2016年6月6日月曜日

育鵬社の歴史・公民教科書で授業を受けると?

 6月4日、かながわ9条の会主催の、茅ケ崎で行われた催しに参加しました。午前中は、育鵬社の歴史と公民の教科書に忠実に授業を行う分科会に「出席」、先生の言われる通りに15歳になりきって「授業」をうけました。
 「何にも知らない、無垢の中学3年生」の頭にするのはかなり大変でしたが、終わってみての感想を聞かれ、「先生、大変わかりやすい授業でした。自衛隊の大切さがよくわかりました。私が18歳になって投票できるようになったら、自衛隊を軍隊にしようという政党に投票しようと思います・・・って気にさせる怖い内容がよくわかりました。」と発言したら、笑いが広がりました。
 教科書はバランスよく事実を紹介し、考えるようにするものだと思いますが、育鵬社は考えを「誘導」する組み立てになっていると思います。県下では横浜市、藤沢市が採択し、授業が行われています。
 もっと、この事実を広く伝える必要性を強く感じました。まさに、おとなの責任と言えるでしょう。