2017年11月30日木曜日

大磯町職員の働き方改革との関係は?1940万円の時間外手当のカット補正予算

 昨日の補正予算議案審議で問題にしたのは「時間外手当」1944万円の削減。当初予算で月の上限額を前年度予算比で1.5倍の月30時間にしました。特別委員会で「実情に近づいている」と答弁がありました。それなのに「削減」?つじつまが合いません。職員数は当初時より一般会計で9名、介護保険の特別会計で3名増えています。時間外手当がつく人数は増えているはずです。いろいろ質問しましたが納得できる答弁はなかったため、全会計で反対しました。

職員の「やる気」はますます減退するのでは?

他にもこんなことがわかりました。(答弁は政策総務部長)
●時間外手当をカットした根拠は新人の単価が低くなるためで、必要分を計算した結果。働き方改革とは連動していない。残業を7時30分までとしたのは、鋭気を養ってもらうため。
●当初予算の審査で「就業管理システムを裏データとしてみると答弁があったが、そのように行うのか」の質問には「加味している」。
●「休日勤務手当は消防職員や美化センター職員の年末年始の勤務が対象」で、一般職員は原則休日は仕事をしない。行事等で出勤する場合は「振替休日」で対応する。振替休日は100%とられているものと考える。
●管理職は全庁328名中68名。
8日午後2時50分からの一般質問で「働き方改革の問題点」を質すときの資料にします。実態把握ができていません!すでに「困っている」情報が町民から寄せられています。求む・情報!

大磯中学校給食 調査費等の質問は8日に

 昨日の補正予算審査では議案質疑は3問3回ルールがあり、計上しなかった経緯については他の質問に時間を要したため、質問できませんでした。給食問題はまとめて8日に行うことにしました。急を要する場合は補正予算の計上ができることになっています。町長しか予算計上ができない仕組みですから、町長の考え方が強く反映されます。自治体の予算は単年度で執行することが原則ですが、複数年度で執行する「継続費」での計上も可能です。要は、必要性をどれだけ議会に説明し、納得させられるかが問われます。

町長の「やる気」は見えません((+_+))

一刻も早く解決しなければならない課題の放置は許されません。解決できる策をひねり出す気概が感じられない町長に、8日の一般質問で迫りたいと思います。

2017年11月28日火曜日

大磯町中学校給食 調査費等について(その2)

 来年度予算に調査費計上を表明した町長ですが、明日11月29日の補正予算に計上されてい無いことが、議案でわかっています。早く中学校給食のあり方を決めたいと思えば補正予算での計上で今年度の調査の着手もできたはずですが、されていません。(私は計上は必要ないと判断しています。行政どうしの情報収集で十分のはずです)
 また、デリバリー方式はメディアの報道などから選択肢から外されたと受け止めている方もいますが、そうではありません。エンゼルフーズとの契約は宙に浮いたまま、弁護士通しで協議しているようです。それとは別に「債務負担行為」(エンゼルフーズに限らずデリバリー業者に払える仕組み)を補正予算の議案でなくす方法もあるのですが、その考えもないことが議案で明らかになっています。
 29日の審査と、8日(金)午後2時50分からの一般質問で、町長の考えを質します。傍聴にぜひお出かけください。SCNでも放映します。
 

2017年11月18日土曜日

恒道会 運営改善の兆しみえず退職金が払えない事態に

 関係の話から驚くべき事態がわかりました。退職金が支払われない事態になっているというのです。
 社会福祉法人恒道会は「独立行政法人福祉医療機構」に退職金を積み立てていましたが、「28年度の経営状態悪化により29年度の掛け金を支払う事ができず、平成29年8月1日付で契約解除をせざるを得なくなりました。よって、この制度は廃止します。」という文書が出たそうです。
 年度末で退職予定だった方(長年勤務していたと聞きます)が、現状を見かねて勤務を続けていたところこのような事態になり、この先退職するときに退職金が支払われない事態に陥っています。紙1枚で説明もないことに、職員の気持ちはいかばかりかと思います。
 共産党の県会議員が県の担当者に状況を尋ねたところ、法人は支払う方向でいると認識しているようです。退職金の復活は生易しいものではないはずです。新たな理事による理事会が開かれたとも耳にしています。評議会の開催はされたのでしょうか?28年度の決算も公表されていません。神奈川県は社会福祉法人の運営などについて直接かかわりを持ちますので、県議会議員、二宮町議と一緒に今まで以外の動きを作り出したいと考えています。







大磯町職員の働き方改革 無理でしょ!町長の指示(その2)

