2021年1月17日日曜日

新庁舎建設が職員のモチベーションを上げるために必要なこととは

 新しい庁舎で働くことは、職員の期待値があがり、中途退職に歯止めがかかるのでは、という声があります。あり得ると思います。一方で、新庁舎で働くことができても、そこまで魅力を感じないという職員もいると推察します。

 今の閉塞感はどこからくるのか、検証されていないためにはっきりしたことは言えません。ですが、提案しても相談しても前に進まない。先が見えれば対応もできるが、どうしようもない、という声が伝わってきます。ハラスメントもあるけれど、言ったところで・・・という気分も蔓延しているのではないかと思います。

 町長に対応を質問しても、再質問に答えるのは町幹部。ご本人はどう考えているか、質問の仕方も考えなくてはなりませんが、積極的な姿勢は感じられません。今の体制の課題と新しいものを作ることで得られることを分けて考える必要を感じます。例えば、新庁舎が完成しても、時間外勤務手当が100%支払われるかは別の話です。もっと言えば、今の職場環境が、新しい機能や空間の使い方によってどのように変わり得るか、考えたいと思います。

 構想策定の設計者が決まれば、1年をかけて、2000人の町民アンケートや300人規模の職員アンケート、説明会などを委託業務を行う設計者と調整しながら、新庁舎整備基本構想を策定します。具体的な内容については、議会の特別委員会とも議論していくことになります。

 アンケートは内容と取り方が大切です。職員アンケートを環境改善のためにすべきと主張していましたが、批判的なことを書くと犯人探しが始まると思う、効果は疑問だと言われてショックでした。こんなことでは困ります。理事者は胸襟を開いて、職員のやる気が町を明るくすると考えて、アンケートを行っていただきたいと思います。そのためにも、議会ができるだけ意見をまとめて町に提案できるようにがんばります。