2015年10月16日金曜日

サンライフの葬儀場も町役場も既存不適格 だから?

 葬儀場の関係住民が町長に呼ばれて会った時、国道沿いのノボリ旗の話が出たそうです。葬儀場は既存不適格だから、用途を変えてほしいという趣旨の言葉が書かれています。
 「既存不適格」とは新しいルール(大磯町のまちづくり条例の基準)に合っていないので、同じ場所に同じ建物は建てられない、ということです。
 葬儀場は、駐車場不足、隣地との距離不足、木立に囲まれていない点で不適格です。
 大磯駅北側の5階建マンション(ライフレビュー)も既存不適格です。袋小路状態のため、接道要件上不適格になりました。
 新たなルールづくりには周辺の住民が条例の手続に則り異議申し立てをし、まちづくり審議会で最終的に決めます。町長も承知していることです。
 大磯町役場は町の用途地域を決定(確か、昭和47年)した時、高さの関係で既存不適格になりました。国道から30m海側に入った土地は高さ10mの制限がかかっています。2~3m高すぎます。
 町長は、「役場も既存不適格だから、住民のノボリ旗は問題があるのでは」という町民の意見があると言いたいようです。とても違和感を覚えます。なぜなら、役場が既存不適格であることと、住民の旗の文言とは直接関係が無いからです。いったい何のために町長はそのような事を住民に伝えるのか・・・町長は町民の意見を別の町民に伝える役を買ってでるのか・・・すべて等しく扱うのか・・・住民はサンライフのために旗を降ろすように言っているのか、と呆れ,怒っています。真意は12月議会で質問します。
 役場が既存不適格であることを言いたければ、役場の敷地に町長がノボリ旗を立てればよいのです。役場を移転したい考えがある(そういう考えの人たちがいる)のは確かです。建て替えは、国道よりなら15m(葬儀場の一番高いところは14m)の建物が建てられるのです。海側に駐車場をつくればよろしい。正々堂々と議論をすべきです。
 役場は定期的な修繕、維持管理をほとんど行っていません。耐震補強のために設けた鉄骨のブレイス(×構造)は錆ついているのを放置し続けています。何とかならないのか、と西側にお住まいの方から苦情も(平成目安箱で判明)。移転したいから、傷みが激しくなるまで放っておくのでしょうか???
 今ある建物を手入れをしながら大切に使うべきです。