 11月7日の行政幹部会議で出された町長の指示事項は5点。①時間外勤務は午後7時30分までとし、事務室は午後8時までに消灯 ②仕事量・仕事のやり方の見直し・検討 ③所属長は所属職員の勤務内容を把握及び事前の時間外勤務命令を徹底 ④時間外勤務の見える化 ⑤毎週水曜日の「ノー残業デー」、金曜日の「積極的ノー残業デー」を徹底ーこの町長指示書をもとに、政策総務部長が「職員各位」に庁内ネットで通知しました。
 内容に異議はないものの、順序が間違っていると思います。④をまず行い、②を庁内全体で行い、③と⑤が徹底できる見通しをたて、最期に①にたどり着かないと、「職員の働きやすい職場環境の実現、事務効率の向上及び健康管理を推進する」目的の達成とは逆効果になるからです。並列で書いてあると言うかもしれませんが、読み込む順序はメッセージとして相手に伝わります。
 退庁が9時、10時は当たり前といわれる今の職場で7時半までに仕事を終えようとすれば、ピッチをあげる(①能力をあげる ②適材適所の職員配置)か、今までの仕事を放棄(③政策として行わない事業を決める ④住民の求めには法的に処理しなければならないものを除き応じない)するしかありません。
 それが見えないうちに、8時消灯? すでに住民から、夜の使用が「会議」扱いのため使えなくなりそう、という声が届いています。効果が上がらないうちに住民サービスの低下など、とんでもありません!!
 時間外をなくす即効策は職員を増やすことですが、町長にその気はなさそうです。早い帰宅はいいけれど、いつまで持つか気をもむ職員は多いはず。「時間外勤務の縮減及び健康管理の推進」のために8時消灯、では土・日・祝日の出勤に即つながるでしょう。
 本当にこれでいいのか、12月議会で一般質問を行います。

2017年11月16日木曜日

大磯町職員の働き方改革 無理でしょ!非現実的な町長指示(その1)

 今日午前中行われた議会運営委員会で、議会事務局から報告された「12月議会の補正予算案の要求と回答」に委員たちは反発。「時間外手当が不足するため、年度内に必要な338.000円を要求したが、回答は半分だった」という内容です。もともと町長部局の半分しか予算をとっていない議会事務局の職員。事務量が増えているので手当が不足なら対応するのが当然です。
 「議員がサービス残業を認められるはずがない」など、議運では議会部分の補正予算は認められないことを確認しました。また、削った理由に「職員の働き方改革」も関係することが判明。午後の議員全員協議会で、時間外勤務を午後7時30分まで、事務室は8時に消灯など、町の決定(町長の指示)が報告されるか注視することになりました。
 結局町からの報告はなく、議長が「働き方改革については動きがあれば町が議会に報告することになっている。ないというのは議会軽視にあたるのではないか」と抗議、政策総務部長が議員たちの質問に答える形になりました。部長の話は・・・
◆時間外は7時30分まで、という指示は試行のつもりはないが、課題はある。
◆とりあえず8時までで帰るということ。ノー残業デーも強めにやると課題が出る。
◆町民サービスにかかわるところもあるができるところから始めようということ。
◆アンケートは遅れているが、11月中に行う。
◆町長から強い話が・・・・(書きとれず)
 町側が退席後、議員に配られた大磯町職員の働き方改革 ≪スローガン≫ ~夕食は家族とともに~ を手にして多くの議員は絶句。(一人暮らしの職員の受け止めやいかに?)とにかく帰れという内容で、少なくとも試行であるべきです。1週間は何とか持ちこたえられても、次々溜まる仕事をどうやってさばくのでしょう。行政手続法を町長はご存知ないのか?所属長の悩みを聞こうとしないのか?中学校給食同様、放置できません!!!

大磯中学校給食に来年度調査費? 課題の先送りにしかすぎません‼(その1)

 昨日の福祉文教常任委員会の閉会中の審査を傍聴しました。わかったことは「他人事体質」は相変わらず、現状認識も希薄で、言うのも辛いことですが私のイライラ感は解消されず仕舞いです。
 テレビカメラも複数台、新聞記者も大勢傍聴していました。K紙の見出しは「中学校給食巡り18年度予算案 提供方法検討へ調査費」です。記事を読むと背景がわかります。でも、私は「それでいいの?」と思います。なぜなら、何に調査が必要なのか、なぜ調査が必要なのかが不明だからです。
 給食の方式は様々です。前回、懇話会で提示されたのは「自校方式」「センター方式」「親子方式」「デリバリー方式」「業者弁当」の5タイプでした。今回もそうなると思いますが、「専門家の知識」が必要なのは「設計」です。都市計画法、建築基準法、食品衛生法など、法的にクリアしなければならないことは、神奈川県に聞けば済むことなのです。それを、来年度予算に計上する?訳がわかりません。これでは「先送り」で今の課題
「牛乳が提供されない」「弁当を持ってこられない生徒がいる」「弁当を作るのが負担」などの声に耳を傾けないことになります。
 私は来年度予算で「自校方式実現」のために調査費を計上するよう、決算の討論で求めました。提供方法検討に調査費を付けるというのは「無駄」です。まず、法的な課題を整理してから(行政でできます!町の顧問弁護士の意見も生かせます!)調査費を付けるべきです。

