2018年10月30日火曜日

大磯町立国府中学校の給食・自校方式は柔軟な対応が可能

 昨日、福祉文教常任委員会協議会で「第1回大磯町立中学校給食検討会及び中間報告書について」報告と質疑がありました。
 さうでにブログで「第1回…」の内容をお知らせしていますが、委員の質疑等から見えてきた大切なことをお知らせします。

■自校方式にこだわってもらいたいという意見を受け、困難と判定した敷地とは別のところで、両校とも再調査をかけている
■第2回で終わらなければ、検討会の皆さんの意見によっては続けることになると考える
■検討会の結果を受け、教育委員会⇒町長を含む政策会議で決めるが、検討会の結果は当然重く受け止める

 学校関係者の強い要望を受け、教育委員会事務局も「あらゆる手段を尽くしても(ダメとわかるまで)…」と答弁するなど、調査を進める姿勢が見えました。

 ここで大切なことは学校給食法などの関係法令に違反しない限り、「給食室(調理場)には、厳密な面積や調理器具などの規定はない。」ことを共通認識することだと思います。調理員を補うことで、使い勝手を良くすることも可能でしょう。
 10月10日出された「中間報告書」の自校方式の判定は×と△。明確な規定のないモデルプランを図面上に当てはめただけの、工夫のない検討結果でした
 11月12日の第2回検討会でどのような調査結果になるか注目が集まります。「あらゆる手段を尽くす」とは、現在の委託業者が「できない」調査結果を出したとしても、四方八方手を尽くし、可能性を導き出すことだと強く思います。

2018年10月25日木曜日

東海大を大磯町が提訴・不自然な議案を常任委員会は可決

 昨日、9月定例会で議案が提案されたものの、継続審査となっていた「訴えの提起について」を、総務常任委員会で審査しました。結果は「可決」、驚きました。
 質疑で確認したこと、あらたに分かったことは・・・
契約書は法的に延長してはいけないものではなく、東海大学と大磯町が協議し、整えばできる⇒原告・被告の関係にならずに整備計画が進むように話し合いを続行することができる
■関係悪化はないと断言できるかの問いに、お互い契約書について片づけていきましょうということ、町は考えていないと答弁が。9月3日と6日の質疑・答弁を読み込むと、原告・被告の関係にお互いが納得済、という関係が浮かび上がってきます。
■町長は大学長と二人きりで何回か会いましたが、最後にあったのは29年4月。細かいやり取りはそれ以降に行われているので、町長の言う「苦渋の選択」の最終判断は意外に早かったのでは?と思われます。
■老朽化した建物の建替えに町有地が必要(中﨑町長が当時の病院長として表明)と入手した土地がなくても、建て替えは可能と大学は言ったことは、一切ない⇒大学側にやる気は感じられない。だからこそ、話し合いの続行をするべきです! 

私の反対討論は
■釈然としない議案。理由は現町長が病院長時代につくった整備計画を否定する議案だから。契約書だけ考えるのでは、町民が安心できる状況にはつながらない。利益にはつながらない。
■中﨑町長がたてた計画ではないと考えても、違約金4900万円を受け取るより、粘り強く交渉して、中核病院の機能維持を保障するのが町長の役割
■「苦渋の選択」の時期は理解しがたい。早すぎる。
■2回に分けて町有地を売却、2回目の契約が10年を経過するにはまだ1年4ヶ月ある。少なくても今回は否決し、町民が安心できる医療体制の確保に取り組んでほしい。 

2018年10月20日土曜日

明治記念大磯邸園 一部公開の「玄関先」が情けなく・・・

 10月23日から12月24日まで「一部公開」が始まります。一昨日は国の関係者、昨日は町議会はじめ町関係、神奈川県の関係者に「事前見学会」が開かれました。私は訳あって参加しませんでしたが、一般公開が始まったらすぐに行く予定です。

 2ヶ月間とはいえ、入り口の国道沿いにつくられたプレハブのブースの出来上がりにがっかり。敷地が水平ではないため、足をはかせ覆っているのは、ただのベニヤ板。いくつかある入り口の出入りのために設けた渡り廊下状につけた手すりは単管パイプです。
 国道沿いに置かれた5基の仮設トイレ(工事現場でおなじみの…)の後ろ側は、カバーもなくそのままの姿を晒しています。

