2017年12月20日水曜日

明治記念大磯邸園(仮称)で町負担の発生が心配です

 唐突に明治150年関連施策の一環で検討会議を国が設置、国交省が概算要求をして閣議決定に至った「明治記念大磯邸園(仮称)」。滄浪閣は個人(K氏)がプリンスホテルから買い、今はK氏が理事長を務めていた綾瀬市の社会福祉法人と同住所にある株式会社が所有しています。
 K氏が取得後、伊藤博文邸と言われる(伊藤が住んだ建物ではない)部分をいかした有料老人ホームの計画がたてられ、まちの条例による説明会が一度行われましたが、その後沙汰止みに。今は有料駐車場になっています。
 中﨑町長が自民党の二階幹事長、道志会にかなりの頻度で訪問しています。単独で会うことも認めていますが、納得できる説明はありません。
 12月の一般質問で、「国・県・町の役割分担」について質問しました。「土地や建物の一部を町が買い取る話は出てこないですね、出た時は断ってくださいね、イエスかノーかで答えてください。」答弁は「役割分担は決定していないので、これからの協議で決まることになると思います。町の負担がなるべく生じないように協議、調整を図りたいと考えています。国が事業主体となるのは絶好の機会、町はできる限りの協力になると認識しています。」でした。
 「財政出動あり」としか受け取ることができない答弁でした。こうやって、入り口は一定の評価を得る姿を町民に見せ、じわじわ協議を進め、最終的には「町の負担もやむなし」となる!?おおいにあり得るストーリーと、私は警戒しています。
 町の指定文化財なのに、空気の入れ替えなど基本的な維持管理がされている様子も見られません。土地の買い上げが先行していると思わざるを得ません。