2020年4月11日土曜日

新型コロナウイルス対策大磯町のやる気のなさは問題 妊婦のマスク要望にも応えない

 昨日の議員全員協議会、2時間ほどの説明と質問がありました。正直、町の「町民の命を守る意識」の薄さにがっかりしました。
 筆頭は町長に直接訴える「平成目安箱」に、マスクが購入できない妊婦の方が「数枚でも配布いただけないでしょうか?」と求めたところ、「町民の皆さんに配布できる備蓄がないため、申し訳ありませんが配布することはできません」と信じられない回答を医師の町長がした事実です。一人に配布したら申し込みが殺到すると心配したのでしょうか。妊婦は二人分の命を守らなければならない人です。基準を作り、大切な備蓄を必要な人に渡すことについてしっかり考えるのが、行政の仕事だと思います。

 町の状況把握は最初に着手することですが、保育園、学童保育、学校、町の施設、医療関係、家庭内虐待、失業、融資、生活費、セイフティーネット、周知方法(HP頼みはよくない。町の掲示板の活用を)等々の議員の質問に対し、町民の声を把握して、町政にいかす気概は感じられません
 「テレビなどで必要なことは周知されている」、「緊急事態宣言の具体的な対応は指示を待っている」など受け身に回っていて、この大変な事態に対して、少しでも町としてできることを探しているようには思えません
 議員からは批判をはじめ踏み込んだ対応を求める声があがりました。町長は「建設的な意見をいただいた。検討する。職員には初めてのこと、得難い経験、糧となるだろう。忌憚なく意見をいただき町と力を合わせていただきたい」と発言。それに対し「検討とは何もしないこと、と国の役人から聞いたことがある。それでは困る。いつまでに答えられるか」と求められ、町長は「1~2週間で」と答えました。

寄せられた声
狂犬病注射が周知なくいきなり中止。動物病院に行くように言われたが感染防止と逆行、おかしい。 抗体検査ができるようにしてほしい 不要不急の外出をしている人がいるので、やめるように行政防災無線で流してほしい 何でもホームページ・・・は困る。ホームページも分かりにくい。改善して。 マスクをはじめ、必要な医療品を町内医療機関に援助して 感染者の自宅は消毒するのか、同居者の行動範囲はどうなるのか アベノマスクはいらない。どうしたらいいか 町民の不安解消策は何があるのか 駅前整備より町民の命を守る「コロナ禍対策」にお金を使ってほしい 一人暮らしで入院した場合、ペットは預かってもらえるのか 収束しない中で今後台風などで避難所開設の際はどうするのか 町に対策を求めていきます。