2016年12月8日木曜日

これは大変!大磯港みなとオアシスに5億8200万円

 町の自治基本条例の前文には「町民主体によるより良き地域社会の育成を目指す」とあります。しかし、運用については大磯駅前の駐輪場建設にみるように、町長が意見を聞くために設置した「町民ワークショップ」の運用に疑問が寄せられました。私は議会で何度もここでの一番の問題は「町民の意見を聞く場に町の考えを後から入れ込み、町の案を採択するように情報操作をしたこと」と指摘をしているところです。
 今後の町民参加のルールをつくると、今日の一般質問で部長答弁がありました(町長が認めた答弁です)。町の方針や事業にどう町民参画を進めるのか質問する中で「大磯港みなとオアシス整備事業」の扱いを聞きましたが、「これから考える」としか答弁はありませんでした。

来年度予算編成の考え方を聞く中で大きなハコモノ事業が明らかに!

どうしても気になる「みなとオアシス整備事業」の質問を平成29年度予算編成資料の「財政推計」をもとに続けるうちにたどり着いたのが、「大磯港みなとオアシス推進事業」と書かれた「総合計画後期基本計画」+「人口ビジョン・総合戦略」実施計画書です。
 今年度は「基本構想策定委託調査」の600万円を執行中で、来年の3月までにまとめる予定です。みなとまちづくり協議会は非公開で意見交換などをしていますが、一般の町民は知りません。実施計画書には来年度分として、実施設計委託(賑わい交流施設)に1000万円を計上、最終年度の30年度ではなんと!整備工事(賑わい交流施設)、みなとオアシス認定・登録に5億8200万円を予定していることがわかりました。合計5億9800万円です!

 「計画があるから」「事業にしているから」と町は進めることを前提に町民参加を行っているとしか思えません。「事業そのものの是非を問う」ことができないのは、自治基本条例の理念に反すると思います。