 これは19日時点のお話。これから変わるかもしれません。

 国の「明治150年記念」一番の目玉事業ですが、大磯町が頼んだものではありません。これからの役割分担、費用負担は徐々に姿を現し…相当大変なことになる予感がします。あくまでも国で責任をもつべきと考えます。

一人当たりの軍事費を計算したら4万円以上‼ クラクラしませんか⁇

 2018年度の軍事費は過去最高の5兆1911億円と報じられています。消費税10%で私たち庶民の生活がどうなるのか戦々恐々の中、ピンとこないのが軍事費では?
 身近に感じるにはどうしたら?と思って、一人当たりの金額にしてみました。かなり前に計算し、あまりの金額に愕然としました。皆さんにお伝えしたく思います。

 総務省統計局の最新の人口(推計値)は1億2642万人。計算するとなんと4万500円なり!クラクラしませんか?赤ちゃんからお年寄りまで一人4万円‼
 よく戦闘機1機分で保育園を〇園つくることができる・・・などと比較されます。私はこの「4万円」の方が話しやすいので、よく使います。
 皆さん、「えぇっ本当?」「私たち一家で20万円?まさか」「それだけあったら他のことに使ったら全然違うよね!」などなど。

 アベノミクスの破たんは明らかなのに、異次元の金融緩和は続き、公的資金は株価つり上げに使われ、赤字国債を発行し続ける政府。こんな安倍政権に未来はありません。
 北朝鮮情勢は劇的な変化が見られるのに、アメリカから兵器を「爆買い」するなんて・・・「戦争をしてはいけない」という意見は万人の声です。「戦争をして兵器を消費してほしい。人の命はどうでもよい」と考えるのは武器商人と利権に絡む人たちでしょう。
 「仮想敵国」をつくり、不安をあおって軍事費を増やすより、どうしたら戦争をしない関係を諸外国と構築できるか、人類の英知を集めていきましょう‼

 

 

2018年10月17日水曜日

大磯町・日直勤務は最賃以下で「業務マニュアル」盛沢山! 

 日直勤務手当が1日6700円。これは本給の上に支払われるものと思っていたら、そうではないことが9月議会でわかりました。
 そんな・・・と思って、神奈川県の状況を組合に聞きました。驚いたことに、神奈川県でも扱いは同様という答えが!ただし、「業務をしないことが前提。荷物を受け取る、かかってこない電話が万一なったら受けるなどの仕事はするが。」ただその場にいればよい(退屈な一日を過ごす)のが日直の仕事のため、労働の対価として支払われていない⇒最低賃金以下でもかまわない、という考え方のようです。
 「業務マニュアルがある」と聞いたので、情報公開をかけました。昨日、入手してこれまたびっくり!業務は完全に存在しています。

「日直業務について」 主なものを記載すると・・・
・本庁、保健センター勤務者で係長・主査級以下が対象
・勤務時間は午前8時半~午後5時(開始10分前を目安に来る…ひとり勤務なので休憩なし。トイレに行くのも大変では?1年中空調なし!
・シャッターを開け、宿直から引き継ぎ。
・来客や電話の対応(事前にパソコンを立ち上げ、広報を読み、住民票等証明発行の業務内容等を把握、問い合わせや要望を報告など盛沢山!)
・郵便の収受
・死亡・婚姻届等
・埋火葬許可書の発行
・行旅者への旅費の扶助
・駐車場の管理
・電気自動車充電器の扱い
・祝日の国旗・町旗掲揚
・宿日直日誌の記載
・宿直者(シルバー人材センターに委託)に引き継ぎ、シャッターを締める

 わざわざ(お願い)といている項目も。しなくてもかまわない、業務ではないとアピールしているようですが、日直者にとっては、そうはいきません。埋火葬許可書、死産届など、間違いが許されない項目は緊張するそうです。マイナンバーの取り扱いに抵触しないのか、疑問です。
 県下の自治体では振替休日扱いをしているところもあります。このままではおかしい‼

 

