2016年9月25日日曜日

大磯町はお金持ち?決算から見える財政状況は

 決算特別委員会が23日に終わりました。結果は一般会計、国保、後期高齢者医療、介護保険、下水道、すべての会計が賛成多数で認定されました。私はすべてに反対しました。理由は後程お伝えします。
 決算審査のだいご味は、1円も動かない確定された状況で、前年度のお金の動きをあらゆる角度からチェックできることです。予算はあくまでも「予定」ですから、答弁は「未確定」の部分が含まれることを承知していなければなりません。
 27年度決算の特徴は、何といっても「5億円近い不用額を出した」ことでしょう。年度の途中で国や県が補助金や交付金を出す事業が出ることがあります。そんな時は、「補助金の獲得ありき」ではなく、町にとって必要な事業かどうかで賛否の判断をします。その他、工事請負などで執行残(落札価格が低くなり、予算の余りが出る)があった場合は「減額補正」を行い、実情に合った予算規模に修正(補正)します。
 ところが、27年度はリサイクルセンターの解体事業や道路関係で1.2億円、その他合わせて不用額は4億9780万円にも上りました。(補正ができないタイミングで行ったことについては問題ありとみています。)ちなみに26年度末は2.9億円でした。
 町に入ってきて(歳入)使わず残った(歳出)お金はどうなるか・・・28年度の補正予算に「繰越金」の一部として「歳入」扱いになります。9月補正では公共施設整備基金と本庁舎建設基金に各1億円、財政調整基金(調整弁の役割を持ち何にでも使える貯金)に3.2億円積み立てました。

何にでも使える財源が7億5000万円も!!

これが何を意味するか・・・来年度の予算のたて方次第では新たな「ハコモノ」が余裕で建てられる財源を確保したと考えることができます。財政難、お金がないと住民は思っています。現実は違います。つねづね町長にはフェアな情報提供をするように求めていますが、町長からフェアに行っていると答弁があり、がっかりしています。
 ともかく、来年度予算は町をあげて注目しましょう。そして、ムダ遣いと不透明な決定がされないように。豊洲市場の地下空間問題のようにならないように、力をあわせましょう!!