名前が多いのに驚きます。平成27年度は大磯プリンスホテルを始め、横浜ベイシェラトン、横浜ロイヤルパークホテル、ロイヤルホール横浜、シェラトン都ホテル東京、ヒルサイドパレス、ホテルニューグランド、東京プリンスホテル、ローズホテル横浜、ホテルおかだ、富士屋ホテル、ANAインターコンチネンタル東京、TKPガーデンシティ平河町(永田町の貸会議室・宴会場・イベント会場)、京王プラザホテルなどに町長は行かれています。
 ホテル行きが全ておかしいわけではありません。町に関係のある団体の会合がホテルであることも否定できません。でも「何のために、誰と参加し、どうなったか」は、町民に明らかにする必要があります。税金でリースしている公用車(500万円クラスの車です)、運転手は職員です。帰りの時間が夜9時、10時台があるのも気になります。
 透明性の確保のために、議会で取り上げることを考えています。そのための突合せ作業に時間がかかりそうですが・・・このことを町民に話をしたら、「気を付けてくださいよ。」と言われました。何が出てくるかわからない、ミステリーの世界に迷い込みそうな感じがしています。

怖いんです 共謀罪・銃剣道・教育勅語

 共謀罪が国民、野党の反対を押し切り、審議入り。法相が答えられないのを見越し、官僚が答弁するようにするらしい・・・とんでもありません。「治安維持法の再来」と言われるこの法案、私はひたすら怖ろしいと感じます。「歴史に学ぶ」ことを否定する人はいないでしょう。いったい戦前回帰のどこがいいのか、理解に苦しみます。内心の自由、表現の自由にまで国家が立ち入り処罰できる法案を、「一般人は対象外」と言ってのける安倍首相。法律は誰が運用しても同じであることが大前提なのに、あまりに幅がありすぎるし、一般人が対象外というなら「一般人とは」の定義を作るべきと私は考えるのです。
 「アベ政権を許さない」「原発はいらない」「年金を下げないで」など、私たちはいろいろなことを感じ、考え、言葉にし、一緒にアピールします。でも、何が「組織的犯罪集団」にあたるかわからないのですから、私たちは委縮し「見ざる・言わざる・聞かざる」状態に誘導されるのではないでしょうか。こんな窮屈な世の中、ゴメンです。暴力はいけないので、それは今の法律で処罰できます。だから、内心・表現を処罰できる怪しい「共謀罪」となるのです。小説家も、お笑い芸人もどうなるのか・・・
 先行き暗いなあ、明るくしなければと思っていたら、「銃剣道」が中学校の保健体育の武道の選択肢になったと驚愕のニュースが。4月7日のしんぶん「赤旗」記事に、元自衛官の男性から「銃剣道を中学生に教えるなんて、教育として間違っている。絶対にやめさせてほしい」「自衛隊で銃剣術を職業軍人として教育される。心臓を突く人殺しの術です」と電話があったことが紹介されています。保健体育のありかたから遠く離れています。まさか大磯町で選択はしないと思いますが、どこかで確認は必要ですね。
 同時に教育現場で「教育勅語」に触れてもよいと「閣議決定」したことも確認が必要です。お父さんのいうことは絶対!国民は天皇の赤子!学校でこんなことを教えることを望んでいられないのは、平成天皇ではないでしょうか。(こんなことをかけるのも今だから?だから怖いんです)

2017年4月3日月曜日

アベ政治を許さない 大磯駅前に約25人!

 共謀罪の国会審議入り、ますます混迷を深める森友学園問題に加えて加計学園もおかしい……こんな中で今日3日のスタンディングはおしゃべりで盛り上がりました。「共謀罪」はもちろんのこと、中学校の保健体育で教えることができるようになった「銃剣道」への憤り、伊方原発再稼働を許したことは「許さない」などなど。
 共謀罪反対の署名を届けてくださった方、募金を寄せてくださった方、3月30日付のフィナンシャルタイムスの「忖度」についてのコメントを持ってきてくださった方も。
 これからも続くスタンディング。たくさんの方々の参加をお待ちしています。

2017年4月2日日曜日

中﨑大磯町長 滄浪閣所有者を3回訪問 何のため?

 「町長の動向」は、町のホームページにも掲載されますが、町民は新聞折り込みのミニコミ紙をよく目を通しているようです。このごろよく聞くのは「大磯町の町長さんはよく横浜や東京に出かけるんですね。二宮町の町長さんは町の中で仕事をされているようだけれど」。私も気になっていたものの、漠然とした認識ではいけないと思い、ホームページで遡れる平成24年7月から今年3月13日までの分を読み込みました。
 二階幹事長を(私がカウントした限り)平成25年11月28日以降3年半の間に13回訪問しています。麻生財務大臣とは3回。自民党本部へもかなりの回数訪れています。

今、一番気になるのは綾瀬市の「道志会」の訪問

「道志会」は綾瀬市で介護老人福祉施設や有料老人ホームを経営する社会福祉法人で、理事長は川邊泰男氏です。インターネット記事によると2004年の高額納税者全国ランキングで15位でした。プリンスホテルから所有権が移転したのは平成19年(2007年)3月30日。「安倍政権の買い取り計画」が報道されたことがありましたが、その後の動きは私にはわかりません。観光推進のために国の税金を使った調査で、一度は「滄浪閣で道の駅」案も浮上しましたが、音沙汰なしの状況で忘れ去られている感があります。現在は1回1000円の駐車場になっていて、建物は使われていません。
 大磯町はプリンスホテルが手放すときに町が買いたいと手続きをとったものの、価格が折り合わず断念した経緯があります。私が議員になる以前から庁舎移転問題はくすぶり続けていますが、町民に見える議論は全くありません。
 そんな中で町長が「公務」として「訪問」することは大きな疑念を抱かせると言わざるを得ません。「公務とは」を含め、6月議会で質す予定です。

2017年3月31日金曜日

大磯町 超弩級の人事異動に続き管理職手当を2%アップ!

