2018年10月4日木曜日

大磯町職員・時間外手当の額のナゾ

  時間外手当について、討論しました。
 時間外手当の不支給はないと町が言い切る背景には、時間外勤務名簿が都合よく書かれていることにあります。実態とかけ離れていると職員は訴えています。
 28年度まで時間外手当を予算内で支払うために、1ヶ月20時間の上限をかけていました。情報公開をしてみたら、1ヶ月の上限を超えても、年間240時間(討論では120時間と間違えて言いました)以内にほぼおさまっていました。

 29年度は30時間必要ということで、議会も承知で30時間まで増やしました。予算計上は1億1213万6000円です。当然、業務が減らない限り、時間外手当は大幅に増えるはずですが、28年度は1ヶ月平均175人に対し6306万8331円、29年度は174人に対し6567万309円支給したと答弁があり、愕然としました。

 括弧つきの働き方改革で時間外勤務の終了時間を決め、ノー残業デーを徹底するよう11月に通知を出しましたが、28年度並みの時間で済んだとは到底考えられませんし、総括質疑で働き方改革の検証はしていないと答弁があったくらいですから、何かが非常におかしいと思わなければならない事態です。              -討論はここまで-

 仮に(あくまでもザックリ、イメージするため)8時15分まで毎日残業をしたとすると、3時間×20日×12ヶ月×175人で12万6000時間です。これは28年度分。
 29年度は10月までが3時間×20日×7ヶ月×174人で7万3080時間、11月~3月は働き方改革が厳守されたとして、2時間×16日×5ヶ月×174人で2万7840時間。足すと10万92時間です。
 やはりおかしい。もちろん、時間外手当の時間当たりの支給額は条件で異なりますから、一概に比較はできません。
 必要だからと予算計上した1億1200万円の残り4600万円以上が不用額になり、30年度の繰越金になります。何にでも使える財源です。ムダ遣いの原資になると考えるとたまりません‼