2017年11月8日水曜日

大磯港賑わい交流施設 条例制定に議会はどう向き合うか

 オリンピック・パラリンピックの開催年(平成32年)に向けて、老朽化した漁業協同組合の施設建て替えと合わせて、町の施設を建設する計画が進んでいます。町の施設は「賑わい創出施設」といい、「漁協施設」と一体化した建物を「賑わい交流施設」と呼びます。町の施設には、会議室や案内所を設けます。目的として、地域や来訪者の交流を図る、と町から総務建設常任委員会に今日、説明がありました。
 今まで何度も議会で質疑を行いましたが、うまくいく確信が持てませんでした。今日の説明で問題点がいよいよはっきりしたように思います。

◆建物の図面作成(設計委託)と、維持管理を合わせて行う「指定管理者」選定のため のコンサルタントへの委託業務に、約1000万円使っています。他の膨大な業務は町職員が行っています。
◆指定管理者の「応募ありき」で、それも複数が応募するように進めていますが、「ありき」は「不透明さ」を伴います。委託業者は、応募してもらうためのノウハウを民間事業者に「意向把握」をしているからです。
◆来訪者は1日1000人以上を見込んでいますが、買い物(レジ、バックヤード、商品加工スペース約200㎡)やレストラン(50席程度)に、大勢の客が来るでしょうか。駐車場の料金は変わりません。利用者に割引をするのは指定管理者の考えによります。
◆漁協と町の施設が一体となりますが、区分所有ができるのかなど不明です。指定管理者が民間分も含めて設計業務をしても法的に問題はないのかも不明です。

 一番の問題は、「民間事業者の利益のために使う施設を最初から町が税金を使って建てる」ことと考えます。事業者は建物の減価償却は考える必要がありません。町は回収する考えはないからです。利益供与につながらないのかと思うくらいです。「指定管理者制度」は、今ある建物の維持管理費の削減と、住民サービスの向上がセットになるものですが、制度となじまないと考えます。

 このような問題を抱えた施設の「設置条例」が、12月議会に提案される予定です。中学校給食は問題はおこらないと考えた議員が賛成、多数で予算がつきました。賑わい交流施設はリスク満載と思います。議会はどのような結論を出すのでしょうか。軽率な「ゴーサイン」は建物が建っている間(30年以上)影響を及ぼし続けると危惧します。
 

2017年11月7日火曜日

大磯町の中学校給食問題に欠かせない「財政問題」を語りましょう!(^^)!

 今日の中学校給食の議論でハッとさせられたことがありました。「給食により、他の教育予算が削られないか心配」という教育現場の声です。
 私はこんな心配や不安を口にしなければいけない現場を町が抱えていることを、町長は知るべきだと強く思いました。学校の備品や消耗品費が足りないことは毎年のように聞きますが、どこかの時点で「忖度」がおこり、結局無難な「予算要求」に落ち着いてしまうのです。忖度しているご本人に認識はありません。そういうものだ(枠の中でしか予算はつけられない等)と思い込まされてるからです。
 大磯町の教育委員会の評価できるところは、幼・保・小・中などの現場を訪ねて意見交換をする中で、ある程度のニーズ把握をしていることです。でも、結局のところ、無難に落ち着いてしまいます。心配はもっともなことなのです。 

デリバリー方式は自校方式の2倍経費がかかる

このことは、私の一般質問でわかったことですが私自身、驚きました。おそらく大部分の方はご存じないでしょう。自校方式にしても、親子方式にしても、事務方は指示があれば可能性や経費について調査します。「指示がない」ことが問題なのです。

教育費は増額できる

地方交付税制度によって、私たちは日本中どこに住んでも「最低社会保障」は受けられることになっています。町独自の事業は、町長の予算提案を議会が認め実施していますが、大磯町ではその額およそ13億円にもなるのです。
 町長のやる気があれば、教育予算の増額は可能です。今ある基金(貯金)の一部と国の補助金(1/2)で、借金なしでも調理場は建設可能です。ただし、町長が他の事に使いたいと思えばできません。町長しか予算を編成し、議案にする権限は持っていないからです。町長、変えますか?

