2015年11月23日月曜日

[自爆]はフランス語でKAMIKAZE

 9・11のアメリカ同時多発テロの時、最初に貿易センタービルに旅客機が突っ込むシーンを見た時の私の直感は「特攻隊!」でした。その次に頭をよぎったのは、911=エマ―ジェンシ―コール(日本の119番)、選んだ日だ!ということでした。
 あれから「テロとの戦争」が繰り広げられ、泥沼に陥っています。シリアの難民のことを考えても残念ですが何もできません。日本が殺しあいに向かわないように行動するしかありません。
 親戚にフランス人、カナダ人、デンマーク人がいますが、今回のパリのテロでは親戚やその友人には被害が無いと聞き、安堵しています。娘が「お母さん、自爆はフランス語でKAMIKAZE(Eを発音しないのでカミカズ)っていうの、知ってた?」というのです。「知らなかったけど、全然驚かない」とこたえました。
 日本は先の戦争で「神の国」を謳い、命を捧げるよう強制しました。今、多くの国で自爆テロが起きています。テロは決して許されません。別の視点から、貧困を許さない社会の仕組みが何としても必要だと思います。
 妻を失ったフランス人男性が「子どもに憎しみは渡さない」と語ったそうです。勇気がある方だと思います。憎しみの連鎖を断つしかないでしょう。自分がその立場に置かれたら、私自身はどう振る舞うのか・・・正直、わかりません。
 重苦しいニュースが次々に飛び込んできますが、できるところでできる事をしたいものです。