2018年10月12日金曜日

痛快‼ 浜矩子さんの「アホノミクス」と「幼児的凶暴性」のお話

 9月に経済学者の浜矩子さんの講演を聞く機会がありました。私は彼女の皮肉を込めて評価の対象をバッサリ切る語り口のファンです。
 世の中、こんなにおかしくなっているのになかなか変わらないと思っていても、変えられると「アホノミクス」を例にとり、話が始まりました。浜さんが「アホノミクス」を使い始めたのは2013年。当時のマスコミは「印刷するのはどうも・・・」としり込みしていたけれど、今は平気。「ド・アホノミクス」が闊歩している現在、ご自身「世の中は変えられる」と大いに手ごたえを感じているそうです。

 「経済は人を不幸にするのではなく、幸せにするもの。ニセの営みを認知してはいけない」「人権がすべての基。人権侵害をする経済活動は活動と呼んではいけない」「バランスを崩すと弱者が困り、生命の危険にさらす。例えば猛烈なデフレで失業者がふえたベネズエラなど」「キーワードは、下心ー不純な動機ーを見破ること」と話は続き、安倍政権の本質論に入ります。

 「安倍首相の言う戦後レジームの脱却とは、戦後は嫌だ、戦前の大日本帝国の世界を考えている。誰も頼んだ覚えはないのに。世界の真ん中で輝く国…など、シタゴコロに騙されてはいけないのであります」には、会場から爆笑が。まさに浜節の炸裂です。

 「トランプ親父とアベ大将、強い日本と強いアメリカをアピールする両者に共通するのは『幼児的凶暴性』とでも言ったらいいのか、幼児にはちょっと申し訳ありませんが、幼さを持った攻撃性。ガマンできない、封じ込めないと気が済まないのであります」と続き、「大人は人のために泣くことができる。幼児にはできない」に納得。

 今、私たちは「働き方改革」「○○活躍社会」など、耳障りのよい言葉を聞いたときに「君の名は?」と問うてみることが大切と浜さんは力説します。「君の名は?本当の名前は?正体は?敵の言葉で語らず、何を企んでいるのか問うことが大切」と。
「働き方改革」は「働かせ超効率化改革」「人づくり改革はお国のための人間大改造プロジェクト」「同一労働同一賃金は組合と労働者の取引材料」等々。

 翻って、我が町のトップにシタゴコロはないでしょうか?国・県のパイプを太くしたと語る町長の「町民参画は行っている」の「君の名」を突き止めましょう‼



 
 

2018年10月10日水曜日

がんばれ‼ 大磯町の給食検討会 小中学校とも「自校方式を追い求めて」

 今日の午前中2時間半にわたって議論された「第1回大磯町立中学校給食検討会」を傍聴しました。検討会の委員は小中学校のPTA会長、学校長、栄養教諭、町幹部ら15名で、会長は副町長です。傍聴者は議員6→7(訂正します)名、保護者などが6名(?)、マスコミも来ていました。
 2014万円→1024万円(10/12・訂正します。町民が気が付いてくれました。ちなみに、同じ業者が茨木市の小32校・中14校を377万円で契約していると、他の町民が知らせてくれました)で実施方式の調査を委託、その中間報告書の内容の説明・質問・確認から始まりました。町幹部は目を通していたようですが、他の委員は初めての状況。期待の自校方式の検討結果は私の懸念通り、△と×が付いています。
 どうなることかと心配しましたが、ある校長の「自校方式で敷地内の違うところに2階建てでできないのか?」の質問からはじまり、次々他の場所や建て方を検討してほしいという声が上がりました。「前回、自校方式が望まれたのに、デリバリーになった。自校方式を導くための資料が薄いと感じた」という感想が、学校関係者の委員の共通事項です。次回までに業者で資料作りが可能なように、教委の事務方と協議することになりました。
 親子方式は建築当時と違って、米飯給食などでスペースが必要で、改修で中学校分の調理はできないと、検討対象からはずれました。
 センター方式は中学校分、小中学校分、幼・保・小中学校分の3タイプが示されました。
一番規模の大きい3500食対応のセンターの初期投資は143億7600万円‼土地は12.7万円/㎡ということです。小学校の自校方式を守りたいという声も当然あって、センター方式は中学校分の900食の土地をなるべく狭い敷地ですむように、探すことになりました。
 兄弟方式は、大磯中学校の国道側の一番古い校舎を解体して調理場をたてる案が示されました。3階建てで、3階部分はランチルームになっています。初期費用は14億円!私の調査では3.5億円でできたところがあるのですが・・・

「自校方式」は工夫したらできる!?!

