2016年7月21日木曜日

大磯学童保育 あふれる子どもたちに危機感

 大磯小学校区の学童保育の登録人数は107人に達しています。学童保育所の設置や運営は町の条例で決められています。学童保育所のマンモス化が以前から問題になっていて、国は適正規模を40人としました。町の条例もほとんどが国の基準に沿って定められています。
 107人なら3か所分が必要ですが、町は2か所分の面積などは確保しています。実際に107人全員が利用することはないので、集まる子どもたちが80人以下ならよいと、弾力的に運営されています。
 ところが、80人を上回る日がでてきたと聞き、昨日様子を見に行きました。1学期の最後の日で、ちょうどお昼頃の時間帯。支援員(指導員と呼んでいましたが、今は支援員)の方たちが、80人ほどの子どもたちに、声を枯らしながら話をしていました。
 一人当たりの必要面積は1.65㎡で、昼ご飯の時などは身動きが取れないほどの混雑ぶり。夏休みには照ヵ崎プールに行くので、低学年の子どもたちは同じ部屋でお昼寝をするそうです。高学年の子どもたちの居場所確保も大変そう。
 町の担当課の話では、学校と調整をしながら場所の確保に努めているそうです。でも、エアコンもない、網戸もなく(蚊も多いそうです)扇風機部屋の空気を撹拌する学年スペースでは、夏場は過ごせないと思います。環境整備には予算が必要です。子どもたちが豊かな放課後を過ごせるよう、とにかく緊急避難的でも場所の確保が必要です。将来的には今の場所の近くにプレハブなども含めて作ることができないか、法的な問題も含めて考えなければならないと、強く思いました。