2020年9月26日土曜日

大磯町・新庁舎建設の進め方 ブラックです‼

 庁舎の建て替えは必要です。でも、その進め方は問題大あり。一言でいうと、町長部局の独占状態なのです。

 昨日、第2回の庁舎建設の基本構想等検討会 (町長の諮問機関)が開かれたので、傍聴しました。町民をはじめ、議員も大勢来ていました。

 私が懸念していたように、どのような庁舎にするか町民の意見を聞く前に、設計者に「大磯らしい庁舎の将来望まれる姿について」など、5項目を提案してもらい、なんと町の幹部だけで、それも非公開で選定するというのです。予算は1980万円です。お手盛りにならない保障は見えません。

 検討会は選定の条件になる言葉の在り方や、透明性の確保について、自由闊達な議論が展開されました。

 町長はことを急ぎすぎています。26億円以上かかるとされる庁舎建設ですから、慎重に進めるべきですが、こうも急ぐとは・・・委員の皆さんからも、直截的ではありませんが懸念が伝わります。予定時間の1時間半ではまとまらず、最後は「議会でも特別委員会が設置されると聞いています」「まだ意見をお持ちの方は事務局に伝えてください」と会長がまとめたように、消化不良のまま、町長部局がすべて仕切り、次回の検討会はなんと年度末・・・これでいいのでしょうか?

 議会が町民とつながって、手続きの透明性の確保をはじめ、町民の意見を生かす庁舎にしなくては。このような大きなプロジェクトの業者選考が町幹部だけというのは、前例がないはず。ここも正していきたいと思います。