学校関係者からは、自校方式を追い求めたいという意見がたくさんありました。
「他市で自校方式とセンター方式両方で栄養教諭として働いたが、センターは工場なので、自校に比べると学校との関りが薄くなると感じた経験がある。自校式を考えていけたらよい。」「自校・センター・兄弟は並列ではないと思う。自校方式がどうしてもだめだというところまで考えないと、自校式が希望だったのに…というのが後々残ると思う」等々。
 町幹部は自校よりセンターに関する質問や意見が圧倒的に多かったのも特筆ものです。学校関係者の「きちんとした調査の資料がなければ判断できない。やっつけ仕事でどうしても来年度の予算をたてるために急ぐとなると、とても子どもや保護者のことを考えているとは思えない」という声もありました。
 真剣な意見に町長は応えるべきです。センター方式は兄弟方式が可能なので、検討対象からはずすべきです‼

2018年10月7日日曜日

明治記念大磯邸園・県議会の資料にゾゾゾ その1

 地元中郡の県議から届いた神奈川県議会の建設・企業常任委員会の資料を頼りに、状況の考察をしてみました。
この内容に関する財政負担等への議会・町民への問いかけは、一切ありません。今後、大きな問題へと発展する可能性があります。
※は私の注釈です。

1.国と地方公共団体(県・町)の役割分担 
〇国の分担地域(中核的な区域)・滄浪閣は全区域 ・古河電工の旧大隈、陸奥邸は建物と建物周辺の庭園の区域 ・旧池田邸は建物と建物の活用に必要な区域。
〇県・町の分担区域 ・国が分担する「中核的な区域」を除く区域とし、緑地等の保全・整備を行う。
【コメント】・滄浪閣だけ、国が全体を負担することに疑問符がつきます。 ・古河電工部分と池田邸部分の線引きはこれからのようですが、少なくても半分以上が町(県の支援あり)の責任になるのでは?

2.県と町の役割分担 
〇町は(※自ら計画決定済の)「特別緑地保全区域」の保全・整備に引き続き(※今まで町は特に何もしていませんが…)取り組む。
【コメント】この部分は町の所有ではありません。土地が無償貸与となるか、買取となるかは予断を許さない状況といってよいでしょう。
〇特別緑地保全区域を除く区域は地域振興の拠点としての活用を、町が主体的に行うことができる観点などから、町立都市公園として整備を行う。県は町に財政的・技術的支援を行う。
【コメント】これ以上の観光に対する町の予算計上は、町民の納得が得られません‼地域振興は自校方式の中学校給食で行ったほうが町民の賛同が得られると思います!
〇これを踏まえ、県の財政的支援について、連絡会議(※議会は聞いていません)等において、次の考え方を基本に調整を進めている。(※聞いていません)・町立都市公園については、町が国の交付金事業を活用して整備するにあたり、町負担分のうち、交付税措置額分を除く費用を県が支援する町立都市公園の管理については、県は財政的支援を行わない。

町の負担額はいったいどの規模に??このことについては、はたの君枝事務所の調査結果をもとに、次回お伝えします。

2018年10月6日土曜日

大磯町立中学校給食検討会 忖度なしにじっくり考えて最善の結果を(^^)/

 給食の実施方式の調査委託が進行中ですが、報告したての中間報告をもとに、いよいよ10日から「検討会」が始まります。
 今回の「検討会」は要綱を定めて行うと聞いていますが、4年前の「懇話会」とどう違うのでしょう?町長はより決定力(責任も!)を持たせると言いましたが、さて???

