2018年6月13日水曜日

これもびっくり  中3の英語の授業は国語より多い‼

 6月2日、大磯中学校の運動会に行ったときに「学校要覧」をいただきました。幼・小・中学校の「要覧」には、教育目標や、沿革、生徒数や職員数、学級数等が書いてあります。
 その中の「教育課程及び校時数」をみてびっくり。国語が週3時間(校時)なのに対し、英語が4時間と多くなっています。(相当前からそうなっているのでしょう。気が付くのが遅い"(-""-)")
 思考は言葉で行う・・・と言われます。将棋の藤井聡太七段の強さの秘密は、語彙の豊かさにあるとも。
 若い世代のコミュニケーション能力が落ちているのも気になります。言葉で伝えあうだけではなく、メールのやり取りで面と向かって伝え合う機会が減り、影響が出ていると思います。
 日本人の英語を使ってのコミュニケーション力は、残念ながら高いとは言えません。「恥ずかしさ」が先に立つのも日本人の特徴かもしれません。でも、それを乗り越えている人を知っています。大磯町の国際交流協会の行事の一環で、昨年アメリカの高校生のホストファミリーになったご家族ですが、身振り手振りのコミュニケーション力はすごかった! 通じ合おうとする気持ちが第一(ファースト)です!まわりのみんなが幸せ気分、心から笑うことができました。
 中学生で1学年合計140時間学びます。高校はわかりませんが、同じくらいはあるでしょう。高校卒業まで900時間近く英語を教わり、外国人に道で何かを尋ねられた時に困ってしまう英語力。日本の英語教育にはまだまだ工夫が必要と思います。2020年度から、小学校から英語が必修科目に。どの教科を減らすのか各校で議論がされているようですが、正直先が思いやられます。
 中途半端なバイリンガルは、思考能力に欠けるとも言われます。自分の言葉で思考して、ちゃんと意思疎通を図ることができる教育が求められると思います。
 なので、とにかく「国語」‼