2017年12月20日水曜日

大磯港の賑わい創出施設 漁協と金額同意なしに提案・議会は可決((+_+))

 長年議論はされてきたものの、認識は町民レベルとはなっておらず、内容を知る人は残念ながら少数です。町は8月広報で周知していますが、借金をしても効果が認められ、町民の同意を得られる施設とは言えません。
●町がこれから選定する指定管理者の応募に向けて、すでに2年にわたり1800万円以上の税金をつかって調査をしています。「応募事業者ありき」で進めているため、情報がどのように伝わっているか不透明な状況です。
●50席を予定するレストランのメニューや、150㎡の物品販売スペースの商品は指定管理者に任せます。ビジネスの場の提供をしますが、2億2100万円(町部分)の建設費の回収の考えは町にはありません!テナント料の代わりに、人件費を含む維持管理費は指定管理者が出すかたちになります。管理者が使いやすい施設になるように全国的にもめずらしい「設計提案つき」です。でも、撤退もできます。最初の期間が5年間では短すぎます。
●漁協の建て替えは必要ですが、町の施設と合体すると今後の使い方や維持管理に問題が出た時に制約を受けるので、問題があります。また、漁協部分は9900万円かかるとされますが、別にかかる解体費用は漁協負担です。金額が示されない中で臨時総会で満場一致を得たということは、将来に禍根を残しかねません。
●1日1000人の来場者を見込みますが、無理な設定です。茅ケ崎、平塚でも道の駅構想が進んでいます。
 絶対うまくいく、と町民に納得いただける材料はありません。このような状況で「進めない」=「反対」を議会の討論で議員の皆さんに訴えましたが、反対は玉虫、渡辺、柴崎、私の4名で、欠席の吉川議員を除き賛成者8名で可決しました。
 これから施設建設関連の予算審査、町が選定した指定管理者の議案など、いくつか議会に諮られますので、これからの動きにも注視していきます。

明治記念大磯邸園(仮称)で町負担の発生が心配です

 唐突に明治150年関連施策の一環で検討会議を国が設置、国交省が概算要求をして閣議決定に至った「明治記念大磯邸園(仮称)」。滄浪閣は個人(K氏)がプリンスホテルから買い、今はK氏が理事長を務めていた綾瀬市の社会福祉法人と同住所にある株式会社が所有しています。
 K氏が取得後、伊藤博文邸と言われる(伊藤が住んだ建物ではない)部分をいかした有料老人ホームの計画がたてられ、まちの条例による説明会が一度行われましたが、その後沙汰止みに。今は有料駐車場になっています。
 中﨑町長が自民党の二階幹事長、道志会にかなりの頻度で訪問しています。単独で会うことも認めていますが、納得できる説明はありません。
 12月の一般質問で、「国・県・町の役割分担」について質問しました。「土地や建物の一部を町が買い取る話は出てこないですね、出た時は断ってくださいね、イエスかノーかで答えてください。」答弁は「役割分担は決定していないので、これからの協議で決まることになると思います。町の負担がなるべく生じないように協議、調整を図りたいと考えています。国が事業主体となるのは絶好の機会、町はできる限りの協力になると認識しています。」でした。
 「財政出動あり」としか受け取ることができない答弁でした。こうやって、入り口は一定の評価を得る姿を町民に見せ、じわじわ協議を進め、最終的には「町の負担もやむなし」となる!?おおいにあり得るストーリーと、私は警戒しています。
 町の指定文化財なのに、空気の入れ替えなど基本的な維持管理がされている様子も見られません。土地の買い上げが先行していると思わざるを得ません。

