2018年6月14日木曜日

小学校のような給食を! 生徒会役員らが中学校給食について教育長と懇談

 5月30日にの夕方の1時間、大磯・国府両中学校の生徒会役員13名が、教育長と懇談しました。議会に提供された会議の概要録をまとめると・・・
【中学校給食(スクールランチ)を振り返って】
○時々「えっ」とおもうこともあったがけっこうおいしく食べていた。ニュースになってお祭り騒ぎみたいになって批判されつづけてしまった ○献立も改善され、汁物の試行が始まったのに、急に終わってしまい、残念 ○親も子も一生懸命考えていたのにいきなり終わってしまい、意見の反映がなく悔しい気持ちがあった ○町・中学校・保護者の間で情報がうまく伝わっておらず、共有できなかったことから崩れ始めたと思う。報道によって、スクールランチが好きな人まで否定的な雰囲気に飲まれるしかなかった。うまく対応したかったが間に合わなかった ○生徒が話し合いをしたにもかかわらず、反映されずに終わった。町だけで決めずに、生徒や学校の意見を反映してほしい
私のコメント・・・生徒たちの冷静さに比べ、町と教委の姿勢は残念です。なぜ急に終わってしまったか、業者の言い分を町が受け入れたことと、他の業者を探したが見つからなかったことを、生徒たちにしっかり伝えたのか、何かの機会に明らかにしなければ。町側の総括も「対応が不十分」でなく、具体的な点まで明らかにすべきと思います。
【現在の昼食の様子】
○スクールランチは完食が少なかったが、家庭弁当をほぼ全員が完食している ○家庭弁当で好きなものだけを食べている。菓子パン等だけ食べている子もいて、「それだけでいいのか」と思う ○家庭弁当は野菜が少ない。乳製品・小魚(カルシウム)も少ないので、牛乳給食までなくならないほうがよかった ○食事に偏りがあったり、栄養が不十分だったりすると思う
私のコメント・・・やはり、栄養価のことも生徒たちはしっかり考えているんですね。他の生徒のことも心配していることに、感心します。牛乳給食は、教委の責任で再開すべきと考えます。
【今後の給食について】
○小学校の給食は美味しかったので親子方式だといい ○給食を食べたほうがいい。小学校の給食を食べたいので、親子方式がいい ○アンケートでは自校方式や親子方式の意見が多い。食べなれた味に安心感があると思う。感謝の心など、食から学ぶことも大切。大人になった時、マナーや栄養バランスを考えられるようになりたいので、慎重に取り組んでほしい ○自分は家庭弁当に満足しているが、両親が働いていたり大変な家もある。始めるなら中途半端に終わるのはやめてほしい。町全体の意見として満足できるような、安心できるものにしてほしい
私のコメント・・・中学生のしっかりした意見に大人が応えなくては。95%、1024万円で落札された「中学校給食実施調査委託」の仕様書(教委が調査で求めている事項)、契約書、同じ委託会社がおこなった横須賀市の調査結果を入手しました。これから分析し、町民と協力し、アウトプットをつくろうと思っています。