2017年8月18日金曜日

諦める勇気を 大磯港のハコモノ整備事業

 ハコモノにすべて反対するわけではありません。住民に必要とされ、住民が納得できるハコモノは歓迎します。過半数でなく、少なくとも8割を見据えて判断するようにしています。
 このみなとオアシス賑わい交流施設はある議員が強力に推進を求めてきました。私が中学校給食で自校方式を求めているように。町の利益につながるのか判断できないため、私は「最初から反対」はせず、成り行きを注視してきました。でも、いよいよ9月議会に全容が見えない中で施設の設置条例を提案する段階で「絶対無理」な事業であることに確信をもつようになりました。
 風向きが変わったのは、昨年の秋ごろと記憶します。当然、漁業協同組合など、町の事業者が施設に入ることになるのかわからない、と議会に説明があったとき、議員の中にどよめきがおこりました。「指定管理者ありき」で進めることがはっきりして、漁協がレストランの経営などに携わるかどうかわからないという内容でした。
 町が事業を進めるためには「漁協」の意向、方向性が欠かせません。「漁協の建物の老朽化に伴う施設の設置」が県との関係で不可欠だからです。今の時点で漁協の課題整理(組合の継続性や借り入れの問題など)がつかないまま推し進めるのは絶対してはならないと思います。
 今日は議会運営委員会があり、9月定例会の提出予定議案が示されます。町は予定通り提案するのか、立ち止まる考えなのかがわかります。あくまで現時点での話ですが・・・