2018年7月21日土曜日

消化不良は否めない 明治記念大磯邸園の大磯邸園の説明会

 20名強の参加(以外に少ない。関心がない?)があった、町と国の職員による説明会。説明自体はよく練られていましたが、町民が知りたかったこと、確認したかったことには十分答えられませんでした。
 理由は簡単。「方針は決まっているが、具体的な役割分担や整備内容はこれから検討委員会で決める」からです。
 明治150年をきっかけに国と地方公共団体の神奈川県と大磯町が協力して6haの土地を整備することだけはわかっていましたが、今回初めて整備内容がおぼろげながら示されました。イメージ図によると、滄浪閣のバンケット部分は取り壊し、庭園にするようです。
 役割分担や整備の詳細はいまだに不明、町は財政負担を極力しないとはいうものの、保障はありません。
 都市計画決定をかける→土地利用に制限を受ける土地所有者の承諾が得られていないことも不可解です。国営の施設にもできたが、柔軟に対応することができるように町の決定にしたという国の説明に私は注目しました。町が頼んだ結果となれば、主張や交渉に不利になる可能性があるからです。
 17日の議会の協議会答弁で「明治記念大磯邸園は町長が頼んだ事業ではない」確認をしています。中﨑町長の滄浪閣所有者と自民党本部訪問(二けた台)は、この件とは関係ないと本会議で答弁してきたのですから当然ですが。
 閣議決定では国・県・町の協力のもと事業を行うとされますが、協定も何もないので、「町の財政負担は極力しない」主張を続けるべきです。極力しない・・・とは、まず借金をしないレベルです。

予算も決まらないのになぜ事業を進めるのかわからない

この発言に象徴されるように、わからないままエネルギーを使っている状況に多くの方が消化不良感を持たれたと思います。
 明治の精神に学び、日本の強みを再認識する(安倍内閣)ことに違和感を覚える方もいて、ソフト事業にも意見が必要だと思いました。