2018年9月6日木曜日

東海大提訴 町長の無責任・無策ぶりが明らかに

 3日の本会議の東海大の提訴議案が付託されたため、午前中の総務建設常任委員会で審査されました。本会議の様子をテレビで見ていた町民から、「町長が町長を裁判にかけるみたいだ」と感想が寄せられました。整備計画をつくった町長が整備計画を履行しなかったことに対して、裁判を起こすからです。
 町長の3日の答弁で私が感じたのは、整備計画にたいする大学側の不履行について「ひとごと」のように捉えているということです。
 町長が病院長時つくった計画の目的は「病院の存続」です。今日は町長が危機感を持って「存続」のためにつくった「計画」に政治家としてどれだけ心血を注いできたのか、質問しました。まとめると・・・

■計画を大学側は破棄していないと考えると町側は言うが、建て替え等、存続のために用地が必要と町長がたてた計画では力説していた一方で、用地はもう必要ないという現在の大学の考えは逆方向を向いていて、説得力は全くない。

■契約書を書き換え、期限を延長し、存続が担保されるまで町長は話し合いの機会を絶つことをしてはならなかった。特に、違約金が「発生する」としていた大学側が、町が買い戻さないことを表明した後は「発生しない」としたときの対応は納得できない。「想定していなかった」としても、話し合いは続けるべきだった。

■提訴が「感情的にならざるを得ない」事態を引き起こすことを、町長は認めた。関係悪化を心配する声にどう応えるのか、答は無い。無責任・無策と言わざるを得ない。

 今日の常任委員会で結論は出ず、継続審査状態が続きます。次回の日程を今会期中にするか、会期終了後の閉会中にするかの方向性は委員長にゆだねられ、手続きが行われます。