2016年9月29日木曜日

豊洲問題 大磯町にも共通項

 豊洲市場問題、実にひどいことになっていますね。食の安全、税金の使い方がメチャクチャ。行政の進め方については、「根拠」が求められ始めて久しい。そのうち、「説明責任」が求められ、「責任の所在」が明らかにできるか、そして最後は「責任を取れるか」問われるところまで来ていると思います。
 「責任を取る・取らせる」のは、今の法律や制度では、ハードルがとても高い。ゆえに、「なんとかやりおおせる」体制ができ上がっています。住民監査請求、住民訴訟で責任を取らせるのも大変です。(15年ほど前に町長を訴えた訴訟の原告になったことがありますが、時間とお金には苦労しました。問題にした行政処分が時間切れでなくなり、実質勝訴しましたが・・・)
 都議会で共産党の質問に土盛りしているとウソ(あるいはウソに等しい?アコギな答弁しますからね・・・)の答弁をしたことは大問題ですが、予算など議会(どの議会でも)で可決した案件について「責任を取らせる」ことは、ゼロでないにしても実際は至難の業。仕組みそのものを変える必要を強く感じていますが、国民の意識の高まりと一体とならないと、これも難しいところです。

平成27年度決算・・・大磯町の共通項は・・・

◇美化センター焼却場解体で2億100万円を起債。それも、出納閉鎖直前の5月26日に。工事請負費が1億円以上余った(落札額が見込みより低かった)ので、借金も減らせばよかったのに、わざわざ余らせ基金積立に回しました。ハコモノが一つ余裕で建てられる貯金ができました!来年度予算に注目!議会の総括の答弁と、決算特別委員会の答弁が違う=真実をのべていません!!
◇地盤と建築は密接な関係にある・・・豊洲と同じです。(土壌の安全性だけでなく、地下空間をつくることで建設費が上積みされたか、検証を期待しています)大磯駅前の巨大駐輪場も、地盤が悪い上に築山の土圧を受ける場所に建築し、5億円(平塚駅隣接地の駐輪場の約2倍)かけました。(かかりましたとは言いません)
◇焼却場跡地に建設するリサイクルセンターの基本設計も問題あり。ここも谷戸で地盤が悪いので、基礎にお金がかかります。鉄骨造で済むように、大掛かりな機械設備を入れなくても、人を雇って選別をすればいいのに、RCの1棟の建物にしたため、17億円以上かけます。
 すべて議会は賛成多数で可決していますが、あきらめずに告発し続けます。