2018年10月25日木曜日

東海大を大磯町が提訴・不自然な議案を常任委員会は可決

 昨日、9月定例会で議案が提案されたものの、継続審査となっていた「訴えの提起について」を、総務常任委員会で審査しました。結果は「可決」、驚きました。
 質疑で確認したこと、あらたに分かったことは・・・
契約書は法的に延長してはいけないものではなく、東海大学と大磯町が協議し、整えばできる⇒原告・被告の関係にならずに整備計画が進むように話し合いを続行することができる
■関係悪化はないと断言できるかの問いに、お互い契約書について片づけていきましょうということ、町は考えていないと答弁が。9月3日と6日の質疑・答弁を読み込むと、原告・被告の関係にお互いが納得済、という関係が浮かび上がってきます。
■町長は大学長と二人きりで何回か会いましたが、最後にあったのは29年4月。細かいやり取りはそれ以降に行われているので、町長の言う「苦渋の選択」の最終判断は意外に早かったのでは?と思われます。
■老朽化した建物の建替えに町有地が必要(中﨑町長が当時の病院長として表明)と入手した土地がなくても、建て替えは可能と大学は言ったことは、一切ない⇒大学側にやる気は感じられない。だからこそ、話し合いの続行をするべきです! 

私の反対討論は
■釈然としない議案。理由は現町長が病院長時代につくった整備計画を否定する議案だから。契約書だけ考えるのでは、町民が安心できる状況にはつながらない。利益にはつながらない。
■中﨑町長がたてた計画ではないと考えても、違約金4900万円を受け取るより、粘り強く交渉して、中核病院の機能維持を保障するのが町長の役割
■「苦渋の選択」の時期は理解しがたい。早すぎる。
■2回に分けて町有地を売却、2回目の契約が10年を経過するにはまだ1年4ヶ月ある。少なくても今回は否決し、町民が安心できる医療体制の確保に取り組んでほしい。