2018年2月23日金曜日

大磯町長 総括質疑答弁は「そらぞら・さむざむ」給食を始め「他人ごと」(-"-)

 昨日の総括質疑で聞いた内容と答弁をお知らせします。
Q. 町長選(今年11月)に出馬予定はあるか。 
A. 総括の場で答えるべきではない。※他の議員には答えたかもしれません(-"-)
Q. 旧吉田茂邸再建で9万5000人が来館したというが、町民の暮らしは良くなったのか。
A. わからない。町を誇りに感じるで良くなったのでは。※活気は感じられません(-"-)
Q. 職員の働き方改革で住民サービスの低下がおきては困るが。
A. そう思う。業務見直しは必須。与えられた業務を時間内に終えることで影響はあるかもしれないが、決断した。※粗すぎて、職員は頭を抱えています(-"-)
Q. 国民健康保険税や介護保険料の値上げに一言も触れない理由は。
A. 特にない。※特にないって…冷たすぎます。自分に都合の良いことだけ(-"-)
Q.中学校給食再開の見通し年度は。
A.30年度中に教育委員会で(方向性を)まとめてもらうが、実施年度はわからない。※給食の答弁は「他人ごと」の内容しか出てきません(-"-)
Q. 公共施設の管理、再配置と新たな施設の関係は。
A. 新設の場合は総量ではかる。※最終年度15%削減です。港の新施設建設などで、今ある施設はもっと削減されることに。今朝のタウンニュースで「3月5日まで意見募集中」の記事が!聞いていません(-"-)
Q. 予算編成時の「5億7600万円」の不足はどう解消したのか。
A. 総合計画の数字である。※こんなに不足している!と、担当職員の要求額にブレーキがかかります。困ったことです(-"-)

2018年2月21日水曜日

大磯町職員の流出は止まる?職員養成所になっていませんか?

 町長の施政方針でも触れられた、大磯町職員の働き方改革のスローガンは「夕食は家族と共に」。まず頭に浮かんだのは、一人暮らしをしている職員はどう受け止めるのだろう?ということ。いてもいなくても、それは問題ではなく、もっと職員の気持ちに響くスローガンはないのかと思ってしまいます。夕食をとる適切な時間は?調理の時間は?給食問題で論じる「食育」の観点からは?疑問は尽きません。
 今議会で審議している議案でも、町の仕事は増えることがわかります。特に介護分野では、責任は生じる反面、お金も人も手当されません。
 時間外勤務は7時半まで!と通知されたのが11月9日。以降、通知通りに退庁する職員の姿が目立つようになりましたが、今までの業務のどこを変えたら町長の通知通りにできるのか、不思議でなりません。
 十分業務をこなせているのなら、答は「今まで無駄な仕事をしてきたことがわかった」しか思い当たりません。土・日・休日の無断出勤で帳尻合わせ、家に持ち帰る、来年度に先送り等々は本当に無いのか、就業管理システムは活用しているのかなど、27日の一般質問ではっきりさせます。
 今年度は年度途中の退職者がすでにでていますが、もし年度末の中途退職者が加えて出るとしたら、本当に深刻です。流出しても、経験と技術を持った他の自治体職員が入るのならまだしも、いないと町は答えています。
 ある程度スキルを持った職員が出ていく・・・これでは大磯町は「職員養成所」です。見えないところで税金が生かされないことが起きているのでは???

2018年2月20日火曜日

大磯町中学校給食 磯中生徒会の活動を見習いましょう!

 高校入試もひと段落ついた時期の今日、神奈川新聞が大磯中学校生徒会の給食に対する取り組みなどを報道しました。
 私は他議員と一緒に昨年12月の生徒会総会を傍聴、さらに文化祭での掲示物も他の日に見せていただき、生徒会本部の意気込みを知ることができました。彼らが持つ情報を整理して独自に項目をつくり、アンケートを取ったのは給食の休止後だけではありません。自校方式の小学校から初めてデリバリー給食を経験した1年生を対象に、1学期にもアンケートを実施しています。私達議員も見習わなくては、と感じました。
 大磯町は「子ども議会」を議会の本会議場を使って実施していましたが、業務量が多いため、今は中学校の生徒会を中心に町長と懇談会を開いています。生徒会総会では「町長に考えを伝える機会がなくなった」と、懇談会のキャンセルを残念がる報告がありました。私の一般質問(2月27日・午後1時~)の通告に、生徒、保護者、町民に深い傷を負わせた、と書いたのは主にこの点にあります。未来を託す生徒に失望感を与える町長にガッカリです。
 総会では、アンケート結果を全体に知らせた上で(自分たちで作ったパワポ!)、さらに意見交換をしていました。8割の生徒が「選択式」を選んでいます。総会を聞く中で、他の生徒を思いやる意思を強く感じました。私は大人として、この点に大きな責任を感じます。そもそも「給食とは」の議論を、導入にあたって議論をした「懇話会」では学校給食法や食育基本法などを交え行ってきましたが、「大磯町の子どもたちにどのような食を提供したいのか」の町長と教育委員会部局の掘り下げが不足していると感じます。
 町は来年度予算に「自校、センター、親子方式の設置・運営費」などの調査費に1080万円を計上しています。内容についてはこれから質しますが、「お金を気にする」こと自体が問題と考えています。他のハコモノは増えています!