 今日は年度末。3月23日に記者発表された「平成29年4月1日付人事異動」を見て驚いたのは、「部長級8人(昨年は1人)、課長級17人(同6人)、副主幹級8人(同10人)で全体で143人(同138人)に移動を発令」したことです。部課長級の数も増やしました。(人数の精査はこれからします)
 大磯町の正規職員の32%が経験5年未満なので、業務の進め方のポイントがわからない、業務内容を伝えられない・教えられない、業務の引継ぎのしかたがわからないなど、深刻さは理事者も理解しているはずです。が、この異動の多さに「どうしたら仕事が回るのか頭の中が真っ白状態」の職員が多いのではないかと思います。
 町長は事実上全ての職員の任命権者ですから、(制度上は複雑ですが)職員配置は将来を見越して行うのが当然と言えます。昨年、今年と2年連続で140人前後を異動させた結果、組織に何が起きるか町長は理解されているでしょうか。私には理解不能です。異動の対象職員は予算審査の答弁でいくと336人のようですが、「職員数」はいくつもの数え方があるので、つかみどころがないのが実情です。
 29日には「管理職手当を16%から18%に上げる」ことを宣言(告示行為)しました。当初予算での説明は全くありません。当然1年間の値上げ分は当初予算内で収まるはずですが、今回の措置について議会への説明はありません。管理職は時間外手当てがつかないので、給料上逆転する人もいます。給料アップは歓迎しますが、実質の労働時間がそもそも把握できていないのが根本的な問題なのですから、そこにメスを入れることをしないでうやむやにすることは許されません。葉山町にくらべ、ラスパイレス指数は10%以上低い大磯町。まず、基本給の見直しが必要です。 

2017年3月30日木曜日

森友「忖度」蔓延 大磯町でも

 森友・籠池理事長が国際記者クラブで会見した時、通訳に困ったのが「忖度」だったそうです。英語にはピッタリした言葉がないので、「行間を読む」(これは日本語でも使いますね。法律や条例で読み取れない運用上の扱いを担当者に聞くときによく使います)「舞台の一幕の背景をみる」など訳したメディアもあったそうな。
 大磯町でよく聞く似た言葉に「阿吽の呼吸」があります。言葉に表さなくても、互いに意思疎通が図れた時に使います。なんとなく決めたい、説明責任を果たしたくないときに便利な言葉ですが、使ってはならない言葉だと思います。森友問題で追及されているのも、説明できないことがなぜ起きたのか、に尽きるのではないでしょうか。
 「忖度」を聞いて私が思ったことは、大磯町職員の「自発的勤務」です。えっ、何のこと?と思われるでしょう。説明します。職員の勤務は「帳簿」によって管理され、それを元に給料を計算します。(帳簿外の勤務時間はサービス残業=未払い残業代がありますが、実態と違うことが大きな問題です)「自発的勤務」は上司から命令された業務ではないけれど、実際仕事をこなすときに使う言葉だということが、つい最近わかりました。
この働き方も「忖度のうち」のような気がしてなりません。上司や同僚や、ひいては町全体のことをおもんぱかって、ただ働きをする・・・あるべき姿とは程遠い憂慮すべき事態だと思います。
 「自発的勤務」中に事故に会ったら?出勤中に事故に会ったら?病気が急変したら?保障はどうなるのでしょうか?6月議会の質問項目がどんどん増えています。

2017年3月24日金曜日

宅配ヤマト・サービス残業代調停成立 大磯町職員はどうなる?

 ヤマト運輸の元宅配トラック運転手2人がサービス残業代(未払い残業代)を請求していた労働審判で、23日横浜地裁で双方合意の調停が成立、解決されたとしんぶん赤旗の今日の1面記事で知りました。
 金額は非公開ですが、この結果がヤマトの未払い残業調査に波及すれば、支払金額が大幅に増える可能性があると報道されています。審判ではそれぞれ301万円、276万円を請求、会社側は72万円、90万円を提示(おそらく遡及できる2年分)。双方の算定根拠が違っていましたが、ヤマトの「変形労働時間制」の労基法違反が認められたようです。
 ヤマトは「一人ひとり面接し、ていねいに調査している」と話しています。インターネットでお買い物…サイトによっては「送料無料」も。消費者にとって安いことは歓迎ですが、働く人たちの劣悪な環境の上にたつ「安さ」を認めたら間違いだと思います。

大磯町の未払い残業代はどうなる?