 「自校方式が望ましい」のは町全体の共通認識です。あくまでも自校方式をまず追求してほしいと思っています。物理的に可能かどうか考えると、答は「イエス」だと私は確信しています。
 「学校経営への影響」「実施までの時間」と「お金」が問題になるかもしれません。

 私が一番強調したいのは「財政問題を扱うときは、あくまでフェアに」ということです。今の町長は、町民生活より観光や不要不急の都市基盤整備に優先順位を高くおいています。財政難と言いながら、ハコモノの場合は借金をして建てられます。維持管理の財源が問題になります。
 お金の問題は誰しも気になるところです。でも、気を付けないと何を聞いても言いくるめられる危険性(フェアではない‼)があります。議会でも然り。納得できるまで、こちらも勉強する(セカンドオピニオンを探す等)しかありません。財政を語ることができる(究極は予算が編成できる)職員はわずかです。5人ほどでは?と思っています。

 実際のところ、20年、30年先の財政状況を語ることは「大磯町長」はもちろんのこと、「安倍首相」にもできません。「維持管理費」の算定はかなりの精度でできるでしょう。でも、問題になるのは「維持管理」にあてる「財源」です。国の法律で、地方自治体は縛られているといっても過言ではありません。
 「財政が厳しいから・・・」と「忖度」する必要はまったくありません。大磯町より財政が厳しくても「給食費の無償化」をしている自治体はあります‼

 大切な税金をどう使うのか・・・ここが一番語られなければなりませんが、検討会の委員(町幹部は別)に判断してもらう(させる)のは酷です。十分に時間があり、PTA会長が何度も総会にかける(最低でも本部の会議)くらいでないと、前回の轍を踏むことになりかねないのでは?と心配しています。

 


2018年10月5日金曜日

明治150年・・大磯邸園の一部公開に向け準備は急ピッチ

 滄浪閣の枝おろしが始まったと思ったら、あっという間に電車の車両ひとつ分くらいあるプレハブが、建物を隠す位置に置かれました。
 ちょうど台風24号が通過、家が揺れるくらいの暴風を経験した後ですから、プレハブの土台を見た方から「ブロックの上に置いたみたいだけど、風に煽られたらひっくり返らないか心配」と、連絡をいただきました。
 私も同じ日に現場を通りすがりに見たので、関係者に聞かなくては、と思っていました。土地が国道に向かって斜めに下がっているため、土台を調節しないとプレハブが水平になりません。地面から建物に入るには数段の階段が必要なくらい、建物の下のスペースがありますから、風が入り込み持ち上げられそうな感じです。何かで囲っても持つかどうか・・・

 平塚にある事務所に問い合わせたところ、自重もあるので心配には及ばないとのことでした。

 台風25号は北にそれるようですが、進路にあたる地域は心配です。異常気象を異常と言えないくらい、昨今の自然現象は人知を超えています"(-""-)"

2018年10月4日木曜日

大磯町職員・時間外手当の額のナゾ

  時間外手当について、討論しました。
 時間外手当の不支給はないと町が言い切る背景には、時間外勤務名簿が都合よく書かれていることにあります。実態とかけ離れていると職員は訴えています。
 28年度まで時間外手当を予算内で支払うために、1ヶ月20時間の上限をかけていました。情報公開をしてみたら、1ヶ月の上限を超えても、年間240時間(討論では120時間と間違えて言いました)以内にほぼおさまっていました。

 29年度は30時間必要ということで、議会も承知で30時間まで増やしました。予算計上は1億1213万6000円です。当然、業務が減らない限り、時間外手当は大幅に増えるはずですが、28年度は1ヶ月平均175人に対し6306万8331円、29年度は174人に対し6567万309円支給したと答弁があり、愕然としました。

 括弧つきの働き方改革で時間外勤務の終了時間を決め、ノー残業デーを徹底するよう11月に通知を出しましたが、28年度並みの時間で済んだとは到底考えられませんし、総括質疑で働き方改革の検証はしていないと答弁があったくらいですから、何かが非常におかしいと思わなければならない事態です。              -討論はここまで-

 仮に(あくまでもザックリ、イメージするため)8時15分まで毎日残業をしたとすると、3時間×20日×12ヶ月×175人で12万6000時間です。これは28年度分。
 29年度は10月までが3時間×20日×7ヶ月×174人で7万3080時間、11月~3月は働き方改革が厳守されたとして、2時間×16日×5ヶ月×174人で2万7840時間。足すと10万92時間です。
 やはりおかしい。もちろん、時間外手当の時間当たりの支給額は条件で異なりますから、一概に比較はできません。
 必要だからと予算計上した1億1200万円の残り4600万円以上が不用額になり、30年度の繰越金になります。何にでも使える財源です。ムダ遣いの原資になると考えるとたまりません‼

