2019年8月8日木曜日

かたつむりの家 控訴取り下げ要望署名4600筆 町長は応じない(-"-)

 昨日の福祉文教常任委員会協議会で、横溝千鶴子記念障害福祉センターからおおいそ福祉会が運営するかたつむりの家に出ていくように求めた裁判の判決内容について、説明がありました。
 判決は町の全面棄却です。
○センターが原告(町)所有の行政財産であること
○平成22年に結んだ覚書(使用貸借契約)は地方自治法に違反し、無効
ここまでは町の主張通りですが、次の点が町は納得できないので控訴したと言います。
○現時点において明け渡しと賃料相当分(月額43万円)を求める原告の請求は、権利の濫用にあたる

 裁判所は町の主張(町の財産で、明け渡しの請求はできる)を認めたにもかかわらず、濫用というのは、違法状態の放置になるため、承服できず、町が控訴したのは当然という考えです。
 私は大磯町の行政財産との認識は持ちますが、覚書を作った(起案)した町の責任を棚上げにした上、判決内容を曲解し、福祉サービスの利用者、家族、運営する法人を苦しめる控訴は取り下げするよう求めました。
 そもそも違法状態を放置する判決を裁判所が出すはずがありません!!
 
 全国から集まった4600筆の控訴取り下げの要望に対し、中﨑大磯町長は応じない意向を示したと、新聞報道にあります。判決の真意を汲み取ることができない町長。控訴については弁護士にあまり相談をしなかったことが判明。提訴前からの相談も含めると、219万円の税金が使われたこともわかりました。
 高等裁判所の判決時期の見通しは不明と、答弁がありました。勝てると思っているのでしょうけれども、判決文を読み込むほど疑問がわきます。それでも負けたら最高裁?最高裁は違憲判断をするところです。判決が違憲と言える部分はないと思います。