残業代の払われ方に筋が通っていないことは明らかですが、経理上は出勤簿で管理されているので監査も通ります。「作文」によって予算の範囲内で払われていますが、実態と違いますから、職員は釈然としない気持ちを持ち続けているはずです。業務量を支払い可能な時間まで縮小する。できなければきちんと払う。これしかありません。
 この方向が早く示されなければ、中途退職予備軍が増えるばかりでしょう。大磯町全体の損失になる状況を一刻も早くなくすために、「業務の時間と質」をヤマトと同様、ていねいに調査すべきです。本当はそのようなことをしなくても、「就業管理システム」と「自己申告書」の分析でかなり実態把握はできると思いますが。

2017年3月20日月曜日

大磯町職員のサービス残業代 試算すると??

 民も官も、「働き方改革」が叫ばれています。なかなか進まないのは、底流にある「サービス残業をしないと、会社が潰れる」ではないでしょうか。でも、本当にそうなのかを見極めることなしに、「仕方がない」と諦めることはないと思います。
 イギリスのEU離脱の頃から言われ始めた「ポスト真実」。ちまたに流れる情報の本質を見抜く力が私たちに求められる時代に突入したと思っています。
 地方自治体にとって、いくつもの課題を突き付けられています。まず、夕張市の破たんで「財政健全化計画」。夕張市が破たんした原因は一種の「粉飾決算」で、ふつうに、まじめに予決算を行っていれば「破たん」しないようになっているのですが、財政難の説明でよく登場し、住民や自治体職員を委縮に導いています。
 今の流行り(敢えて言います)は、「消滅都市」。国策であるべきが、地方自治体の責任で計画を立てさせられている状況です。都市は消滅する(消えてなくなる)はずがないし、憲法が暮らしを保障しているので、都市がどのような形をとろうと、「生存権」はなくなりません。前置きが長くなりました・・・

大磯町職員のサービス残業代をざっくり計算してみたら驚愕の数字が!

退庁は10時、11時が当たり前…10時15分に退庁すると残業は5時間になります。1カ月に払われる残業代の一人当たり、平均の上限は30時間。20日勤務とすると、支払い分は1日1.5時間(退庁は6時45分)です。少なくとも、倍のサービス残業(8時15分退庁)が行われていると考えてもいいのでは。
時間あたり1800円×1.5時間×20日×12カ月=64万8000円(過小見積もり?)にもなります!!でも、8時15分に退庁できている職員が何人いるのか…ごく少数ではないかと思います。これでは中途退職に歯止めがかかるわけがありません!
 人は起きてから17時間が経過すると、酩酊状態のパフォーマンスに陥るといわれています。酩酊状態の職員に残業代を払うなんて、そもそもおかしいことです。仕事量の見直しを「町民主体」の観点で行わなくてはなりません。
 

2017年3月15日水曜日

そんな…安倍首相が残業「過労死ライン」容認

 残業が1カ月80時間で「過労死ライン」に、100時間越えだと「労災認定ライン」。これは厚生労働省も認める「定説」で、根拠もあるとされています。
 過労自殺した電通社員、高橋まつりさんの母親は「過労死遺族の一人として強く反対します。」とコメントを出しました。
 大磯町職員の働き方については、「電通よりひどくはないか」との意見も町に届いています。「ひどさ」を比べることはできませんし、比べてよいこともないと思います。「8時間働けば普通に生活できる世の中をつくろう」と日本共産党は呼び掛けています。
 日本の働き方は異常です。日本並みの国もあるかもしれませんが、とにかく「是正」待ったなしです。安部首相は経団連と連合の会長と会い、残業時間の上限について月100時間未満ならよいと、「お墨付き」を与えたと報道されています。とんでもありません。
 日本の生産性は高い。なのに働く人まで回ってこない。アベノミクスの破たんを早く認めてほしいものです。
 公務員も働く人たちの一員です。それも「全体の奉仕者」と憲法で規定されていますから、住民サービスがこれ以上下がらないように国をあげて考えるべきでしょう。
 まず、大磯町は「サービス残業根絶」ここから初めて!それから説明できる「人事配置」を強く求めます。
 付け加えることがありました。先週図書館で会った町民から「今何が問題なの?」と聞かれたので、「大磯町のブラックな働かせ方です」と答えました。「職員の家族から帰りは12時近いと聞いたけど、本当だったんだね。何とかしてあげて」と言われました。

2017年3月11日土曜日

やはりおかしい 大磯町の中学校給食

 私は町の中学校給食に納得してはいません。3年間の調理・配送業者との契約切れまで、まだ2年!契約破棄も可能(違約金が発生すると記憶しています)です。教育委員会の献立改善などの努力は認めますが、そもそも「冷たい」「量の調節ができない」ことへの対応は限界があります。ー次回は町の経費について詳細をお知らせします-
 9日の予算特別委員会の改善方法を求めた質問に、「汁物も考えられる」と答弁が。弁当箱の購入予算にも町費をかけています。この上汁椀?やめましょう。
 お腹がすく生徒にはご飯の余分が1クラス5個あるので、間に合っていると考えているとも。でも、塩気なしでご飯だけ食べろというのも、酷ですよ。足りない生徒は内緒でおにぎりなどを食べていると聞きます。せいせいと食べられないのは、食中毒などがあった場合、原因を特定できないからだそう。一理ありますが、何か釈然としません。食中毒は一人だけではないのでは?