大磯町で中途退職の年度内中途退職者が! 29年度の療養休暇者数も異常

 こちらも、昨日の討論から。

 29年度のメンタル面での療養休暇者は10名。県下の政令指定都市の教員で休職したのは1%、そのうちメンタル面は7割、0.7%。大磯町の場合、分母が160名(正規職員)とすると3.8%、300名でも(予算書掲載数)3.3%にのぼります。組織として危険な状況にあることは間違いありません。

 10月から、技師の中途退職者が出ました。資格のある専門職の流出は町にとって損失です。町長は私の総括質疑で中途退職者の所見として「町の規模より大きな町へ転職していく職員の数を考えると、転職しやすい環境にある、大磯町はいろんなことが学べるが、学んだことをもとに、職員の多いところに、楽ではないでありましょうが、そういうところに転職していくのであろうかというのが一つの理由と考えます」と答弁されました。

 町長に申し上げたい。この答弁は他人事と思っていられるとしか受け止められません。大磯町で学んで、知識や技術を身に着けた将来の幹部となるべき人材が流出してしまう、これでは組織の力量がどんどん後退していくのを容認することになりかねません。

 危機感の欠如でおきた中学校給食の休止を教訓として、町政の土台となる組織の持続可能性を真剣に考える時期であることを、今一度強く指摘しておきます。

大磯消防の休日勤務手当一部不支給 私が間違いなら指摘を!

 大磯町の給与水準は県下で下から2番目!なのに、条例通りの手当てがされていないことがわかりました。以下は昨日決算認定の反対討論です。

 諸手当について、運用の間違いが判明したのは、消防の休日勤務手当です。条例で休日の規定がありますが、土曜日と休日が重なった場合休日勤務手当を支給すべきところを、支給していないと(決算特別委員会で)答弁がありました
 この件に関しては、全国的に問題になり、裁判が起こされ支給せよという判例が多く出ています。県下でも支給していない地方公共団体はわずかです。年末年始の休日勤務手当を支給していないのは大磯町だけと聞きます。
 隣の二宮町同様、今年度は当然ですが、過去2年度分を遡及して支払うよう求めます。 

 答弁に基づく討論なので、この先町が支給するのか注視します。もし、私の討論に誤りがあるなら、町は根拠を示すべきです。 

2018年10月1日月曜日

防災訓練関連の放送について確かめました

 2種類の放送があったのか担当部署で確認したところ、1種類しかしていません、と回答がありました。正確には・・・
「こちらは大磯町です。本日、8時30分から総合防災訓練を行います。午前8時30分に緊急地震速報を、その後に震度速報を放送します。放送を聞いたら、各地区で訓練を開始してください。なお、本日午前10時30分から予定していた国府小学校避難所運営委員会による体験訓練は中止いたします。」
 前半は訓練を「する」、後半部分は一定の訓練を「しない」内容だったため、後半の「中止」情報が強く残り、予定していた住民が参加を見合わせたと思われます。
 この内容だと、2種類にも聞こえます。短い文章で間違いなく伝えるのは難しいことですが、混乱を招かない表現が求められると思います。

 いくつかの地区の参加者に「大磯町から粗品が用意されている」ことについては、町ではそのようなことはしないと説明がありました。勘違いによる広報だったようです。

 台風の被害の把握はまだ集計しきれていません。折れた枝が散乱し、掃き集める方たちは大変だったと思います。西湘バイパスの通行止めによる渋滞が長時間続いていました。異常気象が当たり前気象にならないように、私たちも生活スタイルの見直しが必要ではないでしょうか・・・

オール沖縄は健在だった!新知事に玉城デニーさん‼

 政治家とはかくあるべき、と身をもって知らしめてくれた翁長さん。命をかけてつらぬいた「新基地ノー」の意思が玉城デニーさんに受け継がれることになり、ホッとすると同時に勇気が湧いてきます。
 あきらめないことが大切・・・ここ大磯町でも言えるのではないかと思います。