2019年12月15日日曜日

大磯町長「駅前広場町道認定問題は町の威信をかけた約束事」って???

 12月の一般質問では、私を含め4名の議員が大磯駅前広場整備を取り上げました。よく「同じ質問にならないように調整しないのですか?」と聞かれます。「大磯町議会には会派がないので、まずそこでの調整はありません。議員一人一人が違った角度から質問するので、かえって問題が掘り下がられるのでいいと思っています」と答えています。

 さて、今町をあげての関心事「大磯駅周辺安全・安心にぎわい創出事業」、11月20日の総務建設常任委員会で「町道認定を外す約束をしていた」ことを、町長が初めて公表しました。問題の場所は、駅前の店舗が並ぶ南側の幅約10m、長さ100mにわたる部分です。昭和59年にJRに無断で「町道認定」をかけたことはわかっていました。
 「町道認定」は道路法により議決を経て設定するもので、所有者には一定の制約がかかります。平成7・8年に広場の改修工事を行った後、9年に認定を外す約束をしていたのに履行していなかった問題を、今回の整備計画で解決するというのです。

 私は「認定を外すと、町民生活に問題がでるのか」質問をしました。新築や増改築ができなくなることはない、通行権も確保できることは事前に調べてありました。最後の関門は「交通規制」でしたが、これは答弁でクリア。
 認定を外しても問題はないことが分かったのですから、議会に諮って認定部分を削除すればよいのでは?なのに、「町の威信をかけた約束事」と町長自身は全く態度を変えません。「それも選択肢の一つ」とでも表明すればまだ納得できますが、これほど「かたくな」な態度では「町民に知られたくない約束事」でもあるのかと、「探偵モード」に陥ります。
 
 現在、9月23日に行った「説明会で寄せられた意見」と「その後寄せられた意見」、「新たに検討区域に加わった東側」を考えあわせ「修正案」を作っています。
 私は「町長案と呼びますよ」と議場で宣言、町長は苦笑。でも否定はされませんでした。

 「町長案」が示されるのはいつになるかわかりませんが、東側の民間所有者の考えは不明ですから、つくったところでどう展開するのかもわかりません。前提条件が整ってからでないと、計画は作れません。作業がムダになります。進め方が逆で、多くの町民が反対・異論を表明している計画は、白紙にするしかありません‼