残食率に思う

給食費は1カ月4900円。残食率20%なので、1000円分がムダになる計算です。食べ残しは業者が回収、ということは「産業廃棄物扱い」になります。
 保護者は余分に食材費を払い、その上税金で産業廃棄物を処理してもらっていることになります。考えれば考えるほど腹が立つこの方法。何とかしなければなりません。
 小学校は生ごみ処理機(年間の点検費用は33万円ほど)でたい肥にしています!

2017年3月9日木曜日

中学校給食 高いうえに残食率が20%以上!

 大磯町の中学校給食は「スクールランチ」と呼ばれていますが、「デリバリー弁当」です。中学校給食の導入に関しては、PTA関係者、専門家などで構成された会で「自校方式が好ましいが、時間がかかるので、つなぎとして弁当を」と結論が出ています。
 その後、教育で議論した結果、「食育の観点から、全員が同じものをたべること」とし、家庭弁当とデリバリー弁当の選択制にはしませんでした。
 私は導入に当たっては、自校方式ができるのだから、自校方式を目指す。それまでは選択制を、と反対してきました。調理・配食方式は自校方式の2倍かかっています。
 今日の予算審査で気になっていた「残食率」を聞きました。いわゆる「食べ残し」です。主食はほんのり温かい、でもおかずは一度冷やさなくてはならないため、「おいしさ」の追及は限界があります。

 驚きの答弁が返ってきました。自校方式の小学校の残食率は6%台、それに対してデリバリー弁当の残食率は20%以上でした!(給食費は4900円)

 あと2年で調理・配食業者との契約が切れます。自校方式をするには都市計画法や建築基準法をクリアする必要がありますが、そこは大丈夫です。
 自校方式はやる気になればできますし、なにより生徒が喜ぶ温かくておいしい昼食を提供できます。みなとや駅前にハコモノをつくるより、調理室のハコモノの方が優先順位が高いと思います。

大磯町 ICレコーダーも私物を使用

 どこまで続く?と思わせれたのが「私物の使用」。月曜日の都市建設部の業務における私物の携帯電話に続き、火曜日の町民福祉部で明らかになったのが「ICレコーダーも職員の私物使用」。町長の諮問機関などの会議録を作るときに必要なものです。
 今日の教育委員会関連で、同じ質問をしましたが、やはり「私物を使用」していました。会議録の作成は業者に委託するため、必要部分のデータを移すので、多に漏れる心配はないことがわかりました。
 教員が使うパソコンの記憶媒体もロックされているので、漏洩の心配がないこともわかり、ホッとしています。

 実は、業務で使うペンや修正テープなど消耗品も、私物を使う職員も多くいます。支給品より使いやすいので自前で・・・というのはある程度理解できますが、「問題なし」とはいきません。

予算特別委員会 就業管理システムによる実態把握の付帯決議

 今日は予算特別委員会の最終日。T委員から職員の職場環境改善に関する付帯決議の提案がありました。
 この度、平成29年度予算案を審査する予算特別委員会において、就業管理システムに関する質疑が多数の議員によって行われたが、明快な答弁はなかった。長時間労働などによる職員の職場環境の改善は、喫緊の課題であると受け止めている。また、中途退職者が後を絶たない現状が続いていることは、大磯町にとって大きな損失であると危惧している。
 しかし、予算委員会に提出された労務管理資料では、実態が見えないため、修正案も出せない状況である。よって、以下を平成29年度予算に対して付帯決議案として提出する。

1.町として、早期に職員の勤務実態と就業管理システムによる実態把握をおこなうなどの調査をすること。その上で分析を行い、対策を示し改善すること。

 副委員長は体調不良で欠席でしたが、その他の委員6人は全員が賛成しました。本格的に議会の意思にするには、21日の最終日に「決議案」を提出し、可決する必要があります。
 今日は議長から無記名ですが「大磯町役場御中」で始まる「深夜、遅くまで連日連夜に及ぶ事務所内点灯…は何故ですか?」という文書(3月3日付)が議員に配布されました。
町役場は「電通=超過勤務・違法労働行為」等々とは無縁であることを祈るばかりです。省エネにも配慮・努力してほしいと思います。などと書かれています。
他の議員も積極的に問題を取り上げてくれました。最後までがんばります。
 

2017年3月7日火曜日

就業管理システムは不存在?町提出資料にない!

 今日の予算特別委員会に、初日に職員の労務関係の書式を出すように求めていたものが今日提出されました。「出勤簿」「休暇等整理簿」「時間外等勤務命令簿兼振替簿」「自己申告書」の4種類で、就業管理システムは出されませんでした。
 このシステムで、職員が在庁しているかはわかることになっているので、「傾向」はわかると答弁がありましたから、おおいに参考にしてもらわなくては困ります。自分のデータを「お守り」のように持っている職員もいると聞きます。

ICレコーダーも私物を使っていることが判明
 福祉関係の部署ではいろいろな会議を行い、会議録はたいてい職員がつくっています。今日ははっと気が付き、レコーダーが備品とはあまり聞いたことがなかったので、町の備品か、私物か質問しました。わかったことは、4課すべてで自前のレコーダーを使っていることです。
 データは抜き取とり、パソコンに落としているので守秘義務は守られているようでしたが、気を付けないといけません。
 闇の深さに今日も愕然としましたが、これはなにも大磯町に限ったことではないように思います。横つながりで、全国でブラック自治体をなくしたいと思います。党では国会でも議論を進めています。
 国と地方の関係を改めなければ抜本的な改善になりませんが、できるところから進めたいと思います。

2017年3月6日月曜日

大磯町職員・業務の携帯通話料は自分持ち!