2018年2月14日水曜日

明治150年 大磯町の滄浪閣は昭和の建物

 大磯町教育委員会の刊行物「滄浪閣の時代」に、次のことが書かれています。

憲法草案は横須賀市で

伊藤は明治18年(1885)内閣制度を創設し、初代内閣総理大臣に就任。
草案作成は夏島(現・神奈川県横須賀市)に建てられた別荘で、明治20年6月から3か月間、作業を進めた。
明治22年(1889)2月11日、大日本帝国憲法として発布された。

現存の滄浪閣は昭和になって建てられたもの

明治29年11月、大磯町西小磯に茅葺の日本館と西洋館の2棟を設け、旧東海道筋の入り口には冠木門が建てられた。
大正12年の関東大震災によって大きな被害を受けたため、昭和元年(1926)に旧材を利用しながら建て直されている。
戦後は米軍に接収され、軍人施設として使用された。その後、政治家の楢橋渡の所有を経て、昭和26年(1951)には西武鉄道が購入し、昭和29年から大磯プリンスホテル別館としてレストランを営業していたが、平成19年に幕を閉じた。  ー以上、抜粋ー

西園寺公望邸も現存していません

西園寺邸の敷地に建てられた池田成彬(政財界人)邸は手入れが全くされておらず、痛みが進んでいます。
明治150年関連記事をいろいろなメディアで読むことができます。光と影の部分が交錯し、評価をすること自体困難です。安倍内閣の言うような、単純な評価はしてはならないと思います。評価以前に、事実は正確に伝えなければならないことは言うまでもありません。

2018年2月13日火曜日

明治150年 中﨑町長、大磯町発「フェイクニュース」はやめて!

 3連休中、とある場所で行われたイベントでの町長挨拶で、改めていただかなくてはならない発言がありました。それは・・・満場の参加者を前に町外からの方も多く見えていることを確認の上、大磯町のアピールで明治150年の事業を紹介した中の部分です。
 「滄浪閣は伊藤博文が明治憲法の草案を練った所で…」と言われましたが、フェイク(辞書を引くと偽の、偽造の)情報です。大磯町郷土資料館(大磯町教育委員会・生涯学習課)が伊藤博文没後100年記念展の際に刊行した冊子「滄浪閣の時代」の記述は神奈川県も協力している、読み応えのある冊子です。
 「滄浪閣のその後」によると、現在の建物は伊藤家が大正10年に東京に移転、同年韓国李王家に譲渡されましたが、大正12年の関東大震災によって大きな被害を受けたため、旧材を利用しながら建てられ直されていることがわかります。
 冊子には「伊藤博文が明治42年に韓国で狙撃され生涯を閉じる(冊子から引用)」までの写真が多数載っていますが、今ある滄浪閣とは一見して違うことがわかります。この建物を「明治憲法の草案を・・・」と町長が紹介すれば、皆さんは間違いないと思われ、誤った理解が広がるでしょう。
 今年は確かに「明治150年」ではありますが、どう捉えるのか評価は様々です。安倍内閣は「明治期の立憲政治の確立等に貢献した先人の業績等を後世に伝えるため、歴史的遺産である旧伊藤博文邸を中心とする建物群及び緑地の一体的、有機的な保存・活用を図る」ために「明治記念大磯邸園(仮称)」を設置しますが、「事実」を伝えることを重視することは基本であるはずです。このことは国交省の担当職員にも伝えました。
 28日午後1時からの一般質問で、指摘したいと思います。

2018年2月9日金曜日

大磯町職員アンケート結果 深刻な内容への対応はどうする?

 昨日の議員全員協議会で「大磯町職員アンケート結果について」資料配布がありました。調査をする理由・意義として「若手職員の増加や業務過多により、長時間労働が慢性化している。一部の部署では時季的な繁閑や突発的な事務対応もある一方で、組織やマネジメントに関わる問題や職員意識に起因する時間外手当の発生も見受けられる。働き方の見直しや職場環境の改善が求められる中、今後の職場づくりに活かす方策を導き出すため、全職員を対象にアンケートを実施する」と、冒頭に記載されています。
 5分ほどの説明を受けながら、そもそもアンケート用紙がつけられていないことで読み切れないもどかしさを感じたので、請求しました。(最初から添付すべきです)
 対象者は正規・任期付(正規職員と同様の働き方や給料を受け取るが、契約は1年毎。短時間職員もいる)・再任用(定年退職後雇用される。給料はおよそ半分)合計299人で、回答率は78.3%でした。担当は「思ったより回答率が高かった。約8割なので、課題はほぼ把握できると考える。」と述べました。(無記名ですが個人が確定されないような工夫の跡も…(-"-)信頼関係は万全ではないようです)
 よく読み込むと、きれいにまとめすぎ!と感じた結果報告のなかにも深刻な事態が見えてきます。住民サービスを低下させないためには、着手できるところからどんどん進めなくてはなりません。特に若い世代が希望を持てる職場にしなければ。2月28日午後1時からの一般質問で質します。例えば・・・
 「職員意識に起因する時間外手当の発生」が見受けられるというが、具体的にどういうことか?今まで対策をとってこなかったのか?業務量調査なしに解決できる?国・県から町の責任で行う仕事が増えていることに加え、町長の政策的な事業がどっさり!これを町長はどう考えている?管理職のバックアップが必要では?自由意見を個人情報だから公表しないというのは信頼関係・問題解決の観点から問題では?第3者的な立場での意見や解決策も求めるべきでは?(中学校給食の調査費1080万円をこちらに使った方がはるかに効果的!と私は思います)
 職員の声が届けられることを期待して、質問に臨みます!(^^)!