2018年12月11日火曜日

恒道会の「破産手続き」に町長は「突然の驚き」町・県に相談は無かった

 今日行われた臨時全協で、社会福祉法人大磯弘道会についての説明を受けたあと、7人の議員が質問をしました。とりあえず、まとめてみました。○は町の資料の全容です。

○12月6日(木)に恒道会の理事会で破産手続き開始の意思決定を確認⇒東京地裁に破産開始手続きの申し立て、受理⇒同日、保全管理命令及び弁済禁止の保全処分が発令される⇒保全管理人が選任され、資産等の管理処分権は全て保全管理人に専属される
○同日、社会福祉法人豊友会(理事長は山内純一氏)が保全管理人から運営の委任を受けたと、恒道会理事の山内純一氏が来庁、町が説明を受ける。
○12月7日、神奈川県と二宮・大磯両町が施設・事業所を訪問、利用者の状況や従業員の勤務状況を確認。
○12月8日(土)町が町の4施設を訪問、同上の項目を確認
○保全管理人は従業員に対して2回説明会を開催、債権者への文書を郵送、今後、入所者・利用者に説明会を開催する(12/15を予定)

町長の認識は甘すぎると思います‼ 手際の良さに計画性を感じます

■引継ぎ先といわれる山口県豊友会の理事長は、今年8月1日から弘道会の理事についています。
■5年にわたり、議会質問で何度も取り上げられ、決議も出しているのに、法人から町・県に相談はまったくなかったということですが、相談させる体制が取られていなかったことで、また後手に回り問題が起きるのではないかと心配です。
■老朽化した恒道園については考えたい、というような発言は気になります。
■破産について、同日に理事会を開催(山内氏の賛成・反対について、町は未確認‼)、保全管理人が選定され、運営の委任が豊友会になる(裁判所の許可の結果)までが決まったことは、計画的と感じました。町の担当部長も速やか、と実感していると答弁。
■社会福祉法人は県の所轄。町は地域密着型の介護施設に責任を持つ立場、と副町長は縦割りを強調しますが、介護報酬を払う町は横ぐし(中﨑町長がいつも言うことです)を通せるはず。
 町は当然ながら、利用者と家族、従業員のことを第一に考えるように、県・二宮町とも協議し進めるとしています。