2018年12月24日月曜日

中﨑大磯町長の「終活」に違和感

 町長は子育て世代の実績を強調します。実際、病後児保育や、児童の朝の居場所づくりなどは進みましたが、小児医療費の拡充は進んでいません。保育所の待機児童も20人近くいます。子育て世代からは、高齢者施策には手厚い策が取られていると思われがちですが、そうでもありません。
 来年度は特に75歳以上の方の「後期高齢者医療」が後退、負担が増えることになりそうです。窓口負担が1割から倍の2割に、保険料は8割、9割の軽減がなくなるため年間で何万円も超える値上げになります。国保税の値上げも議論されています。
 町長の公約(正式な選挙公報)の高齢者向けの施策として、「高齢世代の方々が、いつまでも元気で健康でいられるよう、生活習慣病対策や終活支援策などを進めます。」とあります。
 一般質問では何回か何人かの議員とのやり取りで、「終活」という言葉が出ました。誰でも人生を終える時がきますが、その時までどうしたら不安なく過ごせるかを、まず行政として考えるべきです。
 「終活」の中には、いかに残される人たちに負担が無いよう手続きなどをしておくか、ということも含まれると思います。確かに必要ですが、「終活」とは人生の最後の舞台。恒道会から豊友会にどれだけの介護サービス事業が引き継がれるのか、ないはずのない「利用者、家族、職員への不利益」については、必死さが足りません‼昨日のブログのように、大変な事態が起こっています‼
 来年度予算では「痛みを伴う=負担増」を認めた町長。観光よりも福祉・教育の充実を町民は望んでいます。予算の優先順位を変えれば負担増回避も可能です。有権者5人に1人が選挙で町長の名前を書きましたが、赤ちゃんなど有権者でない町民を含めば、もっと率は下がります。
 昨晩も、ある町民が選挙結果は中﨑町長3選だけれども、背景をよく考えてほしいと担当に伝えた、という声をいただきました。あぐらをかかないでね、ということです。