 今日は予算特別委員会で現場に赴く職員の多い「建設」関係の質疑を行いました。道路の補修、下水道の工事現場、観光の推進などで現場に出向く職員が役場と携帯電話でやりとりをしているのは承知していましたので、あらためて業務で使う電話に係る予算計上があるかどうか質問しました。

 都市建設部、産業環境部では全く予算計上していないことがわかりました。何年間も職員が自己負担しています。今まで確認もせず、うかつでした。加えて現場にはいていく長靴や業務で使う手袋も自前。これはあとで職員に聞いてわかったことですが・・・・以前、上着(小田原の「生保なめんな」はとんでもないことですが)も支給されていましたが、自前になったことは知っていました。しかし、いわゆる消耗品まで自前だとは考えもしませんでした。

 ここまで組織に問題、課題が積み重なっている自治体も珍しいのでは。と言っていられません。

2017年3月5日日曜日

日曜朝5時過ぎに大磯町庁舎で仕事?人影を確認

 今朝5時15分、通りがかった役場1階に照明がついているのに気づき、様子がわかるかもしれないと海側に回ってみました。太平洋自転車道から、保険年金の部署で女性が立っているのが見えました。背を向けているので誰だかわかりませんでしたが、徹夜していたのでしょうか?それとも早出?それも日曜日に?
 月曜日は朝一番で「働き方」を確かめる必要がでてきました。議会の予算審議の最中なので議会対応が必要な時期ではありますが、突発的というよりも「通常業務」の範疇に入るはず。それなのに???

 宅配最大手のヤマト運輸では、約7万人の社員を対象に未払いの残業代の有無を調査、支払うべき未払い分が確認できれば支払う方針を固めたと、報道されています。未払い残業代は2年の時効があるそうで、私は全国の自治体が調査して払うべきだと考えています。神奈川県内の店舗が残業の一部を支払わなかったとして、労基署から是正勧告を受けたことも一因とされています。地方公務員の場合は労基署ではなく「公平委員会」のはずですが、積極的な周知はされていないことが予算特別委員会でわかりました。

 大磯町では労働組合がありませんから、自治体労働者の相談先などがはっきりわからないことも問題だと思います。(ひとりでも加入できる労働組合はあり、団体交渉も可能ですが、個人が明らかになるため足踏みする場合が多いようです)何とかしなくては。
 

2017年3月4日土曜日

大磯町職員の就労管理システムなどに質問集中

 今、国会でも長時間労働解消・過労死根絶の議論が進んでいます。月80時間(20日換算だと1日4時間)が過労死ラインと言われ、亡くなった時の勤務時間が100時間を超えるとほぼ間違いなく過労死認定を受けるとされています。
 大磯町のいくつかの部署で、退出が10時、11時が当たり前と言われる事態が起きています。5時15分が正規の退出時間ですから、9時15分で4時間、10時15分で5時間の計算に。28日の一般質問の内容はほとんどの議員にとっても「ショッキング」なことだったようで、3月3日の予算特別委員会では、3名の委員が本庁の出退記録(就業管理システム)や、H29年度の時間外勤務手当などについて、相次いで質問がだされました。

 職員が庁舎に出入りするときに自分のカードをかざす「就業管理システム」は、時間外の「証明」、「頼みの綱」といわれています。そもそも「就業管理」なので、「タイムカード代わり」のはずですが、そうなっていないことにほとんどの職員が疑問をもっていると思います。
 「出勤データの管理のしかたは」の質問に「時間外は命令簿で管理している。就業管理システムはどの位庁舎にいるかはわかるが、仕事の内容はわからない。大まかな傾向はわかる。」と答弁。職員は何を思うのか・・・機械なので〇時〇分と記録されるのは当然でしょう。一般質問では「仕事の量と質」の調査を求めましたが、特別委員会の総意になるようにしたいと考えています。 
 時間外手当は月20時間から30時間へ増やしましたが、理由を質問しても「秋の所属長聴取の反映」「どうも足らないようなので、実情に近づいている」と、納得できる答弁はありませんでした。もっとがんばらなくては。
 

