2018年3月11日日曜日

大磯駅周辺の整備計画の進め方もおかしい

 「安全・安心」と「にぎわい創出施設」は別物では?という疑問が解けないまま進んでいる「大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業」。3月9日の総務建設常任委員会で今年度の最終案の説明があり、質疑を行いました。
 西の駐輪場がなくなり、東側に集中することになったことへの交通車両への対応は必要です。町を訪れる方たちとガイドボランティアさんが打合せをする場所は、解体した東駐輪場の跡地や、新駐輪場の南側の駅前用地を使っていただけば、歩道の拡幅は必要ないと考えます。
 何より、安全・安心が必要といいながら、来年度は整備も何もしないというのですから、訳が分かりません。加えて、新駐輪場建設の際に開かれた「大磯駅前用地利活用検討委員会」で「整備・改良・再配置地区に位置づけ」があると、東の旧駐輪場跡地を観光案内所、交番の移転先に角の民有地が含まれているような図面が出てきました。
 「利活用…」では「町が計画を持っているようなので」と、東駐輪場を使う町民案を取り上げませんでした。計画などありません!!このように、大磯町は都合の良い情報操作を繰り返す体質を持つことに、怒り心頭です。
 民地の所有者の同意を得ているのか、その場にいた(町長、副町長も含め)所有者に話に行った説明者の挙手を求めたところ、4名の職員が手をあげました。内容は交渉事なので答えられないというので、私は確かめに行くことを宣言しました。
 施設は3案ありますが、交番、観光案内所、店舗、フィットネスクラブ、子どもの一時預かり所などが記載されています。アンケート調査で多数見られた意見をもとに考えたそうですが、「何もいらない」意見もあったはず。3案の他に「何もつくらない」案が必要、と主張しましたが、答えはありません。
 あくまでも例示しただけ、ということですが、図面を残した途端、存在するようになり、きっかけになって使いたいときに計画があるといって使われていく。この繰り返しをどこかで断ち切らなければ、と強く思います。