2019年11月20日水曜日

大磯駅前整備で新事実‼ 整備の大前提があやふやな計画は白紙に‼

 今日開かれた総務建設常任委員会の閉会中の審査の議題は「大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業における駅前広場整備について」。最初の質問は、親町長派の議員からでした。キーワードは昭和62年の「建運協定」で、駅前広場の面積の基準、整備の経費の自治体とJR負担割合などの取り扱いを定めたものです。
 なぜこんなに遡るの?と訝しく思いながら読んでいくと、「町道認定」のことが書いてあります。私は20年以上前から駅の東側のマンション計画反対運動をしていた関係で、広場南側部分を町道認定していて、底地がJRであること、維持管理は町が行っていることを知っていました。
 1年くらい前だと記憶していますが「JRから町道認定部分は買い取ってほしいといわれている」と、総務建設の協議会で町が言ったことに対し私は「5億円で建てた駐輪場の利用者のほとんどがJRのお客。町が負担するなら、JRにも負担を求めるべき」と指摘しました。その時の町答弁は「それは無理です」。冗談じゃないと思いました。早い時期から4億円を見直すと言っても、広場を利用しながら工事を進めるための仮設工事費は別だし、町道認定部分を買い取れば、もっと費用は膨らむ」と広く懸念をお伝えしてきました。
 その後、私の一般質問(確か、今年6月)で町道認定部分の面積は1000㎡(今日の答弁は1300㎡に増えました!)、町道認定を相手の了承なく議決したことが初めて明らかになりました。
 現在、中﨑町長の下での協議でJRはなんと宅地並みの金額を要求!どうするのかと問われ「町はとても払えないので、駅前整備構想の中で決めていく。現状維持の立場で極力町民に迷惑がかからないようにしていく」と答弁しますが、このような重要な前提になる話を今までどこにも説明しなかったことについて怒りがこみ上げてきます。振り回された町民に申し訳がたちません。

 今、町長は「測量」と「修正案作成」で私たちの税金を使っていますが、もはや意味がないと言わざるを得ません。JRが「土地の買取をしなければ、平成9年に約束した町道認定をはずすよう求める」なら、「お金と町民の労力をかけて作る計画案」にJRが同意するか不明な中で進める意味がありません。アプローチを根本から変えなくては、堂々巡りです。
 「なぜ今なのか」と問う議員が何人もいましたが、胸に落ちる答弁は皆無でした。町道認定を外す選択はできないと私は思います。広場南側の建築確認がとれない可能性さえ出てきます。町の資料の出し方は、相変わらずアンフェアです。12月の一般質問(8日夕方の予定)では、「白紙にしてやり直し」を求めるために、事実を示しながら迫りたいと思います。