2017年3月2日木曜日

大磯町のブラックぶりが露呈 職員の長時間労働

 退庁は夜の10時、11時が当たり前。時間外手当は1か月20時間(12月以降は30時間)で上限設定がされています。これは、1日換算で1時間ほど。サービス残業が行われているとしか考えられません。年次(有給)休暇は年20日ですが、H23・24年の取得は5日未満!
 5時以降は暖房(冷房)が切られるので寒い(暑い)環境で働いている。職員配置が変わりすぎるので、大変など、2ケタ近い職員から悲鳴が寄せられています。これらの問題は全庁的に起きていて、深刻です。
 2月28日の一般質問でわかったことを箇条書きにすると・・・
〇職員の年齢構成は5年未満が32%、5~9年7%、10~14年10%、15~19年5%、20~24年13%、25~29年19%、30年以上14%(同僚議員への答弁・崩壊を危惧)
〇時間外手当が支払われる職員はH26年度165人、27年度は158人。
〇H26年6月議会で当時の吉川議員が中﨑町長に「就業管理システムで働き方の改善」を求めましたが、その後検討のあとは無く、今は「認識」と「鍵がわり」状態。(職員の命綱だというのに!!議長も(当然)えらくご立腹。明日の予算特別委員会で引き続き質問します)
〇自己都合の中途退職者数は…H23年度6人、H24年度6人、H25年度2人、H26年度9人、H27年度12人と、激増。今年度末でも6人は退職(別の自治体に転職する人も多い)と聞き及んでいます。大磯町に公務経験者が転職するかというと「即戦力としては難しい」という答弁が。疲弊が加速度的に進んでいるということです。
 パワハラも聞いていますので、上司の職員研修など求める質問もしていきます。職員のやる気を高める必要は町長も十分認識されていますので、議会をあげて住民サービスと職員の資質向上観点から、改善を求めていきたいと考えています。


不可解 大磯港みなと「オアシス賑わい交流施設」

 2月28日の一般質問で、町民の意見が新たな公共施設建設の構想にいかされていないのではないかと、指摘しました。
 今年度、町長は約250万円かけてみなとオアシス(賑わい交流施設)整備計画基本構想策定業務委託をかけていて、納期は2月24日です。そこには、重要な「地元リピーター、集客能力の検討」や「概算事業費及び収支検討」も盛り込まれる約束になっていますので、当日内容を質問しましたが、まだ納品されていないと答弁がありました。(普通なら、契約変更をするべきです)
 町(町長)は、港湾利用者、地元関係者、関係協議会、港湾管理者等、大磯町、オブザーバー(国交省・JR・中日本高速道路・プリンスホテル)27名で整備事業の推進会議とその作業部会とで会議を開催しているから、意見はいかされているという認識です。これは一部、それも推進(進める肯定の立場)の関係者であって、意思決定に参加することを保障すべき「住民の参画」とは相反しており、問題だと私は強く指摘しました。

 魚業協同組合の負担分を町が立て替え!?

2月10日に議会に出された業務委託の資料によると、賑わい交流施設の漁協機能分の建設費は9900万円で、補助金の見込みは4000万円です。これだけではなく、3年前に1000万円かけた調査委託では、1550万円の解体費用が計上されています。漁協の同意は必ず得た上でないと進められないのではないかと質したところ、「役員さんは(この構想に)承知されているが、賄えない分は町が一旦(資金を)つくる」と驚愕の答弁が。
 とんでもないと述べましたが、議会の多数でありえる話です!住民の皆さんの考えを伺いながら、チェックを続けます!

2017年2月14日火曜日

不思議な展開 大磯港の「賑わい交流施設」基本構想

 2月12日に、大磯港みなとまちづくり協議会主催、大磯町共催で「みなとまちづくり講演会」が開かれました。
 第1部は国交省職員の国が地方港湾の活性化を支援する「みなとオアシスとまちづくり」の講演会、第2部はみなとまちづくり協議会メンバーの3氏と国の職員、町の副町長の合計5名によるパネルディスカッションでした。内容は、大磯港と周辺エリアでどのように賑わいを創出するか、成功させるために何ができるかなど、アイデアを出し合うものでした。

なぜ不思議な展開というか・・・

 10日の総務建設常任委員会・協議会で「大磯港みなとオアシス(賑わい交流施設)整備計画基本構想策定業務委託」(454万円)について、説明と質疑がありました。そこには施設規模の案(2階建て・漁協機能に490㎡、レストラン(50席程度)、調理・加工スペース、直売スペース、情報・展示コーナー、会議室、事務所などに1190㎡・合計1680㎡)と、参考として概算事業費(3億2000万円、うち補助金見込みは7500万円)の記載があります。
 みなとまちづくり協議会のメンバーもこの業務委託に関係しているので、この(案)をまとめるにあたってのアイデアや意見、課題などを出し合うものと期待をしていましたが、何も知らない参加者にとっては、「これからみなとに賑わいをつくりだす話」と受け止めたのではないかと感じました。実はそうではなく、来年度は建物の「実施設計」や「事業計画案」を行う指定管理者応募までの「アドバイザリー業務」を発注予定です。知らないところでどんどん話が進み、後戻りできない(するつもりもない)状況です。こんなことでは困ります。2月28日午後2時からの一般質問で正します。



 

大磯町の職員給与は県下最低レベル

 神奈川県のホームページに「県下市町村の給与水準及び総職員数の状況(平成28年4月1日現在)」が公表されています。
〇県内市町村のラスパイレス指数(国家公務員の給与と比較)の平均は、前年より1.4ポイント低下し100.7.(大磯町は91.9で下から2番目。真鶴町が91.2で最低。二宮町との関係は平成25年に逆転していました。)
〇職員総数については、前年より490人(0.68%)増加し、7万2595人。平成25年から4年連続の増。職員総数がピークだった平成7年度に比べ、1万3348人(15.5%)減。
〇職員数増加の主な理由は、消防力強化、病院の診療体制の強化、マイナンバー業務の増加対応など。減少については、27年の国勢調査業務の終了、退職職員の補充採用見送りなど。
大磯町では3月の議会に「消防職員を5名増やし、町長部局を5名減らす」議案が配布され、16日に審査することになっています。条例の職員数は上限で、消防を除き「定員適正化計画」で実際の数は相当低く抑えられています。減らす必要はないのに減らす…これではますます職員のモチベーションは下がると思います。
時間外手当の情報公開で見えてきたことは・・・
 平成27年度と、28年度の1月分までの「時間外手当データ集計表」を全職員分入手。とりあえず見えてきたことは、職員間でバラつきがあることです。各課、係でも違います。仕事量の把握ができていない結果では?更に、出退時間の記録などを入手し、18日の一般質問に臨みます。

