2018年9月4日火曜日

東海大提訴の議案は継続審査 6日の常任委員会に付託

 中﨑大磯町長が病院長時代につくった整備計画のために町有地を2期に分けて売却しましたが、10年たっても履行されないため、契約書に従い大学側に違約金の支払いを求めました。
 しかし大学側が「契約書の解釈では、違約金は発生しない。請求は裁判で」と回答したため、町長は訴訟を起こすための議案を提案、昨日審査しました。
 議会は即決(本会議で提案され、質疑・討論のあと可否を決める)を回避、継続審査にすることを決めました。理由は「まだ議論がつくされず、不明な点が多々ある」ためです。
 9月6日の総務建設常任委員会で、陳情審査の後、質疑を続行します。委員会の答がどうなるか(委員会の可否を決めるか、審議を続行するか)は、流れによってわかりません。傍聴にお越しください。
 

訴訟が町長と大学双方を利することになれば、不利益を被るのは町民!?

提訴による町と大学の関係悪化を懸念する質問が多く出されました。議会の質疑応答を聞いた町民から、「詳しいことはわからないが、言い分は町も大学もどっちもどっち。町民はどうなるのか不安」という声が届きました。私も同様に思います。
 町長は自分のたてた建て替えを含む整備計画が履行されなくても構わない、大学は1期分の町有地を売却できる状況に、建て替えの保証はない・・・これでは町民の利益はどこにもないのでは?4900万円の違約金請求のための弁護士費用はかなりかかるはずです。
 訴訟は病院機能の縮小や廃院を後押しすることになりかねないと思います。