財政白書づくり、しませんか

財政を語ると、いろいろなことが見えてきます。町の財政白書づくりをみなさんとご一緒に進めたいと考えています。具体的になったら、お知らせします。


大磯中学校給食懇話会 町長・教委の認識不詳にイライラ感

 懇話会の傍聴に行きました。まず、傍聴に来ていた新聞記者たちが「資料は渡せないというのはおかしい」「公開なのに録音も写真を撮ることはできないのも納得できない」と、事務局側とけんか腰の押し問答。連絡は10時半開始のはずが、委員たちは9時半に集まっていて、何をしていたのかも不明な中で「写真撮影、録音は冒頭会長に諮る」と言うものだからますます訳がわからない状況に。結局15分以上遅れて議論が始まりました。(改めて「公開とは」の定義の議論が必要と感じました)短くまとめるのは難しいのですが…
 議題は3点、(1)の7月実施の生徒・保護者・教員「アンケートの集計結果」については、今までの実施結果とほとんど変わらなく映りました。(2)の「今後のあり方について」は、まず学校現場から「子どもたちは穏やかに食べている」とどの教員からも報告がありました。「穏やか」より、「楽しそう」の方が合っているのでは?と思います。「始め方に抵抗感があったのでは」「自校方式を望む声が大きい。前回の懇話会もゆくゆくは自校方式、だったが、なぜ議論を進めなかったのか」「町、教委としていつまでにどうなるか、今どうしているのか見えない。提示してほしい」「自校方式の費用がでているが、実現可能なのか知りたい」など、進め方への疑問や反省を促す意見が多く出されました。(3)の「当面の給食について」は、以前行っていた「パン販売」の話が出ましたが、生徒のお金を先生が預かり、時間になると職員室に行って受け取り買うために、いっせいに食べ始められない難点が指摘されました。また、「いろいろある課題を出して、課題の課題クリア」の必要性が強調されました。
 まとめは「今日の内容を教委の事務方で整理とまとめをし、次回に繋げていくていく」。次回を待たずにPTAなどへの個別対応も並行して進めることも確認されました。
 町長や教育委員会の問題意識が示されないため、緊急対策(弁当を持ってこられない・牛乳給食がストップしている等)まで手がとどかないこと。案(計画)を提示し、議論を深めてもらえばスピードアップできるのに、と傍聴していてイライラ感がつのりました。
 11月15日午前9時30分から福祉文教常任委員会で審査します。こちらも傍聴したうえで、12月議会で一般質問をするかどうかを決めたいと思います。
 

2017年11月6日月曜日

大磯中学校給食 「懇話会」を7日に開催予定

 「休止」状態が続く大磯町の中学校給食。前回、その深刻さをお伝えしましたが、休止からすでに3週間が経過しています。
 当初、懇話会ではデリバリー契約が終わった後の方針を話し合う予定でしたが、この事態を受けてどのように議論を進めていくのか、注目しています。町と教育委員会の立場が鮮明になると考えています。私は当然すぐに着手すべき現在の状況改善と、中長期的な対策を並行して議論する必要があると思っています。
 明日10時半12時まで、国府支所2階です。傍聴は10名ほどとされます。時間不足が心配ですが、傍聴してこのブログでお知らせします☺

2017年11月4日土曜日

9条改憲NO!改憲発議STOP! 国会周辺でも、大磯でも

 久々のブログアップです・・・。総選挙後すぐに福島第1、第2原発の現地視察に2日、続いて議会の総務建設常任委員会の視察で2日間広島県に行き、整理がつかないまま時間だけがたってしまいました。
 嵐のような解散・総選挙の結果、与党と改憲勢力が3分の2をまたもや占める結果になりました。でも、市民と野党の共闘の風は吹き続けています。昨日国会周辺に4万人、大阪で2万人など、全国各地で大勢のが集まり、改憲を許さないことを確認し合いました。
 ここ大磯でも、「アベ政治を許さない」人々がいつも通り集まり、「国民投票になることも視野に、活動を強める」ことを話し合いました。情報を交換し合う場所にもなっていて、映画や講演会、それぞれが考えたことを文章にして交流しています。一部をご紹介すると・・・

映画「ハンナ・アーレント」ナチス戦犯A.アイヒマンの〈悪の凡庸さ〉を主張し続けたドイツ系ユダヤ人女性の人生を描いた作品は12月2日(土)茅ケ崎市コミュニティーホールで午前・午後の2回上映されます。
●明治150年は、戦前回帰のひとつのあらわれ、とする方も。
●今回の総選挙の結果は、マスコミの報道によるものが大きい。特にNHKの誘導には厳しくもの申さないといけない。
●9条の大切さを広めるためのいいミニパンフがあります!!等々。

 知恵の限りをつくして、武力による解決を求めてはならないことを伝えていきます。