2017年2月11日土曜日

公務員の働き方もブラックでは?求む、情報

 全国の自治体に共通していると思われるブラックな働き方。電通の過労自殺を受けて、国会で労働時間の規制について議論が始まっています。この15年で地方公務員が192人過労死していると、共産党の梅村議員が告発。超過時間が1か月平均80時間を境に死亡者数が増えていることも示されました。
 大磯町でも、地方主権や分権の名で仕事量は間違いなく増えていますが、職員定数は増えていません。残業や臨時職員、短時間の任期付きの職員を雇用し対応していますが、組織として住民サービスを維持、向上させるには抜本的な見直しが求められていると強く感じています。
 大磯町の給料は県下で下から2番目。大磯町の特徴は「中途退職者」が多いことではないかと思います。大磯町をやめて、別の自治体に努める人の割合が多い…その背景は?時間外手当は働く実態に応じてきちんと払われている?職員の要望は届き、実現している?仕事量の配分は適切?所属長は部下の働き方を把握し、職場環境を良くすることができている?等々、匿名でもかまいません、現場の声をもっとお寄せいただきたいと思っています。※二宮町がラスパイレス指数が一番低いと書きましたが、確認します。
 神奈川県の県職労アンケート調査でも「子どもの顔を見るのは朝と寝顔だけ。ママが帰ってきてくれると期待されることもなくなった」「業務量と職員数が全く見合っていない」「人員増が解決の道」などの声が寄せられたと地方政治新聞「新かながわ」で報道されています。
 28日午後2時~3時半の一般質問で取り上げます。

2017年2月10日金曜日

確定申告にマイナンバーの記入「必要なし」

 確定申告の時機到来。で、申告書にマイナンバーが必要か気になっていました。今年になって、複数の民主団体が国税庁の認識として「マイナンバーが不掲載であっても申告書は受け取る」ことを確認、報道したので、私の「マイナンバー知りません生活」が続行できることがわかりました。
 今日のしんぶん「赤旗」に、全国生活と健康を守る会が「総務省」「国税庁」「内閣府」3省と国会内で交渉、マイナンバーの記入なしでも申告が受け付けられることが確認されたという記事がありました。

続けましょう「マイナンバー」知りません生活

プライバシーが守られるのか、心配のつきないマイナンバー制度。3月の議会に町税の特別徴収(天引き)で個人番号の記載をしないよう、国に求める意見書を出してほしいという「陳情」を、昨日の議会運営委員会では「机上配布」にしてしまいました。理由は「国の行うことは法にしたがっており、法に従うなとはいえない」という、民主主義とは無縁の訳の分からないものでした。ガッカリ・・・でも、めげずに議会の中も変えなくては。

2017年1月24日火曜日

どうしてこうなる?大磯町の悪い冗談

 中﨑大磯町長の「決断」と「実現」の真意は?いつも注視していますが、1月16日に議会に示した「平成29年度当初予算編成状況」のなかにその片鱗が見受けられます。
 国庫支出金が28年度当初予算比で5900万円増えます。歳出では土木費が3億500万円増えることになっているので、それと連動していることが考えられます。
 オリンピックを見据え、大磯港に建設するという(それも町民の知らないうちに!)賑わい交流施設5億8200万円の予算計上は30年度ですから、何をするのか・・・・
 一つはいよいよ大磯駅前の道路拡幅(石垣崩しで景観台無し)と旧駐輪場跡地、駅前用地の残地利用などの計画着手です。
 大磯町には自治基本条例があり、町民参画が保障されていますが、町長の運用が不適切(具体的には「結論ありき」の情報提供をしてしまう)なため、問題になっています。問題点を指摘する町民のグループが町に「出前講座」で駅前の計画を説明してほしいと申請したところ、「計画はないので話す内容はありません。」と断られたそうです。
 町が計画策定の委託の予算計上をおこなう段階で、およそのエリアや内容は決めているはずです。でないと、見積もりもできないからです。それなのに、「話す内容はない」というのはおかしな話で、もっといえば町民の「知る権利」に応えていないことになります。

自治基本条例は飾り物ではありません

条例の見直しをしている「町民委員会」では、運用の問題点を指摘しています。町民の参画を「計画」時と「事業」時に分けて行うなどです。が、またしても同じ轍を踏むことが心配される状況です。
いろいろな意見があるのは当たり前、それを十分な議論をおこなってひとつにまとめていく過程が民主主義には求められているのですから、この案件は自治基本条例の真価が問われることになるでしょう。
 議会でも町長の政治姿勢をしっかりチェックすると同時に、議会の役割をはたすようがんばります。

