2019年4月8日月曜日

岸牧子さん、お疲れさまでした 希望を持ちましょう(^-^)

 一市民にとって、国政・県政・町政でそれぞれ市民が払った税金がどのように使われているか、線を引くことはまず無いと思います。毎日の生活の中で、必要性を感じることもないですよね?
 でも、国・県・町の税金がどう使われているか、ある程度切り分けることはできます。
仕組み(制度)がわかれば切り分けることができ、それぞれ選挙で選ばれる首長や議員がどのようにかかわっているか、その評価もできます。
 「負担金」「交付金」「補助金」など、市町村が行う事業に国・県が一部責任を持って支出することも多くあります。全国で同じ基準(100%ではないこともありますが)で配分されている場合と、都道府県が独自に行っている支援とに、大きく分けていいと思います。(大阪府と大阪市の「二重行政」問題が私にはよく理解できていません)

 神奈川県は全国3位の財政力がありながら、福祉・教育の点では最下位クラス。特に中学校給食の実施率は大阪府に抜かれてダントツの最下位です。
 岸牧子さんは、中学校給食や小児医療費に県のお金を使うと公約をかかげ、訴えました。誰一人取りのこさない、誰の子どももころさせない、私が盾になるとも。県知事選挙結果について「黒岩圧勝」の報道が多く見られますが、岸さんに投票された大磯町民の1771票に私は希望を感じます。浸透する時間もない中での得票。投票率はわずか28.68%でした。

 残念ながら、日本の教育は政治に関心を持ち、有権者の関り方がどのように生活に反映されるのか教えているとは思えません。安保法制(戦争法)成立で、憲法の役割(憲法を守るのは国)と、あらためて知った人も多かったのではないでしょうか。
 投票率の低さについては「無関心は共犯者」という重い言葉を思い出します。ヒットラーが議会制民主主義の中から生まれた事実も、ワイマール憲法が議会の承認を経て変えられてしまったことも、本来なら義務教育で教えるべきと思います。教科書がどうなっているのか、今一度目を通さなければ。