2015年11月29日日曜日

12月議会 下水道料金9%値上げ 低額所得者対策無し!

 11月27日の12月定例会初日、会議の終了時間は午後8時半過ぎ。15件の議案審査でヘトヘト状態で帰宅。特に問題のある事案をご報告します。

保育士の資格を取るハードルを下げる、「地域限定保育士」に反対

  「国家戦略特別区域限定保育士」が正式名称ですが、神奈川県がこれに乗ったために、大磯でも・・・というのがきっかけです。町は今までの保育士の試験と同じ内容なので、保育士の質は下がらない、と答弁しましたが、何かが変わらなければ2つの名称は不要です。専門的な勉強をして試験に臨むことと、いきなり試験に合格すればよいとすることの差異はあるはずです。私を含め5名が反対しましたが、可決されました。(町の保育士の採用で人数が足りない事は今までありません)

鴫立庵の指定管理で利用料が上がる!反対です

埼玉県の日本環境マネジメント(株)に来年度から5年間、施設の維持管理と運営を任せます。入庵料は町民100円で変わりませんが、町外の方からは300円徴収する計画です。ガイドボランティアの方たちは困惑するのではないでしょうか。展示の料金は町内2000円で変わりませんが、町外は4000円に。気軽に観光が楽しめなくなるのは困ります。町財政の負担は特に変わりません。

下水道料金の9%値上げに反対

大磯町は東西に長く、山も整備しなければならないため、もともとお金がかかります。下水道料金は維持管理費(平塚四宮の浄化槽)だけなら元が取れていますが、汚水管の整備分を含むと全然足りなくなります。下水道につなぐのは家の持ち主の責任ですが、30万円はかかるため、余裕のない方はつなげません。(約3割が未接続)9%の値上げを3年毎にあと2回(H31・34)行えば、値上げしなくても一般会計の繰り入れをしなくても済むと町は想定。
1ヶ月8㎥で生活している世帯は6687世帯中1344世帯。(H26年度実績)低額所得者に対策が取られていないことから反対しました。