2017年12月19日火曜日

大磯町職員の働き方改革 土日祝日の無断出勤を禁止すべき

 今定例会の一般質問は町長の政策が発端で起きた項目がほとんどで、さように職員の仕事も増えていることを実感した次第です。普段なら、来年度予算編成方針の考え方や、国民健康保険税、介護保険料の改定について質問します(質問したかった)が、「中学校給食」「東海大学医学部付属大磯病院の整備計画」明治150年関連施策の「(仮)明治記念大磯邸園」「職員の働き方改革」で持ち時間の90分が全然足りず、働き方改革の質問は十分できませんでした。
「職員に通知した内容は非現実的」の指摘に町長は「話し合いのもとに決めたこと。非現実的と言えば非現実だが、断固やっていく。決断せねばならない。土曜日に来て職員が出ていたので、月曜日に内容を聞いた。どうしても仕事をする必要があれば致し方ない。でこぼこはあるが、ほぼ職員は頑張って仕事をこなしている」と答弁。
 「9時、10時が当たり前といわれる中で7時半に仕事を終える根拠は」については「優先順位をしっかり学んでほしい。しばらく見守ってほしい」「行事で土日祝日出勤は振替休日を取る。平日働くのが原則なので、出勤禁止にしないとつじつまが合わなくならないか」の質問には部長が「業務がだんだん増え、土日に仕事をする状況が出てきた。基本的には時間外勤務命令に基づき行わなくてはならない。」「就業管理・入管理システムを調べないか」「随時見たり、内容を確認している」「早朝出勤、土日出勤がないことを確認しているのか、どのくらいあるのか」「イベントや個々の状況の中で早めに来ても時間外労働は認めていない。システムは出庁、退庁、入庁時間を見ているので、所管課長が許可しているかどうかによる。管理職は所属職員の状況を見るのが当然の仕事。」「業務量と質の調査はしないのか」「事務事業評価シートで一定の事務量とPDCAによる見直しをしている」「そこが非現実的だ。アンケートを生かすべきだが」「議会に対しても優先順位等を決めながら仕事をしていく。ご迷惑をかける場合があるかもしれない(町長)」
 「量と質」の調査は基本ですが、やる気は見えてきません。実態の「見える化」がどうしても必要だと思います。

大磯町 中学校給食に続いて駅前整備も先送り大作戦⁉ 変です!

 今日午前中の総務建設常任委員会協議会で、25日に開催予定の駅前検討会議の内容の説明を受けました。1時間に及んだ説明を私なりに要約すると・・・
「現況踏襲案」ポイントは ①駅舎前の歩道部分を広げ、中央の横断歩道を短くする ②タクシーの待つ場所を移動するためにモニュメントや碑のある部分を狭める ③大磯小方面から入ったところに新たに横断歩道を設置 ④自転車の通行帯を矢羽サイン等で塗装、一般の乗降車両の場所確保 ⑤バス・タクシーの待ちあい場所に屋根を設置、ベンチを増やすなどです。
「通過車両分断案」ポイントは ①中央部の横断歩道をなくし、広場にする。西(大磯小方面)からの車は西方向にしか戻らない。東(図書館側)方面からの車は東にしか戻らない。自転車は降りて横切る ②タクシー乗り場は2カ所設置、などです。 

「2案を併記して今年度は終了・検討会議は解散」にびっくり!

(仮称)大磯駅周辺安全安心・にぎわい創出事業は、検討会議で駅前広場の整備と解体した東駐輪場跡地、新駐輪場南側の残地の検討の大きく二つの課題を検討、計画をつくるはずでした。ところが、駅前整備の結論も出さないうちに解散とは??検討会議の皆さんは何と思われるでしょうか・・・別の諮問機関などの設置も考えていないといいます。変です!
分断案は生活道路として使っている方に大きな影響が出ます。町は「だから、来年度検討を重ねる」といいますが、私には腹案があり、その案が実現困難な状況を変えるための時間稼ぎに転じたとしか考えられません!!白線など消えかかっている状況を2年も待てません。自転車通行帯もはっきりする必要があります。中学校給食で調査費計上による先送りと見事に重なるのでは??変です!

2017年12月9日土曜日

大磯町中学校給食・進める気概の見えない答弁にがっかり

 8日、一般質問で中学校給食問題を質しました。短期的にはミルク給食の再開、弁当を持ってこられない生徒への対応、生活が厳しい家庭への支援策を求めました。教育委員会の事務局は「学校が落ち着いている状況を見守りたい」の一点張りで、生徒や家族全体を考える視野に欠けていると思います。
 長期的には調査費の計上は結論の先送りにしかならないことを指摘しました。センター方式、親子方式、自校方式については、他の自治体に状況を聞けば「懇話会」への情報提供は十分できるはずです。7日に1500万円ほどを来年度の当初予算に計上すべく準備を進めているという答弁がありましたが、とんでもありません。そんな金額を出せるのであれば、学校現場で必要な備品などを購入するべきです!!
 ただ一つの救い?は「保護者やPTAの意見には対応していく」という答弁でした。PTAでアンケートを取っていると聞き及んでいますので、期待したく思います。
 いろいろ指摘はしたものの、結果が出せない一般質問に我ながらがっかり。町や教育長の考えは町民に伝わったとは思いますが、自己嫌悪に襲われました・・・((+_+))