2017年1月9日月曜日

びっくり!イノシシは夜行性ではありません

 大磯町でもイノシシ被害が深刻です。12月議会では「ジビエを考えてほしい」旨の陳情を審査しました。11月末の時点で、捕獲頭数は例年の倍以上の140頭近く。隣の二宮町、平塚市に比べると断トツに多い。町の檻の数も両市町に比べて多いことと、生息数がわからないため、大磯町に特に多く棲んでいるのかは不明です。
 ジビエの難しさは殺処分後速やかに(2時間が目安のようです)基準をみたした施設で解体しなければならないことです。ある自動車メーカーが「ジビエカー」を開発したそうです。これなら移動して捕獲場所の近くまで行き解体も可能なのではないかと、町に検討を求めたところ、前向きな答弁がありました。食品衛生法もクリアする必要がありますが、うまく進むことを期待しています。

 農家の被害を減らすために、町では連続して有害鳥獣被害対策の講習会を開いています。私は4回受講。県と町の生態調査に同行したこともあります。講師の井上雅央さんの対策法「えさ場をなくし、兵糧攻めにすればその地域は出没しなくなる。」「電気柵も下手に張ればただのヒモ。コツをつかんでください。」「こわがり、暑がり、なまけもの」がイノシシの特性。それを理解して対策をたてることが肝要だそうです。
 今回は虫窪と西久保の対策済みの農地の様子を視察、農家の方から「対策後は被害にはあっていない」と話を聞きました。それでも、井上さんは「草がえさになるので、秋の草刈りはぐっとこらえて枯草地帯にした方がよい」「ここの電柵はのり面の上に張っているので正解。下だと、感電しても前に進むしかないので、突破される。」電柵のすぐとなりの草地が掘り返され、大量の糞があるところでは「ここは遊び場になっている。草でお腹いっぱいになって遊んだ跡です。草刈りの時期を工夫して、冬場に緑の草を出さないように工夫してください。」と。
 西小磯の谷戸の農地では、脇にある竹藪の整備に汗を流しました。町長も一緒に作業、なんだかみんながいきいきして、いい感じ。竹の長さは5mにも達し、田んぼのなかに巨大なたき火が出現。アルミホイルにつつんださつまいもとさといもの焼き芋をいただきました。おいしい!!みんなで食べることの楽しさと、まわりの景色と空気がいいんですね。他の議員とも「子どもたちにもこんな体験をさせたいね、里山は宝物だね。」と話しました。

 何回参加しても、新しい話に出会える魅力が講習会にはあります。「ミミズは食べない」「沢蟹は大好物なので、水路の端を掘り返す」など、へえぇ、そうだったんですか、の連続です。今回は「イノシシは夜行性ではありません。」でした。次回も楽しみです。
 

2017年1月4日水曜日

今年も元気に「駅前スタンディング」 33名が参加

 毎月3日は「アベ政治を許さない」スタンディングを続けています。昨日は箱根駅伝の応援をしてから集まろうということになっていました。暖かく穏やかな年始で、陽光がまぶしい中、未来の有権者も含め、33名が集いました。

仕事始めは平塚土木事務所 中﨑町長の年頭あいさつは意味深長

 12月29日の夕方、「東小磯の住宅地の一角で木が切られたが、何が起きるのかわからず、心配」と連絡があり、現場へ。この日、官公庁は年末年始の休暇に入っています。このようなタイミングで何か工事をする場合、黄色信号が灯るというもの。仕事始めの年明け4日にはまず接道要件を調べに平塚土木事務所に行く約束をして、別れました。
 10時半から始まる町の賀詞交換会の前に平土へ。着いた9時半、ちょうど黒岩知事の話が館内放送で流されていましたが、必要な資料を入手しちょうどよい時間に町役場につきました。

中﨑町長の話、「決断」に「実現」が加わって・・・

 旧吉田茂邸が再建され(現在の建築基準法、バリアフリー法に合わせることから忠実な再建ではありませんが)オープンが4月1日。「決断」をキーワード(?)に観光の核づくりをさらに進めたい考えのようです。
 今日の賀詞交換会の話で「実現」が加わりましたが、私は実現したい施設の一つが「大磯港のみなとオアシス・賑わい交流施設」と受け止めました。大磯駅前の整備も「実現」したいのでしょうか。
 もう一つ。町条例の規定による表彰を受けた方が二人いらっしゃいました。一人は福祉分野で活躍された方、お一人は町に多額の金品の寄附をされた方です。この方に町長は「飛び込みで」寄附をお願いし、それがかなって大磯町の「子ども基金条例」ができたということでした。寄附はご本人の意思によるもので、お願いに行くのは違うのではないでしょうか・・・

宅地造成は「廃止届」が出ていました

 東小磯の件は、事業者がまだわかっていません。市街化区域であることは町で確かめました。昭和50年代に開発許可がおりましたが、道路・排水施設・消火栓を設置、完了検査を受けただけで造成部分は廃止届けがされていましたので、また手続きをやりなおすことになります。
 付近は山の水が絞り込まれるところで、水対策が欠かせない場所です。このところ、開発などの紛争はなく(役場隣の葬儀場はまだ宿題が放置状態ですが)久々の平塚土木事務所でしたが、住民の皆さんの心配や困りごとをなくすために、がんばります。