2020年4月18日土曜日

大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業と   みなとオアシス推進事業 事故繰越に

  無理に進める事業はムダ使い、町民の利益につながらないとかねてから指摘している二つの事業。「無理の証明」、事故繰越が16日明らかになりました。事故繰越は、予算を使うことになっている年度内に避けられない理由が発生(事故)した場合、次年度に繰越して使えるようにする仕組みです。執行上は避けたほうが良いとされています。

 「大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業」の計画案作りの委託料182万2000円は「駅前広場計画の検討にあたって必要な交通管理者(神奈川県警察)、関係権利者(東日本旅客鉄道株式会社)、道路管理者(県平塚土木事務所および町建設課)との協議に日数を要したため」。
 「大磯港みなとオアシス推進事業」の工事請負費2億9949万円と管理委託料1009万5000円の理由は「漁協施設の解体工事に日数を要したことから、解体後に整備する施設整備工事の着手が遅れたため」となっています。この事業は事故繰越にさえできない部分も発生したために、今年度の当初予算にも計上されました。決算時に整理するのが大変です。
 大磯港賑わい交流施設は工事を進めていますが、新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、運営する川場村にある指定管理者も影響をうけるのではないか等、心配する声もあがっています。

 両事業とも、詳しいことは6月2日の議会で聞きます。